狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

県教育委員長・中野吉三郎君も共同正犯?

2011-10-09 17:31:35 | 八重山教科書採択問題

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 八重山教科書問題は閣議決定による政府見解の発表により、国の方針が明確となったせいか、今日の沖縄タイムスから教科書関連の記事が消えた。

石垣からの連絡によると、八重山日報にも教科書関連記事はないという。

法律論では閣議決定には逆らえないと察したのか、八重山毎日新聞は教科書問題を「場外乱闘」に持ち込んで「本土vsオール沖縄」という方向に扇動しようとしている模様。

手始めに玉津教育長の個人攻撃に突破口を見出そうと必死の様相である。

石垣市在住と思われるオトシタレの読んだか?ブログさんの興味深いエントリーを紹介する。

★引用開始★


 10月9日

前略ご免ください 石垣朝子さん・玉津博克君(當山善堂)

本日9日に教科書問題の記事を書いたのは八重山毎日新聞のみ。まずは見出しを紹介。

八重山毎日新聞 10月9日付
①同一教科書採択求める 八重山教科書問題で閣議決定
②前略ご免ください 石垣朝子さん・玉津博克君(當山善堂)
③自衛隊・教科書・原発の相互関係について(寺田奇佐子)
④「教科書問題」訴訟準備の勉強会

今回注目するのは
≪②前略ご免ください 石垣朝子さん・玉津博克君(當山善堂)≫
抜粋--------------------------------------------------

前略ご免ください 石垣朝子さん・玉津博克君


 前略ご免ください。教科書採択問題について、高校の先輩として、また広い意味での行政実務の先輩の一人として、思うところをお伝えしたくペンを執りました。
 僕が沖縄県庁に勤務していたころから現在まで、公私にわたって親しくお付き合いしている友人に、沖縄県教育界の指導的立場にいる関係者が3人います。3人ともあなたたちの高校・郷里の先輩です。
 一人は現・沖縄県教育委員会委員長の中野吉三郎君です。同君は、高等学校の校長職を経て沖縄県教育庁の課長職および次長職を歴任してきた、人格・識見ともに優れた沖縄県教育界の第一人者です。大浜村出身の彼とは、中学校のころから親しくしている肝胆相照らす仲です。
 もう一人は、八重高の1期後輩の仲筋一夫君です。ご存じのとおり彼は宮良村の出身で、現役の頃は沖縄県高等学校長協会の会長を務め、現在は沖縄県ユネスコ協会の会長として幅広く活躍しています。人望篤く行動力に富んでいるうえに、優れたアイデアマンでもあります。
 いま一人は八重高の2期後輩で、白保村出身の仲宗根用英君です。彼が沖縄県教育長として多くの実績を残し、名教育長の名をほしいままにしてきたことはあなたたちもご存じのとおりです。「白保の人はホラを吹くがうそはつかない」の冗談が口癖で、機知に富み胆力抜群です。
 この3人は、沖縄県教育庁の中で、現役のころから現在に至るまで畏敬(いけい)の念をもって「サンナカ」と称されていることはよく知られています。
 八重山出身者としての3人が、出身地・八重山の教育の振興に格別の思いを込めて取り組んできたのは言うまでもありませんが、とりわけ八重山出身者の人材発掘・育成について目を見張るほど確かな足跡を残してきたことは、多くの関係者が等しく認めるところです。
 今、もつれにもつれている教科書採択問題について、僕は折にふれて3人の意見を聴き、自分の考えを整理してきました。そのなかで、3人が中学・高校の後輩であるあなたたちのことを親愛の情をもって案じていることについても、いやというほど痛感してきました。
 石垣さん、玉津君、今からでもけっして遅くはありません。教育行政に高い見識を有しあなたたちの言動に誰よりも深い関心を寄せている郷里の先輩たちの意見を率直に求め、もつれた糸をほぐす手だてにしてほしいと思います。身近にいる優秀な先輩たちに胸襟を開いて相談すれば、より具体的・現実的・建設的な解決策が見いだせるものと確信しています。そして教科書問題を一日でも早く片付け、もっともっと喫緊・大事な八重山の教育諸課題に取り組んでほしいと切に希望します。(以下省略) 

 

----------------------------------------------------------------

 

