狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

又吉記者の詭弁、「軸足は子供と教師」

2011-10-04 07:25:54 | 八重山教科書採択問題

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沖縄タイムスは昨日(3日)は休刊日。

で本日の教科書関連記事はというと。

八重山毎日がトップ記事で大きく伝えた教育行政の手続きに関する「調査特別委員会の設置案」が、市議会で否決されてニュースをベタ記事で報じているのと、沖縄大学が中学校社会科教科書の展示会を開催している報じる2点のみ。

これまで教科書の展示会で一般市民が教科書を読み比べることが出来るとは知らない人が多かった。

このような展示会を地域大学が開くということは、八重山教科書騒動がもたらした思わぬ成果だということが出来る。

ところがこれが沖縄タイムスの記事となると次のようなお「お約束」のコメントが出てくるのには笑ってしまう。

≪糸満ら夫婦できた60代の女性は、教育関係者らが問題視している育鵬社の公民教科書を丁寧に読んだ。天皇の写真の多さに驚いた。国旗国家(ママ)や皇室の記述も押し付けの感がある。孫はまだ小さいがこんな教科書で学んで欲しくない」と眉をひそめた。≫

八重山教科書騒動のタイムス側の火付け役の又吉嘉例記者の名が最近見えないと書いたら、署名入りどころかご本人の写真つきで、こんな(下記写真)記事を書いていた。

迂闊にも筆者は見落としていたので、前にも引用させて頂いた「ヒジャイ 日々の詩」さんが反論されているので、今回も勝手に引用させて頂いた。

これ以上コメントを加えるのは蛇足と思われるので、突っ込みどころ満載の又吉記者の弁明には立ち入らないが、気が向いたら当日記としても改めて反論してみたい。

「軸足は子供と教師」は欺瞞

  



 
 子供への教育の目的は、学校を卒業した後に一人前に仕事をやり、会社の一員と生きていけるようにすることだ。中卒、高卒、大卒といずれは子供たちは学校を卒業する。卒業すれば仕事をして給料をもらい、親から離れて自立していかなければならない。親から離れて自立していくためには教育が必要である。
 小学生の時から社会人になる運命は決まっている。そうであれば、子供が一人前の社会人になるのを教育の軸足にするべきである。
テスト成績が世界一で有名なスウェーデンの教育のモットーは、優秀な生徒をつくることではなく、学校を卒業するまでに自立する能力を身に付けることである。
スウェーデンでは高校を卒業すると家を出て親から自立するのが常識となっている。日本からスウェーデンに移住した女性はその事実に驚いたという。

 スウェーデンでは幼稚園から子供の自立を目的にした教育をする。スウェーデンの教育方針は優秀な生徒を生み出すのではなく、落ちこぼれをなくすことである。だから、優秀な生徒はほっといて、落ちこぼれの生徒の学力を引き上げるための教育を徹底してやる。落ちこぼれの生徒は普通の授業を受けながら、早朝や放課後などに専門の教師が個人レッスンをする。
落ちこぼれだけを集めて教える方法では効果はないそうだ。私もそうだと思う。落ちこぼれの生徒は教える時間を長くしたほうが、遅れを早く取り戻す。落ちこぼれの生徒だけを集めた教育はイギリス、フランスなど多くの国で実施したが失敗している。数年前にフランスもスウェーデン方式を導入することにしたらしい。

 スウェーデンの教育は子供が社会に出て自立できるようにする。教育の目的は大人の社会に順応する能力を持ち、社会の仕組みを知ることである。それが教育の基本だ。

 子供を自立した社会人にするという教育の側から見れば、育鵬社の教科書であろうと他の教科書であろうと関係がない。育鵬社を支持している人たちも育鵬社に反対している人たちも、社会人として立派に生きているからだ。育鵬社の教科書を勉強したから社会の落ちこぼれになるということはあり得ないし、育鵬社以外の教科書を勉強したから社会の落ちこぼれになったということもあり得ない。

 又吉嘉例八重山支局長は、教育の軸足は子供と教師に置いたために、沖縄の教師に味方して、「つくる会」系の教科書の採択には反対している。
 又吉嘉例八重山支局長が後押ししている教師は沖縄の教師であり、東京の教師でもなければ九州の教師でもない。沖縄の教師が沖縄地域の特殊性に固執した教科書採択が果たして正しいのだろうか。
教師はずっと沖縄に住み続けるだろうが、多くの子供は本土に出て行く。沖縄の特殊性にこだわりすぎる教師は本当にこれから全国や世界に旅立つ子供にあった教育ができるだろうか。
 育鵬社の教科書は政府の機関である文科省の検定を合格した教科書である。文科省は政府の機関であり、国民に選ばれた議員によってつくられた、いわば国民を代表する教育の最高機関である。

 教員は公務員であり、彼らの収入は税金から賄われている。教員は批判する前に、政府の方向性を理解する努力をするべきだ。そして、国民の代表である政府によって公認された教科書について批判する前に理解する努力をするべきだ。
 教科書の内容を理解した上で批判するのはいい。しかし、捻じ曲げた批判は控えるべきだ。育鵬社に対する批判は政治的な意図で捻じ曲げた批判だ。そんな批判は控えるべきだ、

 教員はペーパーテストである教員試験に合格して教員になったのであり、国民に選ばれたのではない。国会議員や地方議員には「民意」があるが、教員には「民意」はない。「民意」のない教師が教科書を選ぶのはふさわしくない。

 教育が、子供が一人前の社会人になるのを目標しているならば、子供にふさわしい教科書を選ぶのは市民に選ばれた市長であり、市長に任命された教育長や教育委員である。
 
 沖縄の学力は全国最下位である。沖縄の教員は育鵬社問題や集団自決などの政治問題には情熱を燃やすが、学力問題になった途端に静かになり、知らん振りする。そして、学力が低いのは沖縄の家庭は貧困が多いからだという妙な理論が浮上してくる。

 新聞記者は中立であるべきとは言わない。しかし、客観的ではあってほしい。
調査員の順位付けは実質的に教員が教科書を選択することになるからと、文科省は順位付けはやらないようにという通知をだしている。しかし、この事実を沖縄の新聞は一度も報道していない。
石垣市、竹富町、与那国町の人口比が18対1対1であるのも報道していない。
実際の育鵬社を読んだ中立の立場の市民の声もない。投稿欄の実際に読んだ人の意見は、育鵬社の教科書が、愛国心とか天皇崇拝、軍国主義につながるとは思えないという感想が多い。

 又吉嘉例八重山支局長は、玉津教育長が自民党の国会議員の後押しを受けたことを政治の介入と決め付けている。民主主義国家では国会議員は選挙で選ばれたのであり、市民の代表者だ。法律に詳しい国会議員が玉津教育長にアドバイスするのはいいことであり、国会議員のアドバイスを受けたのになんの問題もない。むしろ、国会議員のアドバイスを受けたから玉津教育長は法を守ることができた。他方、国会議員のアドバイスを受けなかった竹富町や県教育庁は法を破ったのだ。

 又吉嘉例八重山支局長が新聞記者として客観性を優先させていたら、文科省の発言の正当性を認め、育鵬社の教科書には反対だが、竹富町や県教育庁のやり方は間違っていると指摘できただろう。しかし、感情的になっている又吉嘉例八重山支局長は、「竹富町の5教育委員だけが、その場に教科書を持参していた」と息鵬社の教科書に反対している竹富町の教育委員を持ち上げるのに懸命になっている。

 竹富町の教育委員だけは9月8日の協議会に教科書を持参してきたということだ。しかし、調査員が1位に順位付けした教科書を採択している竹富町の教育委員は教科書を読む必要がない。読む必要のない教科書を協議会に持ってきてなんになる。まじめに教科書選択に取り組んでいるというポーズをしたいのだろうが、調査員に従属して主体性のない竹富町の教育委員が教科書を持ってきたのは滑稽だ。
 
 それを大まじめに「子供にふさわしい教科書を選ぶ立場として、どちらが責任ある態度なのかは明らかだ」と書いている又吉嘉例八重山支局長には笑うしかない。又吉嘉例八重山支局長さん、竹富町の教科書を選択するのは教育委員ではなくて調査員だ。教育委員が教科書を持っていてもそれは飾りにしかならない。
 竹富町の教育委員は教科書を読む必要はない。だから今まで教科書を読んだことはなかったと思う。たまたま、今年は育鵬社と東京書籍に採択が分かれたから協議会で教科書の読み合わせをするかも知れないと考えて持ってきたのではないのか。でも、9月8日は教科書の読み合わせをする場所ではなかった。教科書は持ってくる必要はなかった。
竹富町の教育長や教育委員は協議会のことを理解していないのではないか。

