狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

■■【親学講演会】のご案内■■

2011-06-14 06:52:22 | 教科書

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■■【親学講演会】のご案内■■

 

発達障害・児童虐待の予防、改善のために

   親が変われば子どもも変わる

日 時: 平成23 6月 18日 (土)  開場13:30  開演14:00

★特記:13:40分より、友情出演で山本レイさんと武田光史さんのミニコンサート
    が催されますので、鑑賞ご希望の方はできるだけ3:35迄にご入場下さい。
    (曲目はチゴイネルワイゼンを予定しています)

会 場: 豊見城市中央公民館 大ホール (豊見城市字平良467番地1) ⇒地図

主 催: NPO法人沖縄の教育を考える会

後 援: 日本保育協会沖縄支部・沖縄県親学推進議員連盟・豊見城市教育委員会

    公益社団法人日本青年会議所沖縄地区協議会・那覇市教育委員会

浦添市教育委員会・嘉手納町教育委員会・那覇市商工会議所青年部

公益財団法人モラロジー研究所・一般財団法人親学推進協会

参加費: 500

講 師: 橋史朗 (親学推進協会理事長・明星大学教授)

               ★

 

 

 

■■講演会の案内■■

 「尖閣・沖縄を守ろう!」全国学生連続フォーラム

6月17日には中国船団が尖閣諸島に大挙終結すると言う情報があります。

6月14日、沖縄国際大学で恵隆之介先生の「沖縄の安全保障を考える」講演会があります。
ぜひご参加ください

クリック↓


 

沖縄の安全保障を考える学生の集い

 

開催日時:6月14日(火曜日)午後4時20分より、

場所: 沖国大9号館 302号

 

講師: 惠隆之介氏(拓殖大学客員教授)

    

  一般参加、大歓迎! 

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抗議の相手が違う沖縄とベトナム、250人が抗議集会 イージス艦寄港

2011-06-13 07:41:15 | 未分類

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先ず次の動画を見ていただきたい。

南シナ海における中国の狼藉行為にベトナム市民が、2週連続で中国大使館に抗議デモを行った映像である。

同じ共産党一党支配の中国に対する抗議デモも異例なら、デモが禁止されているベトナムで政府が見てみぬ振りで、デモを容認しているの異例だと言う。

ベトナム戦争で、世界一の軍事大国を自力で放逐したベトナムは、他国の侵略行為のは敏感であり、何処かの平和ボケ国家とは大違いである。

【動画】ベトナムで南シナ海領有権めぐり異例の反中デモ (06/13 01:06)
南シナ海の島々の領有権をめぐって中国と対立するベトナムで、中国の妨害活動に抗議する異例のデモがありました。

 ベトナムは南シナ海で石油の探査活動を行ってきましたが、南沙諸島などの領土問題で対立する中国が、石油探査船のケーブルを切断するなどの妨害行為を先月から行っているということです。これに反発したハノイ市民らおよそ200人が12日、ハノイ中心部にある中国大使館の前に集まり、「南沙諸島と西沙諸島はベトナムの領土だ」などと叫びながら、中国への抗議デモを行いました。
 デモ参加者:「中国の行為は無謀で悪意があり、まったく友好的ではない。中国はいつも演説で平和というが、実際はとても悪意がある行為をしている」
 デモは先週に続いて2度目で、共産党一党支配のベトナムで政府が2度もデモを容認するのは異例です。ベトナムは13日に南シナ海で軍事演習を行う予定で、中国との軍事的緊張が高まる恐れもあります。

           ☆

本日は沖縄2紙は休刊とのことなので、昨日沖縄で行われたの抗議デモを次の動画で見て欲しい。

【動画】那覇新港 海自イージス艦入港で平和団体が抗議

6月11日午後、海上自衛隊のイージス艦と潜水艦が、那覇新港に入港したことを受けて、6月12日朝、民間港の軍事利用に反対する抗議集会が開かれました。

那覇新港に入港したのは、海上自衛隊のイージス艦「ちょうかい」と潜水艦「わかしお」です。

6月12日、那覇新港前で開かれた抗議集会では、県出身の国会議員などが自衛艦の民間港への入港に反対し、沖縄平和運動センターの崎山嗣幸議長が、「物流の拠点として民間の船が出入りする港を、平和な港湾にするのが県や政府の務めだ」と述べ、民間港の軍事利用化を強く批判しました。

参加者は、港のフェンスの周りをデモ行進し、港湾の軍事利用は許さないと抗議の声を挙げました。イージス艦や潜水艦が県内の民間の港に接岸するのは初めてです。

平和団体は南西諸島への自衛隊の配備強化を狙った動きだとして反発しています。

             ☆


 

ベトナムと同じように中国の沖縄近海における暴挙に悩まされる沖縄で、県民による抗議デモが起きても不思議ではないし、二つの動画に出てくるデモの映像も、世界共通なのかよく似た風景である。

だが、ベトナムと沖縄の抗議デモで、決定的に違うのは、抗議の相手である。

ベトナムの抗議の相手が中国なのは当然だが、沖縄における抗議デモの相手が、何と自国の自衛隊というから驚きで言葉を失う。

平和ボケもここまで至ると突っ込みに困ってしまう。敵は本能寺ですぞ、とでも言っておこうか。

中国が東シナ海の尖閣近海の海底資源に目をつけ、なおかつ沖縄近海を太平洋のシーレインと考え、昨年来宮古島と沖縄本島の間を横断したが、同じようなことが南シナ海で起きているから、ベトナムやフィリピンが中国軍に危機感を感じているのだ。

彼らは間違っても自国軍に危機感を持っているわけではない。

 

先月末からの2週間では、ベトナムの漁船や国営石油会社の探査船の活動が中国の船に妨害される事件が相次ぎ、特に中国とベトナムとの緊張が高まってる。

12日午前、ベトナムの首都ハノイの中国大使館の前に集結した、市民らおよそ150人の抗議デモは、次のようなプラカードを掲げていた。

「中国は口では平和と言うが、実際の行動は暴力だ」

言行不一致は中国のお家芸である。

中国が何かというと口にする「友好平和」の合言葉が、まやかしであることをベトナム市民は身に染みて感じているのだ。 

先月発売された『うらそえ文藝』16号の「尖閣問題特集」で沖縄の「有識者」たちが、異口同音に「中国とは平和に的話し合いで」などと平和ボケをかましているのとは大違いである。

沖縄の有識者たちも、そろそろ「中国は平和勢力である」という幻想から覚めて欲しいものである。

ベトナム戦争のカリスマ的指導者の名を採った南部のホーチミンでも約300人の市民がが抗議デモを行い、口々に「次のように抗議していた。

 「中国の海賊のような行動に怒っています。中国はベトナムを非難しますが、彼らこそが侵略者です」

 

繰り返して言うが、中国の沖縄近海での狼藉行為には目を閉ざして、自国の防衛を目的とする自衛隊艦船が自国の港に寄港したことに抗議し、抗議集会をする「プロ市民」とそれを針小棒大に報じる沖縄紙は、中国の工作員である!

と思う方、クリック応援お願いします。


 【おまけ】

 250人が抗議集会 イージス艦寄港  沖縄タイムス

 櫻井よし子【動画】⇒中国の身勝手な領土戦略 東アジアの支配を正当化する戦略的国境線

 

          ■■講演会の案内■■

 「尖閣・沖縄を守ろう!」全国学生連続フォーラム

6月17日には中国船団が尖閣諸島に大挙終結すると言う情報があります。

6月14日、沖縄国際大学で恵隆之介先生の「沖縄の安全保障を考える」講演会があります。
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沖縄の安全保障を考える学生の集い

 

開催日時:6月14日(火曜日)午後4時20分より、

場所: 沖国大9号館 302号

 

講師: 惠隆之介氏(拓殖大学客員教授)

    

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沖縄の安全保障を考える講演会

2011-06-13 05:45:23 | 未分類

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以下は藤田裕行 (国民新聞論説委員)様の声です。


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いまの日本の政権の中枢と国民一般は、「原発被害」に右往左往している。

その時に、中国海軍は、「チャンス!」とばかりに、太平洋の(西側)の軍事的覇権に躍り出てきているのである。

日本の窮状は、「チャンス!」と、実行力を示して、沖縄本島と宮古島の排他的経済水域に、海軍艦船をを通告なしに通過させた。太平洋の西側の覇権、制海権を中国海軍が握るための、あからさまな示威行為でもある。

ところが、一部報道があったとは言え、国民一般は、「原発被害」に右往左往し、それ以上の危機には、全くもって無頓着なのだ。

国家主権ということを、いまの日本国民は、理解しているのであろうか!?

国家主権を失うことが、(あまり定かでもない) 「原発危機」 より以上の国家の危機を招来することを、理解しているのであろうか!?

このままの状況 (それは、第一に政府、主権の担い手が、その国難の認識を限りなくゼロに近い状況にあるということ ) が、推移するならば、どういうことになるかと言えば、以下の結末である。

太平洋の西側は、中国海軍が制海権を担保することになる。 つまり、シーレーンの安全は、中国海軍が握ることになる。

その危機の度合いは、よくわからない 「原発被害の経済に及ぼすマイナス要因」などとは、比べ物にならないくらいに 「危機の度合い」は、明らかである。

つまり、中国の言いなりにならない限り、いつでも、日本の政治、経済、国民生活一般は、「首を絞められる」 ということである。

嗚呼、なぜ、いま、中国海軍が、沖縄と宮古島という我が国の領土を、平然と通過して、太平洋で軍事演習をしてのけることの「 国家主権の危機 」を、

国民一般は、まあ戦後教育もこれあり「 平和ボケ 」に安住するも、また戦後平和主義の「果報」と言うか、年貢の納め時と言うか、愚民の民主政治の末路とも言うべきであろうが、政治指導者に関しては、そのような衆愚政治に堕してしまっては、皇国の皇紀2671年の来歴に傷をつけることにもなろう。

国家指導者であるところの諸兄に、警告する。 

原発問題に右往左往して、国防を忘れるならば、さらなる国難をもたらすことになる。

 

『 中国海軍の西太平洋の覇権を断じて許さぬ日本国民会議 』
提唱者 藤田裕行 (国民新聞論説委員) 拝 

 

 

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 「尖閣・沖縄を守ろう!」全国学生連続フォーラム

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沖縄の安全保障を考える学生の集い

 

開催日時:6月14日(火曜日)午後4時20分より、

場所: 沖国大9号館 302号

講師: 惠隆之介氏(拓殖大学客員教授)

    

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   ■■コンサートのご案内■■     

 

※  チケットは下記の場所で取り扱っています。        

★リウボウサービスカウンター8階商品券・プレイガイド

 〒900-0015 沖縄県那覇市久茂地1丁目1−1

電話:098-867-8242          

リウボウ電話:867-1171

★コーヒーハウス ぽえむ開南店
電話: 098-866-9777      
住所・ 沖縄県 那覇市松尾2-22-27   

★喫茶 フィガロ  沖縄県豊見城市字名嘉地60   
電話:098-850-3115

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 山本レイ  ヴァイオリン コンサート

 ヴァイオリン独奏 山本レイ  

★ピアノ伴奏 武田光史

★日時 7月7日  開場 午後6:30  開演:午後7:00
★場所 パレット市民劇場 

★料金 3000円(当日3500円) 全自由席

 

 ■ プログラム

 

 サラサーテ
チゴイネルワイゼン
          

メンデルスゾーン   
ヴァイオリン協奏曲ホ短調Ⅰ楽章 


その他

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自衛隊出て行け!中国軍は歓迎の沖縄タイムス

2011-06-12 07:46:09 | 未分類

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このところ連続で、中国海軍の南シナ海での狼藉行為と、宮古海峡を傍若無人に横断すると言う傍若無人な行動をエントリーしてきた。

そろそろ別の話題をと考えていたが、今朝の沖縄タイムスの一面トップ、社会面トップの派手な見出しを見ると、そうも行かなくなってきた。

計11隻にも及ぶ中国艦船が2日連続で沖縄近海を蹂躙しているというのに沖縄2紙は、わずかに共同配信をベタ記事で伝えるのみで、自分のペンで中国の狼藉行為を批判・抗議をする記事は一行もなく、余りにも「媚中・反米」の意志があからさまなのに呆れた当日記はこのように書いた。

仮に抗議の相手が、同盟国の米軍であったらこんな腑抜けな記事で終わるはずはない。

一面、社会面のトップで次のような大見出しが踊ったであろうに。

米軍艦船が沖縄を分断!

まるで戦時中の様相

宮古漁民 怒りの叫び!

他人の庭を土足で踏み荒らすのは県民差別の表れ!