 當山氏は以下の3名の人物をあげております。


1.現・沖縄県教育委員会委員長の中野吉三郎君


2.現在は沖縄県ユネスコ協会の会長、八重高の1期後輩の仲筋一夫君


3.元沖縄県教育長、八重高の2期後輩で、白保村出身の仲宗根用英君


 パッと見、この3人が玉津教育長を批判しているように思えるわけですが、當山氏は「3人が中学・高校の後輩であるあなたたちのことを親愛の情をもって案じていることについても、いやというほど痛感」しているにとどまり何ら3人のコメントは紹介しない。

 當山君、少しぐらい3人の意見を載せてください。「虎の威を借る狐」。あなたのための言葉です。
 
 當山君、あなたも八重山高校出身だから先輩として「玉津博克君」と呼んでいるのだと思いますが、失礼だと思いませんか?また、上記の3名を「君」づけで書いていますが、あなた何様ですか?ただの芸人でしょう。(失敬、ただの芸人ではなかったw大濱長照のお友達でした)
 
 當山君、教科書問題に対し、公的に発言してこなかったこの3人にことわって紙面に名前を載せましたか?ここ重要ですよ。「現・沖縄県教育委員会委員長の中野吉三郎」とありますが、いいのですか?子どもたちのことを考えることも大事ですが、大人たちの事情も考えてはどうでしょうか。

 當山君、3人に聞けば「より具体的・現実的・建設的な解決策が見いだせるものと確信」しているようですが必要ないですよ。竹富町が育鵬社を無償で取り、東京書籍を有償で採択したらいいだけの話です。これ「より具体的・現実的・建設的な解決策」があるでしょうか。

 

 この投稿文は、「石垣朝子さん、玉津博克君、教育行政に通暁しあなたたちのことを親身になって案じている身近な先輩3人の声に、いま一度虚心坦懐(たんかい)に耳を傾けてほしいと、重ねて申し上げペンをおきます。 草々」という文言で締められているのだが、先輩3人が玉津教育長に何か異論でもあるかのごとき書き方である。3人はどのような意見をお持ちなのか。當山君は「3人が中学・高校の後輩であるあなたたちのことを親愛の情をもって案じていることについても、いやというほど痛感」と曖昧に述べるだけで、教えてくれない。

 當山君、自分の主義主張のために、公的に発言していない有名人を利用していいのですか?


重要なことをもう一度。
當山君、教科書問題に対し、公的に発言してこなかったこの3人にことわって紙面に名前を載せましたか?

※慶田盛さんには「これいじょう大城教育長を苦しめるな」と言ってくれる先輩はいないのだろうか。

★ 引用終了★

 【おまけ】

石垣市在住で、教科書問題に関心を持つ知人からねメールを一部抜粋で紹介します。

市議会における下劣な応酬を指摘して興味深い。

≪・・・さて、大荒れだった石垣市議会もようやく終わりました
一般質問議員の半数以上が教科書に関する内容が盛り込まれていました

石垣市議会は石垣ケーブルテレビ(ICT)が日中に生中継
夜に再放送を流してくれるので、それを見ていました

野党の皆さんの質問は執拗かつ罵倒のオンパレード
へこたれない玉津教育長はなかなかのものです
以前日報の記事で読みましたが、玉津氏は若い頃にマルクスに傾倒していたそうです
その後、世界的な共産主義の崩壊や、マルクスの限界を感じるに至って転向したとか
鉄の意志はその時代に培われたものでしょうか
共産主義はエリート主義ですから、理路整然とした優秀な人間が多い面もあると思います
もしその時期の経験が今の玉津氏を育んだとしたら、皮肉なことですね

さて、日記に書かれてる前津議員ですが、議場の中で一番品が無い答弁をしていた人物です
石垣市議全員が100点満点だとはいいません
50点の方も80点の方もいます
ただ、彼はあの議会質問では落第点です
革新系若手後継議員があの体たらくでは石垣革新の未来は暗いですね
はっきり言います
これで中山市長はあと10年は安泰です
石垣市政の為にも良識ある優秀な革新系議員の登場が待たれるんですが
それはいったい何時になることやら。。。
  (中略)
さて、教科書問題ですが、一応の決着を見ることは間違いないでしょう
しかし、今日の八重山毎日新聞の一面は笑っちゃいました
「市管理公社、解散へ」でした
対照的に八重山日報が
「12月も教科書議会に・野党が警告、玉津教育長非難」
毎日新聞もこの記事を社会面上段に掲載してはいましたが、肩透かしを食らった感があります

