アラン・グリーンスパン著、ペンギングループ刊
世に名高いグリーンスパンに関心があり、古本で本書を見掛けて手に取りました。
邦訳のタイトルは「波乱の時代」です。
冒頭の青年期までの自伝の内容を読むと、育った時代や雰囲気が良く伝わってきました。
また、グリーンスパンの多才ぶりにも驚かされました。
数学の才能があり、それが、後に政府関係組織で活躍する際にも役だったようです。
何とも魅力に溢れる人で、急激に変化する時代にあって、金融の見事な舵取りに実績を残した傑出した人物と思います。
根っからの市場経済至上主義者と感じましたが、現実の政策では、経済関係の諸データを基にして適切な判断を下せる人物であったのでしょう。
今まで訳した中では、ポール・ケネディの著作に次ぐ長さでしたが、経済関係の用語に苦戦したせいで、一番長い時間を要しました。
計算すると1年2ヶ月の間、楽しめた様な苦しんだ様な・・・
しかし、ワクワクドキドキの日々と思います。
本書が非常に為になったの、評伝を翻訳しようと思います。
アマゾンで古本を探したところ、「The Man Who Knew: The Life and Times of Alan Greenspan」という本が良さそうで、安価(865円)でアメリカから送ってくれるそうなので注文しました。
結構なボリュームがあるので、私の翻訳力では2年位掛かりそうです。
他にも翻訳を待っている本が沢山あるので、生きている内に取りかかれるかは疑問です。
何分にも牛歩ですから。
取り敢えず、次の翻訳はエルヴィン・ロンメル「Infantry Attacks(歩兵は攻撃する)」です。
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○アラン・グリーンスパン
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評価は4です。
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