2012年のフランス映画です。リュック・ベンソン製作というのが売りで、確かに面白かった。しかし、見てもみなくても良いかもしれません。純然たる娯楽作品で感動はありません。
主演のガイ・ピアースがいい感じです。また、ヒロイン役のマギー・グレイスもなかなかチャーミングです。このような娯楽作品の登場人物を演じ切るといいうのも力量なのでしょう。
評価は4です。
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曾野綾子著、新潮新書458刊
曾野さんの作品は朗読でいくつか鑑賞しましたが、それらはエッセイです。本作品もそうですが、人間が生きる上での姿勢、覚悟を諄々と説いています。曾野さんは、物事の本質を見つめ、見掛けに惑わされない。常識や風潮に流されない。ご自身の体験・経験を通した事実を深く見つめ、考え評価し対処している。私が目指しながら達し得ない生き方を実践されており、ただただ感嘆してしまいます。
語られ . . . 本文を読む
1992年の日本映画です。原作は同名小説で、直木賞を受賞しています。実は書籍も手に入れており、映画を先に見ました。かなり原作に忠実に作ってあるとのことです。高校に留学した男の子が、突然ロックに目覚め、友達を誘ってバンドを作り、高校の三年間はロックバン漬付けです。その友人は、お寺、魚屋、練り物屋ですが、それぞれが個性的で実に良い。実際に若い俳優が演じていますが、4人とも実に良い。(浅野忠信さんもその . . . 本文を読む
リブロワークス著、翔泳社刊
最近急速に浸透しつつあり、業務でも使用可能だとのことで、読みました。無料のテキストの遣り取りと通話が主なサービスですが、一対一やグループでのチャット(トーク)ができるので、工夫次第でかなりの応用が利くと思います。個人的に使用する気はありませんが、プロジェクトなどでの連絡の遣り取りに打って付けだと思います。
今の若い人たちは、十代からメールの遣り取りに馴染んでいるので、こ . . . 本文を読む
2013年公開のアメリカ映画です。著名なシリーズの5作目ですが、ヒジョーに派手です。しかし、ここまで徹底していると、反って違和感がありません。
主演のブルース・ウィリスは、相変わらずいい味出しているし、ロシアの政治犯役のセバスチャン・コッホはドイツの俳優のようですが、陰影があって非常に良かった。これだけ派手な場面の連続では費用もさることながら、かなり緻密な準備や演出が必要でしょう。また、ロシアでの . . . 本文を読む
2009年公開の日本映画です。監督の酒井充子さんは、元々新聞記者であったのですが、台湾旅行の際、たまたま現地の年寄りから美しい日本語で話し掛けられ、日本統治の歴史的事実を実感したことが映画製作のきっかけとなったのだそうです。
登場するの昭和元年前後に生まれた方々5人で、私の母と同じ世代です。境遇は様々です。しかし、この世代の人々は日本国民として教育され、戦争も日本人として戦った。しかし、敗戦により . . . 本文を読む
ブライアン・コックス&ジェフ・フォーショー著、紀伊國屋書店刊
大変に興味深い本でした。以前から疑問に思っていたことの1つ、つまり物質の質量に光の速度の2乗を掛け合わせるとエネルギーと等しくなる、つまり、物質がエネルギーに変わる際に、光の速度が関係するという事です。私は一応理系なので、初心者にも分かるよう書かれている本書で説明されている数式などの説明は理解出来ましたし、時間と空間を一体不可分のものと . . . 本文を読む
ボーンシリーズの4作目で、2012年公開のアメリカ映画です。今までとは別の主人公が登場し、組織の都合から抹殺されそうになります。だから、本当は全く別な作品なのですが、製作の経緯などから成り行きでシリーズ4作目になったようです。
主演はジェレミー・レナーですが、演技の上手い人で(一般人と比べたら素晴らしい体格ですが)やや身体を鍛え上げるのが不足していたように見えました。そして、顔がフツーの感じです。 . . . 本文を読む
中村安希著、集英社刊
中村さんの著作「食べる。」に続き読みました。圧倒的されました。著者が経験した様々な事象を、世界の中で孤立した自我がどの様に感じ理解したのかを記録しています。表題となった「インパラの朝」は、アフリカでのある朝の体験が呼び覚ました、ある感覚を切り取った場面を活かしています。
沢木耕太郎さんと共通するのは、世界対個という関係の中で自分の感性を通した体験世界の断片をどの様に受け止めた . . . 本文を読む
2009年のアメリカ映画です。刑事である父親を、目の前で何者かに射殺された娘が成長し、同じ刑事になります。相棒は、かつて父親の相棒だった刑事です。そんな折、放火と保険金詐欺で服役していた二人の男が出所します。マスコミの注目を浴びますが、この二人が殺害され、その現場には、殺された父親の時と同じ信仰向けのパンフレットが置かれていましたあ。そのことから、父親を殺害したと同じ者が犯人であると想定されたので . . . 本文を読む
私が住んでいる街では、そこそこ名が知られた洋食屋さんです。そこで送別会を開いたのですが、以前3,150円のディナータイムのメニューの際はイマイチでした。なので余り期待していませんでしたが、今回は美味しかった。
外観は、写真Aの通り、女性が好みそうな風情で、実際女性に結構な人気があります。もう大分前から続いていると思ったら、下記URLによれば「1963年以来・・・」とのことなので、昭和38年からやっ . . . 本文を読む
大谷和利著、アスキー新書刊
私が社会に出た頃、出先のある職場でアップルの製品を見ました。まだ、パソコンなど普及していなかった時代で、コンパクトな箱形の筐体にディスプレイが付いていて、格好良かった。かなり高かったはずです。
それから、何年も経って(今から20年位前)、かなりの高額でパソコンを買いました。白黒ディスプレイのノートパソコンでOSはMS-DOSでしたが、120MBの内蔵ハードディスクを買い . . . 本文を読む
友人がニヤニヤしながら「この薬知ってる?」(写真A,B、C)
「???? シアワセニナール?? 何だこれ?」
で、箱の効能書きを見ると
●効能
○ピンチの時でも「不幸中の幸い」になる
○いちいち幸せな気分になる
などと、不思議な文句が書いてあります。(写真F)
また使用上の注意には
○このような時は服用を避けてください
「幸せすぎて恐いとき」
「怒られている最中」
などなど(写真G)
結局、写 . . . 本文を読む
カイザー・ファング著、阪急コミュニケーションズ刊
邦題は大変いかがわしくキャッチーですが、原題は「NUMBERS RULE YOUR WORLD」で、内容を的確に表しています。何ともふざけた邦題で、一時流行った「・・・の品格」のノリなのでしょうか。まぁ、そんな題の本書を手に取った私こそふざけているのでしょうが。
さて、本書の第2章は「ほうれん草とクレジットカード」と題して、O157の原因となった食 . . . 本文を読む
2012年の日本映画です。監督はハッピーフライトの矢口史靖さんで、脚本も書いています。荒唐無稽のストーリーで、アニメの映画化と思っていたら、オリジナルの脚本のようです。何と言っても主演のミッキー・カーチスさんが秀逸。また、木村電器のエンジニア役の三人が良かった。本作の成功の主な要因でしょう。久々に楽しく、見終わってハッピーになれた作品でした。お勧めです。
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