 とくめいさんによる以下の書き込みがあった。学習塾をやっていた経験からとくめいさんの考えに答える。

正しくは、「竹富町」です。 たかが中学生の教科書とは思えません。 素直な子どもたちは、教科書を読み、そこに書いてあることを信じ、それが何年も何年も続けば、間違ったことでも洗脳されると思います。

 生徒が関心あるのは中間テストや期末テストだ。残念であるが教科書の内容に興味を持つ生徒はすくない。テスト前に勉強するときはテストに出そうな箇所を覚える勉強や問題集を解く勉強をする。テスト用に勉強すると文章を暗記するだけで内容は頭にはいらない。特に、公民の内容は中学三年生にとって内容が高度であり内容を噛み砕いて理解するにはかなりの時間を割かなければならないが、公民を噛み砕いて説明する時間はない。

 戦前の軍国主義国家のように小学一年生から徹底的に教えれば洗脳することはできるが、今の教育体制では洗脳するのは不可能だ。特に中学三年生になると進学問題がある。高校入試の勉強をしなければならない。入試の勉強は数学、英語、国語、理科の順に優先される。社会科のランクは低く単純暗記の勉強をする。

 現代社会は情報過多だ。生徒の思想は学校だけでなく一般社会も大きく影響を与える。むしろ学校以外の一般社会の影響のほうが大きい。教科書で生徒を洗脳するのは不可能だ。
それに人間の思想は中学より高校、大学時代の方が大きく影響すると思う。
 育鵬社に反発する思想は、多くの教師は教師になってからつくられた思想であり、戦後の祖国復帰運動を担ってきた沖教祖の強い政治方針が影響を与えているだろう。
           ★
ブログ主の【ひと言】
つい蛇足を言いたくなったのでひと言だけ。
又吉記者の言う「専門的な教科書研究の充実」とは・・・・
左翼団体のパンフレットを丸写しして「調査報告書」を書くことですか、又吉さん。
【おまけ】
一昨日石垣市で玉津教育長の激励会が行われ、多くの支援者が駆けつけた。
参加した知人の話によると、ご本人は2ヶ月以上にも及ぶ激しいバッシングにも関わらず、終始笑顔で客に対応し、激励に来たはずが逆に元気をもらった感じイで、玉津教育長の教育改革に掛ける覚悟とそのタフな精神力に改めて感心したという。
なお現在立場を異なるが県の大城教育長と玉津氏は以前に「八重山商工」で一緒に仕事をした仲だそうで、「握手する日が来ると思います。」と笑いながら言っていたとのこと。 
もう一つ、石垣市の教育関係者の話によると慶田盛竹富町教育長は教育長就任前は隠れ共産党員だったが教育関係の現職に着く前に急遽共産党に間を置くようになったとのことである。
なるほど慶田盛教育長が「育鵬社の教科書は子どもたちに触らせない」などと過激な発言をする背景が良く理解できる。

慶田盛安三教育長の主張では、
「憲法9条の役割などがほとんど記述されていない」
と育鵬社版の教科書を酷評していた。

ネットでは
「竹富町の背後に9条の会がいる」
「県教育は腐ってるな」
「素朴な沖縄の人達を騙そうとしてるヤツがいる」
など、この話にきな臭いものを感じているようだ。

 

【特別おまけ】

桜の大高氏のレポートです。 

【必見動画】【義家弘介】八重山教科書採択問題は政府・文科省の怠慢だ![H23/10/3]

沖縄県の八重山地区教科書採択を巡り、法的手段に則って決定された育鵬社版公民教科書の採択を竹富町が拒否し、しかもその違法行為を沖縄県教育委員会が協力する形で覆そう­としている。かねてより教育問題に携わってこられた義家弘介参議院議員をお訪ねし、沖縄の異常な教育界と、責任回避に終始する文部科学省、指導力を発揮できていない内閣の­政治責任などについてお聞きしたインタビューの模様をお送りします。

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コメント (1)

玉津氏の爪の垢でも、自民党県連のだらしなさ(怒)

2011-10-03 07:15:37 | 八重山教科書採択問題

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■八重山日報 10月2日

教科書問題
国判断で最終決着か
県教委、違法状態是正せず

 教科書問題は9月30日、中川正春文科相が記者会見で「
最終段階
になったら、文科省として法律に基づいた結論を得たい。ルールに
従ってもらう」と述べてことで、最終的には国判断で決着する可能
性が出てきた。

 
◇法解釈詰める
 3市町の採択教科書が異なるという違法状態の是正に向け、文科
省は9月15日、育鵬社版を選定した八重山採択地区協議会の答申に
従って教科書を一本化するよう県教委に指導。
 しかし
県教委は、違法状態の是正に向けた行動を起こしていな
い。このため文科省は、国として何ができるのか、省内で法解釈を
詰めている段階だ。
 文科省幹部は同13日の自民党文科部会で、地方教育行政法に基づ
き、国は違法状態に対して是正措置を行えると説明。ただ、国や県
が市町に代わって教科書を採択することはできないという解釈も示
している。

 ◇「答申は有効」
 教科書をめぐっては、中川文科相が国会答弁で、育鵬社版と東京
書籍版の採択について「どちらもコンセンサスができていない」と
発言した。会見では答弁の真意について「協議会の答申は、規則に
従ってなされたと理解している。その後、個別の教育委員が納得し
ていないので、そこのところのコンセンサスを作らないといけな
い」と説明。
 
協議会の答申を無効と解釈する答弁だったとする一部観測を打ち
消し、答申が有効であることを確認した
。協議会の答申は教科書無
償措置法を根拠にしており、政府は、同法に基づいて教科書を採択
するべきだとする答弁書を閣議決定
 答弁書では、育鵬社版を不採択とし、東京書籍版を採択した8日の
全教育委員による協議について、無効とする見解も示した。
「答申には拘束力はない」とする県教委、竹富町教委の主張ではな
く、育鵬社版を採択した市教委、与那国町教委の主張を支持する立
場であることが明確になっている。

 ◇動かぬ県教委
 しかし県教委は開会中の県議会での答弁で
(1)協議会の規約が直前に変更された
(2)調査員(教員)が育鵬社版を推薦していない
などを理由に、協議会の答申を問題視。9月8日の協議が有効だと
する見解を改めて示し、現在まで文科省の指導に従う様子はない。
 協議会会長の玉津博克石垣市教育長は「私たちの不作為で教科書
が決まらないような印象を与える言い方をしており、迷惑だ」と指
。「(9月30日に全教育委員による協議の無効を確認したので)
県教委の姿勢が変わることに期待している」と話した。

          ☆

八重山日報の的確な報道を読めば、これまで「発狂3紙」によってミスリードされていた読者も、教科書騒動は既に決着がついたことに気がつくだろう。

県教組はこれまで竹富町を扇動した手前、徒に文科省見解を否定している。

が、これも時間の問題。

大城教育長と狩俣課長は関連法令の勝手な解釈で騒動を引き起こして責任は重大だ。

引責更迭は免れ得ないだろう。

それとも国を相手に、行政訴訟に打って出るつもりか。

恥の上塗りは勘弁して欲しい。

タイムス、新報の紙面が静かになった。

さすがに敗北を悟ったせいなのだろう。

だが八重山毎日は悟りきれないのか、本筋とは外れた問題を誇大記事で悔しさをにじませている。

 

自民党本部と県連八重山支部は、孤軍奮闘する玉津教育長を関連法令の解釈等で力強く援護射撃をした。

だらしがないのは自民党沖縄県連である。(怒)

■八重山毎日 9月2日


自民県連
「言っていない」と猛抗議
市議会での玉津答弁に
県議会紛糾、訂正求める
 
 八重山地区の公民教科書採択問題で、9月13日の自民党文部科学
部会・日本の前途と歴史教育を考える議員の会の合同会議に出席し
た玉津博克教育長が、市議会一般質問で「自民党石垣支部や自民党
県連から声がかかり、出席すると答えた」と発言した内容をめぐり、
県議会が紛糾していたことが1日までに分かった。
 9月30日の県議会一般質問で、教科書採択の中立性をただした比
嘉京子(社大・結)が本紙に掲載された玉津氏の答弁を引用したと
ころ、自民党県連の議員が「そんなことは言っていない。誤報だ。
訂正、削除すべきだ」と猛抗議、議長に答弁内容の事実確認を求め
る事態に発展した。
 ボイスレコーダーによると、玉津教育長は同月26日、大浜哲夫氏
が「義家(弘介参議)から声がかかったのではないか」と質問した
ところ、「石垣市の自民党の支部、そして県連からの声があって出
席するとお答えした」と答弁している。
 
