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鳩山氏「真理に導く手段の意」 方便発言で
民主党の鳩山由紀夫前首相は20日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県外移設断念の理由に米海兵隊の抑止力を挙げたのは「方便だった」と発言したことについて「方便とは真理に導くための手段のことだ。真理とは、すなわち(名護市)辺野古への移設で、そこに導くための手段として『抑止力』と言った」と釈明した。北海道伊達市内での後援会会合で語った。
県外移設断念の経緯をめぐっては「普天間の海兵隊ヘリ部隊の役割は決して敵を襲うものでなく、(当初は)それを抑止力と言い切るのは無理があると思った。しかし地上部隊とヘリ部隊は密接で離せないとの米側の理屈、さらに空軍、海軍、海兵隊パッケージ全体が抑止力だとの言われ方をすると、なるほどと(考えた)」とした。
さらに「私の考え方は正しいと思っているが、正しくないなら、いろいろお聞かせ願いたい」とも述べた。
2011/02/20 16:28 【共同通信】
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昨日のエントリーで、「沖縄人は三枚舌」と言った米軍幹部のことを書いたが、沖縄人が三枚舌ならクルクルと発言が変わる鳩山前首相は何枚_を持っているのか。 まさか四枚も舌があったら舌がもつれて話にくいと思う。 もっともルーピーと言うあだ名は「クルクルパー、キチガイ」という意味らしいので、前言をクルクル変えてパーにするキチガイ発言で一喜一憂する方が可笑しいのであるが・・・。
筆者は、当初から一連の「方便騒動」は沖縄2紙が「海兵隊不要論」に鳩山氏の発言を利用するため「意訳」して大騒動してみせたに過ぎないと見ていた。
つまり自説に利用するためには、鳩山氏の「宇宙語」は実に都合よく「意訳」できるのだ。
例えばこの発言。
「よくよく海兵隊自身の抑止力はどうかとなると、それは抑止力ではないだろうと皆さん思われる。私もそうだと理解する。が、トータルの米軍が仕事がしやすいような状況をつくる中での海兵隊の役割がある。海兵隊がいるからほかの米軍全体が機能する。全体は日本に対する抑止力になっている、という意味で抑止力と言えなくもない。それを方便だと言われれば方便だが」⇒検証:鳩山前首相「方便」発言 /沖縄
つかみどころの無い発言だが、結局「海兵隊は抑止力になる」という意味であることは、小学生でも理解できるはずだ。
むしろ、これを意訳というより「曲解」して大騒ぎした沖縄2紙の作戦がちということができる。
何しろ歪曲・捏造した報道で一旦活字となって一人歩きしたらそれが「真実」になることを体験上一番承知しているのは沖縄2紙のはずである。
沖縄タイムスは昨日の記事で「基地撤去」発言で代表的な三人の市長による座談会まで開いて「方便発言」の正当化に大童である。⇒基地「抑止力」疑問視 県内3首長本紙座談会 「方便」発言 本土との温度差指摘
琉球新報は「識者の意見」では飽き足らず、松元剛・琉球新報政治部長の署名入で、こんな噴飯ものの「特別評論」を掲載し、大恥を晒している。
いわく「言葉の軽さはあったにせよ、鳩山氏の証言に偽りはない」だって。(爆)
ルーピーさんは、沖縄紙に問い詰められて、つい偽りの証言(方便)をしたといっているのですよ、松本部長!
