よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします 南シナ海で勃発しているベトナムと中国のチキンレースに、日米同盟の「2プラス2」が、強力なバックアップの手を差し伸べた。 クリントン米国務長官と松本外務相が、それぞれ中国を名指しで批判したのだ。 *
明6月23日が「慰霊の日」にあたるので、この一週間沖縄2紙は例年通り沖縄戦の特集で紙面を飾っている。
読んでいて時々奇異に感じることだが、沖縄戦で県民が戦った敵は、米軍ではなく、あたかも沖縄人を虐殺に来た日本軍であるような印象記事が多い。
この敵味方の逆転現象は戦後66年も経過した現在でも沖縄2紙に見られる特徴である。
戦後、アメリカとわが国は日米安全保障に基づく同盟国の関係にあり、在沖米軍は安保条約に基づき日本の安全保障のために駐留するのがその目的である。
ところが今朝の沖縄タイムスを見ると、昨年5月菅首相とオバマ米大統領が合意した普天間飛行場の移設先を再確認しただけで、一面トップ、社会面トップを使って蜂の巣をつついた様な騒ぎようである。
本日の沖縄タイムスの「反米軍基地」関連の記事だけで、この有様だ。
辺野古V字に決定 普天間移設 2011年6月22日 09時39分 辺野古V字決定:[解説]「目に見える進展」演出 (2011年06月22日 13:31) 辺野古V字決定:負担置き去り同盟優先 (2011年06月22日 13:30) 憤る名護市長「脅しとしか聞こえぬ」 (2011年06月22日 10:51) 仲井真知事「移設は事実上不可能」 (2011年06月22日 09:59) V字回帰「脅しの手法」 住民反発 (2011年06月22日 09:38) 辺野古V字決定:県「県民意思に反する」 (2011年06月22日 09:28) 辺野古V字決定:名護市長「意味ない合意」 (2011年06月22日 09:28) [日米安保協議]破綻を糊塗する合意だ (2011年06月22日 09:28) 米軍や自衛隊に対しては、まるで敵軍に対するように憎悪をむき出しにした記事を書いているのだが、わが国とって仮想敵国は、現在が南シナ海で狼藉行為を続けている中国である。 敵味方が逆転の沖縄2紙は、相手が中国となるとまるで他人事のように頬被りでこれに抗議する記事を書くことはない。 まるで中国軍は味方で米軍と自衛隊が敵軍であるかのような論調である。
そんななか、ワシントンで行われている「2プラス2」で、現在南シナ海を荒らしまわっている中国に対し名指しで批判したという。
日米2プラス2:クリントン米国務長官、中国を名指し批判 海洋進出で地域に緊張
【ワシントン西田進一郎】クリントン米国務長官は2プラス2で、南シナ海での海洋進出を強める中国について「地域に緊張をもたらしている」と名指しで批判した。松本剛明外相も「中国は東シナ海、南シナ海で摩擦を生じさせている」と指摘。2プラス2後に発表した共通戦略目標の文書では、中国への直接的な批判は盛り込まれなかったが、会議では双方が名指しで強い懸念を示していた。
今回の2プラス2で本格的に改定した共通戦略目標は、中国に「国際的な行動規範の順守を促す」と促しつつ、「(海洋)航行の自由」やサイバー空間の保護については名指しを避けていた。
毎日新聞 2011年6月22日 東京夕刊
☆
松本外相も「中国は東シナ海、南シナ海で摩擦を生じさせている」と発言したというから、虎の威を借りたにしても一応の評価をしてよいだろう。
ただ、中国に「国際的な行動規範の順守を促す」ということは、糠に釘といおうか、馬の耳に念仏といおうか、
そうそう、ヤクザ屋さんに人の道を説くようなものである。
慰霊の日前後に新聞テレビを通じて行われる「平和学習」。
この集団ヒステリーのような歴史歪曲には、いつものことながら辟易させられる。
2プラス2での米国務長官、松本外相の中国批判を 評価すると思う方、
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