等など・・・。

そしてお決まりの「県民大会」?>

 

そして今朝の沖縄タイムスを見て、余りの分かりやすい一面の大見出しに、怒りを通り越して思わず笑ってしまった。

一面トップの見出し

海自2艦那覇発接岸

艦とイージス艦

県内民間港で初

平和センター抗議集会へ

 

■社会面(29面)トップ

間港使用「無神経」

常化警戒する声

慰霊の日前「感情逆なで」

宮古では陸自音楽隊が演奏 

市民団体が抗議

 

閣諸島は中国のものだと主張し、沖縄併呑を狙う中国が沖縄近海を蹂躙し、宮古海峡が中国の獣道化しつつある現実には目を閉ざし、自国を防衛する自衛隊の艦船が自国の領土に寄港しただけで、「日常化を警戒」とはどいう意味だ。 最近の中国の動きを見れば「日常化」して当然ではないか。

中国の沖縄近海での狼藉行為が日常化しても平気なのか。

自衛隊の音楽隊で「市民団体が抗議」とあるが、1000人近い県民が音楽を楽しんでいるのに10名足らずのプロ市民の抗議を大きく取り上げ、まるで沖縄全体が蜂の巣をつついた様な報道をする沖縄タイムスだが、ネットの普及でその誇大報道に騙される人は少なくなってきている。

だがネットに馴染めない高齢者の中には依然として沖縄2紙に扇動され続ける人も多い。

沖縄タイムスが「感情逆なで」と報じる「市民団体」とはどのような人々か。

その声を記事から拾ってみる。

「慰霊の日前の沖縄で、あからさまなPR活動は、県民感情を逆なでしている・・・民間港への寄港は近諸国との緊張をいたずらに強めるだけだ」⇒平和運動センターの山城博治事務局長

「自衛隊は沖縄での市民権を得るため、既成事実を積み重ねている。・・・明らかな宣撫工作だ」⇒沖縄平和ネットワークの村上有慶代表

 

自国の軍隊が自国の港に寄港することが「近隣諸国との緊張を強める」というご高説だが、ここでいう「近隣諸国」とは沖縄近海を自己の獣道としたいヤクザ国家・中国のことではないか。

普通の国なら自国の艦船が自国の港に寄港することに文句を言うはずはない。

さらに付言すると、自国の軍隊が市民権を得るためにPR活動することは民主主義国家ではごく当たり前のことであり、仕分けの女王と言われたレンホウ氏でも仕分け出来なかったではないか。

ここ一週間の沖縄タイムスの国防・安全保障関連の記事を見ると、改めて沖縄タイムスの、「媚中」「反米・反日」の姿勢が浮き彫りになって興味深い。

米軍基地反対どころか、自衛隊も出て行け、だと。

その一方で、中国艦船の狼藉には寂として声なし、ではないか。

沖縄タイムスは中国の広報紙であると思う方、

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   ■■コンサートのご案内■■       

 

※チケットは下記の場所で取り扱っています。

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 〒900-0015 沖縄県那覇市久茂地1丁目1−1

電話:098-867-8242          

リウボウ電話:867-1171

★コーヒーハウス ぽえむ開南店
電話: 098-866-9777      
住所・ 沖縄県 那覇市松尾2-22-27  

 ★喫茶 フィガロ  沖縄県豊見城市字名嘉地60   
電話:098-850-3115

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山本レイ  ヴァイオリン コンサート

 ヴァイオリン独奏 山本レイ  

★ピアノ伴奏 武田光史

★日時 7月7日  開場 午後6:30  開演:午後7:00
★場所 パレット市民劇場 

★料金 3000円(当日3500円) 全自由席

 ■ プログラム

 サラサーテ
チゴイネルワイゼン
          

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集団自決訴訟、弁護団声明

2011-06-11 18:36:19 | ★集団自決

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沖縄集団自決冤罪訴訟を支援する会よりの転載です。
 
2011年06月08日(水)
弁護団声明 最高裁決定を受けて 代表執筆 弁護士 徳永信一
        
                          
 平成23年4月21日、最高裁は2年5カ月もの沈黙を経て、梅澤裕さんと赤松秀一さんの上訴を退けました。決定理由は上告棄却が5行、サーシオレイライ(裁量上訴)不受理はわずか2行。その素っ気なさと沈黙の長さとのアンバランスは、平成21年11月30日の大阪高裁判決の結論と理由に対し、最高裁が多々疑問を感じていたことを推測させるものですが、所詮それも思惑の域を出ません。残念ですが、ついに隊長による集団自決命令を無責任に流布してきた大江健三郎と岩波書店の不法行為責任を認めさせることはできませんでした。      
 
 しかしながら、確定した高裁判決は、二人の隊長が集団自決を直接住民に命令したという事実につき、「真実性の証明があるとはいえない。」と結論づけたものでした。これによって大江健三郎の『沖縄ノート』にある記述 ―― それは作家の曽野綾子さんが「私的なリンチ」だと糾弾したように、「罪の巨塊」「ペテン」「戦争犯罪者」「者」「アイヒマン」などといった憎悪的表現によって両隊長に一方的な人格非難を浴びせるものでした ―― によって汚辱されてきた梅澤、赤松両隊長の名誉は見事に回復されました。なによりも、この裁判がきっかけとなり、中高生が使用する歴史教科書や各地の歴史博物館にあった軍の命令によって集団自決が起ったとする記述や展示が見直され、軍命令が真実ではないことが、広く国民に知られるようになったことは、6年半に及んだこの裁判の貴重な成果でありました。 
  
 さて、隊長命令の真実性を否定した高裁判決が、それでも大江健三郎と岩波書店を免責した理由はなんだったのでしょうか。それは表現の自由の保護を梅澤さんと赤松さんの人格権に優先させた結果でした。私たち弁護団は、『沖縄ノート』と『太平洋戦争』が真実性と真実相当性(真実とはいえなくとも、真実と信ずるについて相当な理由があること)を喪失した以上、名誉毀損等の人格権侵害を続けることは許されず、直ちに出版を停止すべきだと主張しました。高裁判決、私たちの主張を退け、それらが出版された昭和40年代において両隊長の命令によって集団自決が生じたということが当時の通説(大方の意見)だったことから、「発刊当時はその記述に真実性や真実相当性が認められ、長年に渡って出版が継続してきたところ、新たな証拠の出現によりその真実性等が揺らいだという場合」には、それが真実でないことが明白にならない限り、直ちに違法とはならないとしたのです。そして表現の自由を優先する理由として次のようにいいました。すなわち、戦争の歴史的事実といった公共の利益に深く関わる事実については、資料研究と批判が繰り返されるなどして、「その時代の大方の意見が形成され、さらに大方の意見自体が時代を超えて再批判されてゆくという過程をたどるものであり、そのような過程を保障することは、民主主義社会の存続の基盤をなすもの」だとし、「仮に後の資料からみて誤りとみなされる主張も、言論の場において無価値なものであるとはいえず、これに対する寛容さこそが、自由な言論の発展を保障するものといえる。」としたのです。つまり、『沖縄ノート』等は、軍命令が真実だと考えられていた《戦後という特殊な時代》の歴史的資料として出版の継続を許されたということです。     
                 
もちろん、隊長命令がなかったことが証拠上も明白になったと信じる私たちにとって、それが「明白になったとまではいえない」とした高裁判決の認定はとても承服できるものではありません。しかし、裁判は終わりました。隊長命令の不在を明白な真実とし、軍の関与の実態を世に知らしめる作業は、今後の更なる資料の発掘と自由な歴史研究と言論に委ねられました。私たちは、戦後の歪んだ歴史観を見直していくための確固たる橋頭堡(きょうとうほ)を築いたことを誇りに思います。既に真実性を喪失した『沖縄ノート』と『太平洋戦争』の出版継続の当否については、大江健三郎らの良心と国民の良識に任せようと思います。 
              
最後に、この長い裁判は、沖縄戦の真実を希求する多くの国民の支援によって支えられてきました。誤った歴史教育に洗脳され、日本軍を「悪」とする図式を死守しようとする分厚い勢力に取り囲まれながらも、私たちがこの困難な戦いを、挫けることなく戦い抜けたのは、そうした支えがあったからでした。真実に対する誠実さと犠牲となった尊い命に対する畏敬の念こそが、日本人の心の閉塞を切り開く鍵だと信じることができました。心から感謝するとともに、この感謝の気持ちをバネに更なる戦いに邁進していく決意です。 

以上

2011年6月8日 14時31分
弁護団代表挨拶 最高裁判決に思う 弁護士 松本 藤一
弁護団代表挨拶

最高裁判決に思う
            

弁護士 松本 藤一
  

 沖縄集団自決冤罪訴訟が確定しました。最高裁は平成23年4月21日上告を棄却し,原告の請求は認められませんでした。高裁判決後直ぐ上告ましたが2年6ケ月もたってから,たった主文2行と民訴法の上告理由に該当しないという理由で恰も地震の混乱を狙ったかのように切って捨てた最高裁には呆れてしまいます。

 しかし,一審からの訴訟で「隊長の自決命令は証明されていない」という事実が確定しましたし,教科書から「軍命による自決」の記載が削除されました。今後もこの事実は変わることはないでしょう。これは大きな成果でした。

 昭和45年に『沖縄ノート』とその資料『鉄の暴風』は,昭和48年に曾野綾子著の『ある神話の背景』でその虚偽と矛盾を徹底的に批判され,書物としての信憑性が地に墜ちた後も継続して出版されていました。
「渡嘉敷島」の赤松隊長は自決に失敗した島民を衛生兵に命じて救助していたし,60年以上も軍命令を喧伝した牧師は,集団自決で生き残った後赤松隊長のもとに治療に通っていた事実を法廷で認めました。

 座間味島の青年団長宮城初枝は自決のための弾薬付与を梅沢隊長から拒絶され,反対に自決してはならないと命令されたという真実を明らかにし,援護金取得のために虚偽の軍命令が捏造されたことを暴露していました。さらに座間味村の援護係宮村幸延は「集団自決は梅沢隊長の命令ではなく兵事主任で助役であった兄盛秀の命令で行われ」と明らかにしていたのです。これらの事実からして両島とも「隊長命令が無かった」ことは明らかです。

 大阪地裁も高裁も「隊長命令が証明出来ない」,即ち隊長命令が無かったことを認めながらとしながら,言論の自由や軍人で公務員であったこと,長い年月が経過したという理由で「間違った隊長命令の記述をしたとしてもやむを得ない,裁判所は許す」というのです。誠に心外な判決です。原告を敗訴させたのは,実は裁判官がノーベル賞作家や岩波書店を敗訴させるのにたじろいだからです。

 裁判所も日本の過去や軍人の名誉回復を絶対認めないという戦後社会の枠組みを墨守し続けています。その結果,戦後レジームの一環に搦め取られ事実を明らかにするはずの裁判が政治裁判になり果てています。

 しかし,戦後レジームの背後には,搾取と人種差別の枠組みを打ち壊す日本の存在を世界支配の秩序を根底から覆す災厄として恐怖した欧米社会が日本の敗北を機に日本を封じ込めようとした思惑があります。日本を縛りつづけているこの枠組みの打破が必要です。しかるに歴史家も教育もマスコミも日本が動けなくするための縛を担っております。

 百人斬り裁判と同じく,今回の裁判は日本軍人の名誉と日本の名誉回復のために闘った裁判でした。多くの人達から物心両面で多大な支援を頂きました。考えを同じくする人が沢山いることを知り,大変勇気づけられ,日本の再生は可能であると確信しました。

 日本は東日本震災の被害からの再生の真っ最中です。被害は深刻,苛烈なものですが,日本人の勇気と共に生きる精神で必ずや立ち上がれると信じています。犠牲者の皆様の冥福を祈るとともに被災地の一日も早い再生を切望します。

 最後にこれまでの皆様からのご支援に心より感謝します。

             ☆

 

■■カンパ協力のお願い■■

「沖縄集団自決冤罪訴訟」は終結しましたが、沖縄集団自決の真相を解明すべく、沖縄在住のドキュメンタリー作家上原正稔さんが琉球新報を相手取って「パンドラの箱掲載拒否訴訟」を提訴しました。

代理人は、おなじみの徳永信一先生ですが,相変わらずの手弁当で頑張って頂いております。

東日本大震災等のご支援で出費のかさむおりがら、何卒「パンドラの箱掲載拒否訴訟」にカンパのご協力をお願い申し上げます。

 

「パンドラの箱掲載拒否訴訟」を支援する会」

三善会  会長 當山正範

  ★「パンドラの箱訴訟」の支援カンパ依頼
ゆうちょ銀行 総合口座(普通) 
記号 17010   番号 10347971
三善会(サンゼンカイ)

沖縄県宜野湾市真栄原1-11-1-702 

 

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ベトナムが中国と対決!