散髪に行ったら、パーマ屋のおばちゃん(お袋の同級生・保守系)が
「はー、もう、毎日毎日教科書だらけで新聞が面白くない、見る気もしない、もっと大切な議論もあるだろうに」
と言ってたので、
市民が飽き飽きして興味を失って、もういいや、とある種思考停止になるのを彼らは狙ってるから、
ここはキチンと一応の決着を見るまでは注視して、「教科書ぐらい」と思っちゃいけない
とハッパをかけてきました

しかし、市民多数が教科書をタブー視しだしてるこの状況こそが物言わぬ同調圧力の恐ろしいところ
教科書を
もとい、教育行政をこれ以上特定の思想主義団体に好きにさせないためにも頑張らないといけませんね・・・≫

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コメント (3)

酷すぎる捏造記事!沖タイの「政府答弁書」

2011-10-09 07:02:18 | 八重山教科書採択問題

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沖縄県選出の糸数参議、照屋衆議(いずれも社民党)が、たてづづけに八重山教科書問題について政府見解を求める質問趣意書を提出した。

閣議決定による政府答弁が公表される度に、「発狂3紙」、県教育委、沖教組の極悪共同体は、ますます絶体絶命の土俵際に追い詰められて行く。

最後の選択肢は現在、県教育委の手に委ねられているが、報道によると連休明けの12日には閣議決定を真っ向から否定する報告書を文科省に提出し、全面戦争の火蓋を切る予定だという。

何とバカなことをするのか、己を知らぬにも程がある。

照屋議員の質問趣意書に対する、政府答弁書は、9月8日の全教委協の協議が無効であること、8月23日の八重山協議会の協議が有効であることも含め、無償措置法が地方教育行政法に優先するとして、これまでの政府見解から一歩踏み込んだ見解を示している。

これをいち早く報じた地元RBCテレビや一夜明けて報じた琉球新報も概ね答弁書の概要を正しく伝えているが、沖縄タイムスは答弁書の内容を都合の良いように歪曲、というより作文も交えた捏造報道をしている。(怒)

まさに読者を愚弄しているとしか思えない歴史に残る誤報である。

これまでも「発狂3紙」は文科省の指導・助言を自分の都合のいいように解釈し、混乱を助長してきた。

が、8日のタイムスの捏造報道は既に報道機関としての常軌を逸しており、読者を混乱に陥れる重大犯罪といわれても仕方がない。

■沖縄タイムス 2011年10月8日

2教育長の文書

公文書と認める 政府

【東京】八重山地区の教育採択問題で、政府は7日、文部科学省あての文書をめぐり、全教育委員による協議を不服とし、石垣・与那国の両教育長が提出した文書を公文書と認めた。 一方で、同協議会は調っていると主張する石垣・竹富・与那国の3市町の教育委員長の連名文書は、公印や公文書番号がないため、公文書として認めなかった。 照屋寛徳衆議院議員(社民)の質問主意書に答えた。石垣、与那国の両教育長の文書には両教育長の公印が押され、公文書番号が記されていた。 
政府の対応姿勢については、「県教育委員会に対し、八重山採択地区協議会の規定に従ってまとめられた結果に基づき同地域内で同一の教科書を採択するよう指導するよう、指導・助言する」と文科省の従来の見解を踏襲。

「地方教育行政法」と「教科書無償措置法」の関係について「適用領域を異にする部分もあり、両方が一般法と特別法の関係にあるとはいえない」と説明。 無償措置法が求める同一地区同一教科書の採択については「地教行法が規定する採択権限の行使について特別の定めをしている」としたが、両方の優位性や優先度には触れなかった。(沖縄タイムス 2011年10月8日)

       ☆

あえて記事を二つの段落に分けたが、前段はともかく後段に関しては全くのデタラメではないか。

歪曲どころか「適用領域を異にする部分もあり、両方が一般法と特別法の関係にあるとはいえない」などと政府答弁書には記載のない文言まで作文して、結論を「(無償措置法と地方教育行政法)両方の優位性や優先度には触れなかった」と都合の良い記事に仕立て上げいる。

