
予定時間の10分ほど前に乗り場に行くと、まだバスは着いていませんでした。5分位前に入車したので乗り込みますと、自由席であったので、運転手の後ろの席に。結局、コースの参加者は私たち夫婦と、もう一組のカップル、それに初老のご婦人の計5人でした。
出発するとおきまりのガイドさんの挨拶がはじまりました。このガイドさんがちょっと変わっていました。妙に落ち着き払っていて、口調が非常にゆっくりです。何となく「牛車の乗っている」ような眠さを感じさせます。
さて、ツアーの最初は東寺です。何度も京都には来ましたが、東寺は行ったことがなく、気になる存在でした。今回のツアーでコースに入っていたので楽しみにしていました。そして、世界遺産として登録されたとのことでした。
-------------------------------------------
URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/東寺
http://www.toji.or.jp/
-------------------------------------------
稲垣真美(まさみ)さんの著作「空海」で東寺が出てきます。作品の中では、西寺が雨乞いに失敗した後、空海は東寺にあって、見事雨を降らせることに成功します。そうした物語の舞台であり、空海に深い興味があったので、東寺の見学が楽しみでした。コースの最初の見学地でありましたが、到着すると、何となくスムーズにいかない感じでした。案内のお兄さんの登場までに時間があり、講堂と金堂の中の説明が始まると、いつの間にかガイドさんがいなくなり、説明が終わったお兄さんが、「もっと説明しますが?」と私たちに聞く始末です。当然、さらに詳しく説明を聞きたかったのですが、初日であるために、あるいは親子連れのツアーを想定していたのか、案内のお兄さんはガイドを探しに行ってしましました。しかたがないので、参加者は三々五々散りましたが、少し経って、お兄さんから五重の塔の説明が聞けました。
写真の上部の四枚はパンフレットの抜粋ですが、最下段左は撮影した講堂で、右下は亀の甲羅干しです。およそ30年前の新婚旅行の際、奈良の猿沢の池の周囲を散歩していると、石の上に亀の彫刻が置いてありました。比較的近くであったので、妻と二人で珍しがってみていると、突然首が動きました。「へっ!?」生きた亀が甲羅干しをしていたのですね。そのことは、妻との懐かしい思い出で、不思議に二人の共通の話題に何度もなりました。で、東寺の亀はごらんお通り何匹もで甲羅干しをしていました。これだけいれば、全然動かなくても本物だと思うでしょうが、猿沢の池の亀は一匹だけでじっと動かなかったので騙されました。懐かしい思い出です。
さて、当時の仏像は、非常に荘重な雰囲気の中にあって厳かな面持ちをしていました。四天王や十二神将の猛々しさと重々しさに打たれました。しかし、意外であったのは、金堂、講堂共に至って地味です。作りも大味というか無骨というか、繊細な感じがしません。彩色が無いのか失われたのか、木の肌があらわで、骨太な組み立てであるせいかもしれません。いずれの建物も、焼失した後に再建したのだそうです。
上記のURLのうち、下の東寺のホームページが美しく、よく雰囲気を伝えていると思います。
出発するとおきまりのガイドさんの挨拶がはじまりました。このガイドさんがちょっと変わっていました。妙に落ち着き払っていて、口調が非常にゆっくりです。何となく「牛車の乗っている」ような眠さを感じさせます。
さて、ツアーの最初は東寺です。何度も京都には来ましたが、東寺は行ったことがなく、気になる存在でした。今回のツアーでコースに入っていたので楽しみにしていました。そして、世界遺産として登録されたとのことでした。
-------------------------------------------
URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/東寺
http://www.toji.or.jp/
-------------------------------------------
稲垣真美(まさみ)さんの著作「空海」で東寺が出てきます。作品の中では、西寺が雨乞いに失敗した後、空海は東寺にあって、見事雨を降らせることに成功します。そうした物語の舞台であり、空海に深い興味があったので、東寺の見学が楽しみでした。コースの最初の見学地でありましたが、到着すると、何となくスムーズにいかない感じでした。案内のお兄さんの登場までに時間があり、講堂と金堂の中の説明が始まると、いつの間にかガイドさんがいなくなり、説明が終わったお兄さんが、「もっと説明しますが?」と私たちに聞く始末です。当然、さらに詳しく説明を聞きたかったのですが、初日であるために、あるいは親子連れのツアーを想定していたのか、案内のお兄さんはガイドを探しに行ってしましました。しかたがないので、参加者は三々五々散りましたが、少し経って、お兄さんから五重の塔の説明が聞けました。
写真の上部の四枚はパンフレットの抜粋ですが、最下段左は撮影した講堂で、右下は亀の甲羅干しです。およそ30年前の新婚旅行の際、奈良の猿沢の池の周囲を散歩していると、石の上に亀の彫刻が置いてありました。比較的近くであったので、妻と二人で珍しがってみていると、突然首が動きました。「へっ!?」生きた亀が甲羅干しをしていたのですね。そのことは、妻との懐かしい思い出で、不思議に二人の共通の話題に何度もなりました。で、東寺の亀はごらんお通り何匹もで甲羅干しをしていました。これだけいれば、全然動かなくても本物だと思うでしょうが、猿沢の池の亀は一匹だけでじっと動かなかったので騙されました。懐かしい思い出です。
さて、当時の仏像は、非常に荘重な雰囲気の中にあって厳かな面持ちをしていました。四天王や十二神将の猛々しさと重々しさに打たれました。しかし、意外であったのは、金堂、講堂共に至って地味です。作りも大味というか無骨というか、繊細な感じがしません。彩色が無いのか失われたのか、木の肌があらわで、骨太な組み立てであるせいかもしれません。いずれの建物も、焼失した後に再建したのだそうです。
上記のURLのうち、下の東寺のホームページが美しく、よく雰囲気を伝えていると思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます