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中部博著、集英社インターナショナル刊
スーパーカブの販売が一億台を超えたとのニュースを聞いた覚えがあり、スーパーカブに関心があったので、本書を手に取りました。
20歳前後の5年間程50CCのカブに乗っていたので、乗りやすさや性能、そして限界もある程度知っています。
その後、オフロードバイクにも乗りましたが、60歳を前にして現在乗っているホンダベンリィ110を購入しました。
チューブレスのタイヤであることや無段変速式(Vマチック)であることから選びました。
また、燃料タンクが10リットルなので1回の給油でかなりの距離を走れます。
前部に新聞配達用のカゴを付け、荷台に、オプションのビジネスボックスを付けているので、日常の買い物や、遠出の際の荷物の収容に便利です。
買って良かったと思います。
だから、不満無く乗っているのですが、昔乗ったカブの安定した乗り心地が忘れられません。
また、同級生が乗っているカブは、既に何十年も前から乗っていますが、きちんとメンテを施しているので、ヘタレた感じがしません。
もう一台買うなら、スーパーカブしかないと思います。
そんなことから、興味深く本書を読みました。
本田宗一郎さんと藤沢武夫さんについての著作を読んでいたので、創業期のホンダの歩みとスーパーカブの誕生までのことは知っていましたが、本書では更に、スーパーカブが世界各地で販売されるにつれ、その国々で生産されるようになった経緯を詳しく述べています。
その際、スーパーカブの本質を残しつつ、現地の好みや用途に合わせて性能やデザインを変えたそうです。
世界の主立った消費地と、現地生産の国々を、そうした経緯を交えて解説していますが、著者の長年の取材と知識、見識、そしてスーパーカブ愛がぎっしり詰まった良書です。
バイクを乗りたい人は、一読すると、スーパーカブの素晴らしさが理解できると思います。お勧めです。
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○中部博 ○スーパーカブ ○ホンダベンリィ110
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評価は5です。
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