狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

南の島の報道合戦!日報vs毎日

2011-10-16 18:44:41 | 八重山教科書採択問題

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文科省の助言を(受けて以来、一ヶ月経過したのに県教委が沈黙を守り続けていることに対し、沖縄タイムス、琉球新報の二紙は教科書騒動は忘れたかのような今朝の紙面。

一方、地元八重山の地元2紙が県教委の一ヶ月間の不作為について競い合って掲載している。


■八重山日報社 10月16日

教科書問題
竹富町の「決断待ち」
国判断1ヶ月

 教科書問題は、文部科学省が事実上、育鵬社の公民教科書を採択
するよう県教育委員会を指導してから1ヶ月が経過した。国が明確
な判断を示したことで、当初は早期決着に向かうとの観測も流れた
が、
県、竹富町教委とも国の指導に従わず、「違法状態をずるずる
引き延ばしている。(関係者)」この間、国は国会議員の質問主意
書に対する答弁書で、育鵬社版を採択した石垣市、与那国町教委の
主張を全面的に支持する見解を明示。育鵬社版の採択のやり直しに
向けた県、竹富町教委の「決断待ち」の状態になっている


 
「違法状態」続く
 答弁書では
(1)育鵬社版を選定した八重山採択地区協議会の答申は有効
(2)東京書籍版を選定した全教育委員の協議は無効
ーと指摘。特定教科書を不採択に持ち込む意図で、個別の教委もな
いまま「協議の場」を設ける強引な手法に警鐘を鳴らした形だ。
 
県教委は、政府の答弁書が閣議決定されたあとも「全教育委員の
協議は有効」という主張を崩していない。市教委関係者は「県教委
は『協議には拘束力がある』と言って主導した立場上、振り上げた
こぶしを下ろせなくなっている」と推測する。竹富町教委は「県教
委の指導助言を待つ」としている。
 答弁書では、採択地区内で同一の教科書を採択するよう求めた教
科書無償措置法は、採択権が各教育委員会にあるとする地方教育行
政法に対し「採択権の行使について特別の定めをしている」と述べ
た。
 
無償措置法が地教行法に優先するという見解を示し、地教行法を
根拠に育鵬社版を不採択にした竹富町教委の主張を否定したことに
なる。
 9月に開かれた自民党文部科学部会と教科書議連の合同会議では
仮に竹富町教委の主張が認められた場合について「(全国の教科書
採択は)オセロのように変わっていく」「普通に考えたら、竹富町
のごね得と、県教委のごり押しだ」と批判の声が上がっていた。
 
文科省が見解を明示しながら、同省、県教委、竹富町教委とも目
に見える行動に出ず、1ヶ月が経過。関係者は「三者とも育鵬社版
に批判的なマスコミを恐れ、身動きが取れずにいる」と見る。
 市教委に問い合わせに対し文科省の担当者は、生徒に対する教科
書の配布には支障が出ないよう対応すると回答しているという。

         ☆

>文科省が見解を明示しながら、同省、県教委、竹富町教委とも目
に見える行動に出ず、
1ヶ月が経過。関係者は「三者とも育鵬社版
に批判的なマスコミを恐れ、身動きが取れずにいる」と見る。

今回の八重山教科書騒動の発端は、慶田盛竹富町教育長のルール破りだが、実際はマスコミの目を恐れる県教委がマスコミに迎合して違法な介入をしたことが主たる原因となっている。