翁長政俊県連副会長は1日、事実関係について「こんなことは
まったくない」とあらためて否定、「この問題で軽々に一緒になる
ことはない」と明言した。翁長副会長によると、石垣支部が9月13
日、県教育委員会に「指導・助言・提案の枠を超えた違法な介入
だ」として8日の協議の無効性を要請した際も、求められた役員の
同席を断ったという。
 
玉津教育長の文科部会出席について砂川利勝支部長は「役員会で
図ったものではないが、文科省も出席するので見聞を広めるために
もいいのではないかと私がアドバイスした」と説明した。
 今回の問題に対して比嘉氏は「いかに中立性を保つ仕組みを作っ
ていくかが問われている。今回のケースはある意味、全国的なモデ
ルケースとなる。

教科書問題
PTAに議事録の公開を求める動き
過去の調査求める声も
 混迷している八重山地区の公民教科書問題で、PTAから教科書を
選定した教科用図書八重山採択地区協議会(8月23日)の議事録
公開を求める動きが出ていることが1日までに分かった。
 平真小学校PTA(東蔵盛充会長)は26日の秋祭りについて話し合
う評議員会で、評議委員の一人から「新聞報道では中身がよく見え
ない」と議事録公開を求める声が挙がり、石垣市PTA連合会に提案
することにした。
 石P連の理事会はおおむね毎月開催されている。東蔵盛会長は「次
の理事会に、平真小PTAとして議事録公開の要請について提案した
い」と話している.
 一方、
今回だけではなく前回までの選定に関する問題点も明らか
にする必要があるとの声もある。
 市教委によると、教科書選定に関する公文書の保管期間は3種5
年となっているが、
市議会で前花雄二教育部長は、2010年度の
小学校教科書と05年度の中学校教科書を選定した協議会の資料の
うち議事録は存在しないと説明。質問した平良秀之氏は「過去の議
事録が存在しないことも大きな問題」と指摘した。
 玉津博克教育長は石垣三雄氏への答弁で「議事録がないのは、議
事がなかったからと思われる。ほとんど協議もしていないことだ」
との見方を示し、自身が主張する「協議会の形骸(けいがい)化の
根拠の一つに挙げている。
 市議会は3日の本会議で選挙事務に関する調査特別委員会の設置
案が上程されることになっているが、玉津教育長らが指摘する「過
去の協議会の形骸化」についても与党側から意見が出てくるとみら
れる。
            ☆

■自民県連には玉津氏の爪の垢を・・・

発狂新聞に睨まれるのを極端に恐れる自民党県連は、これまでも左よりの言動で発狂新聞に恭順の意を表してきた。

今回も玉津教育長の奮戦に対し、終始冷たい態度で接してきた。

八重山支部が県教委に抗議したときも同席を断ったというから、何をかいわんやだ。

保守政党としての存在意義を自ら放棄したようなものである。

政治介入を避けるとの弁解だが、国政レベルでは権力を持たない野党であり肝心の県教委が沖教組寄りの不当介入をしているのは誰の目にも明らかだ。

本来中立であるべきの県教委が教科書採択に不当介入し、国会でも問題になった案件ではないか。

これを見てみぬ振りした自民党県連の罪は極めて大きい。

石垣市議会では過去の協議会が協議も議事録もないまま調査員(教員)のなすがままの教科書採択が行われていたことが明るみに出ている。

自民党県連も罪滅ぼしに、八重山地区以外でも行われていたと思われる沖教組による違法な教科書採択の解明に乗り出してはどうだ。

今回の教科書騒動で自民党県連八重山支部は市議会で玉津教育長に強力な支援体制をひいた。

一方、県議会における自民党県連の態度は何だ。

まるで他人事ではないか。

そんなに沖縄2紙が怖いのなら赤鉢巻で「反戦平和」でも叫んで、免罪符でももらったらどうだ。

このままでは沖縄本島における自民党の票が減るのは明らかである。

発狂新聞の顔色を窺うようなへっぴり腰の自民党県議には、

玉津教育長の爪の垢でも煎じて飲ましたいものである。

【おまけ】

自民党県連は今回の教科書問題に関わって「政治介入と言われる」ことに極端に神経質になっているが、教科書問題の本質は政治問題である、特に今回の八重山地区の教科書騒動は「自衛隊問題」に集約することが出来る。

その点を八重山日報の仲新城記者が8月4日の同紙コラム「教科書問題を読み解く」で見事に喝破している。

頭かかえる全教委協会長

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コメント (5)

竹富町は独立したら?

2011-10-02 14:42:54 | 八重山教科書採択問題

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産経・【安藤慶太が斬る】2011.10.2 07:00
法治国家に挑戦する竹富町は独立すれば?

 沖縄県八重山採択地区の教科書採択の問題を取り上げるのはこれで3度目だ。事の発端は、石垣市、竹富町、与那国町から成る八重山採択地区協議会が来年度からの中学公民教科書について育鵬社を採択した。これを踏まえて石垣市と与那国町教委は育鵬社を採択教科書と正式決定したのだが、竹富町のみが、採択地区協議会とは別の教科書を選んだことに始まる。

 採択地区では同じ教科書を使うという無償措置法の規定に反する状態が生まれたため沖縄県教委が指導に乗り出すのだが、
この沖縄県教委の指導なるものが、むちゃくちゃなものだった。突然、3市町の全教育委員による「新たな協議の場」が設けられた。

 3市町教委のうち石垣市と与那国町の教委は拮抗(きっこう)しながらも育鵬社に賛成する教育委員が過半数を占めていた。各市町から2人ずつ出席した採択地区協議会(さらに外部からも2人加わり、計8人)でも育鵬社は多数派を占めるのだが、竹富町は5人の教育委員全員が育鵬社に反対していた。教育委員全員が集まって全員で採決を取れば、育鵬社採択が覆ってしまうというわけである。

 「新たな協議の場」というのは相当に横暴な議事運営だった。第一、採択地区協議会はすでに結論を出していた。突如持ち出された「新たな協議の場」というものが一体どのような協議体なのか。採択地区協議会に代わる協議体とするのであれば、当然それなりの合意形成や準備手続きが必要なはずだが、それすらも委員全員の採決で押し切られ、逆転不採択とされてしまったのだった。

 逆転不採択劇は直ちに問題となった。法的に無効と国が判断したため、ことなきを得たのだが、メンツ丸つぶれの県教委はじめ、育鵬社採択を快く思わない連中は依然、収まりがつかないようである。

■信じられない県教委

 現状では育鵬社を採択するよう決めた、はじめの採択地区協議会のみが法的に有効になっている。これを軸にした一本化が図られるべき状況のまま、時間が推移している。沖縄県教委も地元メディアのバッシングを恐れてか、それとも確信犯か、本来、なすべき育鵬社での一本化に向けて動く素振りも見せない。それどころか県議会では次のような答弁が出てきたのだそうだ。

 《沖縄県八重山地区の公民教科書採択問題で、大城浩沖縄県教育長は28日の県議会で、「つくる会」系の育鵬社版を不採択とした石垣、与那国、竹富の3市町教育委員13人の全員協議(8日)は、「有効」との立場を改めて表明しました。野田内閣が27日に「全員協議は教科書無償措置法に規定された協議には当たらない」などと「手続きは無効」との答弁書を閣議決定した問題でも、「最終的な決定は八重山の当事者にある」としました》(しんぶん赤旗)

■合意などないじゃないか

 文中にある「教育委員13人の全員協議(8日)」というのが育鵬社採択を覆した横暴採決の舞台である。普段、「民主的」な物事にこだわりを持つ赤旗サンにしてはずいぶん非民主的な出来事に肩入れした、人心を惑わす記事だと私は思うが、それはともかく、何より問題なのは県教委である。
9月8日の全員協議が法的に無効である、と国が判断、県教委にそれを伝えても全くと言っていいほど聞き入れていないからである。一体、沖縄県教委は何を考えているのだろう。行政機関としてはもはや暴走状態となっているのだ。


