池波正太郎著、東方社刊
1956年(昭和31年)に発表された史実に基づく小説です。池波さんのものでは初めて直木賞候補となった作品です。私が2歳頃の作品ですが、史実を元に大胆に脚色したもののようです。本作品の見所は、主人公の人柄と大役を背負うに至った経緯の描き方です。藩の政の中心から少しずれた居場所から冷静に状況を観察し、大事な時に一手を講じる慎重で時に大胆な主人公の性格を描いています。また、大役を受けた後の大芝居は見事な演出です。あと30年早く読んでいれば、私も見習えたのですが・・・。でも人品が比較にならないので、当時読んでも身に付かなかったことでしょう。池波さんの暖かい人柄故の話の閉じ方も心に余韻を残しました。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/池波正太郎
https://ja.wikipedia.org/wiki/恩田民親
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評価は4です。
※壁紙専用の別ブログを公開しています。
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=> カメラまかせ 成り行きまかせ その2
1956年(昭和31年)に発表された史実に基づく小説です。池波さんのものでは初めて直木賞候補となった作品です。私が2歳頃の作品ですが、史実を元に大胆に脚色したもののようです。本作品の見所は、主人公の人柄と大役を背負うに至った経緯の描き方です。藩の政の中心から少しずれた居場所から冷静に状況を観察し、大事な時に一手を講じる慎重で時に大胆な主人公の性格を描いています。また、大役を受けた後の大芝居は見事な演出です。あと30年早く読んでいれば、私も見習えたのですが・・・。でも人品が比較にならないので、当時読んでも身に付かなかったことでしょう。池波さんの暖かい人柄故の話の閉じ方も心に余韻を残しました。
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