最終的に閣議決定による政府見解が明確になった現在でも、県教委がマスコミの批判を恐れて過ちを正すことが出来ないでいる理由は八重山日報の指摘の通りである。

これこそが小林よしのり氏に揶揄される言論封殺の「全体の島沖縄」を象徴的に表した出来事である。


寄稿
教科書問題偏向報道を糺す
友寄永三

 7月から9月末迄、2ヶ月以上石垣市の新聞は教科書採択問題一
色になりました。また9月の市議会も教科書問題の議会となりまし
たが、多くの方々から一体何が問題になっているのか解らないと言
われたり、一部では玉津教育長がひどい教科書を独断と偏見により
選び、石垣市の教育行政を私物化していると考える方がいたり、ま
た一方では今までの教育行政の在り方が悪く、玉津教育長はそれを
改革改善しようとしているという見方もあります。私も後者の方で
す。
 教育長悪玉論の方は、「教科書は、教師が選ぶべきだ」と考えて
いる方も多いと思いますが、それは、教育委員会制度をあまり理解
していないからだと思います。戦後アメリカから導入された教育委
員会制度は、「レイマン・コントロール」(素人制度)といって教
育の専門家ではなく一般教養と幅広い視野を持った素人こそが、教
育についてよりよい決定をすること出来るという理念にもと基づい
ており、「教科書は教師が決めるのではなく教育委員会が決めるこ
とになっているのです。」
 玉津教育長悪玉論の方は、どうして調査員が選ばなかった育鵬社
の教科書が選ばれたのか解らないと言いますが、その答えは採択協
議会で答えています。八重山日報には載っていましたが、どういう
わけか他紙には載っていません。答えはあくまでも調査書は参考資
料の一つでしかないという事と、今回は、調査員(教員)の提出し
た育鵬社に対する調査書の内容が、育鵬社に反対する団体のパンフ
レット「子どもに渡せない教科書」からの「丸写し」の部分が多
く、調査員が事前に、特定の団体から強い影響を受けている可能性
が高く、中立性、客観性の観点から調査書の信頼がくずれ、調査の
名に値しないという判断になったというのが実情です。
他紙に
1)「協議をしない協議会」でよいのか?(5分間しかしていな
いと言われている協議会に対して)
2)もっと教育長はディベート(論理的な議論)をするべきだ。
3)情報公開が必要だ
という投稿がありましたが、いままでの協議会は、5分どころか
まったく協議がされていないのです。(少なくとも資料はないそう
です)できれば今までの協議会メンバーにも一言注意して頂ければ
と思います。
 それからディベートは、私も大切な事だと思います。去った8月
20日(土)に八重山青年会議所が教科書問題を勉強しながら議論
(ディベート)してもらおうと玉津教育長と歴代教育長の方々に参
加を呼びかけましたが、参加したのは玉津教育長1人ということで
す。教育長がディベートをさけていると思われているようですがそ
れも反対です。
 情報公開の件ですが今までは、4年に一度教科書採択があること
や、教科書がある期間展示されることも市民はまったく知らされて
いませんでした。どちらが情報開示していないか解ると思います。
 それから「どちらの教科書が採択されてもわだかまりがのこるで
しょう徹底的に公開討論しその後、住民投票しましょう」と書いて
いますが、この論理でいくと意見が分かれた場合は、全て住民投票
が最善の解決方法と言うことになります。どんなに意見が分かれよ
うが、現在の法律で裁くのが民主主義だと思います。閣議で決定さ
れるというのは政府の最高の意思決定ですので法的に整っていたか
ら決定されたと思います。どうしても納得がいかないのであれば、
どうぞ、法に則って文科省へ抗議して下さい。
 県内新聞に載る教科書問題の投稿のほとんどが偏った紙面(情
報)がベースになっているようです。沖縄の新聞の9割が左翼的思
想で書かれていると言われているのに何の疑いもなく中立と思い込
んで読んでいる私達沖縄県民は、メディアリテラシー(情報の評価
・識別する能力)の向上が必要だと思います。
同じ事件でも報道側
の意図によって良く書こうと思えば良く書けるし、悪く書こうと思
えば悪く書けるのです。幸い石垣には公平公正な新聞があります。
是非2紙を読み比べて頂けたら確実にメディアリテラシーが向上す
ると思います。
 
joushou_shikou@yahoo.co.jp

             ★

 

