読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

いびき:柳家小三治/朗読

2009年08月17日 18時48分36秒 | ■聴く
松本清張作、新潮CDブック発行
その男は犯罪人で、いびきが凄い。一緒に寝る人は、余りのうるささに一晩中寝られない。苦言を受けても平然としていたが、ある時、運尽きて捕らわれて入牢することになった。
江戸時代のことで、牢獄には多くの囚人が詰め込まれており、しかも、そこは牢役人の手を出さない階級社会が形成されていた。もし、そこで今まで通りいびきをかくと、ひっそりと殺されてしまうと気付いた男は、ろくに寝ることもできずに、恐怖の日を送ることになった。
何とか牢獄で命を取り留めて、男は島流しの刑に服した。島では真面目に働き、次第に状況が良い方に向かって来る。ところが、ある時・・・・。
小三治の淡々とした語り口が、男の恐怖を却って深く伝えてます。
評価は4です。

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