読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

冬の狙撃手

2016年08月26日 16時13分56秒 | ■読む
鳴海章著、光文社刊
鳴海さんの著作では2冊目に読みました。前に読んだ「痩蛙」は少しがっかりしましたが、本作は素晴らしい出来です。登場人物が結構多く類型的ながら、必要な範囲で存在感が与えられています。何重にもどんでん返しがあり凝った作品です。スナイパーが三人登場し、それぞれの個性が際立っていますが、準主役の石本が魅力的です。荒川良々さんが雰囲気にぴったりだと思います。桔梗も際だった存在感です。この二人が本作では最もキャラが立っていました。巻末の解説によると、鳴海さんの美質が存分に発揮された作品のようです。他の作品も読んでみたくなりました。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/鳴海章
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評価は5です。

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (神崎和幸)
2016-08-27 15:32:01
こんにちは。

自分も「冬の狙撃手」読みましたよ。
いい作品ですよね。
銃についての描写が細かいことが印象的でした。
そのうえ狙撃手の意地と誇りを感じることのできる作品だと思いましたよ。
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