■八重山毎日新聞 10月16日


教科書問題
依然、こう着状態続く
国が直接指導か 可能性高まる        
1面トップ
 
 八重山地区の公民教科書問題は、3市町教育委員会が異なった採
択決定をしてから1ヶ月半が経過したが、いまだに解決の足がかり
は見つかっていない。育鵬社を不採択とし、東京書籍を採択した9
月8日の全教育委員協議について県は有効、国は無効と違う見解を
示していることが混迷に拍車をかけているが、こう着状態が長引け
ば、文科省が地教行法48条に基づき3市町教委に直接指導を行う
可能性も高まってくる。

 地教行法48条は、文科相が市町村に直接指導を行うことが出来
ると規定し、49条は法令違反がある場合や事務執行を怠った場合
には具体的な内容を示して是正を求めることができると定めている。
 文科省は、市教委の玉津博克教育長、与教委の崎原用能教育長か
ら出された文書を根拠に9月8日の協議を無効とし、「八重山採択
地区協議会の規約に従ってまとめられた結果」基づいて同一の教科
書を採択するよう県教委に指導を求めている。
 さらに文科省は、照屋寛徳衆議への7日付答弁書で、同一の教科
書を求めている無償措置法と、市町村教委に採択権を与えている地
教行法について、無償措置法が「教科用図書の採択の権限の行使に
ついて特別の定めをしている」と優先するとの認識を示した。
 文科省が直接3市町教委に対し指導に乗り出す場合、竹富町教委
に協議会の答申通りの採択を求める可能性が高いとみられている。
 このため、自治の視点で教科書を決める住民の会が「9月8日」
の有効性を確認する訴訟を模索。「子どもと教科書を考える八重山
地区住民の会」は17日に文科省に9月8日の有効性を直接訴えるこ
とにしており、文科省の対応が注目される。
 一方で、国が有効性を認めている8月23日の教科用図書八重山
採択地区協議会の協議自体に異議を訴える動きもある。議事録はま
だ公開されていないが、教科書名を言わずに意思表明のみを行って
選定した審議内容の一部がすでに明らかになっているためだ。情報
が開示されれば、8月23日の有効性を問う声が一段と高まるのは
必至だ。

                      ☆

県議会よもやま話 ー八重山教科書問題ー

沖縄県議会議長 高嶺善伸

(前略)

法定受託事務を受けた県教育委員会は、国の助言を受けつつ「教科書無償措置法第10条」の「適切な指導、助言又は助言を行わなければならない」という責務を果たしたにもかかわらず、石垣市・与那国町両教育委員長から「不当介入」と言われる事態を看過することはできない。文科省は同一教科書採択について「地方教育行政法」と「教科書無償措置法」の法的、制度上の不備を認めており、政治的介入に翻弄(ほんろう)されることなく国と地方の役割を尊重しつつ、子どもたち教育環境整備のために、透明かつ公正・適切な手法で教科書採択を決着させるよう期待したい。

            ☆

照屋寛徳議員が次期国会議員の候補の座を譲りそうもない。

後釜を狙う高嶺県議会議長は、やむなく次期石垣市長の座を狙っていると噂されている。 

大浜極左政権の再来を夢見る高嶺氏が八重山毎日と県教委、沖教組に迎合する文を八重山毎日に寄稿している。

自分の故郷の新聞への寄稿は勝手だが、県議会議長の肩書きで「石垣市・与那国町両教育委員長から「不当介入」と言われる事態を看過することはできない」などと発言していいものか。

これこそ地域教育長の公務に対する政治介入ではないのか。 

県議会議長が権限外の各市町教育長の職務行為に対して、新聞紙上で「看過できない」などと公言するのは県議会の発言なのか高嶺議長個人の発言なのかはっきりさせてほしい。

仮に個人の意見であれば、県議会議長の肩書きで発言することは、地域の教育長に対する越権行為ではないのか。

八重山毎日の仲間清隆さん、北極ならぬ左の極地に立つと極左の磁気で判断力が麻痺してしまい、全てが右に見えて来るらしい。

八重山毎日新聞 不連続線

思考停止で吐く自分の左翼意見が全て中立に見えるらしい。 困ったものだ。

【おまけ】

本日の八重山日報と八重山毎日の報道合戦について、オトシタレの読んだか?ブログさんが面白いエントリーをされているので併せて読んでいただく事をお勧めする。

八重山毎日新聞が八百長をやっている件について

 

14日のこれにも爆笑させてもらいました。

ついに琉大の高嶋伸欣教授が立ち上がった!