2011-06-11 07:05:55 | 未分類

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■■お知らせ■■

 

本日午後4時30分!

県庁前広場で「福島野菜」のチャリティ即売会があります!

 

東日本震災は、今日で満三ヶ月になります。

震災の復旧・復興より自分の延命に汲々としている「ペテン師首相」の居直りで、国会は空転していますが、せめて我々庶民が日常の行動で復旧・復興に協力できることと言えば、東北地方の産物を消費することです。

及ばずながら筆者も、最近では飲む機会がある度に東北産の酒を飲むように心がけています。まだ四回ほどですが・・・。

酒の飲めない方は東北の野菜を食べて協力しましょう。

 

本日沖縄県庁前広場で、被災地支援の一環として「福島野菜」の即売会をいたします。

震災救援のためのチャリティーの野菜販売会に、台所から協力しましょう。

 

ご協力下さい。

被災地支援「福島産野菜」 全国一斉チャリテイー街頭販売会

主催:自由民主党青年部・青年局 (問い合せ:868-0040 宮城)

日時:6月11日(土) 14:45~16:00(全国一斉に同日同時刻ー震災より三か月)

会場:県庁前県民広場

販売品目:福島産野菜(1袋500円)キューリ・ブロッコリー・サラダ菜・シイタケ

 

           ☆

トナム、南シナ海で実弾演習へ=中国の反発必至
 バンコク時事】ベトナム海軍は10日、週明けに南シナ海で実弾演習を行うと発表した。ベトナムは同海域で中国船による妨害行為が相次いでいると主張しており、演習が行われれば中国側の反発は必至。両国の緊張が高まる恐れがある。
 海軍によると、演習は13日午後6時から6時間にわたり、クワンナム省沖40キロで実施する。同時間帯、付近は船舶の航行が禁止される。参加する艦船の数などは明らかになっていない。(2011/06/11-00:51)

        ☆

国は太平洋の出口である南シナ海で海軍の存在感を見せ付けたあと、東シナ海に狼藉の舞台を移し、8,9日と二日間に渡り宮古海峡を分断して見せて、何の抵抗もできない菅政権に宮古海峡は中国の太平洋へのシーレインであると印象付けをした。

ヤクザ国家・中国の南シナ海に於ける狼藉行為に、ベトナムが堪りかねて実弾演習を開始しするという。

何度抗議しても中国の言行不一致はお家芸なので、最後は「天は自ら助けるものを助ける」というベトナム戦時の敢闘精神を思い出したのだろうか。

 

獣道の完成である。

沖縄2紙とその仲間達は米軍基地撤去の根拠として沖縄の地政学的位置を必死になって否定しているようだ。

が、少なくとも大陸国家中国が海軍力を増強し、太平洋への進出を目論む限り、沖縄の地政学的重要性は不動である。

一世紀以上も前の日露戦争で当時世界最強を誇ったロシアのバルチック艦隊がインド洋⇒南太平洋を経由して日本海戦に望んだときも、宮古海峡は重要なシーレインであったことは前にも書いた。

宮古島

 

最近の南シナ海や東シナ海における中国のただならぬ動きを見ても、沖縄タイムスは共同記事をそっくり配信するだけの腰抜ぶり。

社説やコラムを使った中国への抗議は一切していない。

反基地運動をする学生の「作文」に踊らされ、狂ったようなにアバッシングをしたのが同じ新聞かと疑うほどである。

全ては母国と慕う中国への配慮である。

 

さすがに、たまりかねたのか県自民党県連が実態調査を要請したが、これを報じる沖縄タイムスは、虫眼鏡で見なきゃ見落とすようなベタ記事である。

おそらくウェブサイトにも載らないと思うので、面倒だが記録として文字お起ししておく。

中国艦船の通過  実態調査を要請

自民等県連

【東京】自民等県連の新垣哲司会長らは10日、防衛省で桜井修一運用企画局長と面談し、沖縄本島と宮古島間」の公海を中国の艦船11隻が8、9両日に通過したことに関して「由々しき問題だ。頻繁に艦船が航行すると業者が不安に思う」と述べ、実態を」県民に明らかにするよう求めた。 桜井氏は、海上保安庁と連携して実態把握に努めていると回答、排他的経済水域(EEZ)害でもあり、中国軍の訓練形態を確認することは難しいとの認識を示したという。 自民県議団は、宮古島沖は好漁場で、中国艦船の通過が恒常化することの懸念を示した。10日は外務省にも同様に要請した。(沖縄タイムス 2011年6月11日)

        ☆

まぁ、なんとも気の入らない典型的なアリバイ記事ではないか。

仮に抗議の相手が、同盟国の米軍であったらこんな腑抜けな記事で終わるはずはない。

一面、社会面のトップで次のような大見出しが踊ったであろうに。

米軍艦船が沖縄を分断!

まるで戦時中の様相

宮古漁民 怒りの叫び!

他人の庭を土足で踏み荒らすのは県民差別の表れ!

等など・・・。

そしてお決まりの「県民大会」?

 

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★日時 7月7日  開場 午後6:30  開演:午後7:00
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日本の領土が危ない!中国の狼藉、5月

2011-06-10 06:57:41 | 未分類

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1945年8月、アメリカの2発の原爆投下を待っていたかのように日本領土に殺到したソ連軍のことを火事場泥棒と例える人は多い。

だが、 歴史上の火事場泥棒は必ずしも珍しいことではない。 戦争は外交の延長線上にある、といわれるとおり外交も戦争も常に切り札を持って相手の弱い所を攻めるのが勝利の要諦であるからだ。

生き馬の目を抜くような国際社会では「平和憲法」の前文がいう平和を愛する諸国民の公正と信義」なんてものは、いくら決意をしても絵空事に過ぎない。

人間の肉体が過労や栄養失調により免疫力を失ったときこそ、細菌やウイールスにとって肉体を攻撃する絶好の機会である。同じように、統治能力を失った国家は、敵対国にとって絶好の攻撃の的である。

東日本大震災により未曾有の大被害を被った日本は、無能内閣の「ペテン師首相」は論議の外にして、永田町では「「三百代言元官房長官」を筆頭に、西岡参院議長が言うところの「共犯者」たちがが入り乱れ権力闘争に現を抜かしている。

現在のわが国の統治機構はまさに魑魅魍魎が跋扈する免疫不能の状態にある。

西岡氏、「特例公債法と引き替えた退陣を」「政府高官、与党幹事長は『共犯者』」

こんな状況を恫喝国家・中国が見逃すはずはない。

南シナ海でベトナムやフィリピンに脅しをかけ、南シナ海での中国の存在感を充分に示した後は、中国に不思議な親近感を持つ沖縄県近海を太平洋へ進出を図る中国の獣道にしてしまう必要をがあると考えたのが2日連続の宮古海峡横断による南西諸島の公然たる分断である。

さすがの沖縄タイムスも2日連続でしかも計11隻という過去最大の船団が県内を分断したとなると全くの無視もできず、今朝の2面に共同の配信記事をそっくりそのまま掲載している。

国境の島の地方紙として中国への抗議を示す記事の一つもかけない腰抜け振りである。

ところが相も変わらず一面トップや大見出しには「米軍基地反対」などの反米記事が溢れている。

中国にとって沖縄タイムスとはまことにあり難い広報紙なのである。
 

また中国軍艦が沖縄近海通過 2日間で11隻
沖縄タイムス 全国  2011年6月9日

沖縄本島と宮古島の間の公海上を通過した中国海軍のフリゲート艦=9日午前、沖縄県宮古島沖(防衛省提供)

 防衛省は9日、中国海軍のフリゲート艦3隻が同日午前、沖縄本島と宮古島の間の公海上を東シナ海から太平洋に向けて通過したと発表した。8日にも同じ海域で8隻が航行しており、計11隻の中国艦艇が2日間で沖縄近海を通過したのは過去最大規模という。

 中国艦艇は今後、太平洋で訓練を行うとみられ、海上自衛隊は警戒監視を強めている。

 防衛省によると、海自のP3C哨戒機が9日午前9時ごろ、沖縄県宮古島の北東約100キロの海域を時速約30キロで通過する3隻を確認した。公海上の航行のため、国際法上の問題はない。

 制服組トップの折木良一統合幕僚長は、9日の定例会見で「中国海軍が活動を活発化させているのは事実であり、大きな関心を持っている。必要に応じて警戒監視を実施する」と述べた。(共同通信)

        ☆

民主党政権になって以来の「普天間移設」の頓挫や、一連の中国に対する過剰な配慮を目の当たりにし、また同時に「メア・バッシング」に見られるように、沖縄の異常ともいえる「反米感情」に辟易した結果米軍が、じわじわと東シナ海でのプレゼンスを後退させてくることを懸念する。

中国は、米軍の「この微妙な気配」を見通して、逆に南シナ海、東シナ海と海洋進出を仕掛けている。

今回のこれ見よがしの二日間にわたる中国海軍の沖縄近海通過もその一環だ。

沖縄の知識人の中には米国が極東から撤退することは絶対ありえないということを前提に、米軍基地撤去を叫ぶ人も多いが、彼らは米軍が撤退した後の中国の接近に対しては異口同音に「平和的話し合い」で解決できると言う。

今回の中国艦船の沖縄近海横断について、外務省は「公海上で国際法上問題はない」と抗議しない方針だという。

ただ、このような弱腰の対応を続ければ、昨年9月の尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件のように中国側の「示威行動」をエスカレートさせる恐れもある。

今回気になるのは、中国海軍が沖縄近海を通過した6月8日、9日というその時期だ。

ネット上では出回っている情報だが6月17日は、尖閣諸島の領有権を主張する華人系団体は、1000隻という大船団を組んで、魚釣島に上陸する計画を立てていた。

東日本大震災で一応「中止になった」といわれているが、今回の中国海軍の動きと何か関係があるのか。

「月刊中国」日本語版の主編、鳴霞氏は次のように述べている。

「中国海軍は東シナ海で軍事演習を繰り返している。来年10月には空母も就航させる。国内の不満をそらすためにも、チャンスがあれば、釣魚島(尖閣諸島の中国名)の領有を狙っている。華人団体は17日に香港で、釣魚島奪還の大会議を開き、世界各国でデモを予定している。震災のため、大船団の上陸はないでしょうが、数隻で尖閣上陸を狙う可能性はある。外務省が抗議しなければ、中国はどんどんエスカレートします」

鳴霞氏の話しが実現するかどうかはさておいても、日本固有の領土が危機にさらされていることだけは間違いない事実である。

 

【おまけ】 地元の悲痛な声!が菅首相の虚ろな脳の片隅ににもあるはずはない。

国の安全は知事ではなく首相の専管事項だと「思う方クリック応援お願いします。

知事に安全確保要請 尖閣海域での操業 八重山毎日新聞
http://www.y-mainichi.co.jp/news/18419/

 

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沖縄近海は中国の獣道か

2011-06-09 07:41:25 | 県知事選

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読者のアン・ハさんのコメントです。

友人のブログと夕方のニュースで知りましたが、沖縄の海ではこんなことが・・・。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00201040.html
 中国海軍の駆逐艦などあわせて8隻が、8日未明から8日昼にかけて、沖縄本島と宮古島の間の排他的経済水域を通過し、また潜水艦1隻も、近海を航行していたことがFNNの取材で明らかになった。
政府関係者によると、8日午前0時ごろ、補給艦など3隻が、宮古島の北東およそ100kmの排他的経済水域を、東シナ海から太平洋に向けて、南東の方向に移動し、8日朝までに通過したという。
これに続いて、情報収集艦1隻、駆逐艦3隻、そしてフリゲート艦1隻が、8日午後0時ごろまでに相次いで通過した。
さらに潜水艦1隻も近海を航行したあと、ほかの8隻と合流したもようで、今後、太平洋上で訓練を行うものとみられている。


驚く事にこれを取り上げたのはフジテレビしかありません。

          ☆

実は、このニュースは共同通信が伝えていた。

中国軍艦8隻、沖縄近海を通過 太平洋に向かう

 防衛省は8日、中国海軍のミサイル駆逐艦など計8隻の艦艇が沖縄本島と宮古島の間の公海上を太平洋側に向け通過したと発表した。海上自衛隊の護衛艦が確認、警戒監視活動を続けている。

 防衛省によると、8日午前0時ごろ、沖縄県宮古島の北東約100キロの海域で、時速約30キロで南東に進む潜水艦救難艦など3隻を発見。同日正午ごろ、同じ海域で太平洋側に向かうミサイル駆逐艦など5隻を確認した。

