かつて、MS-DOSでパソコンが動いていた頃の代表的なワープロソフトは、(他にもたくさんありましたが)「松」と「一太郎」でした。(他にもたくさんありましたが)私は友人の影響で「松」派でした。その頃、動作が軽く文章入力に最適として、文章を専門(的)に書く(セミ)プロは、やっぱり「松」だよね、という雰囲気がありました。一方、「一太郎」は、マシンパワーを要求する先進の機能を売りにしており、MS-DOSで、独自にGUI(オー、懐かしい言葉だ!)環境を構築していました。
この2つの流派は、結構互いを軽蔑していたように感じます。(意味合いは違いますが・・・)結局、「一太郎」に軍配が上がりました。そして、少数派になった私は、Windowsでは、「ワード」に乗り換えました。(ちなみに、ワードを使い始めたのは、平成6年頃でしたが、当時のWindowsは、ひどく不安定で、数え切れないほど、作りかけの文書をブラックホールに飛ばしてしました。)
ワードは、アメリカ発祥のソフトであるため、日本のワードプロセッサーに比べると、非常に癖のあるソフトです。だから、一太郎のユーザーは本当に苦しんで使っているようです。しかし、フィールドの原理や構造を詳しく調べると、欧米流の非常に合理的な作り方をしているようです。
(私の想像ですが)日本のワープロソフトが、必要な機能をそれぞれ別々に作って、一つのソフトにまとめているのに対し、ワードは、基本的で汎用的な仕組みを作り、そこから演繹的に様々な機能を実現しているように思います。
参考までに、周りの人たちがワードの使っていて、理解すると凄く効果があることは次の2点です。
●表の扱い => 基本的に、表はセルの集まりだと考えるべき。一太郎が罫線をグラフィックとして扱っているのとは対照的です。
●段落の扱い => 段落が、一つの文の整形のまとまりであることを理解することが大切です。普通のインデント、字下げorぶら下がりインデント、行間の設定(標準では、見えないグリッドに強制的に行間が合わせられています。欧米圏のバージョンではこの機能は無いのでは・・・?日本語ワープロの機能の延長だと思います。)などです。書式コピーも有用です。
●初期設定で有効になっている「オートコンプリー」機能は、原則的にすべて外した方が良いです。自分がしているのか、ソフトがしているのかを明確に判断できないと、より良い書類は出来ません。(理解した上で使うのは良いと思います)
●上級者向けでは、マクロが非常に便利です。これを覚え、メニューのカスタマイズが出来るようになると、本当に便利です。例えば、10%単位で表示倍率を上げたり下げたりするマクロをボタンに登録したり、など様々な方法があります。マクロが面倒であれば、メニュー(ボタンとショートカットメニュー)のカスタマイズは是非とも活用することをお勧めします。
参考までに、いくつかのマクロをご紹介します。
=============================================================
※ 10%ずつ表示倍率を上げるマクロ
Sub ZoomUp()
Dim Size As Integer
Size = ActiveWindow.ActivePane.View.Zoom.Percentage
If Size <= 490 Then
Size = Size + 10
ActiveWindow.ActivePane.View.Zoom.Percentage = Size
End If
End Sub
-------------------------------------------------------------
※ 10%ずつ表示倍率を下げるマクロ
Sub CutDown()
Dim Size As Integer
Size = ActiveWindow.ActivePane.View.Zoom.Percentage
If Size >= 20 Then
Size = Size - 10
ActiveWindow.ActivePane.View.Zoom.Percentage = Size
End If
End Sub
-------------------------------------------------------------
※ 2ページを表示するマクロ
Sub TwoPage()
With ActiveWindow.ActivePane.View.Zoom
.PageColumns = 2
.PageRows = 1
End With
End Sub
-------------------------------------------------------------
※ 現在表示しているページだけ印刷するマクロ
Sub print_activePage()
Application.PrintOut FileName:="", Range:=wdPrintCurrentPage, Item:= _
wdPrintDocumentContent, Copies:=1, Pages:="", PageType:=wdPrintAllPages, _
Collate:=False, Background:=True, PrintToFile:=False, PrintZoomColumn:=0, _
PrintZoomRow:=0, PrintZoomPaperWidth:=0, PrintZoomPaperHeight:=0