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コメント (1)

慶田盛氏の事実誤認、「思い込み」で教科書採択

2011-10-16 07:18:36 | 八重山教科書採択問題

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◯◯◯さんのコメントです。

自称作家の言論封殺魔の目取真センセイのブログにどこから入手したのかわかりませんが8.23の八重山地区採択協議会の会議録資料が出ていました。
自分も公務員の守秘義務違反の片棒を担いでいることになるやもしれぬとの思いもありますが、改竄されていないとすれば重要な資料なので参考として貼っておきます。
まぁ目取真センセイは手前勝手な屁理屈で脅迫まで受けている委員の方々の静穏な生活などまるで考えておられないようですがw
まぁ私の感想といたしましては文量からして公民だけが実質議論なしってわけではないだろうに発狂新聞は何故公民だけあげつらってるのかサッパリわからんってとこですねw

http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/6e02a456fa04d23ce2d77797e8376747
http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/9af3aa5ef1eaa0806571e0b34f070b86
http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/51749f655441a5cf691aa0b13353fa6f
http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/eacf3875038774ca43a8b43e383d74e7
http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/1dd0fbecdb48a507752f24b898aaa14a ≫

                         ☆

沖縄版言論封殺魔こと目取真俊氏は、自ブログのテーマとして「集団自決訴訟」に関して、ことのほか熱の入ったご高説を展開していたように記憶する。

勿論、目取真先生は熱心な「軍命派」である。

ところが八重山教科書問題に関しては、何故かこれまで完全スルーで通していた。 

沖縄2紙が連日あれほどキチガイのように大騒ぎしているというのに、である。

教科書問題は、「現場を知る専門家」の教員出身の目取真先生としてはお得意分野のはずなのに黙殺はないだろうと思っていたら、当然非公開のはずの極秘文書を自分のブログで一般公開し、教科書問題に参入と聞いて驚いた。

発狂新聞御用達の沖縄の「識者」先生と沖教組の深いつながりを、極秘文書の公開で改めて思い知らされた。

 

前の記事で県選出の国会議員の赤嶺政賢氏でさえも質問主意書のソースを地元紙のデタラメ記事を根拠にしていた。

国会議員でさえも騙されるくらいだから、目取真先生が発狂新聞の扇動に乗ってしまうこともやむ得ない面もあるし、ましてや一離島の教育長が発狂新聞の洪水のようなデタラメ記事を鵜呑みにするのも仕方ないとも思った。

ところが、その教育長が今回の教科書騒動の発端となった慶田盛竹富町教育長となると、仕方がないの一言で看過するわけには行かない。

目取真先生の極秘資料の中から慶田盛教育長の驚くべき発言を発見したのだ。

慶田盛氏は歴史教科書に「慶良間の集団自決は軍の命令による」と記述すべきと固執し、崎原与那国町教育長と議論がヒートアップする場面がある。

とりあえずその部分に注目して一読して頂きたい。

資料:「平成24年度使用中学校教科用図書八重山採択地区協議会会議録」3

前略)