捏造記事もここまで来ると芸術品だ。

その割にはウェブ記事にしていないのは、全国に知れ渡るとまずいとでも思っているのか。

同じ記事を琉球新報はどう伝えているか。


無償措置法が優先 八重山教科書問題で閣議決定

琉球新報 2011年10月8日      
 【東京】八重山地区の教科書採択問題について文部科学省は7日、
無償措置法が地方教育行政法に対し、部分的に優先するとの見解を示す答弁書を閣議決定した。
 照屋寛徳衆院議員の質問主意書に答えた。
 教科書採択に関しては、採択地区内で同一教科書の採択を定めた無償措置法と、各教育委員会に採択権があるとする地方教育行政法の2法があるが、文科省はこれまでいずれの法が優先するかは明言を避けていた。
 一般的に、一般法と特別法の関係では、特別法が優先すると考えられており、答弁書で無償措置法を「教科書用図書の採択の権限の行使について特別の定めをしている」として、特別法に当たるとしたことで、同法が優先するとの認識を示したといえる。

           ☆

これまでデタラメ記事の連発でネット上で「発狂新聞」と冷やかされている沖縄タイムスと琉球新報だが、ネットで原資料が容易に検索できるネット時代に、沖縄タイムスは敢えて原資料とは間逆の記事を平気で書いた。

沖縄タイムスの担当記者は、本当に頭がおかしくなってしまったのか。

これでは偏向、歪曲のレベルを通り越して明らかな捏造というより真っ赤なウソの記事ではないか。

確かに答弁書は、確かに読みづらい文章ではあるが、高校生程度の読解力があれば理解できる内容だ。

沖縄タイムスの又吉記者はついに文章の読解力までも喪失してしまったのか。

それとも、喪失したのは記者としての良心だったのか。

問題の発端はこれまで現場を知る専門家という美名に隠れ、沖教組の指令のままに調査員(教員)が調査の段階で「足きり」や「絞込み」により事実上の「採択教科書」を選定し、協議会はこれを形式上追認するだけの形骸化した組織に成り下がっていた。

これに危機感を抱いた玉津協議会会長が採択権を調査員の手から協議会委員に奪還するという教育改革の一歩を踏み出すことになった。

沖縄タイムスの八重山教科書問題の責任者と思われる又吉嘉例記者などは、教員が採択権を持っていると勘違いしているのか、社説や、解説記事などで、いまだにトンチンカンな議論を披瀝し読者を惑わしている。

新聞に煽られた県教育委も当初からルール破りの竹富町教委を支援する同じ種類のトンチンカンな意見を述べている。

例えばこの調子だ。

「文科省と相談しながら指導してきたのに梯子を外された」とか「文科省の見解が二転三転」等々。

筆者が見る限り文科省は、お役所用語を駆使し責任逃れをしたことはあっても、梯子を外したり見解が二転三転したことはない。

県教委はこれまで、沖教組の専横を黙認してきたため真剣に関連法規を検証してこなかった。

玉津協議会長の教育改革という想定外の事態に遭遇し、県教委も、新聞と同様に、文科省の指導助言を自分の都合の良いように曲解した。

その結果、文科省の指導とはかけ離れた不当介入を八重山協議会にすることになった。

それを指摘されると「梯子を外され云々」と言い出したのである。

 

とりあえず閣議決定された政府答弁書の該当部分を抜粋引用する。

五について
 地方教育行政の組織及び運営に関する法律(昭和三十一年法律第百六十二号。以下「地教行法」という。)第二十三条第六号は、教育委員会が管理し執行する事務として、「教科書その他の教材の取扱いに関すること」と規定しており、公立小学校及び中学校等において使用する教科用図書の採択については、当該学校を設置する地方公共団体の教育委員会が行うこととされているが、
無償措置法第十二条第一項の規定に基づいて設定された採択地区が二以上の市町村の区域をあわせた地域であるときは、当該採択地区内の市町村立の小学校及び中学校において使用する教科用図書については、無償措置法第十三条第四項の規定により、当該採択地区内の市町村の教育委員会が協議して種目ごとに同一の教科用図書を採択しなければならないとされている。≫

