読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

暴力団

2014年02月12日 06時37分03秒 | ■読む
溝口敦著、新潮社434刊
私が若い頃、運悪く仕事で暴力団の関係者と会うことになってしまい、大変に緊張しました。その後、右翼の関係者とも出会ってしまいました。当時は、警察の民事不介入という原則から、そうした人は、巧妙な話術で強要することなく、自発的にこちらから金品や労力を提供するというふうに持ち込むみ、恐喝にならないように偽装していました。幸い、その後は出会うことがなくなりました。
本書はそうした闇の勢力に対する取り締まりと組織の現状が具体的に分かり易く書かれています。大分勢力が衰えているとのことですが、半グレという著者の命名による、法律上、暴力団などのような組織犯罪の範疇では対処できない、暴走族出身者や、いささかぐれてしまって、犯罪行為に手を染めている人々を人達を紹介しています。今時の詐欺やネット犯罪をリードしているそうで、こうした人達に対する対応の仕組みが出来ていないそうです。
石川五右衛門の台詞である「石川や 浜の真砂は 尽きるとも 世に盗人の 種は尽きまじ」と同じように「悪い人」はいなくならない、というでしょうか。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/溝口敦
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評価は4です。

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