読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

銀座の恋の物語

2008年05月12日 22時21分28秒 | ■読む
阿刀田高作、横浜カセット文庫制作。阿刀田さんの著作は読んだことがありません。吉川英治文学賞を受賞した『新トロイア物語』を買っておいてあるのですが、まだ読んでいません。本作は、いわゆるミステリー仕立ての、対照的な短編2作が収録されています。
「干魚と漏電」は何とも奇妙な取り合わせで、何だか落語のお題噺のようですが、まぁ、楽しめました。(よく考えると無理のある落ちなのですが)2作目の「銀座の恋の物語」は、ありがちな男性の心理を折り込んだ作品で、苦笑いして聞き終えました。息抜きに向いた作品だと思います。
(短編ミステリーはほとんど読まないので、よくわかりませんが)評価は4です。

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