読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

くちびるに歌を

2020年10月11日 10時29分37秒 | ■見る

2015年製作の日本映画です。同名小説の映画化作品で、舞台は長崎県の五島列島のある島の中学校。産休に入った音楽教師の代理で赴任した教師は、合唱部の部活も担当する。影をまとって無愛想な感じ。早速速部活を引き継ぐが、高圧的な言動で部員の反発を買う。何故これほど攻撃的なのか。曰くがありそう。
中学生を演じた少年少女のできが良い。特にテノールが美しい少年の潤んだ目の表情が素晴らしい。島の風景を美しく描き出した画像が素晴らしい。島の教会をロケに使っているが、信仰の場であることを踏まえた敬意がうかがえる。脚本があざとさの手前で抑制されていて適切だ。ウエットになり過ぎる恐れのある分野の作品だが、すべてに置いてバランスの取れた作品で、後味がすこぶる良かった。
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くちびるに歌を
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評価は4です。

※壁紙専用の別ブログを公開しています。
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