狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

沖縄戦「集団自決」、「軍が強制」認めず 教科書検定審が結論/沖縄タイムス

2023-12-18 04:43:12 | 政治

沖縄戦「集団自決」、「軍が強制」認めず 教科書検定審が結論/沖縄タイムス

2007-12-26 22:21:04 | 沖縄

【東京】高校歴史教科書の沖縄戦「集団自決(強制集団死)に関する検定問題で、教科書会社六社からの訂正申請を審議していた教科用図書検定調査審議会(検定審)の杉山武彦会長は二十六日午後、都内の文部科学省で渡海紀三朗文部科学相と会談し、審議結果を報告した。渡海文科相は全社の記述を承認する手続きに入った。同日中に教科書会社全社に伝達される見通し。検定審の結論は、「集団自決」について「日本軍によって追い込まれた」など軍の「関与」を示す記述は認められたが、「日本軍が強制した」など主語の「日本軍」と述語の「強制」を直接つなげる表現は採用されなかった。

 

 

<号外>「軍強制」認めず 「集団自決」教科書検定/琉球新報

 【東京】高校歴史教科書の「集団自決」(強制集団死)検定問題で、教科書出版社からの訂正申請を審議していた教科用図書検定調査審議会(検定審)の杉山武彦会長は26日午後、文部科学省に渡海紀三朗文科相を訪ね、訂正申請した6社8冊を承認する検定審報告を提出した。「集団自決」の背景・要因がこれまでより詳しく記述された一方で、検定意見は堅持し、焦点となっていた日本軍の強制の明確化は認められなかった。

沖縄戦の集団自決、検定意見を事実上修正 渡海文科相

2007年12月26日朝日新聞

 沖縄戦の「集団自決」をめぐり、高校日本史の教科書検定で「日本軍の強制」が削除された問題で、渡海文部科学相は26日、教科書会社6社から出されていた訂正申請を承認することを明らかにした。日本軍の命令が直接の原因だったという記述は避けつつ、「日本軍の関与」や「戦中の軍の教育」などによって住民が自決に追い込まれたと記しており、「集団自決が起きたのは、日本軍の行為が主たる原因」と読める内容になった。

 今回の訂正申請は、今春公表された検定意見に沖縄側が激しく反発したこともあり、渡海氏が「申請があれば真摯(しんし)に対応する」と表明していた。「日本軍の強制性」を認めるかどうかが焦点だった。文科省は検定意見の撤回はしないものの、内容的には事実上、修正した結果となった。

 渡海氏は訂正申請が11月初めに出されたことを受けて、諮問機関の教科用図書検定調査審議会(検定審)に検討を要請。検定審日本史小委員会は25日に訂正申請を承認する報告をまとめた。

 日本史小委は、沖縄戦や軍事史の専門家9人に意見を求めたうえで、(1)集団自決が起きた要因として、軍の関与は主要なもの(2)軍命令で行われたことを示す根拠は確認できていない(3)住民側から見れば、自決せざるを得ないような状況に追い込まれたとも考えられる――という「基本的とらえ方」をまとめた。

 この「とらえ方」に沿って、教科書会社に訂正申請の根拠となる資料の提出や説明を求めた。その結果、三省堂、実教出版、清水書院、第一学習社、東京書籍の5社が「自決を強要された」「集団自害と殺し合いを強制した」といった直接的な表現を取り下げ、「日本軍の関与」や「米軍の捕虜となることを許さないなど指導」「(住民の側からみて)集団自決に追い込まれた」との表現に変えて再申請した。山川出版社だけは、集団自決の事実関係について修正したが、背景や要因には触れなかった。

 http://www.asahi.com/national/update/1226/TKY200712260209.html

 

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2007年検定意見は現在も有効

原告敗訴が予想されていたため地元紙は注目しなかったが、一部県民がこんな訴訟を起こしていた。

 沖縄戦訴訟 最高裁も訴え認めず

NHKニュース 2018913

洋戦争末期に激しい地上戦が行われた沖縄戦で被害を受けたとして、住民や遺族が国に謝罪と賠償を求めた裁判で、最高裁判所は、原告の上告を退ける決定を出し、住民側の敗訴が確定しました。

太平洋戦争末期の昭和20年に行われた沖縄戦をめぐり、沖縄県の住民と遺族36人は、激しい地上戦に巻き込まれてけがを負ったり、家族が死亡したりしたのは、旧日本軍の戦闘行為によって住民を保護する義務を怠ったことが原因だとして、国に謝罪と賠償を求めていました。

1審と2審は「住民に自殺をうながすなど、旧日本軍に不法な行為があっても、当時の明治憲法のもとでは、国が責任を負う規定がなかった。戦争の被害者は多数に上り、補償は裁判所が解決するのではなく、国会に委ねられるべきだ」などとして、いずれも住民側の訴えを退けました。

これに対し、原告が上告しましたが、最高裁判所第3小法廷の戸倉三郎裁判長は、13日までに上告を退ける決定を出し、住民側の敗訴が確定しました。

                        ☆

「住民に自殺をうながすなど、旧日本軍に不法な行為」、いう記述は「集団自決」のことを指しているが、最高裁はこれを却下した。最高裁は本裁判で、「住民に自殺をうながす(軍命)は、否定している。

「集団自決」を証明する客観的証拠や証人は皆無である。

したがって、「軍の命令による集団自決」が在ったとは大江岩波訴訟でも立証されておらず、文科省検定意見でも「軍命で集団自決があった」と教科書に記載することは禁じている。

「11万人集会」の圧力

ただ、2007年9月29日のいわゆる「11万人集会」(実数は2万人弱)で、検定意見の撤回を大幅水増し集会で要請したため、当時の福田康夫首相は、集団自決に手榴弾を使用した例がある事を理由に、軍の命令は無かったが、「軍の関与はあった」などと曖昧な決着をした。

それ以降、上記記事にあるような「住民に自殺をうながす」など曖昧文言で「軍の命令」を印象つけている。

沖縄2紙の狂ったような水増し報道



 

沖縄2紙が実際には約2万人程度の集会を「11万人集会」(11万6000人と表記)と大幅水増し報道で政府を恐喝した。

 

そのため、当時の福田首相・町村官房長官のコンビは、軍命削除の「検定意見の撤回要求」は拒否したものの、「軍の関与」という妥協案を飲まされた。 

集団自決は戦時中のことであり、中には手榴弾で自決したものもいた。そのため、軍命の有無にに関係なく広義の「軍の関与」という曖昧な文言でごまかした。

これは、慰安婦問題で軍の強制連行はなくても、慰安所を軍が利用した事実をもって広義の「軍の関与」とした例と酷似している。

妥協の産物として「軍の関与」を認めようとする政府の弱腰に、藤岡信勝拓大教授が雑誌『正論』で「『軍の関与も認めてはいけない』と、反論したが最後は「関与」で押し切られてしまった。

 

■文科省検定の歴史判断

沖縄タイムス編著『鉄の暴風の』の批判本として出版された曽野綾子著『ある神話の背景』の影響を受けたのか、2007年度の教科書から「軍命による集団自決」という記述の削除を指導する文科省検定意見がでた。

検定意見に猛反発した沖縄メディアが主導する「文科省検定意見の撤回を求める県民大会」が、2007年9月29日に宜野湾海浜公園で開かれた。

2007年という年は、常軌を逸した日本軍糾弾の大キャンペーンという点で沖縄の新聞史に残る特異な年であった。

  その年の3月末、高校の歴史教科書の「軍命による集団自決」との記述を削除せよ、という文科省検定意見に反発し、4月初旬より沖縄2紙が狂気にみちた大キャンペーンを展開した。
その同じ年、琉球新報に長期連載中のドキュメンタリー作家上原正稔氏の「パンドラの箱が開くとき」の「慶良間で何が起きたか」の部分が著者の了解も得ないで削除された。削除の理由は上原氏が独自の調査の結論として「慶良間で起きた集団自決は軍の命令ではなかった」と記述した部分が「社の方針に合わない」とのことだった。

さらにその年は、大幅水増しで全国に名を馳せた「11万人集会」が開催された年であった。
文科省の検定意見を巡り、連日紙面には集団自決の生き証人と自称する人物が続々登場し、「残虐非道な日本軍」の悪行を次々と告発した。だがいずれの証言にも「軍命」を立証する客観的根拠は得られず、立証に迄は至らなかった。中には噂や伝聞の類で、明らかな嘘とわかるものが多数を占めた。

例えばこんな記事が堂々と新聞に報道された。

壕に避難していた少年に途中から入ってきた日本兵が「毒おにぎり」を食わそうとしたので、少年は壕を逃げ出し命拾いをあいたと言う証言が琉球新報に報道された。

食糧不足に悩む当時はおにぎりは滅多に口にすることのないゴチソウであり、その大事なおにぎりにわざわざ毒を塗って少年の殺害を謀るより、銃剣で脅して追い出したほうが容易であることは誰にでわかること。

その証言をした少年が仲里利信県議会議長であることが話題になった。仲里議長が嘘をついたか、さもなくば当時の厳しい食料事情を知らない若い記者が、聞き取りの際歪曲・捏造したかということは、当時の食糧事情を知る者なら誰でも容易に想像がつく。 これに関して仲里氏は以後沈黙を押し通し何も語っていない。

2013612日付琉球新報の次のコラムもその類のいい加減な証言があたかも真実であるかのように語られている。


< 自然壕の暗闇の中、赤ん坊が次々に泣き出した。「黙らせろ」。敵に居場所を知られるのを恐れた日本兵が怒鳴った次の瞬間、銃声が響いた。7歳ほどの少女が前へ崩れ落ちた ▼糸満市の仲松庸全さんが沖縄戦で目撃した日本兵による少女銃殺の場面だ。「軍隊は住民を守らない。それどころか住民を殺害したり、死に追いやったりした」。体験から得た最大の教訓という 。 > 

上記コラムの事例が嘘である証拠は、米兵の目を恐れる日本兵が赤ん坊の泣き声は気にするが、射殺した銃声が米兵の耳に入るのを気にしていない。 これなどは戦争体験者の証言ではよくでてくる矛盾であり、誰もが気がつく嘘の証言である。

証言者の名前を記すと全てが真実のように受取られがちだが、よく読み返すと嘘は自ずと矛盾が露呈してくる。 壕に潜んでいた母親が、赤ん坊の泣き声が気になり、湿ったオムツを赤ん坊の口に当てて窒息させたと言う悲惨な話は今でも密かに語られている。

それが新聞などで証言となって公開されると、そこに「残虐非道な日本兵」が介在し、「日本兵によって殺された」という話に変化していく。 わが子を自分の手にかけた贖罪意識のある母親としては、せめて「残虐非道な日本兵に殺された」とでも証言しなければやりきれなかったのだろう。 だが、この場合日本兵の名前が特定されていないからまだ救える話だ。

■厚生省「軍命があれば、援護法の対象」

だが、自決命令を下して住民を集団自決に追いやったのは、「赤松、梅澤両隊長だった」などと名前を特定されたのが慶良間島集団自決の悲劇である。 そして名前を特定した理由が、当時の厚生省役人の漏らした「軍命があったなら集団自決の遺族も援護法の適用が可能」というひと言だという。

以後「軍命による集団自決」が集団自決のあった座間味村役場の公式見解になる。座間味島村の援護係宮村広延は援護金の支給で何度も当時の厚生省と交渉し援護金支給に貢献したして村役場から表彰を受けている。

 

■2009年の文科省検定意見はどうなったか

沖縄メディアやサヨク団体の圧力により、結果的に「関与」の記述は認めたものの、依然として当時の文科省検定意見は現在も法的に有効である。

したがって教科書に「集団自決は軍の命令による」と記述することは禁じられている。

教科書に記述を禁じられている文言は、当然新聞などにも「集団自決は軍の命令による」と記述することはできない

 

■「最高裁は私人の闘争」、高木文科相 2022-05-22

2011年4月26日、文科大臣は、沖縄戦での「集団自決」をめぐる大江・岩波訴訟で軍の関与を認めた判決確定を受け、教科書検定について「(検定は)教科用図書検定調査審議会(検定審)で専門的、学術的に審議されている。これからもそうだ」と述べ、高校歴史教科書検定で「集団自決」の記述から日本軍の強制を削除する根拠となった検定意見を撤回する考えがないことを表明した。

