MS-DOSの時代、桐というデータベースソフトがありました。当時としては大変に高機能なソフトでした。このソフトに各計画内容を入力しておけば、自由自在に様々な帳票として使い回しが出来ました。(後のマイクロソフトのアクセスのリポート機能と同じです。)これを、計画の管理に使おうとしたのですが、当時は、職場でパソコンは全く普及しておらず、ばらばらのワープロ専用機で文書が作られていました。NECの文豪、富士通のオアシスなどなど。手書きの人も大分いました。
いろいろ調べると、SEDというエディタがありました。これは、DOSのコマンドラインから呼び出して、対象となるテキストファイルを処理するものです。ストリーム・エディタの略だそうです。
各種ワープロ専用機で作成したファイルを当時のフリーの変換ソフトで、テキストデータに変換する方法がありました。また、当時のワープロ専用機には、ワープロ専用機のファイル形式でなく、テキスト形式のファイルで書き出すことが出来るようになっていました。いずれにしても、こらで指定した順番で、各種計画の項目を入力したものをテキストファイルに変換し、それを「桐」で定義した項目に読み込めるように加工する必要があったのです。
これを一つ一つやっていたのでは、とても間に合いませんので、前処理をSEDでしたのでした。しかし・・・。覚えるのが大変でした。当時は、結構深酒しながら自宅でパソコンの勉強をしていたせいもあったのですが、UNIXに源流のあるこうしたツール(道具)の使い方は全く異質でした。
今では、全員がパソコンを使っており、ネットワークを利用すればファイルの転送など簡単だから、振り返ると、何をやってたんだか・・・。組織全体にやってもらったので、大分おしかりもいただきましたが・・・。今では、とても気力も体力もないのでとても無理ですが・・・。しかし、それから15年程たった今は、当時の思想を発展させたシステムとして成長しつつあるのは、本当にうれしいことです。経営のためのツールもソフト、ハードとも見違える程に進歩していますし。
さて、このSEDで大きな収穫になったのは、(本当に)苦労して覚えた正規表現です。皆さんもワードなどで、置換することがあるかと思います。私は、インターネットなどで取り込んだテキスト情報は、秀丸エディタで置換処理をしてから、ワードに貼り付けて整形しています。あるいは、項目ごとにタブを噛ませてエクセルに読み込んでいます。
その際、
(1)余分なスペースは削除 => これはワードでも出来ます。でも遅い!
(2)余分な改行を取り除きます
正規表現で「改行」 => 「n」なので、「nn」を「n」に置換すれば、改行だけの行は、2行が1行になるので、何度も繰り返せばOK。(実はワードでも出来ます。でも遅い!)
(3)文末の特定の文字を置換
これは、「$」という記号が行末を表現しており、また「**」が前の文字の一回以上の繰り返しを示しているので、たとえば文末の複数の半角スペースを取り除くには、「 **」を「」で置換すると、すべて削除できます。法令の様式を手に入れた際に、結構文末に余分なスペースがあるので、そんな時は重宝します。
知らないと、面倒で、こんなの知らなくていいや、という方はにとっては全くその通りです。でも、テキスト処理の魅力は不滅です。秀丸エディタと限らず、フリーのテキストエディタは、多くが正規表現をサポートしているので、ただで使えます。でも、秀丸エディタの解説本で正規表現を説明しているものがあるので、良いかもしれません。4000円の価値はあると思います。(今でもずっとバージョンアップしており、秀丸メールも使用することができますし・・・。)
いろいろ調べると、SEDというエディタがありました。これは、DOSのコマンドラインから呼び出して、対象となるテキストファイルを処理するものです。ストリーム・エディタの略だそうです。
各種ワープロ専用機で作成したファイルを当時のフリーの変換ソフトで、テキストデータに変換する方法がありました。また、当時のワープロ専用機には、ワープロ専用機のファイル形式でなく、テキスト形式のファイルで書き出すことが出来るようになっていました。いずれにしても、こらで指定した順番で、各種計画の項目を入力したものをテキストファイルに変換し、それを「桐」で定義した項目に読み込めるように加工する必要があったのです。
これを一つ一つやっていたのでは、とても間に合いませんので、前処理をSEDでしたのでした。しかし・・・。覚えるのが大変でした。当時は、結構深酒しながら自宅でパソコンの勉強をしていたせいもあったのですが、UNIXに源流のあるこうしたツール(道具)の使い方は全く異質でした。
今では、全員がパソコンを使っており、ネットワークを利用すればファイルの転送など簡単だから、振り返ると、何をやってたんだか・・・。組織全体にやってもらったので、大分おしかりもいただきましたが・・・。今では、とても気力も体力もないのでとても無理ですが・・・。しかし、それから15年程たった今は、当時の思想を発展させたシステムとして成長しつつあるのは、本当にうれしいことです。経営のためのツールもソフト、ハードとも見違える程に進歩していますし。
さて、このSEDで大きな収穫になったのは、(本当に)苦労して覚えた正規表現です。皆さんもワードなどで、置換することがあるかと思います。私は、インターネットなどで取り込んだテキスト情報は、秀丸エディタで置換処理をしてから、ワードに貼り付けて整形しています。あるいは、項目ごとにタブを噛ませてエクセルに読み込んでいます。
その際、
(1)余分なスペースは削除 => これはワードでも出来ます。でも遅い!
(2)余分な改行を取り除きます
正規表現で「改行」 => 「n」なので、「nn」を「n」に置換すれば、改行だけの行は、2行が1行になるので、何度も繰り返せばOK。(実はワードでも出来ます。でも遅い!)
(3)文末の特定の文字を置換
これは、「$」という記号が行末を表現しており、また「**」が前の文字の一回以上の繰り返しを示しているので、たとえば文末の複数の半角スペースを取り除くには、「 **」を「」で置換すると、すべて削除できます。法令の様式を手に入れた際に、結構文末に余分なスペースがあるので、そんな時は重宝します。
知らないと、面倒で、こんなの知らなくていいや、という方はにとっては全くその通りです。でも、テキスト処理の魅力は不滅です。秀丸エディタと限らず、フリーのテキストエディタは、多くが正規表現をサポートしているので、ただで使えます。でも、秀丸エディタの解説本で正規表現を説明しているものがあるので、良いかもしれません。4000円の価値はあると思います。(今でもずっとバージョンアップしており、秀丸メールも使用することができますし・・・。)
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