原題は「The World Is Flat => 世界は平らである」。トーマス・フリードマン氏の著作で日本経済新聞社刊です。インターネットにより、現代の世界が、国境や距離に関わりなく、如何に緊密に結び付き得るか、そして、それぞれの強みを生かして努力しなければ、国家や企業はおろか個人も経済的に成功し得ない事例がたくさん示されています。それらの例証には目が開かれる思いがしました。
人生は経済的な成功がすべてではありませんが、自分を取り巻く世界がどうなっているのかを知るには、好適な著作といえます。特に教育の重要性を指摘している点と、アメリカの知性がブッシュ大統領を否定していることに共感を覚えました。ブッシュ氏ではなくゴア氏が大統領に就任していたならば、アメリカはまったく異なった道を歩んでいたはずで、世界の有り様も異なっていたと思います。
スティーブン・レヴィ氏の「iPodは何を変えたのか」と並んで、最近のアメリカのドキュメント作品の秀作だと感じました。
評価は5です。
人生は経済的な成功がすべてではありませんが、自分を取り巻く世界がどうなっているのかを知るには、好適な著作といえます。特に教育の重要性を指摘している点と、アメリカの知性がブッシュ大統領を否定していることに共感を覚えました。ブッシュ氏ではなくゴア氏が大統領に就任していたならば、アメリカはまったく異なった道を歩んでいたはずで、世界の有り様も異なっていたと思います。
スティーブン・レヴィ氏の「iPodは何を変えたのか」と並んで、最近のアメリカのドキュメント作品の秀作だと感じました。
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