 繰り返しになるが全員協議が有効であるためには当事者である石垣市、与那国町、竹富町の3市町がそれぞれの教委で、この全員協議を法令に基づく採択教科書一本化の場としましょうと議決をしなければならない。そのことに合意することが大前提なのだ。規約を作って、その規約に基づく運営もしなければならないのだが、「新たな協議の場」にはそうした規約すらなかったのである。

■愚かしい光景

 これではたまたま教育委員全員が酒場に集まって懇親を深めていたら、酒席の議題が来年度の中学校の公民教科書をどれにするか、という話題になった、それで決を採ったら、育鵬社は否決された、といった類の話に等しい。何ら正当性がないのはもちろんだが、こんな場で、教育政策が決められるのはおかしな話でもある。付け加えると、
いまなお「新たな協議の場」に正当性があると言い張る県教委も行政機関としてかなり恥ずかしい。そういうことを自覚してほしいものである。

 そもそも正当性を言い張っている県教委だが、彼らは当事者でも何でもない部外者なのである。当事者はあくまで、3市町教委である。県教委はあくまで指導、助言、援助ができるオブザーバーに過ぎず、当事者ではない。
肝心の当事者がこの場を無効だと言っているのに、オブザーバーが「有効だ」「有効だ」と県議会で言い張るこの滑稽さ、それに気づかない県議会。自治も何もあったものではない愚かしい光景に映る。

■法的拘束力を否定する愚

 沖縄県教委はこうもいう。

 「(育鵬社を採択した8月の)協議会の答申に法的拘束力はない」

 なるほど無償措置法には同一採択地区での教科書は協議の上、同一にしなければならない、とは書かれているが、採択地区協議会で協議せよ、とまでは書かれてはいない。従って、どこで採択地区内の教科書を一本化するか、採択地区協議会だけにその資格があるとはかぎらないという解釈が生まれうる。どこか採択地区協議会とは別の場所で3市町教委が合意すれば、一本化は可能でしょう、だから採択地区協議会の答申に縛られなくてもいいでしょうという論理は論理として成立しうる。私もこの同一教科書の採択のための場を採択地区協議会ときちんと位置づける法文の書きぶりが重要だったと今さらながら、痛感している。

■何のための協議会か

 
ただ、沖縄県教委の物言いには断固問題ありだと指摘しておく。仮に法文で採択地区協議会で一本化せよという文言がなくとも、採択地区協議会はこの法文を根拠法令にして一本化に向けて設置、存在している法に基づく協議体であることは紛れもない事実だからである。その協議の場には竹富町だって参加していたのだ。異論、反論、再反論と協議の末、そこでひとつの結論を導き出したのであって、そこに法的な瑕疵(かし)はないのである。

採択地区協議会の答申に法的拘束力はない、などとあっけらかんと片づけてしまう沖縄県教委の感覚が信じられないくらいおかしいのである。これは重みのある決定なのである。それをこうも簡単に「答申は答申。法的拘束力などはありません」と言いはなってしまうと、何のための採択地区協議会なのか、となってしまう。採択地区協議会の決定をいとも簡単に葬り去ることが可能になれば、まさしく何でもアリに今後なってくるだろう。制度は崩壊である。

 
むしろ、県教委の物言いからは採択地区協議会の結論が育鵬社だったからそれを覆しても世論の理解は得られるという、とんでもない勘違いが前提にあるのではないか、とすら感じている。育鵬社採択阻止を掲げる運動団体を後押しするために、行政判断や、法令解釈まで曲げても憚(はばか)らない恐ろしさを感じるのである。

法の不備について

 そもそもの混乱の底流には教科書採択の権限を市町村教委にあるとした地方教育行政法と同一採択地区の採択を統一しなければならないと定めた教科書無償措置法の規定の不備にあるという見方がある。私も基本的にその意見に異論はない。採択地区のなかで一本化が図られない事態をどう収拾するか。県教委が指導、助言、援助すると法令には定めてはあるのだが、具体的な取り決めは書かれていないのだ。ムラ社会的な、なれ合い調整でまとまるという前提で作られていて、今回のようないわば保革激突の原理主義的な衝突で両者一歩も引かないという事態を想定してはこなかったのである。

二つの法律を守れ

 だが、だからといって
日本国に属する地方自治体である以上、法令はあまねく守る義務はある。不備な法律なら守る必要はないということにはならないはずである。

 一本化に向けて3市町の合意を備えた協議というのは、はじめの採択地区協議会以外、存在しない。そして、そこでの結論のみが現状では有効と判断できること、今後、新たな協議の場を再び急ごしらえしても、3市町の合意が得られるとは現実的に思えないこと、などを考えると、採択地区協議会の結論に沿って育鵬社で一本化を図るのが筋であり、違法状態を生み出した竹富町を指導する以外に道はないのである

 なるほど、
採択権は地方教育行政法で市町村教委に与えられている。竹富町のいうのもその点では間違ってはいない。だが、だからといって無償措置法に違反することは許されないのである。教科書採択に当たっては、まず無償措置法に従って設置した採択地区協議会が同一教科書の採用を決定し、この決定に基づいて、各市町村教委は教科書採択権を行使しなければならない。これが二つの法律の自然かつ正しい解釈であって、これ以外にないのである。

■アラカルトの法令遵守は認められない

 それでも竹富町がどうしても育鵬社教科書は嫌だ、採択をしたくないというなら選択肢はある。
今からでも、日本国から独立して竹富人民民主主義共和国なり、竹富王国でも作ればそれは可能である。そうすれば、日本国の法令など守らなくて済むし、教科書採択の法令に縛られることから間違いなく解放されるだろう。それどころか、教科書も自前で作れるし、作らねばならなくなるのだ。道路建設から医療、福祉、農政から産業政策だって自分達の手で作り、維持管理することだって可能で、国防だって自前で考えていく自由を手にできる。

 しかし、どう考えてもそれは現実的ではない。現状、日本国に属していることで竹富町はさまざまな恩恵を日本国から受けて成り立っているはずだからだ。ならば
日本の法令があまたあるなかで「この法律だけは守りません」などという話が自治体として通るわけはない。それを許してしまえば、法治国家など成り立たないのである。竹富町がやっていることは法治国家に対する重大な挑戦なのであって、政府が「(全員協議による)手続きは無効」と閣議決定してなお平気で「最終的な決定は八重山の当事者にある」とする県教委の言いぐさは日本の行政機関としては信じられない事態だと指摘しておきたいのである。

 
さすがの文科省も無償措置法が違反となったままで、教科書無償配布が認められるのか、法的な検討を始めたようである。無償措置法に違反したまま、国に報告があがった場合、国はその違法を容認するのか。それが許されるのか。許されなければ何ができるのか。採択権は市町村教委に確かにある。だが、無償配布するか否かの権能は国にあるのだ。無責任な県教委と違法を憚らない竹富町を前に前代未聞の法的検討を余儀なくされているのである。

 もし竹富町の違法を国が安易に容認するとどうなるだろうか。物事を真面目に考えない民主党政権だけに、あらかじめクギを刺しておくが、それは採択制度の瓦解(がかい)が必ず代償としてついてくる。

 
実は民主党の支持母体、日教組はその日を待っているのかもしれないことも一応指摘しておく。彼らは学校で、児童生徒や保護者、教職員が採択に関わり、自分たちの教科書は自分たちで選ぶべきだという考えだ。日教組教師のドグマや政治的スタンス、組合教育にかなった教科書が横行、教育はますますおかしな方向に流れるだろうと危惧も表明しておく。

■中川文科相の発言の不用意さ

 ところで、本件がそういう重大な意味を持っていることを中川正春文科相は本当に分かっているのだろうか?

