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狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

集団自決訴訟、弁護団声明

2011-06-11 18:36:19 | ★集団自決

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沖縄集団自決冤罪訴訟を支援する会よりの転載です。
 
2011年06月08日(水)
弁護団声明 最高裁決定を受けて 代表執筆 弁護士 徳永信一
        
                          
 平成23年4月21日、最高裁は2年5カ月もの沈黙を経て、梅澤裕さんと赤松秀一さんの上訴を退けました。決定理由は上告棄却が5行、サーシオレイライ(裁量上訴)不受理はわずか2行。その素っ気なさと沈黙の長さとのアンバランスは、平成21年11月30日の大阪高裁判決の結論と理由に対し、最高裁が多々疑問を感じていたことを推測させるものですが、所詮それも思惑の域を出ません。残念ですが、ついに隊長による集団自決命令を無責任に流布してきた大江健三郎と岩波書店の不法行為責任を認めさせることはできませんでした。      
 
 しかしながら、確定した高裁判決は、二人の隊長が集団自決を直接住民に命令したという事実につき、「真実性の証明があるとはいえない。」と結論づけたものでした。これによって大江健三郎の『沖縄ノート』にある記述 ―― それは作家の曽野綾子さんが「私的なリンチ」だと糾弾したように、「罪の巨塊」「ペテン」「戦争犯罪者」「者」「アイヒマン」などといった憎悪的表現によって両隊長に一方的な人格非難を浴びせるものでした ―― によって汚辱されてきた梅澤、赤松両隊長の名誉は見事に回復されました。なによりも、この裁判がきっかけとなり、中高生が使用する歴史教科書や各地の歴史博物館にあった軍の命令によって集団自決が起ったとする記述や展示が見直され、軍命令が真実ではないことが、広く国民に知られるようになったことは、6年半に及んだこの裁判の貴重な成果でありました。 
  
 さて、隊長命令の真実性を否定した高裁判決が、それでも大江健三郎と岩波書店を免責した理由はなんだったのでしょうか。それは表現の自由の保護を梅澤さんと赤松さんの人格権に優先させた結果でした。私たち弁護団は、『沖縄ノート』と『太平洋戦争』が真実性と真実相当性(真実とはいえなくとも、真実と信ずるについて相当な理由があること)を喪失した以上、名誉毀損等の人格権侵害を続けることは許されず、直ちに出版を停止すべきだと主張しました。高裁判決、私たちの主張を退け、それらが出版された昭和40年代において両隊長の命令によって集団自決が生じたということが当時の通説(大方の意見)だったことから、「発刊当時はその記述に真実性や真実相当性が認められ、長年に渡って出版が継続してきたところ、新たな証拠の出現によりその真実性等が揺らいだという場合」には、それが真実でないことが明白にならない限り、直ちに違法とはならないとしたのです。そして表現の自由を優先する理由として次のようにいいました。すなわち、戦争の歴史的事実といった公共の利益に深く関わる事実については、資料研究と批判が繰り返されるなどして、「その時代の大方の意見が形成され、さらに大方の意見自体が時代を超えて再批判されてゆくという過程をたどるものであり、そのような過程を保障することは、民主主義社会の存続の基盤をなすもの」だとし、「仮に後の資料からみて誤りとみなされる主張も、言論の場において無価値なものであるとはいえず、これに対する寛容さこそが、自由な言論の発展を保障するものといえる。」としたのです。つまり、『沖縄ノート』等は、軍命令が真実だと考えられていた《戦後という特殊な時代》の歴史的資料として出版の継続を許されたということです。     
                 
もちろん、隊長命令がなかったことが証拠上も明白になったと信じる私たちにとって、それが「明白になったとまではいえない」とした高裁判決の認定はとても承服できるものではありません。しかし、裁判は終わりました。隊長命令の不在を明白な真実とし、軍の関与の実態を世に知らしめる作業は、今後の更なる資料の発掘と自由な歴史研究と言論に委ねられました。私たちは、戦後の歪んだ歴史観を見直していくための確固たる橋頭堡(きょうとうほ)を築いたことを誇りに思います。既に真実性を喪失した『沖縄ノート』と『太平洋戦争』の出版継続の当否については、大江健三郎らの良心と国民の良識に任せようと思います。 
              
最後に、この長い裁判は、沖縄戦の真実を希求する多くの国民の支援によって支えられてきました。誤った歴史教育に洗脳され、日本軍を「悪」とする図式を死守しようとする分厚い勢力に取り囲まれながらも、私たちがこの困難な戦いを、挫けることなく戦い抜けたのは、そうした支えがあったからでした。真実に対する誠実さと犠牲となった尊い命に対する畏敬の念こそが、日本人の心の閉塞を切り開く鍵だと信じることができました。心から感謝するとともに、この感謝の気持ちをバネに更なる戦いに邁進していく決意です。 