文科相、意見撤回せず 教科書検定

沖縄タイムス 2011427

 【東京】高木義明文部科学相は26日の閣議後会見で、沖縄戦での「集団自決(強制集団死)」をめぐる大江・岩波訴訟で軍の関与を認めた判決確定を受け、教科書検定について「(検定は)教科用図書検定調査審議会(検定審)で専門的、学術的に審議されている。これからもそうだ」と述べ、高校歴史教科書検定で「集団自決」の記述から日本軍の強制を削除する根拠となった検定意見を撤回する考えがないことを表明した。  判決確定については「私人の論争なので司法が下した判断についてコメントする立場にはない」とし、沖縄戦については「住民を巻き込み、多くの人が犠牲になった。歴史を風化させてはならず、しっかり子どもたちに教えていくことが重要だ」と語った。
  今後の教科書検定に訴訟の結果が反映されるかとの問いには「検定審で客観的、学問的な成果に照らして審議されると思う」と述べるにとどめた。  歴史教科書での「集団自決」の表記をめぐっては、2007年の高校教科書検定で、同訴訟が係争中であることを主な理由として、検定審が軍の強制があったとする記述を削除するよう求める検定意見を出していた。
 軍の強制を盛り込んだ「沖縄ノート」を出版し、訴訟を闘った作家の大江健三郎さんは判決確定後、「もう係争中ではない」として教科書での強制記述の復活を期待。県内でも市民団体を中心に復活を要望する声が高まっている。

                                      ☆

しつこいようだが歴史は裁判で決めるものではないし、偏向メディアが歴史を書き換えることは許されない。

政権交代の度に教科書の歴史記述が変わる方がおかしい。

高木文科大臣はのコメントは真っ当である。

集団自決訴訟の核心は「軍命(強制)の有無」であり、軍の関与の有無ではない。 時は戦時中である。軍の関与なしには手りゅう弾は住民の手に渡らない。

だが実際の集団自決で、大多数の人は棍棒や鍬などの農具を用いており、手りゅう弾を使用した例は稀である。 

一発の手りゅう弾も使わずに家族を含む大量殺戮をおこなった金城重明氏等が好例である。

大江岩波訴訟で、最高裁は原告の名誉毀損請求の却下したが、最高裁で確定したことは軍命の有無ではなく、原告の名誉毀損請求の却下である。

個人の名誉毀損を裁定した最高裁は、高木文科相のいう「私人の闘争」といえなくも無い。

従って最高裁の判断を根拠に教科書に「軍命(強制)」を記述を要求するのは筋の通らない話である。

 

芥川賞作家の目取真俊氏が、琉球新報で「終わらぬ歴史歪曲運動」などと、ピンと外れのご高説を展開しているが、今回の裁判と東日本大震災や小林よしのり氏との関連を妄想するあたり、さすがは作家先生、その創作能力には感心させられる。

文末の次のくだりには、この作家の焦りが垣間見れて思わず失笑した。

「・・・今回の最高裁の決定で裁判そのものは終わったとしても、裁判と同時に焦点化した問題は終わっていないことを、私達は認識する必要がある。 教科書検定意見撤回はいまだに実現されていない。」(琉球新報 4月27日)

つまり「集団自決は軍の命令(強制)であると公的に認知させ、教科書に記述させる」という目論みはいまだに実現されていない。

敗訴はしたが長期にわたった大江岩波訴訟の意義は何であったか。

原告側代理人の徳永弁護士のコメントが裁判の意義をよくあらわしている。


原告代理人・徳永信一弁護士の話

名誉棄損が認められなかったのは残念。
しかし、隊長の自決命令について高裁判決は「関与」とし、一審より控えめな事実認定。
この問題は、集団自決に梅澤さんらの隊長命令がなかったという認識が重要だった。
裁判を通して自決命令の根拠がないとの認識が国民に定着したので、意義はあったと総括している。
 

この裁判が始まった当初、「集団自決があったという事実そのもの」を教科書から削除する目的で、元軍人が起こした裁判といった誤った認識を持つ県民も多かった。

だが、裁判の過程で沖縄2紙の異常な歪曲・捏造報道による印象操作にも関わらず、集団自決の本質を見据える県民が増えてきたということは、徳永弁護士の指摘の通り、この裁判を起こした大きな成果だということができる。

 

【正論】集団自決と検定 拓殖大学教授・藤岡信勝
"トリック報道"で世論誘導
2007.10.24


■「軍の関与」も認めてはならない

≪防衛隊と日本軍の混同≫

 日本軍が無辜の住民に自決を強要するほどの悪逆非道な存在であったことにしたい一部マスコミは、正面から「命令」「強制」を論証できないので、住民の証言を持ち出して世論誘導を図っている。その際、トリックの材料として用いられているのが防衛隊の存在である。

 米軍来襲時、島には(1)陸軍の正規部隊たる将兵(2)防衛隊(3)一般住民-の3種類の人々がいた。防衛隊とは昭和19年7月に帝国在郷軍人会沖縄支部が市町村の集落単位で中隊を編成したもので、法令的な根拠はなく、住民の義勇隊という性格のものだ。中国戦線から帰還した、村長など村の顔役が隊長を兼ねて行政と一体化し、日常の生活は家族と起居をともにしていた。

 手榴弾は防衛隊に米軍上陸の際の戦闘用に支給したものであり、自決用に一般住民に配布したのではない。集団自決を主導したのは防衛隊で、時には手榴弾を軍陣地から持ち出して住民に配布した。「兵隊さんから手榴弾を渡された」という住民の証言は、防衛隊を日本軍と混同しているのだが、マスコミはこの事実をよく知りながらイメージ操作のため確信犯的にこの混乱を利用しているのである。


≪「軍命令説」と同じ虚構≫

 もう一つのトリックは、「軍の関与」という言葉である。これはマスコミの世論操作であると同時に、政府の「落としどころ」として喧伝された経過がある。すでに8月段階で伊吹文科相(当時)は、「『軍の関与』という表現であれば、次回の検定で問題とはならないだろう。出版会社にお願いしてはどうか」と沖縄選出の自民党議員に水を向けていた。

