依依嫋嫋復青青
勾引清風無限情
白雪花繁空撲地
絲條弱不勝鶯
楊柳枝 其三
白居易
これは去年の2月の日記「白居易 楊柳枝 其三」にアップした白楽天の柳を詠った詩です。
いつもの長崎弁の訳などは、上のリンクから、以前の日記を見てください。
この詩をなぜまた蒸し返すかというと、もちろんこれからの柳の新芽の美しさが見過ごせないものだからなのですけど、そのほかにも、「Images ありえない記憶」へコメントを下さった方との往復のレスの中で、話が柳に向かって行っている。おまけに、この方は若いころ、白楽天さんの恋人さんだったとかいう噂もあるし、、、、
それにMixiの河童のコミュで、たまたまこの方の友人の方が妖怪のトピックを立てられている。まあ、参加者がどちらかというと人間というより、妖怪といったほうが近い、、、なんて、思っていても決して口にできることではないのですけど、、、、なので、その方向性は有りうべくして起こったことと、驚きはしませんけど、
こちらも柳の方へと話が収斂して行っている。というより、柳の木の下に何時も出張ってくる方々の方なのですけどね。
ということで、今日は柳の木を用意いたしました。
でもやはり、
黄金枝映洛陽橋
黄金の新芽が洛陽橋に映えている
白楽天の同じ楊柳枝の一節です。
いつの時期にも、人の心をとろけさせるように美しいものがあるんですね。
待ち焦がれているのは……
千里鶯啼映紅
水村山郭酒旗風
南朝四百八十寺
多少樓臺烟雨中
雨さえ優しい、暖かな春の日です。
烟雨中
「雨さえ優しい、、、」
なんて負け惜しみな。
そりゃ、私がこの詩を口ずさむときには、当然U20がそばにいて、傘でも差しかけてくれているでしょうけど、、、
姐さまが口ずさまれるときには大吟醸の一斗樽
を待ち焦がれておられるときでしょうね。
「水村山郭酒旗風」
頭の中で旗がパタパタしてませんか?
それにしてもこの詩、長崎弁にしていませんでしたね。頂いて、もうしばらくしたら載せましょう。
「江南春絶句」
墨田の川向こうのうらぶれたチャバレーをでたら、外は春雨。自称U20のおばちゃんが請求書を持って追いかけてくる。値段を見て絶句。
なかなか人生の悲哀のこもったシーンではないでしょうか。
へへっ、やっぱり、楼閣の旗が風に靡けば心も漫ろって奴ですね
花は咲く咲く、緑は萌える
芽吹く田畑に囲まれた長閑な村の只中に
風に舞う舞う、酒屋の幟
南朝の大層な寺なぞ観ずに
雨が降っても
酒場めがけてマッシグラ
花はなくても、彼果てた荒野でも
雑踏の都会でも、侘しい田舎でも
大吟醸の旗さえ見えれば
U20の誘惑なんてメじゃない
雨でも、嵐でも
酒場めがけてマッシグラ