沖縄タイムスは、地方教育行政法を根拠にごり押しを続けた竹富教育委を支援するため、地方教育行政法を優先としたいか、少なくとも「両方は同等」としたいのだろう。

ところが実際はお仲間の琉球新報も認めるように、≪一般的に、一般法と特別法の関係では、特別法が優先すると考えられており、答弁書で無償措置法を「教科書用図書の採択の権限の行使について特別の定めをしている」として、特別法に当たるとしたことで、同法が優先するとの認識を示した≫ということになる。

■県教委への提言

ここまで世間を騒がせておいて、いまさら振り上げた拳を降ろしたら県教委の面目が丸潰れになることは同情する。

だが、もはや事態は教育長やイチ課長の面子に拘っている場合ではない。

閣議決定した政府答弁を否定して全面戦争に打って出る気配だが、現在の県教委は関連法規への無知と、沖教組や沖縄メディアへの迎合から、既に正常な判断が出来ない状況にある。

ことここに至っては進むも地獄、退がるも地獄である。

ならば虚心坦懐に過ちを認め県民に詫びるのが筋ではないか。

これ以上の悪あがきは止めにして潔く過ちは過ちと認めてはどうだろうか。

早急に竹富教育委の指導に取り掛かるのが迷惑を被った県民に対する償いではないのか。

慶田盛竹富町教育長も政府、「県の指導に従う」と発言しているではないか。

寛大な県民は大城教育長と狩俣の更迭で一応納得するであろう。

県が過ちを認めたら「発狂新聞」の県に対する「裏切り者」呼ばわりのバッシングが暫くは続くだろう。

だが、失敗の後にはチャンスあり。

捏造記事を書く発狂新聞の影響力と決別する絶好の機会ではないか。

デタラメ記事で県民を誑かす発狂新聞の顔色ばかり覗う姿勢では、過ちは繰り返されることになる。

【参考】

 ★時事通信

同一教科書採択求める=沖縄・八重山教科書問題-政府
 政府は7日、沖縄・八重山地区の中学公民教科書採択問題で、教科書無償措置法は「教科書採択に関する権限の行使について、特別の定めをしている」とする答弁書を閣議決定した。採択地区内の市町村の教育委員会が協議し、科目ごとに同一教科書を採択しなければならないとの見解を改めて示した。照屋寛徳衆院議員(社民)の質問主意書に答えた。(時事通信 2011/10/07-22:23)

 ★八重山毎日新聞 10月9日

同一教科書採択求める

八重山教科書問題で閣議決定 政府

政府は7日、八重山地区の中学公民教科書採択問題で、教科書無償措置法は「教科書採択に関する権限の行使について、特別の定めをしている」とする答弁書を閣議決定をした。 採択地区内の市町村の教育委員会が協議し、科目ごとに同一教科書を採択しなければならないとの見解を改めて示した。照屋寛徳衆議院議員(社民)の質問趣意書に答えた。 同地区の教科書採択をめぐっては、地区協議会が8月、育鵬社版を答申したが、竹富町教委が反対し不採択を決定。 石垣、与那国、竹富の3市町は9月、全教育委員による協議を開き、東京書籍版の採択を決めた。 これに対し、石垣市と与那国町の両教育長が無効を訴え、採択教科書が決まらない状態が続いている。

(★八重山日報は問題は解決した、と判断したのか9日の紙面に教科書問題はない)

 ★RBCテレビ

RBCテレビ 10月 7日金曜日

 八重山地区の公民教科書の採択をめぐる問題で、政府はきょう、育鵬社を採択した地区協議会の決定が優先するとの見解を示しました。

 これは照屋寛徳衆院議員の質問主意書に対する答弁書で示したものです。
 この問題をめぐっては、教育委員会ごとの採択権を定める地方教育行政法と、地区内で同一の教科書採択を定める無償措置法の矛盾が指摘されていました。
 
政府は、きょう閣議決定した答弁書で、無償措置法は「採択の権限の行使について特別の定めをしている」と無償措置法が優先されるとの見解を示した上で、県教育委員会に対し、育鵬社を採択した地区協議会の決定に基づいて指導するよう求めています。
 
これに対し県教育委員会は、内閣法制局の見解を求めるとともに、9月8日に行われ東京書籍を採択した全員協議会は有効とする報告書を、来週12日にも中川文部科学大臣に提出する方針です。
ニュース映像

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