読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

美しく、強く、生きるワザ 銀座で学ぶ「仕事と華」

2008年09月15日 07時49分31秒 | ■読む
原利栄著、ワニブックス刊。人の表情に惹かれます。時としてハッとする程深みのある顔に出会うことがあります。美男美女にほれぼれして、その美しさに驚嘆することがありますが、それは、目や口や顔の輪郭の圧倒的な輝きであったりバランスの良さであったり。理解できることです。しかし、美醜とは関係なく心を打つ『顔』があります。まだ、良くは分かりませんが、この本の表紙を見て、もしかしたら、それは『眼』と『口元』ではないかと思いました。
本書は、銀座でホステスを続け、オーナーママとなった方の著作です。私は勿論銀座のクラブに行ったことはありません。行きたいとも思いません。多分、緊張で疲れるだけでしょうから。本書によると、銀座のクラブの料金の相場は、一人一時間半で三万五千円だそうです。お金もさることながら、そうした店でリラックスして楽しめるようになるまでには、随分と年期と資金が必要なのでしょう。
そうした銀座で長年過ごして来た人物の来し方が率直に語られ、非常に参考になりました。そのキャリアがこうした立派な表情を造るのかな、と思いました。生きて行く上で大事なことが凝縮されているように感じます。恐らく、著者が言うように、一流になるために心掛けるべきことは、どんな分野でも共通しているのでしょう。
評価は5です。

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