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かつて、明治初期の洋画家として高橋由一の作品を教科書で見た記憶があります。本展覧会は、日本に洋画を普及することに尽力し、長年制作に取り組んだ高橋由一の足跡を詳細に解説しています。
「鮭」、「花魁」、「甲冑図」など代表作に感じられる力強さは、実物を見ると圧倒的でした。執念が塗り込められたかのような、一種独特な存在感を感じました。さすがに、初期の作品は、「?」と感じる作品も多いのですが、晩年の作品には、緩みが感じられません。
当時在日したの外国人画家から、様々な技法を学びながら、対象の本質をキャンバスに塗り込める独自の手法を模索し続けたのでしょう。探求の道筋を感じました。
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URL => http://yuichi2012.jp/
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展示作品の解説によれば、肖像画などでは、写真を元に制作した作品が多いようです。また、功成り名を挙げた人々の肖像画の制作により、洋画への世間の感心を集めるための努力も惜しまなかったそうです。更には、絵画教室を主宰して、洋画への理解を広めたとのことです。
展覧会の最後に、東北地方の開発のために行われた公共事業を記録し紹介するために描いた多くの作品群が展示されていましたが、写実に優れ、当時の日本の風景が鮮やかに切り取られています。
洋画の普及に一身を捧げた偉大な人生を感得できる展覧会でした。
評価は4です。
「鮭」、「花魁」、「甲冑図」など代表作に感じられる力強さは、実物を見ると圧倒的でした。執念が塗り込められたかのような、一種独特な存在感を感じました。さすがに、初期の作品は、「?」と感じる作品も多いのですが、晩年の作品には、緩みが感じられません。
当時在日したの外国人画家から、様々な技法を学びながら、対象の本質をキャンバスに塗り込める独自の手法を模索し続けたのでしょう。探求の道筋を感じました。
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URL => http://yuichi2012.jp/
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展示作品の解説によれば、肖像画などでは、写真を元に制作した作品が多いようです。また、功成り名を挙げた人々の肖像画の制作により、洋画への世間の感心を集めるための努力も惜しまなかったそうです。更には、絵画教室を主宰して、洋画への理解を広めたとのことです。
展覧会の最後に、東北地方の開発のために行われた公共事業を記録し紹介するために描いた多くの作品群が展示されていましたが、写実に優れ、当時の日本の風景が鮮やかに切り取られています。
洋画の普及に一身を捧げた偉大な人生を感得できる展覧会でした。
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