 しかし、プレゼントに送った果物ナイフが殺人に使われたからといって送り主が殺人に「関与」したとはいえないという事例を分析すればわかるように、集団自決への「軍の関与」を認める必要はない。「軍の関与のもとに集団自決が起こった」という文を作ってみればわかるように、これは結局「軍命令説」や「軍の強制」と同じ虚構を教えることになる。

 集団自決は悲しい出来事だが、当時の日本人の心理状態では米軍が上陸すれば日本中どこでも起こった可能性がある。現に沖縄で日本軍不在の地でも集団自決は起こっている。

 そもそも「関与」という定義曖昧・伸縮自在の概念の導入は事態を紛糾・悪化させるだけである。「従軍慰安婦」問題で「軍の関与」がいかに国益を損なう混乱をもたらしたかを一考すればその危険は明らかだ。なぜ政治家は同じ轍を踏むのか。

 

「上原正稔」の画像検索結果
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結果的に「関与」の記述は認めたものの、依然として当時の文科省検定意見は現在も生きている。
したがって教科書に「集団自決は軍の命令による」と記述することは禁じられている。

 

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【武田邦彦】参政党は〇〇ができなくなっている!?

2023-12-17 15:30:49 | 政治

 

 

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参政党は〇〇ができなくなっている!?

 

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【武田邦彦】この闇に触れると、また攻撃を受けるかもしれませんが、、参政党の議員や党員が罰せられる可能性もある大事な話です。

 

 

【武田邦彦】参政党事件の真犯人は●●です!

■瀬良垣譲二様のコメント

いつも投稿していただいている瀬良垣譲二様より、那覇以南の図書館蔵書に『沖縄「集団自決」の大ウソ』の献本して頂いた旨連絡が入りました。

【昨日、「西原町中央図書館」に一冊寄贈してきました。ちょっと見落としてたもので、遅くなりました。

今日「豊見城中央図書館」に1ヶ月経ったのでどうなってますか?と電話しました。「南城市・糸満市・八重瀬町では既に貸し出し本として名簿に載ってます」と言ってプッシュしました所「即、リストに載りましたー」これ、効果あるよーです。

沖縄県の図書館を横断検索ーカリールローカル沖縄県
https://calil.jp/local/search?csid=okinawa&q=99%25%E3%81%AE%E5%9B%BD%E6%B0%91%E3%81%8C%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%20%E6%B2%96%E7%B8%84%E3%80%8C%E9%9B%86%E5%9B%A3%E8%87%AA%E6%B1%BA%E3%80%8D%E3%81%AE%E5%A4%A7%E3%82%A6%E3%82%BD

これで那覇市以南の市町村には全て寄贈したことになります。

那覇の方も配りたいところですが、当方も辰年生まれ(1940)けっこう高齢で田舎の運転はマーマーですが、都会の方は・・と言ったところで、誰か若い適当なかたにお願いされては、と思いますので、、よろしく。

江崎様へ
取り合えず、報告がてら

糸満・瀬良垣譲二より】ーーーーーーーーーーーーーーー■読者の皆様で、近辺の図書館蔵書の献本の可能性のあるところがあれば、ご協力ください。献本は私共の負担ですので、遠慮なく冊数をお申し付けください

 

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集団自決、沖縄タイムスの大ウソ!泣く子の「首締めなさい」

2023-12-17 08:27:03 | 政治

 
15歳で農兵隊に動員された大城芳男さん=11月14日、宜野湾市宜野湾
15歳で農兵隊に動員された大城芳男さん=11月14日、宜野湾市宜野湾

[語れども語れども・うまんちゅの戦争体験](440) 大城芳男さん(93) 宜野湾市宜野湾 泣く子の「首締めなさい」 避難民の教えで命拾い

 
2023年12月17日 5:00有料

 生まれ育った宜野湾村(現宜野湾市)字宜野湾の家は、米軍普天間飛行場の中にある。今は倉庫が建っている。集落の井戸の跡が残っているから、だいたいの場所は分かるよ。朝夕、てんびん棒を担いで水をくみに行った。

 1944年の10・10空襲の前のこと。B29が1機だけ飛んでいて不思議だった。なんでこんなに堂々と飛んでいるのを日本軍は攻撃しないのか。後になって、米軍は上空から全部写真を撮って作戦を立てたと知った。米軍に比べたら、日本軍は既に武器が十分なかったんじゃないかな。

夜はガマへ戻る

 空襲警報のサイレンが朝鳴ると、宜野湾国民学校は終日休みになった。その日はガマで過ごす。50人くらい入れる自然壕でね。兄さん2人は兵隊に行っていたから、自分と親を合わせて7人で隠れた。空襲が来ないうちに家でご飯を作ったり、畑を耕したりして、夜はまたガマに戻った。

 大雨がなかったから助かったよ。ガマには集落中の水が集まってくるからね。

 ガマの中で2歳くらいの男の子が泣きっぱなしだったのを覚えている。同じ集落のおばあさんが嫌がって、汚い言葉で「首を絞めなさい」と。今思ったらかわいそうでね…。

 サイレンが授業中に鳴ることはほとんどなかったよ。校舎は兵舎になっていたから、先生と一緒に山の中で授業だった。黒板も机もない。椅子は山に置きっ放し。僕はそろばんが得意でね、「山学校」の優等生だった。お昼のお弁当は、朝炊いた芋をタオルにくるんで持って行った。

農兵隊で名護へ

 45年になると農兵隊として名護に行くことになった。農兵隊は畑仕事のボランティアで、働き手が兵隊に取られている農家を手伝う。ガマに入っている時に先生たちが呼びに来て、着替えだけ持って夜のうちに出発した。今と違って先生には絶対服従だ。

 移動中に艦砲射撃がひどくなった。照明弾が上がったら艦砲が来るから、木の下なんかに隠れる。また歩いて隠れる。寝る暇なんかなかった。美里村(現沖縄市)を通って石川まで来ると、集落が全部燃えていた。火の粉が飛ぶ中、地下足袋で通った。住民は避難していたけど、馬は、くびられているさ。そのまま焼けたんじゃないかな。