 9月28日の参議院予算委員会で世耕弘成議員(自民)が採択地区協議会の結論と無効となった全員協議の結論について「どっちが正しいのかはっきり判断を示すべきじゃないですか」と所見をただしたところ、中川文科相は「どちらが正しいかというよりも、どちらもコンセンサスに至っていないということ、そういう解釈をしています」と採択地区協議会の結論にまで否定的に答えたのだった。

 世耕議員はさらに、森ゆうこ文科副大臣に質問を続ける。

 世耕議員「森ゆうこ副大臣は立派なことを記者会見でおっしゃっている。8月23日のこの協議会が正しい我々が認める答申だというふうにお答えになっている」

 森副大臣 「8月23日の答申だけが正しいと申し上げたわけではありません。23日の答申については合意は見られているというふうに私は思っておりますけれども、9月8日、改めて沖縄県教育委員会の指導に基づいて行われました全教育委員による協議の場というものについては、その後、各教育長から抗議のといいますか、これは協議に至っていないという文書が我々のところに届けられましたので、その後また反論のペーパーもいろいろ来ておりまして、そういう意味で、その地区においての協議がこの9月8日についてはまだ認められていないという段階でございます」

 世耕議員 「残念ですね。副大臣になるとやっぱり歯切れが悪くなっちゃう」

■お前は当事者だろう!

 中川文科相はあたかも8月23日の採択地区協議会での結論の有効性を葬るかのような発言だった。森副大臣の発言の冒頭、「8月23日の答申だけが正しいと申し上げたわけではありません」という部分には理解に苦しむところがある(将来的に、3市町が円満に合意できる新たな協議の場ができるとは到底思えないからだ)。だが、後段の発言は「中川発言」をフォロー、アシストしつつも丁寧に軌道修正を図っているように聞こえた。

 いずれにしても大臣の発言はけんか両成敗のごとく、双方に公平な発言ではあるのかもしれないが、当事者意識に欠けているといわざるを得ない。
文科省では9月23日の答申のみが現状では有効で、これに基づいて一本化を図るよう、すでに通知を流している。文科省は正しく解決を図る一当事者なのである。その自覚を持ってほしいものである。国としてやれることは通知だけではないはずで、まだまだ法律を駆使してやれることが残っているはずである。

 大臣発言後、文科省ではいささかもこの方針(8月23日の採択地区協議会のみが現状では有効で、これに基づいて一本化が図られるべきだという方針)に変わりがないと強調してはいるが、沖縄メディアは採択地区協議会の有効性が否定されたとすでに大はしゃぎである。これでは収拾のつかない事態に発展する様相を大臣自らが招いた形になっており、“中川発言”は実に罪深いと言わざるを得ない

■法律の不備を叩くだけでいいのか

 さきほど、地方教育行政法と無償措置法の規定には不備があることを述べたが、検定から採択に至るまでの一貫した流れを定めた教科書法自体がわが国にはないのである。教科書法制定の動きが今まで全くなかったわけではない。自民党政権下で教科書法の提案がなされたことはかつてあったのだ。当時目指した教科書採択は全県一区で、日教組教師が指定する教科書を学校で採用するというそれまでの仕組みを変え、まともな教科書を子供たちに渡す狙いのもと、国会に提案されたのだった。

 ところが教科書法は日教組による激しい反対運動にさらされた。社会党がまだ元気なころでもあり、55年体制のもとで、廃案となりお蔵入りとなってしまうという流れをたどったのだった。

 しかし、教科書法が流れても、法文にある検定や採択などの細部に関する取り決めは依然必要だった。そこで教科書採択は地方教育行政法や、無償措置法に分散して規定を置くことになった。間借りのようなものであるが、玉虫色というか中途半端な決着でお茶を濁したという見方も可能だ。

 八重山の採択の混乱に乗じて多くのメディアは今、地方教育行政法と無償措置法の規定の不備を盛んに叩(たた)いている。私自身も不備のある規定だとは思うが一点、この問題は日教組がもたらした弊害でもある点を指摘しておかねばならないと思う。不備をとことん正すのであれば、教科書法を制定すべきかどうかまで遡らなければ不徹底だとも思う。

 今日の状況は自民党と社会党が表向き対立、裏では手を結ぶという55年体制のなかで、双方が既得権を守るという戦後レジームの産物であって、採択制度が存在しても、組合や教師が影響力を残している今日の状況に続いている。せっかく教科書採択の不備を正すのであれば徹底的、抜本的に見直されなければならないと思う次第である。

 (安藤慶太・社会部編集委員)

                  ☆

【安藤慶太が斬る】インチキだ!沖縄県教委の逆転採決劇

【安藤慶太が斬る】沖縄教科書採択の深い虚構 「教職員の意見排除は非民主的」は…

 

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追い詰められた県教委

2011-10-02 07:14:35 | 八重山教科書採択問題

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 八重山教科書 文科相、また見解転換

琉球新報 2011年10月1日      
 中川正春文部科学相は30日の閣議後会見で、八重山教科書採択問題に触れ、育鵬社の公民教科書を選定した8月23日の採択地区協議会の答申について「規則に従ってなされたと理解している」と述べた。28日の参院予算委員会で、23日の協議会と8日の全員協議のいずれも「コンセンサス(合意)に至っていない」とした自らの答弁を撤回、23日の答申を再び有効視する見解を示した。
 会見に先立ち30日早朝、自民党は文部科学部会を開き、文科省の審議官や教科書課長に、28日の中川文科相の発言と「法律に基づき設置した協議会の規約について答申がなされた」とする森裕子副文科相の発言の整合性を問い、中川文科相に同会見で、28日の発言を修正させるよう求めていた。
 中川文科相は会見で28日の発言を「23日の答申後も、各教委が納得していないことからコンセンサスをつくっていかなきゃいけないということ」などと弁明。また教科書無償措置法と地方教育行政法について「二つの法が整理できていない。法制局と相談しながら法律解釈について詰めているところ」とし、一本化できない状況が続けば「法律解釈を前提に、最終判断していきたい」と、文科省が指導する考えをあらためて示した。
 一方、自民党文部科学部会では文部科学省の徳久治彦審議官が、28日の中川文科相の発言を「3市町の採択結果が統一していないということ」と説明。義家弘介参院議員は文科省に対し、地方教育行政法第49条に基づく県への是正指導を求めた。

              ☆

新報がこの記事を大見出しで社会面のトップ飾っているのには驚いた。

自分で勝手に妄想して「また見解転換」はないだろう。

閣議決定で決まった政府見解をバカな文科相が失言したことを捉え、「また見解転換」などとしているが、総理大臣の名で出された閣議決定がそんなに簡単に転換できるとでも考えているのだろうか。

やはり新報は判断力を失った発狂新聞としか言いようがない。

新報の妄想などどうでもよいが、その下の県議会における県教育長の談話は重要である。

ウェブサイトには掲載されていないので、写真で紹介する。

文科省から指導助言のボールはすでに県教委の手に渡っている。

にも拘らず、大城教育長は「9月8日の協議に関して有効との認識を12日文科省に伝えている」などと寝言を言っている。

もはやそんな場合ではないはずだ。

これ以上無能な県教委が不作為を続けるなら、文科省としても奥の手を出さざるを得ないだろう。

奥の手とは。

県教委の誤った判断に対する是正措置の執行である。

義家弘介参院議員が、文科省に地方教育行政法49条に基づく県への是正措置をもとめているが、当該法令の抜粋がこれ。

(是正の要求の方式)
第49条 文部科学大臣は、都道府県委員会又は市町村委員会の教育に関する事務の管理及び執行が法令の規定に違反するものがある場合又は当該事務の管理及び執行を怠るものがある場合において、児童、生徒等の教育を受ける機会が妨げられていることその他の教育を受ける権利が侵害されていることが明らかであるとして地方自治法第245条の5第1項若しくは第4項の規定による求め又は同条第2項の指示を行うときは、当該教育委員会が講ずべき措置の内容を示して行うものとする。

義家議員の是正指導の要請
に対し、文科省側は「著しい法令違反が明確な場合、是正の要求が出せるが、事実が認められる状況となって、是正の措置を発動するのが望ましいということになれば、そうした対応もあり得る」と答えるに止めている。

だが、採択期限の9月16日を大幅に越している現状に鑑み、期限後一ヶ月の10月15日までに決まらなければ、そろそろ伝家の宝刀を抜く時期だという見方が浮上している。

県が本来指導すべき竹富町に肩入れし、玉津改革に圧力を加える理由は、沖教組と親密な関係にある県教委自身が、育鵬社の教科書に異常なアレルギーを持っているせいであるが、ここまで来て文科省の見解に従うと沖縄2紙や沖教組から「裏切り者」として攻撃の的にされるのを恐れるからである。

