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工藤哲著、平凡社新書刊
著者は毎日新聞の記者として、日中間の関係が悪化した2010年代前半に北京に赴任していたそうです。
韓国と同様、日本へ様々な圧力をかけ続ける中国の実際の姿を、共産党の幹部、学者、芸術家、一般人の各層を通して紹介しています。
日中相互の理解が、両国の関係改善と発展に不可欠との観点から、中国の現実を率直に伝えることが本書の狙いです。
そのため、戦前の侵略行為による被害を受けた事実を起点として、国家間の政治的争いのカードとして持ち続けていいる現状を一旦棚上げしています。
その是非については、様々な見方があると思いますが、熾烈な外交関係を冷静に捉えつつ、相手国の実情を知ることは大切だと感じました。
テレビ東京の「YOUは何しに日本へ?」を見ていると、日本のアニメや伝統文化に熱中し、日本を訪れる方々を見て、文化の力の凄さを実感しますが、本書で紹介されている例でも、同様な事例が散見されました。
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○工藤哲
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