以上

2011年6月8日 14時31分
弁護団代表挨拶 最高裁判決に思う 弁護士 松本 藤一
弁護団代表挨拶

最高裁判決に思う
            

弁護士 松本 藤一
  

 沖縄集団自決冤罪訴訟が確定しました。最高裁は平成23年4月21日上告を棄却し,原告の請求は認められませんでした。高裁判決後直ぐ上告ましたが2年6ケ月もたってから,たった主文2行と民訴法の上告理由に該当しないという理由で恰も地震の混乱を狙ったかのように切って捨てた最高裁には呆れてしまいます。

 しかし,一審からの訴訟で「隊長の自決命令は証明されていない」という事実が確定しましたし,教科書から「軍命による自決」の記載が削除されました。今後もこの事実は変わることはないでしょう。これは大きな成果でした。

 昭和45年に『沖縄ノート』とその資料『鉄の暴風』は,昭和48年に曾野綾子著の『ある神話の背景』でその虚偽と矛盾を徹底的に批判され,書物としての信憑性が地に墜ちた後も継続して出版されていました。
「渡嘉敷島」の赤松隊長は自決に失敗した島民を衛生兵に命じて救助していたし,60年以上も軍命令を喧伝した牧師は,集団自決で生き残った後赤松隊長のもとに治療に通っていた事実を法廷で認めました。

 座間味島の青年団長宮城初枝は自決のための弾薬付与を梅沢隊長から拒絶され,反対に自決してはならないと命令されたという真実を明らかにし,援護金取得のために虚偽の軍命令が捏造されたことを暴露していました。さらに座間味村の援護係宮村幸延は「集団自決は梅沢隊長の命令ではなく兵事主任で助役であった兄盛秀の命令で行われ」と明らかにしていたのです。これらの事実からして両島とも「隊長命令が無かった」ことは明らかです。

 大阪地裁も高裁も「隊長命令が証明出来ない」,即ち隊長命令が無かったことを認めながらとしながら,言論の自由や軍人で公務員であったこと,長い年月が経過したという理由で「間違った隊長命令の記述をしたとしてもやむを得ない,裁判所は許す」というのです。誠に心外な判決です。原告を敗訴させたのは,実は裁判官がノーベル賞作家や岩波書店を敗訴させるのにたじろいだからです。

 裁判所も日本の過去や軍人の名誉回復を絶対認めないという戦後社会の枠組みを墨守し続けています。その結果,戦後レジームの一環に搦め取られ事実を明らかにするはずの裁判が政治裁判になり果てています。

 しかし,戦後レジームの背後には,搾取と人種差別の枠組みを打ち壊す日本の存在を世界支配の秩序を根底から覆す災厄として恐怖した欧米社会が日本の敗北を機に日本を封じ込めようとした思惑があります。日本を縛りつづけているこの枠組みの打破が必要です。しかるに歴史家も教育もマスコミも日本が動けなくするための縛を担っております。

 百人斬り裁判と同じく,今回の裁判は日本軍人の名誉と日本の名誉回復のために闘った裁判でした。多くの人達から物心両面で多大な支援を頂きました。考えを同じくする人が沢山いることを知り,大変勇気づけられ,日本の再生は可能であると確信しました。

 日本は東日本震災の被害からの再生の真っ最中です。被害は深刻,苛烈なものですが,日本人の勇気と共に生きる精神で必ずや立ち上がれると信じています。犠牲者の皆様の冥福を祈るとともに被災地の一日も早い再生を切望します。

 最後にこれまでの皆様からのご支援に心より感謝します。

             ☆

 

■■カンパ協力のお願い■■

「沖縄集団自決冤罪訴訟」は終結しましたが、沖縄集団自決の真相を解明すべく、沖縄在住のドキュメンタリー作家上原正稔さんが琉球新報を相手取って「パンドラの箱掲載拒否訴訟」を提訴しました。

代理人は、おなじみの徳永信一先生ですが,相変わらずの手弁当で頑張って頂いております。

東日本大震災等のご支援で出費のかさむおりがら、何卒「パンドラの箱掲載拒否訴訟」にカンパのご協力をお願い申し上げます。

 

「パンドラの箱掲載拒否訴訟」を支援する会」

三善会  会長 當山正範

  ★「パンドラの箱訴訟」の支援カンパ依頼
ゆうちょ銀行 総合口座(普通) 
記号 17010   番号 10347971
三善会(サンゼンカイ)

沖縄県宜野湾市真栄原1-11-1-702 

 

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ベトナムが中国と対決!

2011-06-11 07:05:55 | 未分類

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■■お知らせ■■

 

本日午後4時30分!

県庁前広場で「福島野菜」のチャリティ即売会があります!