 中国海軍は近年、日本近海での海洋活動を活発化。昨年4月には艦艇10隻が同じ海域を航行し、艦載ヘリコプターが海自護衛艦に接近した。同7月にも2隻が通過している。

2011/06/08 17:58   【共同通信】

不思議なことに、沖縄タイムスは、これをそっくりそのままウェブ記事では配信していながら、肝心の本日(9日)の紙面には一行の記載もない。

中国軍艦8隻、沖縄近海を通過 沖縄タイムス

中国が南シナ海での狼藉行為に続いて東シナ海でも無法行為を行うことが予測されていただけに、普通の感覚なら中国船団が、去年に続いて沖縄本島と宮古島の間を傍若無人にも横断したことを大きく報道し、社説等でも中国に抗議するのが国境の県の地方紙の使命ではないのか。

しかるに本日の沖縄タイムスは一面トップは同盟国アメリカが沖縄に配備しようとしているオスプレイに対する猛反対の記事である。

沖縄近海における中国の狼藉行為がネット読者に知れるのはやむを得ないが、ネットに疎い新聞購読者には知らさなくとも良いと考えているのだろうか。

米軍車両が些細な交通事故を起こし多だけで大きな見出しで報道する一方で、県民がさらに大きな交通事故を起こしても報じることのない沖縄2紙の歪な報道姿勢については、県内ブロガーのヒジャイさんが見事に指しているのでリンクしておく。

米軍問題より沖縄問題を真剣に

http://plaza.rakuten.co.jp/hijai/diary/201106060001/

一時は沖縄発進のブログと言えば、殆どが沖縄2紙におべっかをいうような偏向ブログが多かったが、最近ではヒジャイさんのように堂々と沖縄2紙の偏向報道を批判するブログが登場し心強い限りである。 ちなみにヒジャイとは沖縄語で左を意味するので、ヒジャイさんも最初はお決まりの左翼ブログと思ったのだが・・・。

 

沖縄の大学教授等「有識者」と言われる方々が、例えば「メア発言」のように沖縄2紙の吹く笛に踊らされ、一斉に同じ発言をするのに比べ、最近では一地方しに過ぎない『うらそえ文藝が』が沖縄の言論界に大きな存在感を示しつつある。

今年度のうらそえ文藝 第16号は、風雲急を告げる東シナ海の「尖閣諸島問題」を特集し、5人の論客がそれぞれ論文を発表している。

目次

【グラビア】 浦添御殿と市指定史跡『浦添御殿の墓』・・・・仁王浩司
【巻頭エッセイ】  砂浜の宝・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・又吉栄喜

【対談】 作家の証言と意見一問一答 大城立裕・星雅彦

【緊急特集 尖閣諸島問題】
・尖閣諸島問題とどう向き合うか・・・・・・・宮城鷹夫
・八重山から見た尖閣問題・・・・・・・・・・・三木健
・尖閣諸島問題の背景 ・・・・・・・・・・・・・江崎孝
・問われる沖縄のアイデンティティ
リトマス試験紙としての尖閣問題・・・・・・伊波健一郎
・尖閣諸島海域を日本・中国・台湾の共存、共生の生活圏へ・・上里賢一

5人の執筆者といっても沖縄2紙のOBと琉球大学名誉教授が多数を占め、沖縄2紙が扇動する世論に従って、「平和的解決を」といった論調が多いが、その典型的な例として上里琉球大学名誉教授論考の結語部分を抜粋し引用しておく。

沖縄2紙の論調に逆らえない沖縄の有識者の特徴が垣間見れて興味深い。

尖閣諸島回帰を日本・中国・台湾の共存、共栄の生活圏へ  

 上里賢一  琉球大学名誉教授

< 日本もアメリカ一辺倒の外交・防衛政策を見直し、アジアの中の一員として生きていく方向に転換すべきである。 そこにこそ、日本の未来があり、アジアの平和創出に貢献する道がある。 その未来に向けて、尖閣諸島についても日・中・台三者で漁業資源の活用、海底資源の共同開発・共同利用の方策を練るべきである。 自衛隊を駐留させて軍事的ににらみ合う関係ではなく、漁業、観光、貿易、資源利用等のはば広い分野での友好的な交流の促進を図る場にしたいものである。 それは、沖縄がアジアにおける」「軍事の拠点」から、「平和の拠点」・「共存共栄の拠点」としての地位を獲得する、誇りにみちた夢のある選択である。>(「うらそえ文藝」16号)

 

前の稿で中国に順法を求めるは八百屋に魚を求める類だと書いたが、上里教授は中国が日ごろ唱える「友好平和」を文字通り受け取り、中国は日本やアメリカが「平和的解決」を望めば喜んでこれに応じる平和的国家だと信じておられるようである。

同盟国は信用できないが仮想敵国には親しみを感じ信用できる、という沖縄2紙の認識と全く同じというのが代表的沖縄の有識者の防衛感覚である。

 

 中国艦隊は昨年も下図のように沖縄本島と宮古島の間を分断し太平洋への出口として利用していた。

まさに洋上の獣道(けものみち)の構築を世界にアピールしているのである。

昨年4月の中国艦船の動き

 

 

一世紀以上も前の日露戦争では、インド洋経由で日本海海戦に向かうロシアのバルチック艦隊は、まさに昨日中国横断した同じ獣道を 通って、日本海へ殺到した。

これについては『うらそえ文藝』16号で詳述してあるので興味のある方はどうぞ、お買い上げののほどを。

宮古島

そのとき宮古島の猟師がバルチック艦隊の船影を発見し、当時石垣市にしかない無線で報告するためクリ舟で決死のf船出をした。 この話しは今でも久松5勇士として宮古では語り継がれているが、沖縄2紙がこれを報じることはほとんどない。

 

さて、沖縄2紙や上里教授のような有識者が「平和勢力」と信じて疑わない中国は、南シナ梅での狼藉に対し、フィリッピンが国際法を順守するように国連に訴え出たことに対し、どのような態度を取ったか。

それがこれである。

 中国が南シナ海領有でフィリピンに反発、「無責任発言控えるべき

2011年 06月 8日 16:55 JST 
 [北京 8日 ロイター] 中国外務省の洪磊報道官は7日夜、フィリピン政府に対し、南シナ海での領有権をめぐる問題について、中国に対する主権侵害を中止するよう求め、あらめて領有権を主張した。
 フィリピン政府は南シナ海における中国の侵入を批判しており、3月には中国の監視船2隻がフィリピンの調査船に衝突しようとしたことなどを明らかにしていた。

 洪報道官は外務省のウェブサイトで「中国の主権と国益を損ない、南シナ海をめぐる論争の拡大と複雑化につながりかねない一方的行為の中止を求める」との声明を発表。フィリピンが「事実と一致しない無責任な発言を控えることを要求する」と述べた。

 また南シナ海における中国の立場は数世紀にわたり変わっておらず、中国の領域内における監視活動は「完全に正当である」とした。

 石油やガスが埋蔵されていると考えられている南シナ海をめぐっては、中国、ベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、台湾が互いに領有権を主張している。

 ベトナムも先月、南シナ海で中国の監視船に資源調査活動が妨害されたとして同国を非難していた。

          ☆

米軍基地反対運動が昂じて、ついには米軍基地を追い出してしまったフィリピンは、現在の沖縄の基地撤去運動に大きな教訓を残してくれた。

だが、「日米同盟は戦争勢力であり、中国は平和勢力である」といった上里教授のような刷り込みから解放されない限り、フィリピンの現状は何の教訓にもならない。

 

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八百屋に魚の類、中国に順法を求めるのは

2011-06-08 07:26:18 | 未分類

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■中国に順法を求めるは八百屋に魚を求めるの類

比外相、中国を非難 南沙問題「国際法順守を

 2011年6月7日 05時04分  

【マニラ共同】フィリピンのデルロサリオ外相は7日、南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島の領有権を主張する国は「国際法の順守が重要」と強調する声明を発表した。同諸島すべての領有権を訴える中国を事実上非難する内容で、反発が予想される。  中国が最近、南沙諸島周辺で、新たな構造物を設置するなどの動きに出ているため「国内外にフィリピン政府の立場を訴える」(外務省高官)狙いがある。  声明によると、フィリピンの抗議にもかかわらず、中国が1995年に進出した同諸島ミスチーフ礁を「自国領」とあらためて主張。2002年に中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)が南沙問題などの平和的解決に向け署名した「南シナ海行動宣言」を根拠に、実効支配につながる新たな動きは「約束に違反する」と指弾した。  平和的解決の手段としては「資源の共同開発」を唱えている。

               ☆

南シナ海の島の領有権争いは、今回の「中国vsベトナム」に止まらず「中国vsフィリッピン」など殆どのASEAN諸国とトラブルを起こしている。 

南沙(スプラトリー)諸島と呼ばれるサンゴ礁は、中国、ベトナム、マレーシア、台湾、フィリピンなどの国境線が複雑に絡み合っており、しかも埋蔵量200億トンとも言われる大油田とガス田が発見された。

この宝の山であり、しかも海上交通の要所でもあるスプラートリー諸島をを、各国が領有しようと躍起になるのは無理もないこと。

1970年末、ベトナムが南シナ海沖に油田を発見(バホー油田)、1974年には早速中国が南ベトナムに進軍し、西沙諸島を占拠した。

西沙(パラセル)諸島は南沙(スプラトリー)諸島へ進出する重要拠点となり、要塞化される。

1979年には、ベトナム本土へ人民解放軍が侵攻(中越戦争)したが、当時のベトナムはアメリカに戦勝した戦意は未だ衰えておらず、人民解放軍はあえなく敗退する。

ASEAN(東南アジア諸国連合)会議にはアメリカが仲介役で登場し、中国をけん制するためにフィリピンやベトナムに軍事要請を申し出る。

元々この紛争はフィリピン駐留の米軍が撤退したことで力の空白が生じ、中国が軍事バランスの空白に乗じたと考えられており、米軍が介入するのが、最もこの地域の安定に役立つということを忘れてはいけない。

戦後、連合国として米軍と行動をともにしたフィリピンは、日本と同様極東アジアにおけるアメリカ合衆国の重要な拠点でありアメリカ軍に基地を提供した。

だが、民主主義のフィリピンでは一部では反米的な思想も残り、かつてクラーク基地にあった在日米軍の軍人による市民レイプ事件では、 米兵容疑者に対し、最高裁判所で最高刑となる終身刑を確定し、容疑者の身柄の引渡しにおいて米国と外交問題になった。

この辺の事情は、米軍に関する嘘の情報を垂れ流して米軍撤去叫ぶ沖縄2紙の策動に酷似している。

世界に飛び出すウソのニュース! 国際女性会議inグアム

 

だが、米軍は、米軍撤去運動の他に、ピナトゥボ火山の噴火に伴う基地機能の低下により、アメリカ軍は軍備を沖縄に集約しフィリピンから撤退した。

米軍は火山噴火の他に沖縄戦で沖縄占拠の直後沖縄を襲ったグロリア台風の猛威に恐れをなして一時は沖縄から基地撤退を考えたほど、自然の猛威には臆病である。

 

米軍のフィリピン撤退がもたらしたものは何だったか。

経済の更なる貧困化と軍事力バランスの空白に乗じた中国の南シナ海における頻発する領土侵犯である。

フィリピンが中国の狼藉を国連に訴えても、言動不一致が中国のお家芸であることはフィリピン自身が承知のこと。

結局、フィリピンは国連に訴えることにより米軍の介入を間接的に求めているのである。

7月以降、アジアではASEAN地域フォーラム(ARF)や東アジアサミットなど、域内の懸案を話し合う国際会議が相次ぐ。

これらは日本が米国、ASEANと足並みをそろえ、中国に自制を働きかける良い機会だ。

中国の軍備増強が加速するなか、最終的にアジアの安定を保障できるのは米軍をおいてほかにはない。

国防長官、米軍のアジア関与強化 南シナ海で中国けん制

あえて言わせてもらうと、南シナ海には、尖閣問題を抱える東シナ海と同様に米軍の中国に対する抑止力が不可欠なのである。

日本は、日米同盟が東シナ海の安定のみならず、南シナ海においても、抑止力の役割を担っていることを自覚し、米国のアジア関与を支える責任もある。

日本は国内政治の混迷に目を奪われているが、その隙を突いてくる中国の動きに目を逸らせてはいけない。

 

参考:

⇒【動画中国海軍の犯罪の証拠 : チュオンサ諸島における惨殺

 (この動画は中国軍の作成と思われるSpratly and Paracel Islands Skirmish 南沙群島海戰を基に製作されている模様)

