狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

小泉発言とかんぽの宿疑惑

2009-02-14 08:22:21 | 県知事選

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「小泉氏は完全な造反」と総務相  給付金「参院と調整」発言で
鳩山邦夫総務相は13日午後、TBS番組の収録で、小泉純一郎元首相が定額給付金の財源に関する法案について「参院と調整して妥当な結論を出してほしい」と述べたことに関し、「参院は(野党が多数で)反対に決まっているんだから、調整するということは給付金はアウトということだ。完全な造反だ」と批判した。

 さらに、鳩山氏は「そういうことで(政局の)潮目をつくるのは最低だ。大義名分が立たない」と指摘。「給付金は何とか宣伝して使ってもらおうと粛々とやっている。ショックだ」と述べた。

2009/02/13 18:56   【共同通信】

                                             ◇

小泉元首相の「笑っちゃう」発言で、マスコミは騒然。

「マジ切れ説」、「激励説」等々まさに各マスコミ、各ブログが入り乱れて百家争鳴の様相。

マスコミの代表的論評として発言翌日のよみうり寸評を掲げておくが、当日記は小泉ブチ切れ発言のキーパーソンは、冒頭に掲げた鳩山総務相と元森首相だと見る。

森氏は小泉発言(12日)の前日(11日)、今回の小泉発言と関連する発言をしている。(文末に掲載)

 

 

  • 2月14日付 よみうり寸評 
     〈侮蔑(ぶべつ)、嘲笑(ちょうしょう)〉は時として〈怒り〉よりも強い反対の意思表示になる。「怒るというよりも、笑っちゃうぐらい。ただただあきれているところだ」と小泉元首相◆その発言について報道陣に聞かれたもう1人の元首相、森喜朗氏は「どけ、うるさい」だった。麻生首相の郵政民営化をめぐる発言についての話だ。〈てんやわんや〉――政権党のこの状況にこの言葉を思い浮かべた◆〈綸言(りんげん)汗の如(ごと)し〉。首相の発言は汗と同じで元には戻せない。麻生発言は冷や汗続きにも見え「郵政民営化見直し発言は奇人の虎の尾を踏んだ」ようだ◆小泉元首相は「(選挙を)戦おうという人に前から鉄砲を撃っている」と述べ、定額給付金にも疑問を呈した。締めは「政治で一番大事なのは信頼感」だった◆「小泉さんは戦闘モード」「もう引退する人の発言で線香花火のようなもの」など見方もさまざまだが、低空飛行を続ける麻生政権は暴風雨突入の様相も見える◆同じ党の元首相が現首相をこうも強く批判したのはちょっと記憶にない。
  • (2009年2月13日13時57分  読売新聞)

                                               ◇

    小泉元首相の「笑っちゃう発言」を聞いたとき最初に感じたのは、引退間際の首相が「政治家としての晩節を汚した」という印象だった。

    「よみうり寸評」もいうように、同じ党の元首相が現首相をこうも強く批判したのはちょっと記憶にない。

    小泉首相時代、中曽根元首相は、政治活動に意欲満々だったが、小泉氏により強引に引退に追い込まれた。そのときの中曽根大勲位は憤懣やる方なかったはずだが、それでも現首相に敬意を表して首相裁定には粛々と従って不本意ながら引退した。

    小泉氏は麻生首相が「郵政民営化に反対だった」発言や「奇人変人」発言にブチ切れたと報じられているが、

    麻生首相は発言の不用意さはあっても言われているように大きな政策のブレはない。

    郵政民営化に関しても、マスコミはいざ知らず、張本人の小泉氏なら麻生発言の真意を理解しているはずだ。

    また、奇人変人発言は、小泉氏の「一徹でぶれない政治姿勢」を半ば好意的に評しているのはご本人も承知しているはずだ。

    「奇人変人」に関しては首相時代、森元首相と組んでおこなった「ひからびたチーズ」の大芝居で、森氏が「変人以上の狂人」と郵政民営化の意志が硬いことを知らしめるパフォーマンス演じていたし、むしろ「奇人変人」は「ライオン宰相」と一対になったトレードマークであったはず。

