阿施光南著、光人社NF文庫
1958年生まれの著者はフリーランスのカメラマンとして活躍されているそうです。
私とほぼ同じ年代なので、時代毎に話題になった飛行機を同じように見聞きされていると思いますが、育ち故か、職業故か、著者は非常に多くの旅客機に乗り、沢山の飛行機を取材されているようです。
飛行機の黎明期から、登場した数々の旅客機を取り上げ、当時の社会情勢や開発の経緯と性能、さらには商業的な成功の可否など、要点を簡潔に述べていて分かり易い内容でした。
特に、新型機の開発競争の話題が、本書の背骨となっていて、魅力を増しています。
旅客機の形状と大きさ、速度、用途、主要な技術など、時代と技術の変遷で、優れた機体が作られた足跡を辿ることが出来ました。
工夫された良書と思います。
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○旅客機
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評価は4です。
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