 

⇒【動画】中国海軍高官「太平洋分割管理」案 を打診

 

尖閣諸島を事故の領土と主張する恫喝国家・中国に「平和的解決」や「国際法の順守」を求めるのは八百屋に魚を求めるより

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山本レイ  ヴァイオリン コンサート

 

ヴァイオリン独奏 山本レイ  

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★日時 7月7日  開場 午後6:30  開演:午後7:00
★場所 パレット市民劇場 
http://www.city.naha.okinawa.jp/gekijo/40pdf/1107.pdf
★料金 3000円(当日3500円) 全自由席

 

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どなたでも一度は耳にした事のあるヴァイロリンの名曲ばかりを選曲してありますので、お誘いあわせの是非生演奏による世界の名曲をお楽しみ下さい。

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ヴァイオリン協奏曲ホ短調Ⅰ楽章 


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中国の狼藉行為!南シナ海、明日は我が身の沖縄県

2011-06-07 07:50:16 | 県知事選
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2011/6/5 20:32 
【ハノイ=共同】ベトナムの首都ハノイの中国大使館前で5日、南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島や西沙(同パラセル)諸島などの領有権を主張する市民や学生ら約300人が「中国は侵略をやめろ」などと抗議デモを行った。南部の最大都市ホーチミンでも千人以上が中心部で反中デモ行進を行った。
 共産党独裁体制下にあるベトナムではデモは異例。中国による南シナ海での探査妨害などで反中感情が高まっており治安当局は監視下でのデモを容認、一定の“ガス抜き”を図ったとみられる。
 デモ隊は大使館正面の公園内で、南沙、西沙は「ベトナムのものだ」「中国の挑発に反対」などと書いた横断幕や紙を掲げ、気勢を上げた。警察は周辺の道路を封鎖、機動隊を配置するなどしたが、混乱はなかった。
 先月26日に南シナ海で中国の監視船がベトナムの探査船を妨害。31日にはベトナム漁船が中国船から威嚇発砲される事件が発生した。インターネットの交流サイト、フェイスブックや携帯メールでデモの呼び掛けが広がっていた。
 関係筋によると、中国側は事前にベトナム側にデモを許さないよう要請していた。
 ベトナムでは2007年12月、南シナ海問題をめぐり2週連続で中国大使館前などでの抗議デモが起きたが、その後は当局が厳しく取り締まってきた。
 
           ☆
離島が多く、中国と領土領有で問題を抱えている沖縄にとってこの「南沙、西沙(スプラトリー、パラセル諸島)」問題は他人事ではないはずなのだが・・・。
 
昨日の琉球新報がベタ記事を載せただけで沖縄タイムスは昨日も今日もスルーである。
 
東シナ海における中国は、「尖閣は中国のもの」と主張し、沖縄本島と宮古島の間を約10隻の戦艦団で傍若無人に横断した。 その中国と隣接する国境の県沖縄は、中国とは同じ共産主義の国ベトナムの、異例とも言える抗議デモを見て、明日はわが身と考えるべきではないか。 沖縄2紙はこれを大きく報道し県民の注意を喚起するのが地元紙としての使命ではないのか。
 
沖縄2紙が中国の狼藉に沈黙を守るのは中国軍を今でも解放軍と捉えているからではないのか。
 
ベトナム戦争の折には「解放軍」としてベトナムを支援した中国が今や侵略軍になり、かつての敵の米軍に助けを求めるのには歴史の皮肉を感じざるを得ない。
 
 【シンガポール時事】ベトナムのグエン・チー・ビン国防次官は5日、アジア安全保障会議出席に合わせシンガポールで記者会見し「主権の尊重を前提に、(東南アジアにおける)米軍のプレゼンス(存在)を歓迎する」と表明した。ゲーツ米国防長官が同会議での演説で、東南アジアでの米軍強化の方針を明示したのを受けた発言。
 ベトナム戦争を戦った米軍の存在を容認する姿勢をベトナムが示した背景には、南シナ海進出を強める中国への対抗心があることは明らか。南シナ海をめぐる中国と東南アジアの一部諸国との摩擦は、米軍を巻き込んで激しさを増しそうだ。(2011/06/05-19:29
 
             ☆
 
中国が海洋の権益で、領土で問題を起こすのには一定の法則に則っている。
 
先ず、その地域が、海上交通の要衝で天然ガスや石油資源が豊富なことである。
 
問題の南シナ海は、海軍を充実させ海洋に発展しようともくろむ中国にとって海上交通の要所であるだけでなく海底資源が豊富であることはどうしても自国の領土にしておきたい地域である。
 
同地域は目下中国、台湾とベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイの4カ国が領有権を主張しているが、経済力と軍事力を背景に中国が実効支配を進め、国際社会が強い関心を寄せ始めた。
 
今回のベトナムのデモの原因となった南シナ海での中国の狼藉行為を列挙するとこうなる
 
(1)5月下旬、ベトナムが排他的経済水域(EEZ)内とする海域で調査活動を行っていた同国の探査船の調査用ケーブルが中国監視船によって切断された。
 
(2)南沙諸島沖合では中国艦船がベトナム漁船に対し、自動小銃で威嚇発砲した。
 
(3)フィリピン外務省は5月末、南沙(スプラトリー)諸島周辺で中国の海洋調査船などが「領海を侵犯し、鉄柱やブイの設置を始めた」と訴えている。

(4)ケーブル切断などについてベトナムは「重大な主権侵害」などと抗議したが、中国側は「正常な監視活動」などと一蹴した。

 

南シナ海問題で中国が唱える常套句は「平和的な解決」であるが、中国の行為は現実とは程遠い姿勢である。

翻って我が沖縄県の行政管理区域である、尖閣諸島で中国は「尖閣は自国の領土」と主張するのみならず、沖縄県も元来は自国の領土であったと主張し始めている。

中国とのトラブルが発生すると沖縄2紙が発する常套句が「平和的な解決を」であることを考えれば、沖縄2紙が既に中国の工作員となっているのではないかと疑わざるを得ない。

今月5日までの3日間、日米を含む30カ国以上の国防・防衛閣僚が出席してシンガポールで開催されたアジア安全保障会議で、中国の梁光烈国防相は中国の軍事力近代化は防衛の範囲内」「南シナ海の状況は安定しているなどと述べたが、これが現実とはかけ離れた発言であることは誰の目にも明らかだ。

安保会議でベトナムのタイン国防相は「発言を実際の行動で示してもらいたい」と反論し、フィリピンのガズミン国防相も中国の南沙諸島での新建造物設置(下記写真)について「ASEANと中国との合意違反」と厳しく批判した。

ベトナム戦争でのかつてベトナムのの敵であった米軍。 フィリピンが追い出した米軍。 そしてわが国とってもかつての敵であった米軍の存在を無視しては、南シナ海、そして東シナ海での中国の狼藉行為を阻止することは困難である。

いくら沖縄タイムスでもこの厳粛な事実を無視はできないはずである。

わが国も南シナ海における中国の狼藉を他人事と考えず、そして同盟国米軍にいたずらに憎悪の念を煽ることはいい加減に止めにして、東日本大震災での「トモダチ作戦」で証明された日米同盟をフル活用し、南シナ海から東シナ海の安定につなげるべきである。

 
 ★中国の新建造物(中国の国旗が翻っている)
 
  1995年、フィリピンが管轄するスプラトリー諸島・ミスチーフ環礁に中国が急ごしらえした建物。その後、コンクリート製の建造物に強化された(ロイター)
 

1995年、フィリピンが管轄するスプラトリー諸島・ミスチーフ環礁に中国が急ごしらえした建物。
その後、コンクリート製の建造物に強化された(ロイター)

 

 

沖縄2紙が南シナ海における一連の中国の狼藉行為を黙殺し、

その一方で、2万人にも及ぶ、米軍の「トモダチ作戦」を、米軍のPRにするのは不謹慎だと批判し、

いたずらに同盟国軍に対する憎悪の念を書きたてている。

沖縄2紙は「中国の工作員」である、

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25年前の日の丸・君が代強制?

2011-06-06 15:48:19 | 県知事選

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今朝の沖縄タイムスに、卒業式で泣き崩れる女子高校生の写真が付いた特集記事が掲載されている。

写真には次のようなクレジットが付いている。

<「日の丸・君が代」で混乱、式場が騒然となり泣き崩れる女生徒の姿も=1986年3月1日、本部高校

記事のタイトルはこれ。

1986年 日の丸・君が代問題 強制された卒業式」

そして記事本文には、「本部高校は、卒業生が式をボイコットし、運動場で生徒の自主的な卒業式が行われた」とある。

これを読んだ読者は25年前の本部高校では、日の丸・君が代が強制され、女子学生が泣いてこれに反対し、自主的卒業式が行われたと印象操作をされるだろう。

だが、そのとき本部高校の教師をしていた屋嘉比勇夫さんが、卒業式ボイコットの真相について勇気ある告白をしている。

それによると「日の丸・君が代には反対せよ」と生徒たちに強制したのは、他ならぬ沖教組の教員たちだったという。

強制したのは教師側であったという事実を、沖縄2紙は決して報道しないだろう。

以下は元高校教師の告白を書いたエントリーの再掲です。

 

 琉球新報 金口木舌 2007年4月13日
 壇上の幕の中央に掲げられた日章旗が、会場内を睥睨(へいげい)しているようだ。司会が一同の起立を求め、教頭が開式を告げる。そして起立状態のまま「国歌斉唱」へ。一瞬迷った末に、腰を下ろした
▼10日、小学校の入学式に親として出席した。「国歌斉唱」で座っているのは、見る限りはほかにいなかったが、声に出して歌っている父母や教員はわずかだった
▼「日本復帰」前の
一時期、わが家の門にも日の丸が翻った。学校では「標準語」の使用が奨励され、「白地に赤く 日の丸染めて」の歌や君が代も覚えた。時代の空気の中で、教育がそれを後押しした
▼ただ、戦前の皇民化教育、沖縄戦を経験しながら、県民が戦後再び日の丸を掲げたのは、米国施政権下という屈辱的で権的な状況からの脱却を目指したからにほかならない
▼復帰後も米軍優先の実態は変わらないが、なぜ今の時代に日の丸・君が代が推進されるのか。教育基本法が改正され、憲法改正に向けた国民投票法も
成立しようとしている中で、疑念は強まるばかりだ
▼入学式は最後に「1年生になったら」の合唱で締めくくられた。緊張した中にも、期待を胸にした表情。元気な声が場内に広がった。誰が主人公かを示すように。

             ◇

このコラムの記者が国歌を否定しようが、卒業式の国歌斉唱時に起立を拒否して着席しようが勝手だが、何もわざわざ新聞のコラムで自慢げに書くべきことだろうか。

自分は公立学校の教師ではなく、一父兄に過ぎないから「思想・信条の自由」で、国歌、国旗を拒否するというのなら、それはそれで一応もっともらしい。

だが、社会の木鐸を自認する新聞が、このように明らかに偏向したコラムをごく当たり前のように書くところが、沖縄の新聞の特徴でもある。

沖縄の教師といえば、日の丸、君が代には憎悪を抱き、授業はそっちのけで「平和教育」に現を抜かす、といったイメージが強い。

だが、沖縄にも卒業式の国旗掲揚、国歌斉唱に賛意を示す先生方もおられる。 残念ながら沖縄の新聞では、国旗・国歌反対の左翼教師の記事しか報道されないので、勇気ある先生方のニュースは本土新聞に求めざるを得ない。

以下は世界日報の引用です。

                    ◇

< 「組合教師」の特権 (10)
こうして学力は低下した 沖縄編

国旗掲揚、国歌斉唱-卒業式が反対討論会に
連動し報道するマスコミ

 堂々と国旗国歌への賛成を表明し、沖教組に対抗した過去を振り返る元高校教師・屋嘉比勇夫さん 
 一九八五年、国旗国歌に関する「徹底通知」が文部省から出されることにより、沖縄の校長や教職員のほとんどは、国旗掲揚・国歌斉唱という未知の経験をすることになった。

 元高校教師の屋嘉比やかび勇夫氏は当時、沖縄本島北部にある本部高校で教鞭を執っていた。同校は沖教組の影響力が強く、国旗国歌に反対しなかったのは、本人を含めて二人だけだった。

 屋嘉比氏は八六年三月一日の卒業式の様子をこう振り返る。

 「卒業式では、まず生徒会顧問が『主役は卒業生なのか、国歌なのか』と叫んだ。すると開会宣言で、ある卒業生が立ち上がり、『ちょっと待ってくれ。国旗を掲揚するのをやめてくれ』と迫った。生徒らは拍手し盛り上がった。生徒に指名された教師が登壇し、『侵略戦争のシンボルを持ち込むのは理不尽だ』と言いだした」

