松田哲夫著、新潮社刊。作者は編集者として活躍し、現在は筑摩書房の役員とのこと。以前「印刷に恋して」という、氏の著作を読んだことがあります。その印象は、本当に本が好きなんだなぁ、というものでした。本書では、本が出来上がるのに必要な、紙、インキ、印刷、製本など本作りの現場全般が描かれており、細密なイラストが付いています。しかし、前半の製本の部分は、イラストを見ながらでも中々理解できませんでした。
その昔、報告書を初めて印刷製本してもらった時、マス目の指定用紙に書き込んだり、様々な指定をすることを教わりながら何とか製本が済みましたが、本当に面倒でした。今では、ワープロ原稿ファイルを渡し、最低限の仕様書を作成すれば良いので簡単に済みます。印刷に携わる人々は特殊な世界で生きているので、本作りにまつわること、たとえば、折り方なども当たり前のようで、そうしたことがある程度頭に入っていないと飲み込みにくい内容であったと思います。しかし、半ば以降は、インキなどの分かり易い内容でした。著者の本に対する愛情は伝わって来のですが・・・。
評価は4です。
その昔、報告書を初めて印刷製本してもらった時、マス目の指定用紙に書き込んだり、様々な指定をすることを教わりながら何とか製本が済みましたが、本当に面倒でした。今では、ワープロ原稿ファイルを渡し、最低限の仕様書を作成すれば良いので簡単に済みます。印刷に携わる人々は特殊な世界で生きているので、本作りにまつわること、たとえば、折り方なども当たり前のようで、そうしたことがある程度頭に入っていないと飲み込みにくい内容であったと思います。しかし、半ば以降は、インキなどの分かり易い内容でした。著者の本に対する愛情は伝わって来のですが・・・。
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