■本日の裁判
FM21「言論封殺訴訟」
10月23日(金)午後1時10分
那覇地裁で判決がでます。
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裁判の概況を思い起こすため、6月の証人尋問の状況を当時のブログを引用して回顧してみよう。
放送法第六条の5の三には、「放送番組に関して申し出のあった”苦情その他の意見″を審議会に報告しなければならない」と規定されている。
放送法第六条
5 放送事業者は、総務省令で定めるところにより、次の各号に掲げる事項を審議機関に報告しなければならない。
三 放送番組に関して申出のあつた苦情その他の意見の概要】
ところが、本来リスナーの苦情・意見などを審議会に申し出るはずのFM21は、原告(我那覇真子)が再三督促したにも拘らず、ただの一件の苦情の提示も行っていない。
実際は放送違反を訴えるリスナーの苦情は一件もなかったのだ。
苦情が一件もなかったことは、証人尋問で被告が証人尋問で証言している。
結果的に唯一の苦情は沖縄タイムスによる圧力だけだった。
FM21は、放送法違反が根拠と言いながら、実際は沖縄タイムスの検閲を受けて、番組の放送禁止と言う暴挙に出たことになる。
原告(我那覇)の放送法違反には根拠がなく、その一方で被告FM21自身が放送法に準拠していないのだ。
■沖縄タイムスの圧力
結局、FM21(被告)は、リスナーからは一件の苦情もないにもかかわらず、沖縄タイムスの苦情(圧力)に屈して、不当な契約解除をした。
これが、証人尋問で明白になった事実である。
この裁判は表面上は「契約違反に対する損害賠償」の形を取っているが、裁判の本質はFM21が、沖縄タイムスの圧力に屈して根拠のない言論封殺をし、その結果原告我那覇真子が損害を請求する、という言論封殺訴訟である。
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【おまけ】
以下は過去ブログ本日15時、「FMオキラジ」生放送で、FM21訴訟「言論封殺訴訟」解説2020-08-17 の引用です。
■証人尋問のクライマックス
石川被告に対する証人尋問の中で答弁に窮した例を、2、3件紹介しよう。
裁判長の向かって左側の左陪席が、こう尋問した。
左陪席「貴方(石川証人)は沖縄防衛情報局に多くの苦情(放送法違反)がFM21に殺到したと言いますが、その証拠を提出しましたか?」
石川証人「いいえ」
左陪席「何故ですか?」
石川証人「視聴者のプライバシーに関わり、視聴者が萎縮するから」
※ちなみに証拠書類を提出しても個人名は非公開処置が可能。
原告代理人が関連尋問をした。
照屋弁護士「視聴者の苦情コメントのリストや統計はありますか」
石川証人「いいえ」
そして視聴者の苦情について裁判長が致命的尋問をした。
裁判長「貴方(石川証人)は、初期の頃、沖縄沖縄防衛情報局の「局長」とFMラジオ局の「局長」とが紛らわしいので「局長」を他の名称に変えるよう要望しています(証拠書類による)。 何故その時、重要事項の放送法違反について改正を要望しなかったのですか」
石川証人「よく覚えていません」
そして裁判長は石川証人の我那覇証人に対する対応の変化をこう尋問した。
裁判長「石川証人の態度が変わったのはいつ頃からか?」
我那覇証人「最初は『心理セミナー』を含む2件の番組を契約したことに感謝の意を表し、クッキー詰め合わせなどプレゼントを頂きました。ところが沖縄タイムスや朝日新聞(本社の記者)が取材と称して圧力を加え始めた頃から「内容を変えるよう」に迫り始め、沖縄タイムスが沖縄防衛情報局に関する誹謗記事を書いた時点で、内容改変の要求が露骨になりました」
※天下の大朝日が、沖縄のチッポケなFMラジオ局の放送をワザワザ取材に来ること自体が前代未聞。
証人尋問のクライマックスは、原告代理人が石川証人に「必殺の証拠書類」を突き付けた時である。
その証拠書類を見た石川証人は顔面蒼白になり、「そんなもの知らない」と繰り返すだけだった。
筆者の判断では、この時点で裁判長の心証は最悪に達した。
この問題は複雑で理解が困難と思われるので、前回の口頭弁論で原告が提出した陳述書の該当部分を引用して解説する。(全文は文末)
■FM21石川氏の卑劣な文書偽造
私たちはFM21の石川氏から一枚の解約通知(これをĀとします)を受けました。
ところが手元に同じ内容の解約通知(これをBとします)があります。 上記Ā・B二枚の解約通知は我那覇真子宛になっており、Āが発信人はFM21になっており、Bの発信人がオキラジと別のラジオ局になっている以外一文一句全く同じ文言です。
これは一体何を意味するのでしょうか。
沖縄タイムスの圧力に屈したFM21の石川氏は、自局単独で「沖縄防衛情報局」を一方的に放送中止に追い込むだけで満足せず、「沖縄防衛情報局」の放送に協力的なオキラジを巻き込んで、私たちをFMラジオから放逐する魂胆なのです。
FM21側は、この偽造解約書をオキラジに送付し、「沖縄防衛情報局」の放送中止を強要したのです。
勿論オキラジオ側は、FM21卑劣な放送中止の強要に反発し、「沖縄防衛情報局」に協力的で現在も同番組は放送継続中です。
被告の石川証人は自分が書いた書類が「私文書偽造」と認定されるのを恐れ、証人尋問の前に「捏造書類」を作成し、裁判所に提出、「私文書偽造」を否定していた。(陳述書に登場するB文書に信ぴょう性を与えた)
石川被告は親族会社であるオキラジの社長に接触し、沖縄防衛情報局を放送しているFM各局が会合をして我那覇氏との契約解除に同意した、という(嘘の)趣旨の書面に署名させることに成功した。石川被告は息子のオキラジ部長も同意していると嘘をついていた。
オキラジの事実上の経営は息子の部長に任せている母親の社長は「部長(息子)が同意しているなら」と言葉巧みな石川被告の口車に乗って唯々諾々と署名してしまった。
現在も「沖縄防衛情報局」を継続して放映中で放送に好意的なオキラジ部長の連絡を受け、我那覇証人は急遽、オキラジ社長、部長と三者で協議し、前述の石川被告の「契約解除」を意味する書類は自分の意思とは異なる「捏造」であり、無効であるとういう新たな書類に社長が署名・押印した。
これが原告代理人が石川被告に突き付けた「致命的証拠」の顛末である。
一連の石川証人の対応を熟視していた裁判長の表情に「勝負あった」の気配を筆者は読み取った。
後に残る疑問は依田が批判のリスクを覚悟で「裁判取り下げ」を要求した真の意味は何だったのか。
依田と被告・石川社長の間にどんな密約があったのか。
普通に考えるなら、依田が県議候補に立候補する際、FM21の石川被告が資金的、広報的に依田容疑者を強力に支援する。
その際、FM21とチャンネル桜沖縄の声との連携も依田を接点にすれば可能である。
この程度の密約はあったのではないか。