 この模様は地元紙や全県のテレビで報じられた。「開式直後、生徒が日の丸問題を議論することを提案し、卒業式は一転して討論会に変わってしまった。日の丸撤去要求を学校側が拒否すると、生徒たちは式をボイコット。生徒は運動場で勝手に卒業式を行う一方、校長は誰もいない式場で卒業証書を読み上げるという異例の事態になった」(「沖縄タイムス」八六年三月二日付)

 なぜ、北部の辺鄙へんぴな地にある高校の卒業式に、多くのメディアがあらかじめ詰め掛け、報道できたのか。

元自民党沖縄県連会長の西田健次郎氏によると、「国旗国歌をめぐる卒業式の混乱は想定されていた」。騒動を全国発信したい同高校が、マスコミに情報を事前に流したという。

 翌年十月の特別平和集会で、同校の生徒が「僕らは昨年の卒業式で『日の丸反対』と言って混乱させたけど、あれは正しかったのか」と訴えた。

 三十四年間高校教師を務めた屋嘉比氏は、「生徒たちの行動は、理性的なものというより雰囲気に支配されていた。まるで洗脳されていたかのように」と振り返った。

 反国旗国歌運動は、この年も続いた。八七年三月、今度は本島中部の読谷高校の卒業式で、女子生徒が国旗を引きずり下ろす事件が起きた。

 西田氏は、「その高校の卒業生十数人が大手ホテルの就職を断られた」と言う。国旗国歌への反対騒動が原因だったことが後に明らかになった。

 沖教組の政治的扇動によって動いた女子生徒の行動のあおりで、多くの生徒たちが将来の夢を奪われてしまったのだ。

 読谷村では同年、国体のソフトボール開始式で、ある男性が国旗を引き下ろし、焼き捨てる事件が起きている。同卒業式を模倣しての行動だ。

 沖縄の教員には琉球大学出身者が多い。七〇年安保闘争の時代に同大学で教育を受けた人たちの多くは、現在、校長や教頭などの管理職に就いている。だが、「その校長や教頭の多くは、かつて確たる信念もなく国旗国歌に激しく反対していた」と厳しく批判する県民も少なくない。

 それが、今では学校の管理者として国旗掲揚、国歌斉唱を指導しようとしている。だが、それは自己矛盾であり説得力を持たないため、現場での沖教組による抵抗は、そう簡単に収拾されない状況が続いている。 (豊田 剛) >


                     ◇
 
上記記事で、堂々と国旗国歌への賛成を表明し、沖教組に対抗した元高校教師・屋嘉比勇夫さんが、その体験記を『南島志報』(平成21年8月1日号)に、寄稿しておられるので、全文紹介したい。
 
沖教組に牛耳られた学校内部の雰囲気が描かれており興味深い。
 
自主卒業式体験記 元高校教師 屋嘉比勇夫

私が本島北部の本部高校に単身赴任したのは、昭和60(1985)である。 1学年4クラス、生徒数450名の、開校して18年目の小規模校であった。
赴任早々、就任式や入学式の進行を生徒が担当していたことに驚かされた。 全くの学校行事を、生徒中心に運営させようとする教師集団の意思を反映しているように思われた。
また、職員室の出入り口の扉に、社会党代議士のポスターが掲示されていることにも驚かされた。 生徒中心の、そして政治運動と教育活動が渾然一体化した学校、というのが私の第一印象であった。
ところで、当時の高教組(沖縄県高等学校教職員組合)は、共産党系と社会党系が主導権を争っていたが北部地域は社会党系の組員が多数を占めており、その団結力も強かった。 既に復帰の翌年(昭和48年)に教職員組合を脱退していた私は、組合活動とは無縁の存在で、黙々と自己の職務に専念していた。
ところが、教育庁による「式典における国旗掲揚」の通達をきっかけに私もその騒動に巻き込まれることになる。
この通達以後、何度も職員会議が開かれたが、管理職(校長、教頭)と組合員の対立の溝は埋めようがなかった。 ついに何度目かの会議で国旗掲揚の是非が挙手での採決に持ち込まれた。 その結果掲揚に賛成したのは、職員では30人中、私を含む2人だけであった。 これを機に、組合員の拒否闘争はより強固なものとなっていく。 殆どの職員は、胸に「日の丸強制反対」のリボンを付け、またある職員は生徒たちにこのように呼びかけた。 「卒業式の主役はあなた達か、それとも日の丸か。」
式典が近づくにつれて日の丸拒否闘争は激しさを増し、組合側は職員会議の採決の結果を尊重して国旗掲揚を断念するように校長に迫る。 それを拒む校長。 式典当日は、国旗を持ち込ませまいとして、体育館内で寝泊りする職員までいる。 このように、管理職と組合員の両者は対立したまま当日を迎えた。
国旗は壇上の片隅に目立たぬように三脚に立てられている。 進行係は、やはり生徒である。 その係りの生徒が開会を宣言する直前、卒業生二人が進み出てきて進行係のマイクを握り、突然大阪地裁の判決文を読み上げ、国旗の式場への持込に反対の弁明をした。 すると卒業生、在校生から歓声が上がり、大きな拍手が起きた。  その後、この二人の卒業生はある女教師を指名し、意見を述べるよう求めた。 指名された教師が「侵略のシンボルである日の丸の掲揚は反対だ」と訴えると、生徒の歓声・拍手と保護者席からの野次で式場は騒然となり、生徒たちのあるものは怒声を発し、ある者は腰掛を蹴飛ばして式場を出て行った。 式場に残ったのは、呆然とした表情の父母と何名かの職員である。 進行を担当するはずの生徒は、ショックを受けて泣いている。 
私の目には、例の女教師を先頭にグラウンドに向かう生徒集団が見えた。 生徒たちは当の先生の肩を叩いている。 私には、慰め励ましているように思われた。 一方、生徒不在の式場では、校長が卒業許可書を読み上げ、後味の悪さを残したまま「式場での卒業式」は終わった。
その後、グラウンドでは、卒業生一人ひとりに担任が式台で卒業証書を授与すえう「自主卒業式」が行われた。  その様子は、県内二紙で大きくかつ詳細に報道され、多くの人の知ることとなった。 それにしても県立学校が60校ある中で、新聞記者がなぜ本部高校に取材に来ていたのだろうか。 今なお私には理解し難い。
当時私は2学年の学級担任をしながら、国語の授業を担当していた。 授業の中で、私は国旗掲揚問題について一言も発しなかった。 学校全体が張り詰めた雰囲気にある中で、この問題についての私見を述べることによって、反発する生徒が出てくることが懸念されたからである。 そうなれば正常な学級運営ができなくなり、とても授業どころではなくなってしまう。 私は静かな環境の中で授業を続けたかったし、またそれを望む生徒もいると確信していた。 
学校には朝のホームルームというものがある。 生徒の出欠を確認したり、当日の学校の予定や計画などを伝達したりするための時間である。
卒業式の翌々日(3月3日月曜日)、例の如く朝のホームルームを行うために入室すると、普段ならざわついている教室が静まり返っている。 黒板を見ると後述するように私を非難する言葉が大書されている。 おそらく担任の姿勢や指導法に批判的な者が書いたものであろう。 私は板書を無視したまま点呼をとり必要なことを伝達し、教室を出た。
ところで、当時の本部高校では、生徒が卒業や終了に際して、記念文集を作るのが慣例になっていた。 私が担当するクラスも終了文集を作ることになり、学級担任も一文したためることになった。 私は担任としての1年を振り返った後に、卒業式の件にも触れ、自分の考えを訴えかけた。 以下はその一部である。

《ところで、例の卒業式。 新聞には「自主的な卒業式を行った」とあるが、果たしてそうであろうか。 諸君は「自主的に」体育館での式典をボイコットしたのであろうか。 本当に自分の頭と心で日の丸掲揚に反対したのであろうか。 あの3年生の配ったビラの内容を良く考えた上で、行動したのであろうか。 事件があって判決が出るものであるが、あの判決はどのような事件に対するものであったのか、それを考えた者はいるまい。 読み上げていた当人でさえ、どういう事件なのか分からないのだから。
「日の丸押し付け反対ーだが教師の中には賛成の者もいるーエー信じられないーーーあの人ならやっぱりね」
こんな一文が3月3日の朝、黒板に書かれていた。 おそらく「日の丸押し付け反対」のリボンを付けていなかった私に対するあてつけであろう。 
私はここで、日の丸が国旗であるか否か、あるいは式場での国旗掲揚が是か非かを論じようとしているのではない。 主体性について、自主的な行動の中身について述べているのである。 前記の板書をした人は、おそらくグラウンドでの卒業式に参加したであろうが、自主的な行動を取るということは、自分の意見と対立する考え方を否定することではない。 
現にボイコットする明確な理由が自分にはない、という判断から、グラウンドに行かずに自主的に帰宅したものもいる。 私は、不和雷同、烏合の衆となって「自主的」という美名のもとに参加した生徒よりも、自己の良心に従って参加しなかった生徒を評価する。 「思いて学ばざれば、即ち、殆し(あやふし)」という言葉がある。 「己の乏しい知識で思いめぐらすだけで、広く他人の言や教えを学ぶことをしないと、考えが狭く、一方に偏って、その行動は危険この上もない。」という意味である。 行動すること自体が正しいのではない。 正しい判断力に基づいて行動することが大切だと思う。 そのためには、さまざまな人の意見や考えにも耳を傾け、学び取る謙虚さが必要なのではあるまいか.(1986年3月)》

あの当時、式典で国旗掲揚に反対した同僚の中には、今管理職になっている者もいる。 また当時の生徒たちは今40歳前後の社会人で、その中には教育に携わっている人もいる。 この方たちは、あの23年前の「自主卒業式」をどう評価し、そして今、どのような思いで卒業式を迎えているのだろうか。(完)

本日の沖縄タイムスが報じる、25年前の本部高校の卒業式の日の丸・君が代強制は事件は、実は教師側が生徒に「反対せよ」と強制した「逆強制」であった。

沖縄の新聞は真実を語る人の意見は卑怯にも黙殺する、

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菅首相の教訓!8月までに退陣 野党は前倒し要求

2011-06-05 08:25:14 | 県知事選

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昨夜はこれまで何度か触れた高校時代の同級生の毎月の例会だったが、何時ものむさくるしいジジーだけの集まりには珍しく、麗しい美人のゲストを迎え何時になく華やいだ飲み会であった。

この美人のゲストについては、これまでにチラっと触れてあるので注意深い読者なら、筆者が那覇の農蓮市場の某食堂に通った話を想いだし、あのときの美人かと気がつくだろう。

その美人が、いかにも似つかわしくない薄汚いジジーの飲み会に参加したわけについては次回に詳しくご報告するとして、今回はその酒席でも話題になった「茶番国会」についてである。

先ず「本物大悪党」のあだ名を菅首相に引き継いだ小沢氏のあだ名何と言うか」という問いには、いざと言うと時にはお家芸の「雲隠れ」あるいは「敵前逃亡」が出てくるので、「本物の臆病者」で衆議一決した。

ところが、菅首相が鳩山氏を騙したことについては、「本物の馬鹿」が騙されるのは当たり前だとして、特に驚くことではないという向きもあった。

なるほど日本の政治史を紐解いてみると、権力闘争では悪党と馬鹿の騙し合いの歴史だと言えなくもない。

ただ今回のように同じ民主党前首相が現役に首相に対してあのような人格誹謗も含む罵詈雑言を浴びせても国民の神経が麻痺し驚かなくなることは異常dと前エントリーで書いた。

こんなとき海外メディアはどのように報じるかとウォールストリートジャーナル日本版を覗いてみたらこんな記事があった。

<菅首相が鳩山氏を出し抜いて当惑させたこと自体は、それほど驚くに価しない。それより不思議なのは――なぜ多くの民主党員が、指導力があるとは思えない鳩山氏に付き従っているかだ。>

 

★「本物の大悪党」と「本物の馬鹿」

REUTERS
鳩山前首相(画面手前)と菅首相(2日)

なるほど、国際的にも「ルーピー」と馬鹿にされ、当日記でも「本物の馬鹿」と嘲笑する鳩山氏に、なぜ多くの民主党員がついていったのか。

「鳩山・菅合意」で一夜にして」意見を変え、不信任案否決に廻った多くの民主党員は「本物の馬鹿」の上を行く「真性大ばか者」と言うことになる。

 