    その小泉氏がいまさら「奇人変人」発言で切れるとは考え難い。

    疑問はまだある。

    「(選挙を)戦おうという人に前から鉄砲を撃っている」というが、小泉氏の発言こそ麻生首相を前どころか、後ろから鉄砲を撃ったことにはならないのか。

    もし、小泉氏が麻生首相の「郵政民営化は当初は反対だった」や「奇人変人」発言にマジ切れしての発言だったら、「老いては獅子も駄馬に劣る」をライオン小泉氏に捧げずばなるまい。

    だが、いくら老いたりといってもまだ67歳。日本の政治家としてはボケる歳ではないし、「ケンカ上手」「マスコミ利用の達人」といわれた小泉氏のことだから何か発言の裏を考えたくもなる。

    その一つが、鳩山総務大臣がぶち上げた「かんぽの宿疑惑」だ。

    この問題は本来複雑なようで単純であり、入札に不正があれば鳩山大臣の勝ちであり、入札が公明正大に行われていたなら郵政会社・オリックス連合軍の勝ち。

    いくらオリックスの宮内会長が政商的雰囲気があるからといって入札に問題がなければ大臣といえども民間会社の取引に介入することは越権行為である。

    ところが最近は、入札の疑惑を解明をするどころかオリックス側が白紙撤回するということで「入札疑惑」に関してはウヤムヤのまま一件落着の様相である。

    入札に問題がなければ西川社長に何の責任もないはずだが・・・。

    かんぽの宿、一括譲渡を白紙撤回  日本郵政社長の責任問題焦点に

     

     

    もし鳩山大臣が当初の勢いのまま疑惑解明に乗り出して、オリックスの落札に不正が発覚したら、小泉氏は自分は関知していないとシラを切るわけにはいかなくなるだろうし、小泉氏の政治経歴に大きな汚点を印すことになる。

    登場人物が竹中、宮内、西川と余りにも小泉氏の息がかかった人物ばかりではないか。

     

     

     

    「郵政見直しけしからんは北朝鮮と同じ」 森氏、首相を擁護
    2月12日8時1分配信 産経新聞

     自民党の森喜朗元首相は11日、徳島市内で講演し、麻生太郎首相が郵政民営化に関する発言を二転三転させたことについて、「民営化が本当に正しいと思った国会議員は小泉純一郎元首相だけだった。民営化で不都合がいろいろと起きており、麻生首相が一生懸命に見直しに取り組もうとしている熱意は買ってあげなければいけない。頭から見直しはけしからんというのでは北朝鮮と変わらない」と述べ、首相を擁護した。

     ただ、首相の発言のぶれについては「答弁の仕方が少し悪いのかなと思う。私が言うのと首相が言うのとでは立場が違う」と苦言を呈した。(略) 

    最終更新:2月12日8時1分

                       ◇

    小泉元首相は「定額給付金」にも反対の意向を示したが、これが今頃頓挫したら国民の恨みは小泉元首相に集中する。

    国民はマスコミが誘導するような「給付金反対」ではなく、期待して待っているのだ。

    民主党も定額給付金が支給されたら麻生政権の支持率が上がるのは百も承知だから必死で反対しているが、ことここに至って廃案にしたらトゥーレイト(厚生労働大臣)である。

    定額給付金はバラ撒いてこそ! アッパレ佐保市

     

    森元首相は、小泉氏発言に関する報道陣の質問を

    「どけ」「うるさい」と、

    不機嫌そうに怒鳴った。

    森元首相は郵政民営化で小泉首相が孤立していたとき「ひからびたチーズと缶ビール」で奇人変人に接待されるという大芝居うって小泉氏首相を支えた。

    さて、今回の「第二小泉劇場」の役者は森、小泉両元首相そしてアルカイダの友達の鳩山総務相。

    「笑っちゃう」発言はライオン宰相の老害のなせるわざか!

    今後も事情を知るはずの森元首相と鳩山総務相の発言に注目したい。

     

    【付記】麻生発言を無理やり捻じ曲げて捉える記者の誘導質問に丁寧に答える麻生首相。

    それともこの記者達はリアル・バカなのか・・・。↓
    べらんめぇ日記麻生首相ぶらさがり取材 2009 02 06

    【べらんめぇ日記】麻生首相ぶらさがり取材 2009 02 06音声調整版 動画
     
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