毛布を持ち山に

 名護に着くと、いよいよ米軍が上陸するということで毛布を持って山に入った。同年代が100人くらいいたと思う。初めは1日に2個ずつおにぎりがあった。それがなくなると大豆をお茶わん2杯ずつ。それもなくなるともう、食べることと逃げることしか考えなかった。ずっと山の中で、自分がどこにいるのか、この先どうなるのかも分からない。今も夢に出てきてハッと目が覚める。

 久志村(現在の名護市)三原の集落が見えた時、同じ宜野湾出身の友人2人と山を下りた。集落の畑に残っていた芋を井戸のそばで炊いた。

 宜野湾を目指している途中、那覇から山原に向かう避難民に出会った。辺野古辺りだった。「今戻ったらアメリカーにすぐにやられるよ」と教えてもらって、一緒に久志村まで引き返した。そのまま歩いていたら死んでいたよ。後になって今の宜野座高校近くの検問所みたいな所で米兵に止められて、捕虜になった。今考えても、あの那覇の避難民に助けられたわけさ。

編集後記

 大城さんが育った家の仏壇とたんすは、那覇から買った。10・10空襲で生計を立てられなくなった人が手放したものだったという。「それだって、5年も使わないうちに戦争でパァになったさ」。手放した側にとっても買い取った側にとっても、あまりに救いがなさ過ぎる。今の家では立派な松が育っている。手入れを続けて35年になるという。燃えた仏壇とたんすの分まで、松には生きてほしい。(中部報道部・平島夏実)

(写図説明)15歳で農兵隊に動員された大城芳男さん=11月14日、宜野湾市宜野湾

■毒おにぎりの大ウソ⇒仲里県議会議長

壕に避難していた幼子に、途中から入ってきた日本兵が毒おにぎりを食わそうとしたので、家族共々壕を逃げ出し命拾いしたと言う証言が派手に掲載された。 

実際に琉球新報に掲載された記事だが、食糧不足に悩む当時はおにぎりは滅多に口にすることのないご馳走。 

その大事なおにぎりに毒を塗って少年の殺害を謀るより、銃剣で脅して壕から追い出したほうが容易であることは誰にでもわかること。

その幼子の兄が当時の仲里利信沖縄県議会議長であることが自身の証言で話題になった。

仲里氏が嘘をついたか、さもなければ当時の厳しい食料事情を知らない若い記者が、聞き取りの際歪曲・捏造したか。

いずれにせよこの記事が嘘であることくらい読者は容易に想像がつく。

 これに関して証言者の仲里氏は以後沈黙を押し通し何も語っていない。

(【おまけ】参照)仲里氏の「毒おにぎり」は「残酷な日本兵」の象徴として朝日新聞を通じてニューヨークタイムズにも掲載された。

 

 

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日米共同訓練、重要拠点指定で「ねじれ」 市町歓迎、沖縄県は不同意 八重山

2023-12-17 04:38:18 | 政治

 

 

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■狼魔人日記・文藝コーナー■(毎日三首紹介します)

これは平成22年から令和4年まで私の生活の中で見て聞いて感じた事をメモのつもりで三十一文字にまとめたものです。 一つでもこれはとこれはと思われるものがありましたら幸いです。令和五年一月  

富原盛安(82歳・南城市

 

平成も終わりをつげる両陛下時代綴れり健にあれ

東風に誘われたのか下記の種芽をふき立ちて葉っぱ六枚

フラフラの小ねずみついに息絶えたおだやかな顔が何故か胸うち

 

                 ★

■瀬良垣譲二様

いつも投稿していただいている瀬良垣譲二様より、那覇以南の図書館蔵書に『沖縄「集団自決」の大ウソ』の献本して頂いた旨連絡が入りました。

【昨日、「西原町中央図書館」に一冊寄贈してきました。ちょっと見落としてたもので、遅くなりました。

今日「豊見城中央図書館」に1ヶ月経ったのでどうなってますか?と電話しました。「南城市・糸満市・八重瀬町では既に貸し出し本として名簿に載ってます」と言ってプッシュしました所「即、リストに載りましたー」これ、効果あるよーです。

沖縄県の図書館を横断検索ーカリールローカル沖縄県
https://calil.jp/local/search?csid=okinawa&q=99%25%E3%81%AE%E5%9B%BD%E6%B0%91%E3%81%8C%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%20%E6%B2%96%E7%B8%84%E3%80%8C%E9%9B%86%E5%9B%A3%E8%87%AA%E6%B1%BA%E3%80%8D%E3%81%AE%E5%A4%A7%E3%82%A6%E3%82%BD

これで那覇市以南の市町村には全て寄贈したことになります。

那覇の方も配りたいところですが、当方も辰年生まれ(1940)けっこう高齢で田舎の運転はマーマーですが、都会の方は・・と言ったところで、誰か若い適当なかたにお願いされては、と思いますので、、よろしく。

江崎様へ
取り合えず、報告がてら

糸満・瀬良垣譲二より】ーーーーーーーーーーーーーーー■読者の皆様で、近辺の図書館蔵書の献本の可能性のあるところがあれば、ご協力ください。献本は私共の負担ですので、遠慮なく冊数をお申し付けください

 

重要拠点指定で「ねじれ」 市町歓迎、沖縄県は不同意 八重山

配信

八重山日報

ayo********3分前 非表示・報告 有事に備えて避難経路を確保するって歓迎すべきことでしょ。 台湾を攻めるとき周辺の空港や港を攻撃するのか、占領して軍事拠点化するのか、おそらく後者でしょう。 裏腹な問題ではあるけど備えと話し合いを同時並行で進めるしかないでしょう。 返信 0 件 共感した 0 なるほど 0 うーん 0 ・・・ ・・・13分前 非表示・報告 >ただ「国も県の頭越しにはできないだろう」と指摘。県の理解を得るため、政府が丁寧な説明を尽くすよう求めた。 県知事をはじめとするオール沖縄の政治的思想のために特定重要拠点の指定が進まない中、糸数町長のこの対応は実に立派なものと思います。ただ、オール沖縄ってそこまで筋を通さなければならない連中でしょうか。石垣へのシェルター建設を批判するような連中ですよ?八重山の方々の生命より彼らの政治的思想を優先するような連中ですよ? 県は県で勝手に独自の地域外交なんてやってるんですから、八重山の方々が独自に国と交渉しても、県は文句言えないでしょう。特定重要拠点の話を直接国と進めてもよいような気がしています。