(委員) 教育基本法第2条の5項では、伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛すると共に、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこととあり、5項目を、社会の学習には子どもたちへ正しい歴史観によって記述されている教科書を選びたいと思っています。
(崎原副会長) 今の騒ぎからも見てもわかるとおり、沖縄だから許されるという形ではなく。沖縄に生まれたことが苦にならないような、例えば、今の運動の根本にあるのは何かと言えば、今の5項である。
先生方が気にしているのは、国を愛し、郷土を愛しということが、愛国心につながるから、戦争につながるので大変なことになるということで、色々なことで騒いでいる。日本を背負う子どもたちですから、生方(ママ)が動いていることの根本はそこにある。これは教育基本法の改定の頃から言われています。沖縄戦では無いのです。子どもたちは色々な可能性があるのに、先生方の偏見と固定観念で教えられるこどもたちはかわいそうです。
(委員) 私は、とらえ方がちょっと違っている。本当のわが子(ママ)と郷土を愛するということは、歴史を知って、他国を尊重していくことは、他の国との関係をしっかりした歴史観を植え付けていくということになります。
(崎原副会長) 他国の歴史を学びなさいということではない。世界史ではない。世界史は、高校、大学で学ぶかもしれないが、中学校の段階で・・・。子どもたちの発達段階で、どの程度やっていくのかが問題である。
 僕の持論ですが、今、集団自決の問題がありますよね。今、子どもたちの・・・。
 渡嘉敷島と慶良間だけがその対象になっていますが、摩文仁から飛んだ婦人がいます。何十人も、テニアン島でも飛び降りた婦人がいます。こういう戦争の悲惨さを子どもたちへ教えるのが目的であって、軍命が目的ではない。そこを分かってもらえないのが先生方の、今の起こっていることの残念さがある。発達段階の子どもたちへ何を教えるのか、悲惨な戦争があるのが問題である。だから新しい憲法が生まれて、平和主義、人権主義、主権在民という3つの大原則の中で、お互い教育を受けて教えるのが本来の姿である。それを抜きにして、今の組織闘争でやられてくるものですから・・・。
 