県教委に残された道は次の二つ。

(1)文科省の見解に従い、竹富町を指導助言する。

(2)あくまで文科省見解を否定し、法解釈で訴訟に打って出る。

(1)の場合は八重山日報を除く全沖縄マスコミ、沖教組の連合軍の激しいバッシングを覚悟しなければならない。

(2)の場合は、法匪といわれる法解釈のプロ集団・法制局をバックに控えた文科省を相手に県教委が、勝つ見込みは限りなくゼロに近い。

内閣法制局の判断を待つまでもなく、これまでの経緯を検証すれば、県教委の主張する「全教委協有効論」はその法的根拠を失っている。

八重山日報が詳しく解説している。

■八重山日報 10月1日

「協議有効論」根拠失う

追い詰められた県教委

5月8日に開かれた全教育委員による協議について、石垣市教育委員会が無効を確認した。 与那国町教育委もすでに無効を確認しており、2市町教委の意思が正式な手続きで明確に示されたことになる。 「無効の主張は無効」と訴える3教育委員長文書も、仲本英立委員長が法的根拠のないことを認めたため、一角が崩れた。 協議を事実上指導した県教委は、県議会で「協議は有効」と主張。 3教育委員長連名の文書を重要視する考えを示していたが、有効論の根拠を失い、追い詰められた形になった。 文科省はすでに、育鵬社版を採択した八重山採択協地区協議会の答申に従って、教科書を一本化するよう県教委を指導。 しかし竹富町教育委の協議に固執し、指導に従わない県教委の姿勢が、問題を長引かせる最大の要因になっている。 県教委の指導力や中立性に改めて疑問の声が出そうだ。

「9月8日で協議終わった」

県の指導待つと慶田盛氏

教育長に再任した慶田盛安三氏は辞令交付後、記者陣のインタビューに答えた。 教科書採択問題について、「私は、9月8日の3市町教育委員で協議したことで終わったと考えている。 文科省の見解が日に日に変わるので戸惑っているが、県からの指導助言を待っている状況」と述べた。(略)

          ☆

>文科省の見解が日に日に変わるので戸惑っているが、

バカな大臣の意味不明な発言はあったが文科省の見解は当初から変わっておらず、それを都合の良いように解釈した発狂新聞のデタラメな記事を盲信したため「日に日に変わる」などと寝言を言うことになる。

慶田盛竹富町教育長は、覚悟を決めたような印象があるが、ある意味、県教委の不当介入と発狂新聞のデタラメ記事のため翻弄され「ルール破りの独裁者」に追い込まれた哀れな人物なのかもしれない。(涙)

 

今朝の沖縄タイムスから八重山教科書問題が完全に消えた。

同じく琉球新報の紙面からも消えた。(ウェブサイトで見る限り)

敗北宣言か。

わが国が民主主義を国是とし法治主義を採用する限り、八重山教科書問題は勝負あった。

「発狂3紙」・沖教組・県教委の極悪共同体の完敗である。

極悪共同体が取る道はただ一つ。

育鵬社版教科書の採択は「県民感情を逆なでする暴挙」とか「戦争への道」などと叫んで、「県民大会」でも強行する以外にない。

だが多くの県民は今回の八重山教科書騒動で、これまで極悪共同体が勝って気ままに行ってきた教科書採択の実態を出来、「県民大会」という名の「反日集会」に参加する者は「ゾンビの会」ら魑魅魍魎の集団くらいだろう。http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-182283-storytopic-1.html

さて、お待ちかね10月1日の八重山日報記事、そして、ついでに八重山毎日の見出しです。

■八重山日報 10月1日

” 逆転不採択 ”無効を確認
市教委 委員長名文書「根拠なし」
協議会委員人選は有効

 石垣市教育委員会(仲本英立委員長)の9月定例会が30日、市教
委会議室で開かれ、
育鵬社版公民教科書の不採択を有効だと主張し
た3市町教育委員会委員長連名の文書から、仲本委員長の名前を削
除することを決めた
。事実上、8日に開かれた全教育委員の協議その
ものの無効を確認したことになる
。仲本委員長は「文書は委員長だ
け出せない。(教育委員会の)議決を経てないで文書を発送したの
はまずかった」と述べ、
委員長名での文書発送に法的根拠がなかっ
たことを認めた。
 3市町の全教育委員は9月8日の協議で、公民教科書について、多
数決で育鵬社版の不採択と東京書籍版の採択を決定。しかし玉津教
育長と与那国町の崎原用能教育長は協議の無効を主張する文書を文
科省、県教委に送付していた。
 これに対し、3市町教委の教育委員長は同15日、協議を有効
とし、2教育長の文書を無効だとする文書を竹富町教委から文科
省、県教委に発送した。
文書には、竹富町教委の公印のみ押され、
市教委、与那国町教委については「公印省略」となっている。
 教育長や教育委員長が文書を発送するには原則として法的根拠と
なる教育委員会の議決が必要になる。
玉津教育長の文書は、育鵬社
版を採択した8月26日の議決などが法的根拠になっているが、仲
本委員長は文書を発送する際、必要とされる議決を経ず、公印省略
の手続きも踏んでいなかった。
 この日通常の議事のあと3市町教育長連名の文書について協議し
た。
市教委は3市町教育委員長連名の文書から仲本委員長の名前を
削除する訂正文書を文科省、県教委に送付する。
 教科書を選定した八重山採択地区協議会(会長・玉津会長)に石
垣朝子委員を派遣した人選については、全会一致で有効性を確認し
た。
 市教委は非公式の場で、全会一致で石垣氏の派遣を決めたが、市
議会9月定例会一般質問では、教育委員会の議決を経なかったこと
に野党から強い批判の声が出ていた。
 この日の確認で、人選に法的な問題がなかったことが改めて立証
された形になったが、嵩田美代子委員は「教育委員会にかけるべき
だったと思う。規則がないからと言って(議決を経ないことが)通
るのか」と玉津教育長を批判した。
 玉津教育長は「始めてのことで、どう対応していいか分からない
中で、そういう決め方をした。今後はもう少し協議会と教育委員会
のあり方について検討する必要がある」という考えを示した。

新委員長に石垣朝子氏
「誠意持ち一生懸命」
 
石垣市教育委員会は30日の定例会で、仲本英立委員長の任期切れ
に伴い、後任に石垣朝子氏(66)を選任した。
 石垣氏は「教育委員会が信頼されるように心したい。誠意意を持
って一生懸命やりたい」とあいさつした。石垣氏は昨年10月から
教育委員を務めている。

教科書問題
改革の「大義」アピール
玉津教育長、一般質問で論戦

 石垣市議会9月定例会では26日から4日間、一般質問で与野党の
市議が教科書問題を集中的に取り上げた。八重山採択地区協議会会
長の玉津博克教育長は野党の批判に対し、
一貫して改革の「大義」
をアピール。用意周到な答弁で教科書採択の手続きに法的な問題が
なかったことを改めて強調し、大きな山場を乗り切った格好だ。

 ▽批判に反論
 野党は、玉津教育長の改革が、事前に関係者の十分なる理解を得
ないまま進められたとして「違法性」を立証しようとした。「調査
員制度の形骸化だ」(大浜哲夫氏)。
 協議会の調査員(教員)による各社の教科書の順位付けが廃止さ
れたことを不当だと訴える野党。
採択は採択権者が自らの権限と責任において適正、公正に行う必
要がある」。玉津氏は文部省の90年の通知を引き合いに、逆に従
来の協議会の審議こそ形骸化されていたと主張し、一歩も譲らなか
った。
 協議会の委員の入れ替えについては、宮良操氏が「那覇市は教育
委員会の議決で人選している」と述べ、市教委が非公式の場で人選
したことを問題視。
 玉津氏は、協議会の委員については法律に何の規定もないとして
「県内のみならず、全国でも千差万別」と答弁し、人選の方法に法
的な問題はないと説明した。
 「教育の中立性を侵した」と批判された自民党文部科学部会への
出席も、年休を取得して自費で出向いたことや、県教委の担当者も
出席していたことを挙げ、問題ないという認識を示した。
 野党は、8日の全教育委員による協議が無効だと主張した玉津氏の
文書について、教育委員会の議決を経ていないと攻撃。
 玉津氏は、育鵬社版を採択した市教委の議決などが根拠になって
いると反論。逆に協議は有効だとする3市町教育長の文書こそ議決
を経ておらず、法的に疑問があることを浮かび上がらせた。

