これはNHKカセットの朗読作品です。井筒紀久江さんが、自らの生涯を、自分史という形でまとめたもの。自分史大賞を受賞した作品とのことです。
朗読しているNHKの女性アナウンサーが素晴らしいのですが、作品そのものも、押さえた表現で、自らの辛い人生を静かに描いています。心穏やかに生きる為には、「感謝し許すこと」が大切だと感じました。
戦前に生き、満州で地獄をかいくぐって来た井筒さんの、高ぶらない穏やかな肉声が、テープの最後のインタビューで聞けました。私が二十歳の頃歌った『あの雨の音のように、そっと、世の為に生きて行こう。あの雨の音のように、そっと、世の為に死んで行こう。』という、合唱曲の歌詞の静けさを思い出しました。あるいはアレグリのミゼレーレのような気高さを感じました。
評価は5です。
朗読しているNHKの女性アナウンサーが素晴らしいのですが、作品そのものも、押さえた表現で、自らの辛い人生を静かに描いています。心穏やかに生きる為には、「感謝し許すこと」が大切だと感じました。
戦前に生き、満州で地獄をかいくぐって来た井筒さんの、高ぶらない穏やかな肉声が、テープの最後のインタビューで聞けました。私が二十歳の頃歌った『あの雨の音のように、そっと、世の為に生きて行こう。あの雨の音のように、そっと、世の為に死んで行こう。』という、合唱曲の歌詞の静けさを思い出しました。あるいはアレグリのミゼレーレのような気高さを感じました。
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