子どもたちの目線でものを考えないで、先生方の目線で、ものを言われたら子どもたちはついて行けないですよ。
 こういう偏向教育をされては・・・。
(委員) 先生がおっしゃるように、正しい歴史観を教えていきましょうと言うことです。
(玉津会長) 
正しい歴史観とか、本当の歴史はというのは、それを言ってはいけないと思います。それは自分の歴史観とか歴史事実はありますので、それを控えてご意見をお願いします。
(委員) 教科書の中に、八重山関係の戦争マラリアが軍命であったときちんと記述されている教科書があります。そういうことを含めて、子どもたちへ正しい歴史事実に基づいた歴史観を植え付けていく、育てていくことによって、ひいては大人になったときに正しい歴史観につながっていく。
(崎原副会長) あったことは教えてもいいけれど、これが事実だよと先生が言うべきではない。そこの辺が問題です。過去何年もしてようやく軍命と認められた。ようやくここ5,6年前から認められた。その時にしか認められていない。戦後何十年もたって。
 歴史を勉強するのは難しい問題である。歴史学者もたくさんいます。裁判所で闘争するものでもない。裁判官は歴史の専門家でもない。子どもたちへ先生の主観を教えてはいけない。大まかに第2次世界大戦が終わってから、戦争名がついている。
 最初は大東亜戦争で始め、次に太平洋戦争、その後第2次世界大戦だったと、最近の中東戦争が起こって第3次世界大戦だと、いう形で追っかけている。教科書で子どもたちへ何を教えるのかというと、歴史の起こったことを教えて、子どもたちが破綻するんです。
(委員) これは授業の観点であって、教科書は事実が書かれているかどうかが、教科書を選ぶ視点だと考えている。副会長のいっているのは、指導の観点であり、教科書を選定する観点ではないと思います。そういうことで、事実をとらえた教科書を選びたい。
(崎原副会長) 
どれが事実ですか、軍命だけは答えるんですが、摩文仁から飛んだ婦人の皆さんは、おそらく渡嘉敷や慶良間で集団自殺した人間よりも、あの摩文仁のほうで飛んだ婦人が多いですよ。
(玉津会長) 論議がかなりヒートしていますが、別のご意見をお願いします。
(委員) 今、歴史をどのように学ばすかとなってきたときに、木を見て森を見ないような感がする。軍命かそうでないかのこういう、木を見ていて歴史全体を見ていない。何か、木ばかり1本見ている気がする。今、私たちは、教科書を選ぶわけですが、沖縄のことは、大きな木の存在だと思います。沖縄県民は、沖縄のことを教えない訳にはいきませんので、大きな森の中で、1本の木だと私は認識している。大きな森の中での資料としての資料にどれだけ入っているのか、或いは写真はどうなのか、時代区分のとらえ方はどうなのか、そういうふうなものから全般的な視点で見ております。じゃあ、満州事変についてはどうなのかというと、軍命だといっている教科書が、満州事変を関東軍のことについては全く書いていない。ところが、軍命でないと書いている教科書では、関東軍は、中国のせいにして戦うと逆に書いている。
 こういうことの例を取ってみても、そういうことがあるので大きな木を認めながら、もう少し幅広く歴史の本を見てみたいなと思います。
慶田盛副会長) 第二次世界大戦における地上戦が行われた沖縄では、沖縄の地上戦を大事にしなければいけないと思う。集団自決に関しては大きな問題ですから、これを忘れてはいけない。2007年の11万6千人が集まった県民大会。それから41市町村で行われた意見の採択などは、こういうふうなことを考えてみても・・・。
(委員) 大事ですよね。教えてください。私が、疑問に思っているのは、今日の新聞ですが、個人的な価値観を捨てて、県民の意見を大事にしましょうということが、新聞にのっていた。私たち協議会委員へ望むこととして、個人の価値観はさておいて、県民の意見を大事にしようと、そのときに集団の意見をだいじにすることと、軍命、軍命といって、個人の価値と言うのでは無くて、集団の価値をいうこととちょっと矛盾していると思う。
(慶田盛副会長) このことについて、最高裁判所の判決もあることで・・・・。
(委員) 色々な意見もあるが、この森とか木というのもあるが、相対的にみれば、どっちかというと。それは問題だからと言ってその教科書は押さないと言うことではないが、そういうような、そういうところはちょっと引っかかるということであり・・・。
慶田盛副会長) そう言うことに関しても、軍命であったということは、私は、これは裁判で決まったことであるから・・・・。
(委員) 軍命とか軍命でないということは度外視して、・・・議論していくことではない。
(慶田盛副会長) 教科書で、アメリカの猛攻にあってと書かれているものであり・・・やはりそれは正しいということは大事である。
(玉津会長) だいたい意見も出ていると思いますが、一つですね、ある会社からですが文章が届いていますので、そのことを報告したい。教科書名は伏せますが、この教科書の中には日本軍の司令官が6月22日に自害し、日本軍の組織的抵抗は終わりましたと書かれていまして、今回訂正申請をしております。日本軍司令官は、6月23日に自害し日本軍の組織的抵抗は終わりました。6月23日に同じように6月22日は23日に変更するということが、出ておりまして、ただ、近年の研究では6月22日が有力になってきましたと付け加えるという文章が出ています。
 この機会に情報として提供したいと思います。
(崎原副会長) 発達段階の子どもたちに、何処まで、何を教えるべきか、ということです。
(委員) 前使った教科書、今使っている教科書、新しい教科書を選ぶ時に、現在使っている教科書を教師は選ぶ。その理由を聞くと、教材研究をするのに・・・。
 この文章の中に、この前の資料が使えないと発言していることがある。これがあるから問題にする。あの発言は問題であると思う。前に使ったプリントを使えば良いのではないか。
(委員) 新しい教科書を使うと・・・・。それは取り消してほしい。
(委員) 出版社の問題では無い。あれに引っかかりがありますが、その資料を、前使った教科書を、教科書を教えるのでは無く、教科書で教えるんだから、あの教科書の良いところを持ってきてのばしたら良いのではないですか。
(委員) 私たちは、良い教科書、望ましい教科書を選定するために、私はこの場にいるわけですよ。前もって資料をプリントして持って来れば良いのではというのであれば、このように協議会に記録すべきでは・・・・。
(玉津会長) ここらあたりで打ち止めにしてよろしいですか。では投票をお願いします。

