夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

人ごとじゃないっちゃ

2012年02月23日 20時08分00秒 |   ボクとおいちゃんと ときどきおねえ


今日の日本テレビで認知症の犬の話をしていたんです。
同じところをぐるぐる回ったり、お下が自分ではできなくなってたり、
食事も人の手を煩わせ、夜と昼が逆転している。
モデルになったのもチビ太よりもずいぶん年を召してたけど同じお仲間の柴犬でした。
ほんと人ごとじゃない。

このケースでは、毎夜、飼い主の方が添い寝して、介護してくれているのだそうです。
チビ太がベッドを温めておいちゃんを待っていたときには、おいちゃんは添い寝してくれなかった。以前に書いていたよね。おいちゃん、減点1。

早く老いて行くのは予測にあったということですけど、今どき、なかなかそんな飼い主はいないよね。
楽しい時だけ自分が楽しんで、手間がかかるようになるとハイサイならが多いんだから。

その後、犬のためのディケアセンターとか、
高齢になって、病気をして、散歩や世話が出来なくなって、老犬センターへ預けている方が写っていた。
週に一度、センターを訪ねる老夫人。
そして、一緒にちょっとだけ散歩。
犬は嬉しくってどんどん行きたいけど、息切れしてなかなか難しい。(おいちゃんがそうだから、チビ太にもよく分かる)
お婆さんが帰る時に、泣いていたこの犬。
涙を誘われちゃった。

癌になったレトリバーが出てきて、その名前がアンディ。
食事を取れないので、胃に管を挿してそこから食事をしていた。
撮影してしばらくして、亡くなったんだって。
多摩川にもゴールデン・レトリバーのアンディ君がいて、おいちゃんにもチビ太にもとても懐いてくれていた。
去年、最後にあった時には、多摩川のアンディ君も癌で延命治療中だった。



おいちゃんがチビ太を見つけて、連れてきてくれたときに、最初に考えたのは、チビ太よりも長生きするだろうかってことだったんだって。
動物と暮らすことは、看取ることだってのは、おいちゃんも何度か書いているよね。
でも、去年の発作で、おいちゃんの大動脈はぼろぼろになっちゃった。
一本を心臓から人工血管に入れ替えたり、もう一本は心臓から腎臓までの血管の大修理が必要だって言われて、おいちゃん、「この歳でそんなのいらん」って病院を脱走してきちゃったんだ。
だから、チビ太よりも長生きするってことが、分からなくなっちゃった。
チビ太、自分の老衰も心配だけど、おいちゃんに先立たれるってことになったら、ご飯どうしよう。。。。。
お先、だいぶ暗くなってきたような、、、




蛇の足
このブログによくコメントを頂くイオレスさんはたくさんの野良猫を保護されている。保護してはすぐに獣医にとんで行き、診察や必要なら治療。病気を持っている子の隔離、大変でしょうねと思っていたら、先日は、大震災が起こったら、この子たちを連れてどう避難しようってことに頭を悩まされていた。
その話を、知人にしたら、その方の友人はなんと現在31匹の猫を保護されているんだって。隔離のために猫アパートまで作っておられるのだそうで、その方も同じように一緒に避難するにはどうするのだって心配されていたとのこと。

東北でも、飼い犬や猫のために避難所に入らなくって、配給も受けられなくって、苦労されていた人がいるそうだし、汚染地区にはたくさんの動物が放し飼いになっているそうです。



人の生き死にの時に何を暢気なって言われるかもしれないけど、チビ太にとってはやっぱり自分の一生なんだから、命なんだから、気にもなるよね。