夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

杉のこずゑのゆふぐれの空   いすみ市とんぼ沼

2007年12月23日 20時26分51秒 |  気になる詩、言葉


心こそゆくへも知らね三輪の山
       杉のこずゑのゆふぐれの空
            前大僧正慈圓



夕暮は雲のけしきを見るからに
       ながめじと思ふ心こそつけ
            和泉式部

葉上秋光白露寒    郡中則事  羊士諤

2007年12月23日 19時15分03秒 |  漢詩を長崎弁で

以前漢詩を長崎弁でというので、いすみ市の蓮池を紹介しています。

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郡中則事
  羊士諤

紅衣落盡暗香殘
葉上秋光白露寒
越女含情已無限
莫教長袖倚闌干



紅衣落ち尽して暗香残れ
葉上秋光白露寒し
越女情を含むことすでに限りなし
長袖をして闌干に倚らしむるなかれ

赤か着物を着た蓮の花 花びらは落ちてしまい、香りも失せた
葉っぱには秋の冷たい光が白露を光らせているだけ
あん美人さんは遠い国から来て、胸の中にはやるせかな思いで一杯やろうね
一人で長か袖を欄干によらせちゃいけんとよ

でも、この詩にはこちらの写真がもっとふさわしいのではないでしょうか。
いすみ市とんぼ沼(とんぼの沼)
改訂版です。