読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

北京旅行:その33:博物館

2010年08月19日 19時06分22秒 | ■旅する
天壇公園の次は、比較的近くの歴史博物館です。(写真:A)で見るごとく、この博物館は改装中でした。(写真:B)は、入って直ぐに、日本語の流ちょうな学芸員の説明です。中国の、特に北京の建築様式などについて、わかりやすく説明したもらいました。(写真:C)は、その次に案内された建物で、天井の中央に円形のオブジェが見えました。直径5m程もある感じがしました。説明では、これは、一本の木から、くり抜いて作った物で、天上世界を再現した物とのことで、何とまぁ大きな木が昔はあったのだと、感心しきりでした。(写真:D)は、見学が終わって外に出た所です。
さて、実は写真のCとDの間に、とんでもないことがありました。それは、学芸員の案内である部屋に通されて、何やら二組の立派なケースの中に様々な美術品が展示されていました。学芸員が、それらの美術品の説明をした後に、幾ら位すると思うかとの質問でした。突然のことで、ツアーの参加者が「???」と思いながらも、テキトーな額を言うと、「とんでもない。これは非常に価値のある物です。本来ならば、そんな安い額では売れないのですが、今、この博物館は工事中で、その財源として、美術品を皆様が希望すればお売りできます。○○○万円で結構です。」
一同「?????・・・・????」中国人って油断ならないの?、みたいな感じで一同沈黙。当然ながら、買う馬鹿はいませんでしたので、白けきって一同は、(写真:D)に至ったのでした。
その後、トイレ休憩の折、年配のご夫婦のご主人が、以下の通り。「昨年、やはり中国の桂林に旅行に行ったら、先程と全く同じことがあった。いくら何でもと思ったが、これが中国の常識なのかもしれない。もしかしたら、木からくり抜いたという先程の天井のオブジェも、本当は継ぎ足しかもしれませんね」
何となく、日本人に生まれたことに誇りを感じつつ、肌寒い感覚を覚えました。日本人は生き延びれるのでしょうか?

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