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夜間、米兵とフィリピン女性がが仲良くホテルにチェックインし、一夜を過ごした。
翌朝、男は勤務の為先にホテルを出たが、後でチェックアウトした女性が「強姦された」と騒いだため、基地内で勤務中の男は逮捕され沖縄県警に身柄を引き渡された。
県警の調査の結果、米兵は証拠不十分として不起訴処分で釈放された。
「県民感情」に配慮した米軍が軍法会議にかけた結果、買春の罪と外出禁止の軍命違反で有罪になった。
だが、問題の「強姦罪」では県警の場合と同じく不起訴処分になった。
「女子中学生暴行事件」とまったく同じ経過を辿ったが、とにかく「米兵による強姦事件」はこれで一件落着だと思ったのだが・・・。
当初から「強姦事件」として県民を扇動してきた沖縄タイムスは、
上げた拳を下ろす勇気が無いのか、昨日の朝刊の社会面トップを被害者からの手紙の写真とともに、次のような大見出しで飾っている。
<米兵暴行 被害の比女性コメント>
人生どう始めれば・・・
切望届かず 軍法会議判決 証言機会なし
島倉千代子でなくとも「人生いろいろ」といいたくなる、なんともセンチメンタルな見出しだが、・・・・。
沖縄タイムス 2009年02月26日【朝刊】 社会
【沖縄】「どう人生をスタートさせてよいか分からない。私が苦しみを乗り越えられるよう祈ってほしい」。二十四日に米軍嘉手納基地で開かれた高等軍法会議の判決を受け、被告への起訴が取り下げられた強姦罪の被害者とされたフィリピン人の女性(22)は二十五日、沖縄タイムスにコメントを寄せ、法廷で証言する機会がなかった悔しさと事件以降の一年間の苦悩を訴えた。(比屋根麻里乃)
コメントは女性を支援する教会関係者を介して本紙に届いた。強姦罪の起訴が取り下げられたショックから、二十四日の判決直後に取材に応じなかったことをわびた上で、「一年以上、想像を絶する苦しみを味わってきた。米軍側が事件の捜査をするたび、何度も何度も繰り返し強姦を受けているようだった」と捜査を受ける苦しさを訴えた。
米軍に対し、唯一望んでいた法廷での証言の機会がなかったことに、「判決はどうであれ受け入れるつもりだったが、米軍は真実を隠した。私の扱いは犬以下だろう」と怒りをぶつけた。
昨年二月の事件以降、支援者によるデモ活動などで女性が強調してきた「正義」については、「今回の事件から学んだのは、私たちのような貧しい人間にとって正義は存在しないということだった。正義は裕福で力のある人々だけのものだ」とつづった。
女性を支援してきた神父も同時にコメントを寄せた。「彼女は一年間、『正義のために』と苦しみながら闘ってきた。支援者として望んでいたのは、彼女が法廷で彼女自身の話をする日だった」。証言の機会がないまま軍法会議が終了したことを批判した。
軍法会議は、日米双方の医師の診断を基に強姦の証拠は不十分だったと判断した。これに対し、神父は「女性は命の危険が及ぶほど大量出血だった」と診断を疑問視した。
神父によると、女性は近くフィリピンへ帰国する予定という。
女性は昨年二月に沖縄市で在沖米陸軍特技兵のロナルド・ホプストック被告に暴行されたと訴えた。二十四日の軍法会議で、同被告に問われていた四つの罪のうち強姦罪は棄却された。判決は禁固六カ月、二等兵に降格し、不法行為除隊だった。
◇
当初のウェブ記事のリンク見出しは、
人生 どう始めれば・・・/米兵暴行 被害の比女性コメント/切望届かず 軍法会議判決証言機会なし【02月26日】 という情緒綿々たるものだったが、
さすがに恥ずかしくなったのか、
午後には米兵暴行 被害の比女性がコメント/軍法会議判決証言機会なし【02月26日】 と訂正されていた。(笑)
やたらと正義を振りかざす者に限って平気で不正を働く。
これは「正義の味方」の朝日新聞の連続脱税事件で実証済み。(7年間で3度、計25億円も脱税)