▽無用の批判招く
 一般質問を通じて野党は、玉津改革の「不当性」の強調に務めた
が「違法性」の立証には挫折した形。「あなたは非常に頑固な方
だ。逃げの答弁は用意されていて、自らの判断は正当だと言わんば
かりだ」(小底嗣洋氏)と、匙を投げたような発言まで飛び出し
た。
 ただ玉津教育長も27日、議場で過去の調査員(調査委員)の報告
を説明する際に「調査員という者ども」と口を滑らせ、調査員を蔑
視(べっし)するような発言だと指摘された。
一般質問では過去の
軽率な発言も掘り起こされ、改革とは無関係な場面で、与野党から
無用の批判を招いた
。教科書問題を機に反省が求められそうだ。
 市議会の議論のあり方も問題を残した
。答弁者である玉津教育長
らを恫喝(どうかつ)するような野次が目立ち、伊良皆高信議長は
30日の議会運営委員会で「品位の維持に努めてほしい」と苦言を呈
した。 

見出し

竹富町教委
慶田盛氏へ辞令交付
教育長に再任

「9月8日で協議は終わった」
県の指導助言待つと慶田盛氏

「協議有効論」根拠失う
追い詰められた県教委

「法に基づき結論得たい」
教科書問題で文科省





■八重山毎日新聞 10月1日

見出し

育鵬社不採択、改めて有効性否定
八重山教科書問題で政府答弁書

教科書問題
新採択協での協議か
中川大臣発言で竹富町教委

教科書問題で調査特別委
市議会
3日の本会議に上程
議案の行方に注目

市教委定例会
仲本委員長名を取り下げ
3市町教育委員長連名の文書

委員選任の議事録なし
過去の採択地区協議会

竹富町
慶田盛教育長に辞令交付
川満教育長が手腕発揮を期待

新委員長に石垣朝子氏
市教育委定例会で選任

               ☆

二ヶ月以上に渡って展開された八重山教科書問題は、

「発狂新聞」ら極悪共同体の完敗である!

と思う方クリックお願いします。

 

【おまけ】

「品位に欠ける」
一般質問に市民から苦情

教科書問題で与野党が激しくぶつかった石垣市議会の一般質問に対し、テレビの視聴者らから苦情が市議会事務局に寄せられていたことが30分かった。 伊良皆高信議長が議会運営委員会で「苦情の電話があった」と報告した。 質問中の野次や怒号、品位に欠ける言葉、質問中の退席などに苦情があり、伊良皆議長は「議会の品位の維持に勤めて欲しい」と注意を喚起した。(八重山毎日 10月1日)



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西村眞悟氏 沖縄講演会のお知らせ

テーマ「21世紀を担う、沖縄の若者達へ」

日時:1020日(木) 18:00会場 18:30開演~20:00

会場:沖縄県立博物館・美術館 3F講堂(定員200席)

会費:2,000円(前売りのみ)

主催:オフィス オオシロヒロシ(代表 大城 浩)

お問い合わせ:日本広告内 西村眞悟講演会実行委員会

       TEL 098-879-7977 (平日9:0018:00

コメント (1)

「中川氏は間違っている」森副大臣が指摘

2011-10-01 08:08:43 | 八重山教科書採択問題

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今朝(10月1日)の沖縄タイムスの「発狂見出し」はこれ。

★一面左トップ

≪文科省、「採択協は有効」≫

発言釈明 法整理し結論

無知蒙昧の中川文科大臣の失言を信じ込んで、「政府見解も覆る」などと舞い上がった発狂3紙の妄想も、一夜の儚い夢だったと判明したお粗末劇である。

それでも見出しだけは未練たらしく「採択協」などと誤解を呼びそうな略称を用い、この期に及んでも読者を誤誘導しようとしている。 さすがは発狂新聞、面目躍如である。

賢明な読者は先刻ご承知のことだが、タイムスが言う「採択協」とは八重山採択地区協議会のことであり、勿論全教委協(井戸端会議)のことではない。記事には文科省の徳久治彦審議官と森裕子文科副大臣が閣議決定による政府見解通りであり、「中川氏の発言はいい間違い」と、上司がバカであることに念を押しているのには、大笑いである。

同省の徳久治彦審議官は30日の自民党文科部会で、中川氏の「コンセンサスがない」発言について「これまで文科省が県教委を通じて3市町村に指導してきた立場といささかも変わらない」と強調。 「現時点で規約に従いまとめた結果は8月23日の答申だ」とした。 出席した自民党議員によると、森裕子文科副大臣は「中川氏の発言は言い間違い」と述べたという。≫(沖縄タイムス 10月1日)

バカな発言を繰り返して「発狂新聞」をぬか喜びさせ、挙句の果てに部下である森裕子副大臣に「中川氏の発言は間違い」とバカ扱いされる中川文科相とは・・・・やはり本物のバカである。

それとも日教組のドン輿石幹事長に脅しをかけられて腰砕けになったのか・・・それにしてもフランケンからミイラ男、民主党幹事長は魑魅魍魎の巣窟かと思ったら、石垣市では「ゾンビの会」が跋扈しているし、県教委では悪代官が・・・。

発狂新聞がぬか喜びした記事(爆)

文科相「どちらも合意ない」 タイムス
 中川氏の認識はこれまでの政府や文科省見解を覆す可能性があり、地区協議会の答申に沿って地元側を指導するよう同省に求めていた自民党は答弁に反発。近く党文科部会を開き、同省の見解を確認する方針だ。≫

地区協と全員協「いずれも合意ない」 八重山教科書で文科相 新報

★社会面左トップ

「全協議有効」3委員長要請文

≪石垣、委員長名取り消す≫

石垣委員長に石垣氏

育鵬社教科書を推す

仲本委員長は、県教委の不当介入に扇動され全教委協総会という「井戸端会議」を召集した。  その井戸端会議の「2次会」で、だまし討ちのように教科書採択を強行した。 その仲本英立石垣市教育委員長が、「公文書偽造」を認め、訂正した文書を再送付したということ。 文書に名を連ねた3教育委員長のうち、入慶田本与那国町教育委員長は既に辞任している。

そして市議会の追及で仲本委員長も雁首を揃えて辞任することになった。

後任の委員長が育鵬社を推薦した元中学校校長石垣朝子委員というから、発狂新聞や狩俣課長は悔しくて夜も眠られないだろう。(爆)

             ☆

関連法規にも無知ならば、八重山教科書問題の経緯も良く飲み込めていないバカな大臣の失言はさておき、法律論では敗北と悟った「発狂3紙」と抵抗勢力は、玉津教育長の個人攻撃で「民意」を奪回しようとする卑劣な作戦に打って出た。

石垣市議会では、これまで県教育委も瑕疵を指摘していなかった玉津改革の手法を、重箱の隅を突っつくように取り上げて見たり、玉津教育長の言葉尻を捕らえ、個人攻撃ともいえる集中砲火を玉津氏に浴びせかけた。

石垣市議会は教科書採択問題から「極左政権奪還」のための前哨戦へと形を変えた。

玉津氏への集中攻撃を見た石垣出身の知人が漏らした言葉が印象的だった。

「これはもはや教科書採択の是非ではない。16年続いた極左前市長の弔い合戦だ!」。

県選出国会議員の後釜の座を譲ってくれない照屋寛徳議員に業を煮やした高嶺善伸県議議長が、2年後の石垣市長選には、虎視眈々と市政奪還を狙っているという。

かつて石垣市議だった高嶺氏は県議に転進するとき、喫茶店を営む義弟の長浜信夫氏に自分の票田を譲った。 長浜氏を中心に着々と次期市長選の地盤固めをしているという。

高嶺氏は大浜前市長とは盟友の間柄だったといわれ、大浜前市長の同級生である八重山毎日新聞の編集長とも盟友関係にあるといわれている。

八重山毎日が連日狂ったように玉津攻撃を展開している真の目的は、「中山ー玉津」ラインの信用を失墜させることにより大浜前市長の弔い合戦を勝利することであり、次期市長には高嶺県議長を当選させ「ペンギン王国」を復活させることである。