 

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宮村「侘び状」に対する大阪地裁判決文

2023-12-16 11:32:59 | 政治

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宮村「侘び状」に対する大阪地裁判決文

2009-08-25 06:42:32 | ★集団自決
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泥酔させられて書いた詫び状 (KOBA)2009-08-24 不思議の思うのですが、その「詫び状」の筆跡はどうなっているのでしょう?
 「酔った状態で書いた」なら判読しがたい筆跡になっていると思うのですが、誰が観ても判読可能な筆跡なら、「酔って書いた」というのは無理があるのではないでしょうか? 
 裁判官はどういう判断で、「詫び状」を「泥酔した状態で書かされた」と判断したのでしょう?

                    *

Unknown (涼太)
2009-08-22

<何より信じられないのは、酒を飲まされて詫び状を書いた。です。そしてそれを認めた異常な判決です。もしそんなことが認められたら、契約社会そのもが崩壊します。人を殺しても酒を飲んで覚えていない。婦女暴行しても酒を飲んで覚えていない。こんな言い訳が通用するような判決です。

                    ◇

自筆押印の書類を、「泥酔して書いたから」と否定されたら、涼太さんのご指摘を待つまでもなく契約社会の屋台骨が崩壊してしまう。 

署名捺印の借用書を差し入れて、借用書も「泥酔していたので記憶にないから無効」で通ってしまうわけである。

裁判官は社会常識に欠けるので、一般社会人の常識を判決に導入するのが「裁判員制度」であるとすれば、署名押印の書類を、泥酔を理由に無効とする裁判員は一人もいないだろう

さて、問題の「侘び状」に関連する部分を「大阪地裁判決 文」から抜粋して引用する。

引用は当日記に時折「一太刀」を浴びせておられni0615さんのサイトを利用させて頂いたが、立場こそ違っても資料保管・整理の労力には謝意を表しておきます。(太字強調は引用者)

なお、「大阪地裁の判断」で出てくる、梅澤氏作成と思われる類似文面のもう一枚の「侘び状」とは、実際に詫び状を書く際に良く生じる例である。

口頭で謝罪した経験はあっても、侘び状を書いた経験のある人は少ない。

そこで、「あなたが見本を書いたら、それに倣って書きます」と見本を要求する例が多い。 ただ、その見本を破棄するのが普通だが、梅澤氏は迂闊にもその見本が相手方の手に渡るのを気にしなかったようだ。

裁判官は、世間ではよくある「見本文」の存在でもって、「侘び状」の信憑性を否定する重要な根拠にしているが、それこそ裁判官の社会常識が欠落しているという証左である。

以下引用。

                    ◇

被告らの主張

 宮村幸延の証言について

宮村幸延は,「証言」(甲B8)を作成し押印した記億はなく,宮村幸延が作成し押印したものではないと述ぺている(乙17及び18)。

宮村幸延は,その経営する旅館に宿泊した原告梅澤から,昭和62年3月26日,
「この紙に印鑑を押してくれ。これは公表するものではなく,家内に見せるためだけだ。」
と迫られたが,これを拒否した。同月27日,原告梅澤が同行した2人の男が宮村幸延に泡盛を飲ませ,宮村幸延は泥酔状態となった。宮村幸延は,この時に「証言」を書かされた可能性があるが,そうだとすれば,「証言」は仕組まれたものであり,宮村幸延の意思に基づくものではないことは明らかである。

宮村幸延は,座間味島の集団自決があった当時,山口県で軍務についており,集団自決の経緯について証言できる立場になかったし,また,実兄である盛秀助役が自決命令を出したなどと証言するはずがない。

原告らの主張

d 宮村幸延の「証言」
(a) (親書の手交)*
座間味村の遺族会長であり,当時の援護係として「座間味戦記」を取りまとめた宮村幸延は,原告梅澤に対し、昭和62年3月28日,「証言」と題する親書(甲B8)を手交した。この親書には,「昭和二十年三月二六日の集団自決は梅澤部隊長の命令ではなく当時兵事主任(兼)村役場助役の宮里盛秀の命令で行なわれた。之は弟の宮村幸延が遺族補償のためやむえ得えず ママ 隊長命として申請した,ためのものであります」と記載されている。

宮村幸延の談話は,昭和62年4月18日付けの神戸新聞にも記載されている。

(b) (原告梅澤が語る経緯)*
被告らが主張する「証言」の作成経緯は全く理由がない。

原告梅澤は,合同慰霊祭が行われた昭和62年3月28日,集団自決に関する座間味村の見解を尋ねるぺく,村長の田中登に会ったが,補償問題を担当していた宮村幸延に聞くように言われたため,1人で宮村幸延を訪ねた。原告梅澤と宮村幸延は,面識があったため,再会を懐かしんだ。

原告梅澤が訪問した理由を話すと,宮村幸延は,突然謝罪し,援護法を適用するために軍命令という事実を作り出さなければならなかった経緯を語ったのである。

「証言」(甲B8)は,このような経緯で宮村幸延が述ぺたことを文書にしてほしい旨,原告梅澤が依頼し,宮村幸延自身が一言一言慎重に言葉を選んで作成したものである。決して,原告梅澤が原稿を書き,宮村幸延に押印だけさせたものでもないし,泥酔状態の宮村幸延に無理矢理書かせたものでもない。原告梅澤が原稿を書いたのであれは,末尾宛名の「裕」の字を間違えるはずがないし,宮村幸延が泥酔状態であれば,筆跡に大きな乱れが生じるはずである。

また,宮村盛永の息子である宮村幸延は,集団自決当時,山口県にいたとしても,その後,村に帰ってから,集団自決の真相を知ったことは明らかであり,「証言」を作成する立場になかったとの被告ら指摘も当たらない。