End Sub
=============================================================
以上の点をクリアーすれば、文章の見栄えや使い勝手がかなり良くなるはずです。
この2つの流派は、結構互いを軽蔑していたように感じます。(意味合いは違いますが・・・)結局、「一太郎」に軍配が上がりました。そして、少数派になった私は、Windowsでは、「ワード」に乗り換えました。(ちなみに、ワードを使い始めたのは、平成6年頃でしたが、当時のWindowsは、ひどく不安定で、数え切れないほど、作りかけの文書をブラックホールに飛ばしてしました。)
ワードは、アメリカ発祥のソフトであるため、日本のワードプロセッサーに比べると、非常に癖のあるソフトです。だから、一太郎のユーザーは本当に苦しんで使っているようです。しかし、フィールドの原理や構造を詳しく調べると、欧米流の非常に合理的な作り方をしているようです。
(私の想像ですが)日本のワープロソフトが、必要な機能をそれぞれ別々に作って、一つのソフトにまとめているのに対し、ワードは、基本的で汎用的な仕組みを作り、そこから演繹的に様々な機能を実現しているように思います。
参考までに、周りの人たちがワードの使っていて、理解すると凄く効果があることは次の2点です。
●表の扱い => 基本的に、表はセルの集まりだと考えるべき。一太郎が罫線をグラフィックとして扱っているのとは対照的です。
●段落の扱い => 段落が、一つの文の整形のまとまりであることを理解することが大切です。普通のインデント、字下げorぶら下がりインデント、行間の設定(標準では、見えないグリッドに強制的に行間が合わせられています。欧米圏のバージョンではこの機能は無いのでは・・・?日本語ワープロの機能の延長だと思います。)などです。書式コピーも有用です。
●初期設定で有効になっている「オートコンプリー」機能は、原則的にすべて外した方が良いです。自分がしているのか、ソフトがしているのかを明確に判断できないと、より良い書類は出来ません。(理解した上で使うのは良いと思います)
●上級者向けでは、マクロが非常に便利です。これを覚え、メニューのカスタマイズが出来るようになると、本当に便利です。例えば、10%単位で表示倍率を上げたり下げたりするマクロをボタンに登録したり、など様々な方法があります。マクロが面倒であれば、メニュー(ボタンとショートカットメニュー)のカスタマイズは是非とも活用することをお勧めします。
参考までに、いくつかのマクロをご紹介します。
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※ 10%ずつ表示倍率を上げるマクロ
Sub ZoomUp()
Dim Size As Integer
Size = ActiveWindow.ActivePane.View.Zoom.Percentage
If Size <= 490 Then
Size = Size + 10
ActiveWindow.ActivePane.View.Zoom.Percentage = Size
End If
End Sub
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※ 10%ずつ表示倍率を下げるマクロ
Sub CutDown()
Dim Size As Integer
Size = ActiveWindow.ActivePane.View.Zoom.Percentage
If Size >= 20 Then
Size = Size - 10
ActiveWindow.ActivePane.View.Zoom.Percentage = Size
End If
End Sub
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※ 2ページを表示するマクロ
Sub TwoPage()
With ActiveWindow.ActivePane.View.Zoom
.PageColumns = 2
.PageRows = 1
End With
End Sub
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※ 現在表示しているページだけ印刷するマクロ
Sub print_activePage()
Application.PrintOut FileName:="", Range:=wdPrintCurrentPage, Item:= _
wdPrintDocumentContent, Copies:=1, Pages:="", PageType:=wdPrintAllPages, _
Collate:=False, Background:=True, PrintToFile:=False, PrintZoomColumn:=0, _
PrintZoomRow:=0, PrintZoomPaperWidth:=0, PrintZoomPaperHeight:=0
End Sub
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以上の点をクリアーすれば、文章の見栄えや使い勝手がかなり良くなるはずです。
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