宇田川敬介著、扶桑社新書117刊
近くて遠い国という感じの中国は、全体像を掴みようのない理解しにくい国だと感じます。日本などよりも遙かに早く高度な文明を築き、漢民族だけでなく騎馬民族などによる王朝が入れ替わり立ち替わり成立しては滅亡した国。他の国であれば「滅んだ国」のはずですが、中国は、一貫して中国であり続けた。不思議です。現在の中国は共産党が支配しているので、それまでの王朝に変わって支配する者が変わっただけなのかもしれません。
さて、本書は、そのような不可思議な中国という国の価値体系と判断基準を丁寧に解説し、開放政策以降の急成長の先に何が待っているのか、という近未来を予測しています。尖閣諸島など、中国の強引な海洋進出の理由が単純な資源の確保だけと思っていましたが、中国の経済運営方式故に取らざるを得ない手段だと言うことに合点がゆきました。一読して「なるほどなぁ」と納得です。
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評価は5です。
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近くて遠い国という感じの中国は、全体像を掴みようのない理解しにくい国だと感じます。日本などよりも遙かに早く高度な文明を築き、漢民族だけでなく騎馬民族などによる王朝が入れ替わり立ち替わり成立しては滅亡した国。他の国であれば「滅んだ国」のはずですが、中国は、一貫して中国であり続けた。不思議です。現在の中国は共産党が支配しているので、それまでの王朝に変わって支配する者が変わっただけなのかもしれません。
さて、本書は、そのような不可思議な中国という国の価値体系と判断基準を丁寧に解説し、開放政策以降の急成長の先に何が待っているのか、という近未来を予測しています。尖閣諸島など、中国の強引な海洋進出の理由が単純な資源の確保だけと思っていましたが、中国の経済運営方式故に取らざるを得ない手段だと言うことに合点がゆきました。一読して「なるほどなぁ」と納得です。
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