また,神戸新聞の中井和久記者は,宮村幸延に対する電話取材を確かに行い,記事記載のコメントも確かにもらったと述べている(甲B34)。神戸新聞が,記事中で「Aさん」とされている宮村幸延のコメントを捏造する理由はない、宮村幸延から神戸新聞に対し抗議があったこともない。

 

◆大阪地裁の判断

オ(宮村幸延「証言」について)*

(ア)(「証言」の記述)*
盛秀助役の弟である宮村幸延が作成したとされる昭和62年3月28日付け「証言」と題する親書(甲B8)には、
「昭和二十年三月二六日の集団自決は梅澤部隊長の命令ではなく当時兵事主任(*兼)村役場助役の盛秀の命令で行なわれた。之は弟の宮村幸延が遺族補償のためやむえ得えず隊長命として申請した、ためのものであります   右 当時援護係 宮村幸延  」 との記載がある。

(イ)(経緯から真意かどうかの疑問)*
しかしながら,宮村幸延は, 「別紙証言書は,私し(宮村幸延)が書いた文面でわありません」 との書面(乙17)を残しているほか,証拠(甲B5,33,85,乙18,41,宮城証人及び原告梅澤本人)によれば,昭和62年3月26日の座間味村の慰霊祭に出席するために座間味島を訪問した原告梅澤は宮村幸延の経営する旅館に宿泊したこと,宮村幸延は,原告梅澤から,昭和62年3月26日, 「この紙に印鑑を押してくれ。これは公表するものではなく,家内に見せるためだけだ。」 と迫られたが,これを拒否したこと,同月27日,原告梅澤が同行した2人の男が宮村幸延に泡盛を飲ませ,宮村幸延は泥酔状態となったこと,その際,原告梅澤は,宮村幸延に対し,自らが作成した 「昭和二十年三月二十六日よりの集団自決は梅澤部隊長の命令ではなく助役盛秀の命令であった。之は遺族救済の補償申請の為止むを得ず役場当局がとった手段です。右証言します。昭和六十二年三月二十八日元座間味村役場事務局長宮村幸延」 と記載された文書(甲B85)を示したこと,宮村幸延は,これを真似て前記昭和62年3月28日付け「証言」と題する親書(甲B8)を作成したことが,それぞれ認められる。

こうした事実によれば,宮村幸延の昭和62年3月28日付け「証言」と題する親書(甲b8)が,その真意を表しているのかは疑問である。

(ウ)(証言間で異なる梅澤証言は措信しがたい)*
原告梅澤は,その陳述書(甲B33)で,宮村幸延が前記「証言」と題する親書(甲B8)を,その意思で作成したかのように記載する。そして, 原告梅澤の陳述書(甲B33)では, 「私は宮村幸延氏に,是非とも今仰った内容を一筆書いて頂きたいとお願いした。宮村幸延氏はどのように書いたら良いでしょうかと尋ねられたので,私は,お任せします,ただ,隊長命令がなかったことだけははっきりするようお願いしますとお答えしました。」

「大手の清水建設に勤務され,その後厚生省との折衝等の戦後補償業務にも携わっていた経歴をお持ちの宮村幸延氏は,私の目の前で,一言々々慎重に『証言』(甲B8)をお書きになりました。」 と記載されている。

しかし,そのような作成状況であれば,前記「証言」と題する親書(甲B8)と酷似する文書(甲B85)が存すること自体不自然で,原告梅澤の陳述書(甲B33)は,この部分で措信し難いし,原告梅澤が沖縄タイムスの新川明に前記「証言」と題する親書(甲B8)の作成状況として語った内容(乙43の1及び2・5頁)とも異なり,措信し難い。すなわち,原告梅澤は,新川明に対しては, 「今度,忠魂碑を,部下の切り込んだやつの忠魂碑を建てるために今度行った。その時に聞いたら,彼はまあ,酔ってないとは言いませんが,彼がそういう風に私に 『本当に梅澤さん,ありがとうございました。申し訳ございません』 とこうやってね,手をこうやってね,謝りながら書いたんですよ。
『一筆書いてくれんか』 って。
『いやー書くのは苦手だけれどもなあ』 と。
『だってあんたは役場におった人でいろいろ文書も書いたろうと。わかるだろう』 と。
『どういうふうな書き出しがいいでしょうか』 と言うから,
『そうか』 と,
『書き出しはこれぐらいのことから書いたらどうですか』
と私は2,3行鉛筆で書いてあげました。そしたら彼は
『あ,分かった分かった,もういい。あとは私が書く』
と言って,全然私が書いたのと違う文章を彼が書いてああいう文書をつくったわけです。まあ,よく聞いてくださいよ。それで結局私は 『ありがとう』 と。
『ついでに判を押してもらえたらなあ』 と言ったら,彼は商売しておるから店の事務所の机の上から判を持ってきて押して
『これでいいですか』 と。
『ありがとう』 と。
『これはしかし梅澤さん,公表せんでほしい』
と言った。
『公表せんと約束してくれと』 と。
私はそれについては
『これは私にとっては大事なもんだと。家族や親戚,知人には見せると。しかし公表ということについては,一遍私も考えてみよう』 と。
公表しないなんて私は言っておりませんよ。やっぱりこれはですね,沖縄の人に公表したら大変だろうけれども,内地の人に見せるぐらいは,しらせたいというのが私の気持ちだから。そういうふうなことで別れた。」

「あの人はね,まあ言うたらやね,毎日,朝起きてから寝るまで酒を続けています。」 と語っており,この新川明に語った作成状況と原告梅澤の陳述書(甲B33)の前記記載内容は異なっており,原告梅澤の陳述書(甲B33)の記載に疑問を抱かせる(なお,原告梅澤の陳述書(甲B33)には,沖縄タイムスの新川明との対談の経緯等についての記載もあるところ,この陳述書(甲B33)が被告らからの反論を踏まえて検討して書かれたものであるにもかかわらず(同1頁冒頭),前記新川明との対談の経緯等は,乙第43号証の1及び2に照らして措信しがたく,この陳述書(甲B33)全体の信用性を減殺せしめる。)。

また,前記のとおり,証拠(乙43の1及び2)によれば,原告梅澤が沖縄タイムスの新川明に語った前記「証言」と題する親書(甲B8)の作成状況では,宮村幸延がこれを酔余作成したことを認めている(乙43の2・5頁)。