菅首相:8月までに退陣 首相のクビかけ綱引き 野党は前倒し要求
. 菅直人首相が8月までに退陣する見通しになったのは、野党が首相の「居座り」批判を強めるなか、11年度予算の執行に不可欠な特例公債法案と、第2次補正予算案が成立しなければ、東日本大震災の復興に支障が出るのは避けられないとの懸念が、政府・民主党執行部の間で高まったためだ。「首相のクビ」と引き換えに両法案の成立を図る戦略だが、野党は退陣時期のさらなる前倒しを求めており、退陣時期を巡る駆け引きは収まりそうにない。首相が退陣しても明確な「ポスト菅」の姿も描けておらず、今後の政権運営の見通しは不透明なままだ。【須藤孝、シンガポール矢野純一】

 「首相が政治決断をしていただければ、野党には、財政的に不安定な歳入の部分も安定させてもらい、大きな区切りにしてもらうことが重要だ」。安住淳国対委員長は4日、東京都内で記者団にこう語り、首相退陣と引き換えに特例公債法案の成立を野党側に求める考えを示した。

 内閣不信任決議案が2日に否決された後も、菅首相と鳩山由紀夫前首相が「合意した」とされる退陣時期を巡り党内は混乱。野党側も、自民党の石原伸晃幹事長は4日のBS放送の番組で、首相が今国会の大幅延長に触れたことについて「延命のための延長だ」と述べるなど、政権批判をさらに強めていた。

 枝野幸男官房長官ら政府・民主党執行部が4日、首相の早期退陣に一斉に言及したのは、退陣時期が遠くないことを示し、野党の批判を和らげる狙いがある。

 党幹部の一人は「税と社会保障など、中長期の課題は与野党合意が前提だから、次の人でなければできない。党内のほとんどはこれでよい」と説明。小沢一郎元代表のグループ幹部も「(首相は)目いっぱい要求を野党に出してから辞めないと、辞め損だ」と歩調を合わせた。

 だが、首相の早期退陣に対する疑心暗鬼は根強く、退陣の前倒しを求める声が早くも出ている。鳩山グループの中山義活経済産業政務官は4日のテレビ朝日番組で「6月の後半か7月の初めだ」と発言。同グループ幹部は「夏まで待つ必要があるのか」と語った。

 一方「ポスト菅」はねじれ国会を踏まえて、自民、公明両党などと協力態勢を築けることが前提になる。民主党内では、後継に野田佳彦財務相、枝野氏、仙谷由人官房副長官らの名前が挙がっているが、誰が後継になっても、子ども手当など個別の政策をめぐる与野党協議の見通しが立つというわけではない。北沢俊美防衛相はシンガポールで会見し、次期代表選について「国会議員だけで選んだら、党員サポーターは到底承服しない」と述べた。

 自民党の石原氏は4日のBS番組で「今いる人間の中で互いに『この人ならだまさない』という人で進めなければいけない」と語ったが、自民党内にも大連立をめぐる意見対立が残り、今後の展望にはもやがかかっている。

 当の菅首相は、4日の復興構想会議に出席した後、公邸で五百旗頭真議長と面会。「いろいろあったが、変わることなく(議論を)進めてもらいたい」と語った。

==============

 ◆今後の主な政治日程◆

 <11年>

 6月 5日    青森県知事選投開票

    8日    菅政権発足1年

   22日    通常国会会期末

   下旬     復興構想会議が第1次提言取りまとめ

   下旬     税と社会保障の一体改革取りまとめ

   下旬     ワシントンで日米安全保障協議委員会(2プラス2)

 8月?      11年度第2次補正予算案編成

 9月前半     首相訪米、日米首脳会談(ワシントン)

   下旬     国連総会(ニューヨーク)

10月17~23日 東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議(インドネシア、バリ)

11月12、13日 アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議(ホノルル)

12月       東京電力福島第1原発事故調査・検証委員会が中間報告

 <12年>

1月        東京電力福島第1原発の冷温停止(東電工程表の目標)

毎日新聞 2011年6月5日 東京朝刊

                 ☆

民主党内部からも8月退陣説が出始めたようだが、その根拠が「首相退陣と引き換えに特例公債法案の成立を野党側に求める」と言うことらしい。

いずれにせよ辞めると決まったのなら8月と言わずに即刻辞めるのが最良であるが、何しろ「本物の大悪党」を継承した菅氏のこと、8月になったらどんな大嘘をついて延命を図らないとも限らない。

仮に菅首相が更なる大嘘をついて結局任期一杯首相を務めた場合、そのこと自体がわが国の復興・復旧に大きな損失を与えたことになる。

だが、ひとつだけ菅首相は国民に大きな貢献を果たしたことを忘れるべきではない。

どんな貢献か。

国民が選んだ不適格な首相を辞めさすのには、このように困難が伴うと言うことを国民に知らしめたことだ。

政権交代と言うマスコミの甘言に騙されて、民主党に政権をゆだねた国民は深く反省し、2度と同じ間違いを犯してはいけない、

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【おまけ】

この期に及んで、敵前逃亡をした「本物の臆病者」の指導力に期待するブログもあるようだが、

これも「本物の馬鹿」か小沢カルトの類である。

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小沢時代の終焉!退陣詐欺で日本沈没

2011-06-04 07:36:52 | 県知事選

 

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怒り爆発 鳩山氏「首相はペテン師」発言詳報
産経2011.6.3 15:00

菅首相の退陣を巡って醜い争いを晒し国民を愚弄している主役は次の三人。

腹黒い男⇒菅直人

本物の馬鹿⇒鳩山

本物の悪党⇒小沢一郎

念のために付言すると、三人の命名は既にネット上に出回っているものにちょっと手を加えただけのものである。

■「嘘つき」、「ペテン師」、「詐欺まがい」、「人間の基本にもとる」

現在の政局が異常であることは、同じ政党に属する前首相が現首相のことを「嘘つき」と批判するに止まらず、「ペテン師」と罵倒する事態に至ってることである。

しかも国民は一連のドタバタ劇に神経がすっかり麻痺しまい、それほど驚かなくなってしまったということも異常と言えば異常である。

鳩山氏の現首相に対する罵詈雑言はさらにエスカレートし「詐欺師まがい」と続いているが「人間としての基本にもとる」(沖縄タイムス4日)と人格攻撃をする事態に至っては、もはや同じ政党で一緒にやっていけないと思うのが筆者のような凡夫の考えることである。

在任中は嘘をつきまくって辞任に追い込まれた鳩山氏が相手を嘘つき呼ばわりをする可笑しさはやはり「本物の馬鹿」なのでさて置くが、「ペテン師」呼ばわりされたも「一定のめど」を盾に居座りを続ける管首相は、ただの「腹黒い男」から、日本沈没を目論む「本物の大悪党」に変身し、既に小沢氏を凌駕しているのかもしれない。

■小沢時代の終焉

小沢氏は不信任案議決の際、既に敵前逃亡という「本物悪党」らしくない行動をとった。 その後の発言もいただけない。

鳩山氏が、3日夕方、小沢氏と電話で会談し「約束だから菅総理大臣には必ず守らせる」と伝えたのに対し、小沢氏は「頑張ってほしい」と述べるにとどまった。

これでは「本物の悪党」の片鱗も見えない。

「本物の馬鹿」が「腹黒い男」に騙されるのは仕方ないとしても、「本物の悪党」が騙されるようではあまりにもお粗末だ。

一連の言動を見ていると小沢氏はもう既に終わっていると考えざるを得ない。

菅首相が「本物の大悪党」の名跡を継ぐ素質があると見られる点は「一定のめど」という条件では、菅首相が震災復興にもたつけばもたつくほど、長く地位にとどまれることになるということである。 

「まだ、めどがつかない」と言いさえすれば任期満了まで居座ることができると言う算段だ。

小沢氏が敵前逃亡した瞬間、小沢の時代は終わった

同時に菅首相が「本物の大悪党」に変身したのだ。

菅首相は就任当時からルーピー首相に負けない「スッカラカン」のあだ名を付せられていたが、知恵はスッカラカンでも悪知恵には長けていたことを今回のドタバタ劇で、はからずも証明したことになる。

では「本物の大悪党」はどのような手段で日本沈没を図ろうとしているのか。

いや、いや何もする必要はない。

ただ首相の座に居座るだけで、日本は沈没すると言うから、さすがである。

 

恐るべき日本沈没の幕開けは東電破綻による被害者救済の破綻でというから驚きである。

それがこれ。↓

菅“退陣詐欺”で東電破綻!賠償法案の成立困難…被害者救われず.

2011年06月03日17時00分
提供:ZAKZAK(夕刊フジ). 

菅首相の存在が国民に大迷惑をかけそうだ。姑息な延命工作が与野党の反発を買い、東京電力福島第1原発事故の賠償関連法案は成立のめどがたたなくなった。被害者への賠償金支払い遅れや、東電が資金ショートを起こして破綻する可能性も出てきた。

 政府が作った原発事故の賠償枠組みは、政府と電力各社が資金を出して設立する「原発賠償機構」が東電に資金供給し、東電が被害者に賠償金を支払うというものだ。

 枠組みの根拠となる関連法案が国会に提出されるのはこれからだが、市場関係者は「菅政権がレームダック化することで法案成立は極めて困難な状況。枠組み自体が見直される可能性も出てきた」(外資系金融機関幹部)とみる。

 となると、東電の資金繰りが厳しくなる。東電は5月末に避難対象区域の住民らに約475億円の仮払賠償金を支払ったが、支払額は最大10兆円にふくらむとの試算もあり、支払ったうちに入らない。さらに福島第1原発の廃炉費用や汚染水処理費用ものしかかる。

 東電は震災後にメガバンクから2兆円を借り入れたが、「今年度の社債と借入金の償還資金7500億円と、火力発電へのシフトで増加する燃料費」(同社)で“蒸発”してしまうのだ。

 新たに外部から調達しようにも、格付けを「投機的水準」まで引き下げられているため、社債の発行は無理で、銀行からの新たな借り入れも困難だ。清水正孝社長は5月に国会で「早晩資金がショートする可能性もある」と発言しているが、「法案が成立しなければ、秋までしかもたない」(東電関係者)との声もある。

 賠償機構で東電を救済するより、資産売却などリストラを徹底して賠償金支払いにあて破綻処理すべき、との声も根強いが、これには強い政治力が必要だ。政権の求心力が低下した中で、東電ににらみをきかせるのは期待薄だ。

 「東電が破綻したら賠償金支払いが宙に浮く。存続しても、資金不足で賠償金の支払いを遅らせる恐れもある。どちらにしてもしわ寄せを受けるのは原発事故の被害者」(前出の外資系金融機関幹部)。菅首相が居座ることで被害者救済のメドは立たなくなるのだ。

           ☆

菅首相が一日でも首相の座に居座れば居座るほど国益を失う。

これは、決してオーバーな表現ではない!

日本を救うためには一刻も早い首相退陣であると思う方

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 【おまけ】

小沢氏が敵前逃亡がお家芸であること、管氏が日本を滅ぼすことについては

当日記は既に指摘していた。

「菅だけは許せない」、市川房江の遺言

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マスコミの加熱取材が普賢岳災害をもたらした!

