
実は、パンフレットを見て、余り期待しないで、したがって、遅めに鑑賞しました。案の定、入って直ぐに展示されていた作品群は、私が余り好まない、いわゆる「オブジェ」でした。やっぱりねぇ、とあきらめ半分で作品を見て行くと、とんでもありませんでした。
作品は、抽象的な作品がある一方で、青磁の非常に端正な作品群が展示されており、その完成度は絶句するほどのものでした。
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URL => http://www.tougei.museum.ibk.ed.jp/exhibition/suzukiosamu/index.html
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入れ子になっている杯の数々は、正に中国の人々が玉に憧れて青磁を生み出したことが納得できるほどの深みのある色合いと、一切の無駄のない形で、存在していました。
具象から抽象への見事なグラデーションを織りなした作品群は、作家の広大な創造空間を感じさせました。干支をテーマにした作品たちは、やや具象に力点を置きながらも、抽象度を高めた形を織りなしていました。
そうした作品群の中で、私が最も心惹かれたのは、「掌上泥象」シリーズでした。幾何学的でありながら有機的な有り様を現出している、誠に不可思議な作品群でした。会期の終了が迫っていますが、お勧めしたい展覧会です。
評価は5です。
作品は、抽象的な作品がある一方で、青磁の非常に端正な作品群が展示されており、その完成度は絶句するほどのものでした。
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URL => http://www.tougei.museum.ibk.ed.jp/exhibition/suzukiosamu/index.html
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入れ子になっている杯の数々は、正に中国の人々が玉に憧れて青磁を生み出したことが納得できるほどの深みのある色合いと、一切の無駄のない形で、存在していました。
具象から抽象への見事なグラデーションを織りなした作品群は、作家の広大な創造空間を感じさせました。干支をテーマにした作品たちは、やや具象に力点を置きながらも、抽象度を高めた形を織りなしていました。
そうした作品群の中で、私が最も心惹かれたのは、「掌上泥象」シリーズでした。幾何学的でありながら有機的な有り様を現出している、誠に不可思議な作品群でした。会期の終了が迫っていますが、お勧めしたい展覧会です。
評価は5です。
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