八重山毎日新聞10月13日付

読者の投稿でこんなのがあったので紹介(「声」という覧)。

八重山で著名な歴史家、大田静男氏が投稿しております。

引用開始---------------------------------

教科書問題は正面から 大田静男

 先日の當山善堂氏の「前略 石垣朝子・玉津博克様」の投稿を読んで1日中不愉快であった。

 こんな慇懃無礼の<私信>を新聞に掲載して何の意味があるのか。先輩としての存在感を誇示するためか。當山氏の内容は、猫なで声を発しながら先輩風を吹かし、「虎の威を借る狐」である。

 當山氏と親しい間柄という、沖縄教育界の重鎮?らしき八重山出身者、仲宗根用英(元沖縄県教育次長・白保)中野吉三郎(現沖縄県教育委員長・大浜)仲筋一夫(元高校校長・宮良)等を上げながら<老婆心>はひとつも記されていない。他人の名前を公的に出し、発言を問題とするときは内容を紹介するのが筋ではないか。

 教育界に、顔を利かせているというような先輩のお歴々を並べているが、これでは<お前ら、学校や教育庁にいた時はお世話になっただろう。だから・・・>と暗に威圧をかけているとしか思えない。

 當山氏がそれほど、後輩に対する思いやりがあるならば、石垣、玉津両氏に手紙や電話、直接面談して<老婆心>を披歴すれば事足りるのである。

 石垣、玉津両氏を問題にしているのは教育長、教育委員長という公人だからである。當山氏のように先輩、後輩の間柄で問題が処理されるのは、クラブ活動でしかないのだ。

 教科書問題という公的問題を、先輩風を吹かせた手法や、虎の威などで収めようとするのは愚の骨頂である。教科書問題は正面から論ずべきである。


引用終了-------------------------------------


 この展開は、正直意外だった。大田氏は革新であるのに同じ革新の當山氏を批判している。つまり身内で喧嘩になるぐらい失礼な投稿なのである。苦情も多かったのであろう。
 大田氏はこんな慇懃無礼の<私信>を新聞に掲載して何の意味があるのか。先輩としての存在感を誇示するためか」と述べているわけだが、「こんな慇懃無礼の<私信>を新聞に掲載」したのは八重山毎日新聞である。この投稿を採用した職員は、玉津教育長を「君」付けした當山氏の文章に「教育界の重鎮は反玉津っぽい!反撃の糸口になるかも!しかもバカにした感じがオモロい(笑)」とでも思い決定したのであろう。そうでないなら、「こんな慇懃無礼の<私信>を新聞に掲載」するわけがない。「教科書問題という公的問題を、先輩風を吹かせた手法や、虎の威などで収めようとするのは愚の骨頂である」。これは八重山毎日新聞にも言える。

 この件は、慇懃無礼な當山氏の投稿を採用したこと対する「訂正・謝罪」として大田氏の投稿を採用しているようにも見える。不徳な新聞社なりの謝罪方法なのだろう。今後、大田氏はファンが増えるはずだ。大田さんGJである。

P1010024


 當山氏の投稿は拙ブログにも載せているので、まだ見ていない方はチェックしてみてください。
前略ご免ください 石垣朝子さん・玉津博克君(當山善堂)

★引用終了

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