2011-06-03 20:42:02 | 県知事選

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今日は普賢岳火砕流から20年と言うことで島原市の追悼式の様子を報道するマスコミは多い。

殆どの報道が「記憶を風化させず後世に伝えるのは私たちの責務」などと、もっともらしいことを述べているが、多数の犠牲者を出した最大の理由が、マスコミの傍若無人な取材合戦による人災である、と報じる反省の記事はひとつもない。

 

復興体験の継承誓う 普賢岳大火砕流から20年 島原市で追悼式典

2011年6月3日 13:44 カテゴリー:社会 九州 > 長崎
 
消防殉職者慰霊碑に献花する遺族たち=3日正午すぎ、長崎県島原市 長崎県雲仙・普賢岳で1991年6月3日に43人の死者・行方不明者を出した「6・3大火砕流」から20年を迎えた3日午前、同県島原市の島原復興アリーナで、同市主催の犠牲者追悼式が開かれた。遺族29組93人を含む約700人が参加、黙とうや献花で犠牲者の冥福を祈り、災害体験の継承を誓った。

 式典では横田修一郎市長が「記憶を風化させることなく伝え、復興した島原の地から東日本大震災の被災地へ『災害は必ず復興できる』との応援メッセージを発信してまいります」とあいさつ。

 遺族を代表して、消防団員だった父山下日出雄さん=当時(37)=を亡くした長男譲治さん(33)が「島原の復興は集大成を迎えており、私たち遺族も頑張っていきます」と述べた。

 フランス人火山学者のクラフト夫妻や米国人研究者ハリー・グリッケンさんの遺族らも初めて参加した。

 式典終了後、アリーナ近くの消防殉職者慰霊碑前で消防団殉職者の追悼式があり、団員たちが次々に献花した。

 90年11月に始まった普賢岳噴火は、96年6月の終息宣言まで5年半もの長期災害となった。犠牲者は93年の火砕流で被害に遭った1人を含む44人。島原市と旧深江町(現南島原市)では、最大2896世帯1万735人が避難を強いられた。

=2011/06/03付 西日本新聞夕刊=


普賢岳大火砕流から20年、遺族ら700人追悼式
 大火砕流から20年を迎えた普賢岳溶岩ドーム部分(3日午後0時31分、本社ヘリから)

 
43人の死者・行方不明者を出した大火砕流(1991年6月3日午後4時すぎ、長崎県島原市で、本社ヘリから)

 
犠牲者追悼式後、消防殉職者慰霊碑を訪れた山下譲治さん(左)(3日午後0時9分、長崎県島原市で)=泉祥平撮影 43人の死者・行方不明者を出した長崎県雲仙・普賢岳の大火砕流から、3日で20年を迎えた。被災地の同県島原市では犠牲者の追悼式が開かれ、遺族や消防、行政、報道関係者ら約700人が鎮魂の祈りをささげた。

 大火砕流は1991年6月3日午後4時8分に発生。普賢岳の麓の同市上木場(かみこば)地区で警戒に当たっていた消防団員12人のほか、警察官2人、住民6人、火山学者3人、報道関係者16人、タクシー運転手4人が巻き込まれ、犠牲になった。

 島原復興アリーナで行われた追悼式では、全員で黙とう後、横田修一郎市長が「遺族のなお癒えやらぬ心情を察すると言葉もない。災害と復興を通じて学んだ生命、絆、感謝の心を大切にし、記憶を風化させず、後世に伝えるのは私たちの責務」と強調。さらに、東日本大震災の被災者に向け、「復興した島原の地から『災害は必ず復興できる』とのメッセージを発信したい」と述べた。

 遺族は家族ごとに献花し、犠牲者を弔った。消防団員だった父、日出雄さん(当時37歳)を亡くし、遺族代表であいさつした同市の中学教諭、山下譲治さん(33)は「復興が集大成を迎える今、私たちも頑張っていきます」と語った。

(2011年6月3日  読売新聞)

              ☆

20年前の出来事を「天災」と捉える人人は多くいても、「人災」と捉える人は少ない。

 

亡くなったほとんどの犠牲者はマスコミ報道陣の傲慢な態度がもたらした人災であったという事実に触れ、それを反省する記事は皆無である。

当時の取材狂想劇に加わった読売も、「火砕流は1991年6月3日午後4時8分に発生。普賢岳の麓の同市上木場(かみこば)地区で警戒に当たっていた消防団員12人のほか、警察官2人、住民6人、火山学者3人、報道関係者16人、タクシー運転手4人が巻き込まれ、犠牲になったと一言の反省も示さず淡々と報じている。

 

だが、実際は亡くなった村の消防団員や警官などのほとんどが地域住民であり、立ち入り禁止地域に無謀にも立ち入ったマスコミ報道陣を救出するため、やむなく「定点」以内に踏み込んで、火砕流の犠牲者になった人たちである。

つまり報道陣を救助するために犠牲になった人たちなのだが、記事には一行の反省も記されていない。

被害の背景には、マスコミの取材競争が過熱し、十分な知識を持たない報道関係者が、取材のため「定点」と呼ばれた山と火砕流を正面から望める地点に入ったことがある。

多くのマスコミ関係者などが死んだ「定点」は、避難勧告がでていた。

危険地域であることを示すため、公的機関の観測員、消防団員は、一旦は勧告地域から撤退していた。

だが、マスコミ関係者は、規制には強制力がないことから、雇ったタクシーとともに避難勧告地域内の「定点」に詰めて、タクシーの運転手も犠牲になった。

傍若無人な報道関係者は、無人の住民の家に勝手に上がり込み、電気、電話を無断使用する事件が 起こった。 住民に不安が高まり、いったん避難勧告区域外に撤退していた地元消防団は、ふたたび避難勧告地域内に入り、見回りを始めていた。


これらのマスコミ関係者、タクシー運転手、消防団員、許可を得て中に入っていた地元住民が火砕流に巻き込まれ死んだ。

消防団員以外の地元犠牲者は5名。それ以外が約35名。 避難勧告地域の境界で検問をやっていた警察官2名は、火砕流発生の連絡を聞き、中の人たちに知らせるために勧告地域内に入り、殉職した。

公的機関の避難勧告はほぼ完璧であった。 火砕流の到達範囲は、まさに避難勧告地域内におさまっていたからだ。

その避難勧告を無視し、彼らを救うために危険地帯に立ち入った消防団員らが犠牲になったのだ。

避難勧告をマスコミが守ってさえいれば、死者数ははるかに少なくて済んだに違いない。

 雲仙普賢岳の災害ほどマスコミの傲慢さを露にした人災を、筆者は寡聞にして知らない。

 

【おまけ】

参考エントリー:

マスコミが報じない「雲仙・普賢岳噴火災害...

 マスコミが犯人の長崎・雲仙普賢岳噴火災害

浅間の噴火 雲仙・普賢岳の教訓を忘れるな...

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一夜明けたら「早期退陣」だって、恥ずかしい社説

2011-06-03 06:54:36 | 未分類

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首相の早期退陣へ圧力強まる
NHKニュース6月3日 4時3分 
 
菅総理大臣が2日夜の記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所の事故で「冷温停止が一定のめどだ」と述べたことから、与野党の間では、退陣の時期は来年1月との受け止めが広がっています。これについて、民主党内では、当初の方針を撤回して内閣不信任決議案に反対した議員に加え、参議院の幹部などからも強い批判が出ているほか、野党側も菅総理大臣の政治姿勢を追及する方針で、早期の退陣を求める圧力が強まっています。

菅総理大臣は、2日、党の代議士会で「震災に一定のめどがついた段階、私がやるべき一定の役割が果たせた段階で、若い世代の皆さんにいろいろな責任を引き継いでいただきたい」と述べ、震災対応や原発事故の収束に一定のめどが立った段階で退陣する意向を表明しました。これによって、菅内閣に対する不信任決議案の採決では、民主党内で賛成する意向を示していた小沢元代表らが採決を欠席したほか、鳩山前総理大臣らが反対に回ったため、決議案は反対多数で否決されました。しかし、菅総理大臣が2日夜の記者会見で、「原発事故の収束に向けた工程表で言うと、ステップ2が完了して、放射性物質の放出がほぼなくなり、冷温停止という状態になる。そのことが、まさに一定のめどだと思っている」と述べたことから、与野党の間では、退陣の時期は来年1月との受け止めが広がっています。これに対して、鳩山前総理大臣は、復興基本法案の成立や今年度の第2次補正予算案の早期編成にめどがついた段階で退陣することで、菅総理大臣と認識が一致したとしており、鳩山氏は「私との約束がうそだったということになれば、直ちに辞めてもらうしかない」と反発しています。また、内閣不信任決議案の採決で賛成する意向を撤回して反対に回った議員が反発を強めているほか、参議院の幹部などからも強い批判が出ています。さらに、野党側からは、自民党の石原幹事長が「あきれてものが言えない。世界の信頼をますます失うことになるのではないか」と述べるなど、早期退陣を求める意見が相次いでいます。野党側は、3日に行われる参議院予算委員会の集中審議などで菅総理大臣の政治姿勢などを厳しく追及する方針で、早期の退陣を求める圧力が強まっています。

              ☆

昨日の国会の茶番劇を放映したテレビが匂い付であったら、この期に及んでも権力の座にしがみつこうとする菅首相の姿から腐臭が漂っていただろう。 真剣にテレビを見ていた国民こそいい迷惑だ。

前首相との約束を反故にしてまで権力の座に居座ろうとする菅首相も見苦しいが、約束を破られたと怒り狂う鳩山前首相も似たようなものだ。 首相辞任のとき議員引退を公言し、首相を務めたものは政治の表舞台には立たないと言ったのは誰だったのか。

お互いに約束を反故にするのが得意のはずだから、なにも今さら鳩山氏が怒ることもないと思うのだが・・・。

それにしても、よくもまぁ恥知らずの首相が続くものだ・・・民主党政権は。

今朝の沖縄タイムス社会面トップは「茶番国会『日本の恥』」と、最大級の批判をしている。 これに準じて社説のタイトルも「早期退陣し収拾図れ こんな政治はいらない」となっている、

これに関しては、珍しく当日記も沖縄タイムに同意するが、その一日前の2日の社説との整合性のなさには改めてあきれ果てる。

2日の社説はこうなっている。

「与野党結束の時なのに」

昨日のエントリーでこのように書いた。

この期に及んで、「急流を渡っている時に馬を換えるな」との諺を持ち出したり「首相交代などやっている場合じゃない」未だに言ってる向きもあるようだが、そうやって80日間も我慢してきた結果が現在の惨憺たる状況だということを、いい加減に認識すべきではないか。 急流を渡る能力も意思も持っていない馬に乗っているのは国民であり、こんな未曾有の駄馬と心中するのは勘弁して欲しいと言うのが国民の意思である。

与野党結束の時なのに、こんなことやっている場合じゃない」と菅内閣の存在を容認することは、それは「被災地の惨状をこのままにしてかまわない」という意思表示していることになる。

ちなみに本日の沖縄タイムス社説のタイトルが「与野党結束の時なのに」であるのには、思わずコーヒーを吹いてしまった。

 「与野党結束の時なのに」 (沖縄タイムス社説タイトル)

沖縄タイムスは国民に菅内閣と心中せよとでも言うのだろうか!

 

沖縄タイムスは昨日の時点までは菅首相の続投を支持し「与野党結束の時なのに」と不信任案提出に批判的であった。

それが、一夜明けたら何の恥もなく「早期退陣し収拾図れ」と豹変するのだから恐れいりやの何とやらである。

マスコミがこぞって支援した政権交代の実像にあきれた国民は、参院選、統一地方選と立て続けに、民主党政権にレッドカードを突きつけた。

ところが国民の真意を見誤った沖縄タイムスは昨日の時点まで、菅政権の続投を望んでいたが、昨日の国会での茶番劇で、初めて政権交代の実態を知り、初めて菅首相に見切りをつけたというのだから、その見通しの甘さには呆れて言葉を失う。

昨日と今日の社説のタイトルが沖縄タイムスの見通しの甘さを如実に表していて興味深い。

昨日・2日の社説⇒ 与野党結束の時なのに

(茶番国会『日本の恥』)

本日・3日の社説⇒「早期退陣し収拾図

 

沖縄タイムスは、こんな一夜でコロコロ変わる社説を書いて恥ずかしくないのだろうか。

もっとも自分が支援した政権交代の結果、恥知らずの首相が2代も続いているわけだから、恥ずかしさも麻痺しているのだろう。

 

今回の茶番劇は与野党を巻き込んだ菅首相の「ヤメルヤメル詐欺」だと思う方クリック応援願います。

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【おまけ】

首相発言要旨―民主代議士会

2011年6月2日12時46分  
. 菅直人首相が2日午後の民主党代議士会でしたあいさつの要旨は次の通り。

   ◆   ◆

 東日本大震災の中、野党から不信任案が提出された。私に不十分なところがあったことが不信任案提出を出すということにつながったと受け止めていて、改めておわびしたい。

 今、私たちが置かれているのはどういう状況か。何としても震災の復旧・復興の道筋をつけていくこと、原発事故の一日も早い収束を図ることに、すべての力を傾注しないといけない。被災者からは、遅い、不十分だという厳しい指摘もたくさんいただいている。私の指導力や考え方に不十分だった点も多々ある。

 三つのことをしっかり目標として取り組んでいく。一つ目は、震災は原発事故が継続中だし、復旧・復興もこれから本格化する。全身全霊をあげて最大限の努力をする。二つ目は民主党を壊してはならないという根本に立って行動する。そして、三つ目に、自民党に政権を戻すことがないよう対応していく。

 震災への取り組みに一定のメドがついた段階で、私がやるべき一定の役割が果たせた段階で、若い世代に責任を引き継いでもらいたい。一定のメドがつくまで責任を果たさせてもらいたい。そのためにも、不信任案に一致団結して否決し、自民党に政権が移ることのない道筋を歩み、一定のメドがついた段階で若い世代への引き継ぎも果たしてほしい。国民が政権交代で期待したこと、被災地のみなさんの望んでいることにつながると思う。