沖縄タイムスも記事中正義を連発しているが、やはり脛に傷を持つ身か。
そもそも、強姦とは相手の嫌がるのを拉致したり暴力で制圧して犯すことと承知するが、
大人の男女が合意の上ホテルにチェックインして一夜を過ごし、それが強姦といえるだろうか。
案の定、沖縄県警も米軍法会議も「別件」では有罪としたが「強姦罪」では無罪だった。
新聞がウソを書くのも記事のねつ造だが、意識的に事実を報じないのもねつ造報道である。
上記引用のタイムス記事が故意に次の事実を伏せている。
①容疑者は県警に身柄確保され取調べを受けた結果不起訴処分で無罪放免になっている。
②軍法会議の結果は「別件」の「買春」と「外出禁止違反」である。
③容疑者が強引にホテルに引きずり込んだのではなく、仲良くチェックインしていること。
扇動記事を書いて思惑通りの結果にならなかった場合、新聞はしばしば冷静さを失い扇情的な記事を書く。
沖縄タイムスの「人生どう始めれば・・・」という社会面トップ記事にも驚かされるが、昨年3月、「米兵女子中学生暴行事件」が地検により、不起訴になったときの沖縄タイムスが悲憤慷慨する記事は大笑いであった。
そのときの沖縄タイムス記事を再掲し、叙事詩と見まごうその詠嘆調の名文をしばし鑑賞してみよう。
沖縄タイムス 2008年3月1日(土) 朝刊 26・27面
痛恨 被害者守れず/地検苦渋 天を仰ぐ
また被害者を守れなかった―。米兵による暴行事件は二十九日、容疑者の釈放という予想外の形で幕が引かれた。日米両政府は安保体制のほころびに危機感をあらわにし、一部メディアは好奇の目を向けた。あまりにも大きな負担を背負った被害者から、届いたのは「そっとしておいてほしい」という言葉だった。天を仰ぐ那覇地検の検事正。首長や市民団体は、支援が徹底できなかった痛恨を語った。米軍基地が集中し、犯罪が頻発する現実とどう向き合うか。日米両政府は、再発防止の取り組みを誓い、県民大会の模索も続く。
「容疑者を本日釈放した」。那覇地検五階会議室での記者説明。山舗弥一郎検事正は午後九時四十分、駆け付けた二十人の報道陣を見渡し、一言一言かみしめるように書面を読み上げた。「本日付で不起訴処分」。大きく息をついた後、「申し上げられることは以上」と言葉を切った。
張り詰めた空気の中、報道陣から矢継ぎ早に質問が飛んだ。「告訴取り下げの理由は何か」「容疑の事実関係はどうなのか」。山舗検事正は「被害者の気持ちに反するので詳細は言えない」と、何度も繰り返した。
被害者感情に話が及ぶと、天を仰いだ後「そっとしておいてほしい、ということのようだ」と説明。会議室は一瞬、静まり返った。
告訴を取り下げるような働き掛けがあったかとの問いには「一切ない。失礼だ」と声を荒らげた。捜査の適正性を問う質問には「(親告罪なので)告訴が取り下げられたら絶対、起訴できない。被害者の気持ちを重視し粛々とやるしかない」と顔を紅潮させた。その後も「事情を理解してほしい」と繰り返し、説明は二十分で終了した。
◇
太字強調した部分を抜書きしたら、これは記事というより詩だと書いた。⇒告訴取り下げの真相、検事正会見から読む
それにしても、自分の思惑通り事が運ばなかったからといって、このように嘆き悲しむのは、傲慢不遜の裏返しではないのか。
「神父によると、女性は近くフィリピンへ帰国する予定」というが、そもそもこの女性が来沖した目的も沖縄タイムスは報告すべきであろう。
昨年の「幻の女子中学生強姦事件」で世界に恥を晒した沖縄二紙の狂騒報道を回想するとこうだ。
【付記】
TBS「朝ズバッ!」で、今頃になっても執拗に「酩酊会見」を攻撃していたが、そんなことを繰り返す時間があれば「かんぽの宿疑惑」でも取り上げろ!
「ほっとけない!」ってか。
正義を振りかざすヤツにろくな者はいない。
みのもんたさん、貴方のことですよ!「
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