夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

Beau Soir 美しき夕べ  (Paul Bourget)

2007年08月08日 23時13分49秒 |  気になる詩、言葉

沈む夕陽が川を赤く染め
かすかな揺らめきが麦畑へ広がる
幸せへの願いが全てのものから沸きあがる
それは傷ついた心へと広がっていく
生の美しさを求める願い
まだ若く、そしてこんなにも美しい夕焼けの間に
我々も過ぎ去っていく、波が過ぎ去るように
波が海に消えるように、我々は墓に

Lorsque au soleil couchant les rivières sont roses,
Et qu'un tiède frisson court sur les champs de blé,
Un conseil d'être heureux semble sortir des choses
Et monter vers le coeur troublé.
Un conseil de goûter le charme d'être au monde,
Cependant qu'on est jeune et que le soir est beau,
Car nous nous en allons comme s'en va cette onde,
Elle à la mer, nous au tombeau.



ドビッシーの「美しき夕べ」の歌詞です。
多分この歌詞の日本語訳もあるのでしょうけど、メロディに合わせてありますよね。
こちらはいつものように曲とは関係なしに適当につけましたので、もし訳に間違いがありましたらごめんなさいです。



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2 コメント

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私はだれ? (葉桜)
2007-08-09 14:31:20
私にもあったなあ、美しいものをみて素直に美しいと感動した時代。幼い頃の思い出がちょっぴり甦ります。あの頃の自分と今ここにいる自分。どこでどうつながるんだろう。そしてこのまま行ったらどこに行き着くんだろう?
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そうですね、、悲しいけど (赤い風車)
2007-08-09 20:45:41
世の中の荒波にもまれているうちに、皮膚も心も擦り切れていくのでしょうか、そして覚めの肌のようにがさがさになっていくのでしょうかね、
今日は干物女のドラマをテレビでやりますね。
でも、どらまの干物女はまだ可愛かった。
歳を経た分、私はサボテン男になってしまったような、、、
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