【特別評論・鳩山「方便」発言が問うもの】検証すべきは「抑止力」 政局の陰で埋没する核心 琉球新報2011年2月18日 3米軍普天間飛行場の県内移設の理由に挙げた「抑止力」について、鳩山由紀夫前首相が「方便だった」と証言した波紋が、本質からずれる形で広がっている。抑止力の虚構性など、追及されるべき大事な論点が、中央政局の陰で埋没する本末転倒の状況が続いている。
名護市辺野古への移設を譲らない米側に屈し、県民や国民に説明できないため、方便を用いて県内移設の理屈を繰り出した―。政治主導を掲げた前首相のあっけない挫折劇の実態を知った県民の間で、怒りと失望が再び噴き出しているのは当然のことだ。
その一方で「やはり、そうだったか」と冷静に受け止めた人も多いだろう。鳩山証言を今後の基地問題の反転攻勢にどう生かすのか。沖縄社会に突き付けられた重い課題でもある。
国会での論戦や在京大手メディアの報じ方の大勢は、失言、放言の類いとみなし、鳩山氏個人の資質問題に矮小(わいしょう)化しているように映る。民主党内の抗争と絡め、またしても普天間問題が「政争の具」と化した。
再確認しておきたい。鳩山証言が照らし出した核心は(1)沖縄に新たな海兵隊航空基地を押し付ける論拠にした「抑止力」は虚構(2)公約に掲げた「県外移設」実現を目指したが、自らの戦略、指導力の弱さを突かれ、対米追従を断ち切れない閣僚と官僚支配の軍門に下った構図(3)沖縄に基地を押し付ける差別的構造の温存―であろう。
名護市辺野古への移設を再確認し、菅直人首相が踏襲した日米合意の正当性はもはや、地に落ちている。
この三つの核心は軍事優先に傾く日本の統治機構の危うさに直結する。徹底的に膿(うみ)を出すべきだが、その動きは弱過ぎる。「方便」発言を追及されている菅首相や枝野幸男官房長官の国会答弁は、官僚が作ったメモに頼り切りだ。
「在沖海兵隊を含む在日米軍全体」と位置付けることでしか「抑止力」を説明できず、海兵隊抜きならどれほど損なわれるのか、誰も具体的に言おうとしない。「抑止力」の根拠の希薄さの裏返しである。官僚支配の病弊が色濃く漂う第2幕が紡がれている。
国の最高権力者の回顧は、虚栄心やプライドが災いし、当事者に都合良く描かれることが多い。言葉の軽さはあったにせよ、鳩山氏の証言に偽りはない。退陣に追い込まれた鳩山包囲網の内幕を、わずか8カ月後に明かしたのは前代未聞だ。
「県外移設」を期待した県民を裏切ったことへの反省と謝罪の意を基に、鳩山氏は驚くほど赤裸々に証言した。その内容は真実性、迫真性に富む。日本の戦後政治史に刻まれる首相経験者の告白と言っていい。
沖縄はもうだまされないという意志を強固にした点で、鳩山証言の意義は極めて大きい。海兵隊の抑止力が虚飾に彩られていることをしっかり国内外にアピールし、普天間の県外移設を切望する沖縄の声を一層明確に打ち出す好機到来と位置付けたい。沖縄の知恵、戦略も問われている。
(松元剛・琉球新報政治部長)
☆
■ウソまみれのNHK
昨夜22:00から放映されたNHK教育テレビETV 特集を見た。
番組内容は「沖縄学」を利用して歪曲・捏造の歴史観で、「非武装で平和国家だった琉球王国が日本帝国主義に強制的に併合され、1972年の『祖国復帰』は間違っていた」という印象操作に懸命の噴飯もの。 こんなイデオロギーにまみれた番組が国営放送で放映されるとは驚きだ。
長大な映像番組に逐一反論するのは辟易するのでここでは深入りしない。 2,3例を挙げただけでも、ウソまみれの人類館事件を日本政府の沖縄差別の象徴としたり、「非武装で平和な琉球王国」とデタラメを語る有様だ。 その一方、権力闘争で群雄割拠の琉球を武力統一した歴史には目を閉ざし、「武器を持たない平和国家」のナレーションには思わず吹いてしまった。
血で血洗う武力闘争で三山統一を果たした尚巴志を偲ぶ若者集団が、刀を振り回しながら群舞する映像があったが、これと「武器を持たない琉球王国」との整合性はどうするのだろうか。(失笑)
参考エントリー:
「人類館」、恨み辛みの歴史観
「人類館」のウソ演劇が国立劇場を占拠!
大田昌秀氏が撒いた「人類館」のウソ!「日本政府の沖縄差別政策」
「琉球処分」が沖縄タイムスの今年のテーマ?
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お問い合わせ:運営事務局 仲村雅巳 090-1942-1675
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