夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

6年目に入りました、、、  眠られない夜のために

2016年05月08日 03時45分39秒 |  岬な日々


昨夜、ちょっと疲れすぎ、背中も痛いし、体中に疲れがたまってしまっているって感じで、横になったら、今の時間(朝の3時)に起きてしまいました。
PCを点けてみたら、元同僚からのメール。今、ドイツの山の中にいるようです。私よりも年上の方で、大手術されても元気にあちこち飛び回られている方だけど、COPDがあるので山登りは無理だけど、、平地を歩き回っているって書いてありました。


考えてみると、私も5年前のちょうどこの日に発作を起こして、死んでてもおかしくなかった状態で病院に運ばれ、手術しないと治らないって言われながら、退院してきたんでした。今日から6年目の生活が始まりますが、ここまで生きられるとは、正直思ってなかった。
新しい一日、新しい朝を迎えられるって、悪くないって思えますよね。



何の代り栄えもしない、定点観測なんてので、ベランダからの朝焼けを撮っていたりするのも、新緑の輝きにじんと来るのも、生きていられることへの「感謝!」って気持ちがあるからなんですね。




メールにもチビ散歩はどうですかって書かれてましたが、チビも、私の前に現れたのがちょうど6年前。仕方なく、朝夕のチビ散歩をやって、それで体力ができていたからあの状態でも生き続けられたんだろうと思いますし、その後も、1~200メートルくらいの散歩しかできなかった状態から、今は1キロ、2キロの散歩までやれるようになっているのも、路傍の花や鳥、隣人たちとの挨拶ができるのも、チビ太様のおかげがたくさんあるのでしょうね。
まあ、いつも、気持ちのいい挨拶ができる相手ばかりではありませんけどね。



チビ太。いつも、文句の言い合いをしているけど、、感謝しているんだからね。
チビ太の見果てぬ夢の松坂牛は買ってあげられないけど、、、



チビ太に感謝、こんな私を気遣ってくださる方が世界のあちこちにいることに感謝、、、
なんだか、文字通り「眠られぬ夜のために」(ヒルティ)みたいになっちゃったけど、まあいいか。 アーメン。


ちなみに、トップの写真。
岬は、だいぶ前にミカン(オレンジ)による町おこしをやったことがあって、ミカン畑があちこちにあります。
温州や夏ミカン、柚子などの花は白。上の花はレモン。外側が赤紫に覆われていますね。
この運動が実質的な成果があったかどうかはわかりませんが、この時期、私の散歩コースはミカンの花の匂いと、若葉、新芽の匂いが満ち溢れて行って、夢のような道になっています。

なんて、水仙の時期にも、梅や梔子のような香りのある花が咲き始めると、同じようにうれしがっているのですけどね。