(事務局:崎山) 帝国書院 4票 育鵬社 3票 東京書籍 1票

 歴史が終わりました。

              ☆

発狂3紙がよく使うフレーズに子どもの視点とか、大人の政治的な争で実際に教科書を実際に使う中学生が迷惑するといった子どもを持ちす論議がある。

一例を挙げると8月27日付琉球新報の社説に「特定の政治的意図に巻き込まれ、一方的な内容の受容を強いられるのでは、中学生が気の毒だ」などがあるが、元々教科書採択に政治運動を持ち込んできたのは琉球大学に滑り込んでくる前に東京で高校教師だった高嶋伸欣氏などの左翼教師であることは誰でも知っていることである。

 

上記資料の会話を見ても、子どもの視点といいながら実は教員の“正しい歴史観”で、教科書を選定している様子がよくわかる。

玉津会長が「正しい歴史観」という言葉を使わないように指示するのもよくわかるが、続けて委員の誰かが「正しい歴史事実を知ることが正しい歴史観に繋がる」という意見も理解できる。

■慶田盛竹富町教育長の驚きべき事実誤認

ところが公民教科書の採択で問題の発端となった慶田盛竹富町教育長が、新聞が垂れ流す間違った歴史事実を鵜呑みにして自分の偏った歴史観を吐露していたのには驚くと同時に呆れはてた。

慶田盛氏は慶良間の集団自決が「軍命による」と記述されていないのにご不満の様子だが、その根拠を「11万6000人の県民大会」と「裁判の結果」という二つのデタラメ記事を正しい歴史的事実として捉え、事実誤認の“正しい”歴史観を垂れ流していることになる。

2007年9月29日の「県民大会」がマスコミや沖教組の強制動員の結果であり、しかも県警への問い合わせによると少なくとも4倍以上の水増し数字を沖教組とマスコミが捏造したことは県民なら知らぬ者はないくらいである。

さらに我が耳を疑うのは慶田盛氏の次の言葉である。

慶田盛氏「軍命であったということは、私は、これは裁判で決まったことであるから・・・・。」

確かに「集団自決訴訟は、最高裁判断で、原告の元軍人の敗訴が確定した。

だが、確定したのは名誉毀損と出版物の出版差し止め等の棄却であり、裁判で集団自決の軍命が立証されたわけではない。

これは少しでも集団自決に関心を持って調べた者なら誰でも知る事実である。

従って慶田盛氏の「軍命があったということが,裁判で決まったこと」という発言は明らかな事実誤認である。

では何故教科書採択の権限を持つ協議会委員の慶田盛氏が、このような初歩的事実誤認をしたか。

先ず沖教組と深いつながりを持つ慶田盛氏個人の「軍命はあった」という激しい思い込みである。

それと沖縄メディアがこぞって読者を事実誤認させるような印象操作記事を垂れ流し、沖縄の識者といわれる人達でさえも新聞のデタラメ報道を事実として信じ込んだからである。

委員の誰かが発言したように「正しい歴史事実」を知って歴史観を述べるならともかく、偏向した歴史観を持つ教員のほとんどが慶田盛氏と同じように発狂新聞のデタラメ記事により事実誤認をしていることが、慶田盛氏の発言から垣間見れる。

現場の教員が、慶田盛氏と同じように偏向した歴史観で教科書を推薦したり順位付けする弊害を一掃するために、協議会委員が責任を持って選定するように改革したのが玉津教育改革ということが出来る。

 

沖縄版言論封殺魔こと目取真俊先生が、沖教組の機密文書を公開してくれたお陰で、ルールを守らず「沖縄のヒトラー」と名指しされた慶田盛氏が事実誤認の“正しい歴史観”で教科書採択に大口を叩いていることが暴露された。

これまで沈黙を守ってきた言論封殺魔先生の教科書騒動に対する、偉大な功績といったら皮肉がきついだろうか。

事実誤認の生半可な知識で教科書採択を全国的大騒動に巻き込んだ慶田盛竹富町教育長。

そしてその暴走に加担した県教委、発狂3紙。

そして陰で操っている沖教祖の責任は極めて大きいと思う方、

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