読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

生命の未来を変えた男 山中伸弥・iPS細胞

2013年09月29日 09時46分49秒 | ■読む
NHK取材班編著、文藝春秋刊
何となく凄いなぁと思っていましたが、正直なところ「iPS細胞」なるものが良く理解出来ていませんでした。クローズアップ現代で立花隆さんと国谷さんが山中教授と対談した番組を見ましたが、立花さんが「細胞のタイムマシーン」という表現をしており、「???」でした。
またノーベル賞受賞を含むマスコミの熱狂的な報道の際にも、淡々と誠実に対応する山中教授の様子に、常人には無いある種の威厳を感じました。
本書は、その山中教授の生い立ちや研究者への道程、iPS細胞の発見までを示し、更にはiPS細胞の発生メカニズム(もちろん素人に分かるように)、その幅広い応用の可能性、研究・開発競争の現状、今後の課題などレポートしています。非常に分かり易く、漏れなくトピックを扱っており、一読をお勧めしたい一冊です。そして、iPS細胞にも増して、山中教授の素晴らしい人間性に感動しました。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/山中伸弥
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評価は5です。

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