八重山毎日の個人攻撃とも取れる見出しと、一部記事を紹介する。

■八重山毎日 9月30日

見出し

野党側が調査特別委を動議
市議会一般質問最終日
教科書問題など事務手続きに
協議会議事録早期の公開を要求

玉津教育長
「質の悪い職員」発言で陳謝
前津氏が追求 町職員呼び出しで

「公選法違反ない」
「教育委員就任依頼」で中山市長

       ☆

「立ち止まる勇気を」
「英雄アカハチ」

与党から諫言と激励

市議会定例会一般質問で、与党の平良秀行氏は、議員の指摘や反対意見に耳を傾けようという姿勢が見えない玉津博克教育長に対し、「立ち止まる勇気も必要だ」などと諌める発言をした。 一方、石垣亨氏は玉津教育長を「オヤケアカハチ」に例え、エールを送った。 平良氏は一般質問冒頭、玉津教育長が初日の一般質問で「私のバックには多くの市民の民意がある」などと答弁したことに言及。「市議会で承認した一人として私は、学力向上に期待した。 左記の発言は誤解を招く。改めてもらいたい」と要望した。 さらに一般質問の締めくくりでは玉津教育長の座右の銘、上杉鷹山の名句を引用しながら「鷹山は意見が違うからといって切ることはなく、誠実に対応した。改革者としてのリーダーの資質が最も大事。その部分が大きな混乱になっている。出来る限り意見を聞き、子どもたちのために、問題解決に当たって欲しい」と切々と訴えた。
 一方、石垣氏は「2ヶ月間、マスコミの餌食になり、市議会でも批判の集中砲火を浴びた玉津氏に対し、びくともしない強い信念にあこがれる人が増えている、評価は歴史がする」と激励した。

「恩師批判と指摘」
と指摘

高校生投稿に石垣氏

石垣亨氏は、8日の八重山地区教育委員協会を招集した仲本英立委員長の手法を追及する際、仲本委員長が読んで感動したという八重山高校女子生徒が恩師に寄せた投稿文も批判のまな板に乗せた。石垣氏は「仲本委員長は総会の挨拶で、高校生の投稿に感動したと言っているが、かっての恩師を批判する投稿のどこに感動して勇気をもらったのか」と発言。 仲本委員長は「高校生が書いた民主主義の見方に感動した」と述べた。 石垣氏は、審議もせずに臨時総会を閉会した直後に協議の場とした仲本委員長の手法に「だまし討ちではないか。3市町教委の合意がないと開催できない」と糾弾した。

           ☆

そしてお待ちかね八重山日報の記事です。

■八重山日報 9月30日

教科書問題
市議会質問要旨

平良氏  (採択が決まるまで八重山採択地区協議会の議事録を公開
     しないという)3市町の合意と、市情報公開条例はどちら    
     に優位性があるのか。

玉津氏  協議会で決めてあるので、当面は協議会の取り決めを優先
     させたい。

平良氏  過去の採択協議における議事録はどうなっていたのか。

前花教育部長  調べた結果では、昨年のものと2005年度の冊子
        は残っているが、その中では、議事録はない。

平良氏  過去の議事録が存在しないということも大きな問題。形骸   
     化している協議会の責任を明確にしようとした点は理解で
     きる。しかし、教育長への指摘も真摯に耳を傾けるべきだ
     自分の行っていることが正しいのか考え、立ち止まる勇気
     も必要だ。その部分が大きな混乱の原因の1つになってい
     る。

石垣氏  無用の混乱を招く八重山教育委員協会の臨時総会を何ゆえ
     開催したのか。

仲本委員長  協会臨時総会は県の委員長の通知を受けて開催したも
       のだ。

石垣氏  こういうのを「だまし討ち」というのではないか。総会を
     すると言って呼びつけておいて、いきなり別の協議に入る
     のはうそつきではないか。

仲本委員長  3市町の教育委員13人がそろっているので、委員の 
       中から一本化に向けて協議してくださいと提案があっ
       た。そのようにさせていただいた。

石垣氏  どなたの提案か。

仲本委員長  県義務教育課の狩俣課長の指導助言だ。

石垣、仲間氏  あなたは臨時総会で、高校生の作文に感動した、勇
        気をもらったとあいさつしている。かたよった報道
        をう呑みにして、かつての恩師を批判する作文のど
        こに感動したのか。

仲本委員長  その高校生が書いた民主主義のとらえ方に非常に感動
       した。

前津氏  大川公民館で教科書の集会があった。主催者側に、市職員
     から録音していいかという話があった。スパイ行為ではな
     いか。

玉津氏  市民集会をすべて収録するという意味ではない。ある大学
     の先生がこの教科書問題について話をするというので、そ
     の学部長に連絡を取り、このような経過報告をする場合に
     は、学者として当然、両方の意見を聞いて話をしてほしい
     事前に私と意見交換してほしいとお願いした。しかし一切
     私と連絡を取れずに当日を迎えたので、どういう報告をし
     ているのか確認する意味でやった。その大学と、教育に絡
     む契約をやっており、私どもが、その先生から指導を受け
     るための判断材料として指示した。

前津氏  こういうことを答弁できるあなたに呆れた。恐ろしい。あ
     なたの人間性、資質が問われている。自民党(文部科学部
     会)の議事録を取り寄せた。「教育委員会の職員を置くよ
     うな質の悪い協議会ではなく、しっかりとした協議会にし
     ようとした」と発言している。自分の部下である職員を
     「質の悪い」と公衆の面前でいう人間が教育者か。

玉津氏  当日は私の出番がずいぶん遅れ、最後のぎりぎりの時間で
     呼び出された。当初の原稿も使えないままに話をしてし
     まった。事実であるなら、訂正してお詫びしたい。

前津氏  玉津教育長は9月14日に竹富町職員を呼び出している。
     どういう意味でやったのか。そこまであなたは傲慢なのか
     玉津教育長・竹富町の教育委員長が(8日の協議は有効と
     いう)要請文を出した。資料を見せてほしい、説明してほ
     しいと電話をさせていただいた。

前津氏  自分の自治体の職員でもない。職員を呼び出すという行為
     自体、つけ上がっている。自分から出向けばいい。

玉津氏  石垣市の教育委員長の名前を使った文書を竹富町教委の名
     前で出したのは、竹富町だけの問題ではなく、八重山の教
     育委員会すべての問題。竹富町は積極的に説明に来るのが
     筋だ。

前津氏  お互いの自治体を尊敬しあうという上からは傲慢な答弁だ
     態度、発言を見ると、八重山、県、日本の教育界の落ち度
     は、あなたのような人間が教育長に選ばれて、居座り続け
     ていることだ。石垣市の恥さらしだ。情けない。

仲間氏  暗礁に乗り上げている事態の解決策は。

前花部長  答申に沿った育鵬社を(竹富町に)採択していただき、
      副読本のような形で東京書籍を購入するのは可能。

仲間氏  教科書が変わると、何が現場で変わるのか。どういったこ
     とに支障を来すのか。

仲本氏  端的に言って、教科書が変わっても別に支障はない。学習
     指導要領に沿った本なので、そんなに支障をきたすことは
     ないだろうと思う。

仲間氏  教科書問題は白黒闘争になっている。天皇制、自衛隊、尖
     閣があるから(育鵬社版は)だめですよ、ではなく、教育
     委員は大所高所の立場から、真剣に話し合いをして解決し
     てほしい。


【おまけ】

【ニコニコ動画】沖縄県教育委不当介入問題にに見る教科書採択の実態


偏向のレベルを越えている日本最先端の八重山毎日新聞

そう、偏向のレベルを超えているから、「偏向新聞」と呼ぶより「発狂新聞」と呼ぶほうがピッタリなのである。

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■■講演会のご案内■■

「今、沖縄が危ない!

Sengoku38からのメッセージ」

講師:一色正春(いっしき・まさはる)氏

元海上保安官(Sengoku38)

日時:10月1日(土)午後1時30分~

会場:沖縄県護国神社(奥武山公園内)

参加費:1000円

主催:一色正春講演会実行委員会

事務局:〒900-0031 那覇市若狭1-25-11

波上宮 社務所内 日本会議沖縄県本部

098-868-3698 fax 098-868-4219

携帯090-6831-0989(担当/坂本)

E-MAIL sakamototadashi912@gmail.com

 

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西村眞悟氏 沖縄講演会のお知らせ

テーマ「21世紀を担う、沖縄の若者達へ」

日時:1020日(木) 18:00会場 18:30開演~20:00

会場:沖縄県立博物館・美術館 3F講堂(定員200席)

会費:2,000円(前売りのみ)

主催:オフィス オオシロヒロシ(代表 大城 浩)

お問い合わせ:日本広告内 西村眞悟講演会実行委員会

       TEL 098-879-7977 (平日9:0018:00

 

 

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