 

東日本震災は、今日で満三ヶ月になります。

震災の復旧・復興より自分の延命に汲々としている「ペテン師首相」の居直りで、国会は空転していますが、せめて我々庶民が日常の行動で復旧・復興に協力できることと言えば、東北地方の産物を消費することです。

及ばずながら筆者も、最近では飲む機会がある度に東北産の酒を飲むように心がけています。まだ四回ほどですが・・・。

酒の飲めない方は東北の野菜を食べて協力しましょう。

 

本日沖縄県庁前広場で、被災地支援の一環として「福島野菜」の即売会をいたします。

震災救援のためのチャリティーの野菜販売会に、台所から協力しましょう。

 

ご協力下さい。

被災地支援「福島産野菜」 全国一斉チャリテイー街頭販売会

主催:自由民主党青年部・青年局 (問い合せ:868-0040 宮城)

日時:6月11日(土) 14:45~16:00(全国一斉に同日同時刻ー震災より三か月)

会場:県庁前県民広場

販売品目:福島産野菜(1袋500円)キューリ・ブロッコリー・サラダ菜・シイタケ

 

           ☆

トナム、南シナ海で実弾演習へ=中国の反発必至
 バンコク時事】ベトナム海軍は10日、週明けに南シナ海で実弾演習を行うと発表した。ベトナムは同海域で中国船による妨害行為が相次いでいると主張しており、演習が行われれば中国側の反発は必至。両国の緊張が高まる恐れがある。
 海軍によると、演習は13日午後6時から6時間にわたり、クワンナム省沖40キロで実施する。同時間帯、付近は船舶の航行が禁止される。参加する艦船の数などは明らかになっていない。(2011/06/11-00:51)

        ☆

国は太平洋の出口である南シナ海で海軍の存在感を見せ付けたあと、東シナ海に狼藉の舞台を移し、8,9日と二日間に渡り宮古海峡を分断して見せて、何の抵抗もできない菅政権に宮古海峡は中国の太平洋へのシーレインであると印象付けをした。

ヤクザ国家・中国の南シナ海に於ける狼藉行為に、ベトナムが堪りかねて実弾演習を開始しするという。

何度抗議しても中国の言行不一致はお家芸なので、最後は「天は自ら助けるものを助ける」というベトナム戦時の敢闘精神を思い出したのだろうか。

 

獣道の完成である。

沖縄2紙とその仲間達は米軍基地撤去の根拠として沖縄の地政学的位置を必死になって否定しているようだ。

が、少なくとも大陸国家中国が海軍力を増強し、太平洋への進出を目論む限り、沖縄の地政学的重要性は不動である。

一世紀以上も前の日露戦争で当時世界最強を誇ったロシアのバルチック艦隊がインド洋⇒南太平洋を経由して日本海戦に望んだときも、宮古海峡は重要なシーレインであったことは前にも書いた。

宮古島

 

最近の南シナ海や東シナ海における中国のただならぬ動きを見ても、沖縄タイムスは共同記事をそっくり配信するだけの腰抜ぶり。

社説やコラムを使った中国への抗議は一切していない。

反基地運動をする学生の「作文」に踊らされ、狂ったようなにアバッシングをしたのが同じ新聞かと疑うほどである。

全ては母国と慕う中国への配慮である。

 

さすがに、たまりかねたのか県自民党県連が実態調査を要請したが、これを報じる沖縄タイムスは、虫眼鏡で見なきゃ見落とすようなベタ記事である。

おそらくウェブサイトにも載らないと思うので、面倒だが記録として文字お起ししておく。

中国艦船の通過  実態調査を要請

自民等県連

【東京】自民等県連の新垣哲司会長らは10日、防衛省で桜井修一運用企画局長と面談し、沖縄本島と宮古島間」の公海を中国の艦船11隻が8、9両日に通過したことに関して「由々しき問題だ。頻繁に艦船が航行すると業者が不安に思う」と述べ、実態を」県民に明らかにするよう求めた。 桜井氏は、海上保安庁と連携して実態把握に努めていると回答、排他的経済水域(EEZ)害でもあり、中国軍の訓練形態を確認することは難しいとの認識を示したという。 自民県議団は、宮古島沖は好漁場で、中国艦船の通過が恒常化することの懸念を示した。10日は外務省にも同様に要請した。(沖縄タイムス 2011年6月11日)

        ☆

まぁ、なんとも気の入らない典型的なアリバイ記事ではないか。

仮に抗議の相手が、同盟国の米軍であったらこんな腑抜けな記事で終わるはずはない。

一面、社会面のトップで次のような大見出しが踊ったであろうに。

米軍艦船が沖縄を分断!

まるで戦時中の様相

宮古漁民 怒りの叫び!

他人の庭を土足で踏み荒らすのは県民差別の表れ!

等など・・・。

そしてお決まりの「県民大会」?

 

   ■■コンサートのご案内■■              


山本レイ  ヴァイオリン コンサート

 ヴァイオリン独奏 山本レイ  

★ピアノ伴奏 武田光史

★日時 7月7日  開場 午後6:30  開演:午後7:00
★場所 パレット市民劇場 

★料金 3000円(当日3500円) 全自由席

 

■ プログラム

 

 サラサーテ
チゴイネルワイゼン
          

メンデルスゾーン   
ヴァイオリン協奏曲ホ短調Ⅰ楽章 


その他

 ■ 主催 山本レイ音楽事務所

お問い合わせ:098-832-5166(上原)

              ★

 

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ezaki0222@ybb.ne.jp

 

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