(エ)(宮村幸延の集団自決時不在と座間味村の回答)*
そして,原告梅澤が沖縄タイムスの新川明との会談で認めていたとおり(乙43の1及び2),宮村幸延は,座間味島で集団自決が発生した際,座間味島にいなかったのであって,前記「証言と題する親書(甲B8)にあるように, 「昭和20年3月26日の集団自決は梅澤部隊長の命令ではなく当時兵事主任(兼)村役場助役の盛秀の命令で行われた。」 と語れる立場になかったことは明らかで,この点でも前記「証言」と題する親書(甲B8)の記載内容には疑問がある。

沖縄タイムスが,昭和63年11月3日,座間味村に対し,座間味村における集団自決についての認識を問うたところ(乙20),座間味村長宮里正太郎は,同月18日付けの回答書(乙21の1)で回答したことは,第4・5(2)ア(ア)mに記載したとおりである。座間味村長宮里正太郎は,前記回答書(乙21の1)で 「宮村幸延氏も戦争当時座間味村に在住しておらず,本土の山口県で軍務にあった。」 として,その記載に疑義を呈するとともに,
「遺族補償のため玉砕命令を作為した事実はない。遺族補償請求申請は生き残った者の証言に基づき作成し,又村長の責任によって申請したもので一人の援護主任が自分勝手に作成できるものではな」い,「当時の援護主任は戦争当時座間味村に住んでなく,住んでいない人がどうして勝手な書類作成が出来るのでしょうか。」 とも記載している。

(オ)(まとめ)*
こうした事実に照らして考えると、宮村幸延が作成したとされる昭和62年3月28日付け「証言」と題する親書(甲B8)の記載内容は、
「昭和20年3月26日の集団自決は梅澤部隊長の命令ではなく当時兵事主任(*兼)村役場助役の盛秀の命令で行われた。」
との部分も含めて措信しがたく,併せて,これに関連する原告梅澤の陳述書(甲B33)も措信し難い。

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集団自決、自著「曲解だ」 林教授と宮城晴美氏の「同一性」 

2023-12-16 08:37:17 | 政治

 

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自著「曲解だ」 林教授と宮城晴美氏の「同一性」 

2007-11-28 06:51:14 | ★集団自決

 「審議会が著書歪曲」 「集団自決」軍強制削除  

 文部科学省から高校歴史教科書検定問題で「集団自決」(強制集団死)に関する学説状況をまとめた意見書を依頼された林博史関東学院大教授(現代史)は27日午前、提出した意見書を自身のウェブサイトで公開した。林教授は、教科用図書検定調査審議会(検定審)が林教授の著書を根拠に軍強制の記述修正を求めたことに対し「著書の内容を歪曲(わいきょく)したもの」とし「検定意見そのものが根拠のない、間違ったものである」と批判。検定審に対して、検定意見撤回をした上で「集団自決」における日本軍強制を明記した記述を認めるべきだとしている。
 検定審は林教授の著書「沖縄戦と民衆」にある「(座間味島では)集団自決を直接日本軍が命令したわけではない」などの記述を抜き出し、軍強制の記述修正を求める根拠として挙げている。
 これに対し
林教授は同書で、渡嘉敷島、座間味島で日本軍が住民に事前に手りゅう弾を配り「自決」を命じていたことを挙げ、「集団自決」が日本軍による強制と誘導によるものであることは「集団自決」が起きなかった所と比較した時、より明確になると指摘していることを紹介。
 「沖縄戦における『集団自決』が、日本軍の強制と誘導によって起きたこと、日本軍の存在が決定的であったことは、沖縄戦研究の共通認識であると断言してよいだろう」と主張している。(略)
 また「一つの命令があったかどうかではなく、日本軍が住民を集団自決に追い込んでいった過程が問題。実質的には日本軍の命令だった」とした。
 林教授は意見書の冒頭、文科省から意見書を公表しないように求められたことを明らかにし「秘密裏に検定作業を行うことこそが、今回の検定問題の大きな原因であると考えるので、公表したい」と公開理由を述べた。


(琉球新報11/27 16:23)

                      ◇

■林教授の「軍命みなし論」は安仁屋教授の屁理屈「合囲地境」の二番煎じ■

左翼学者・林国学院大学教授は「軍命あり派」の首謀者であるが、

その粗雑な論旨は【教科書問題】左翼学者の「すり替え論」で触れたた。

「軍の命令の有無」で争う論議は既に決着しており、「軍命あり派」にとっては別の土俵で勝負しなければ勝負にならない。

そこで彼らが持ち出して来たのが「『軍の命令があったかどうか』は問題ではない」という屁理屈である。

彼らは、戦時中は例え役所の指令・指導であっても軍の命令であり結局は国家の命令である、と「国家の戦時体制」という大きな土俵に議論を持ち込む。

しかし、法律上で言えば、例え戦時中といえども軍が民間に命令することは出来ない。

立憲主義に基ずく法治国家の日本で軍が民間に命令が出来るのは、戒厳令が発令された時に限られる。

だが日本で戒厳令がしかれたのは1936年の2・26事件が最後であり、1945年当時の沖縄で戒厳令は発布されてはいなかった。

戒厳令(martial law)とは立憲主義に基づく法治国家において、憲法以下法令において定める国家緊急権(非常事態権)に基づき、戦時において兵力をもって一地域あるいは全国を警備する場合において、国民の権利を保障した法律の一部の効力を停止し、行政権・司法権の一部ないし全部を軍隊の権力下に移行すること及びそれについて規定した法令をいう。(ウィキぺディア)

戒厳令下では一切の地方行政・司法事務が当該地域軍司令官の管掌という理由で、「軍命あり派」にとっては、どうしても戒厳令の発布が必要である。

そこで家永裁判でも原告側の証人となった左翼学者・安仁屋政昭・沖縄国際大学が、「合囲地境」という聞きなれない概念を持ち出して役所の指示・指導を軍の命令とみなす根拠にした。

「合囲地境」とは、敵に包囲されている、または攻撃を受けている地域のことで、戒厳令が発布されておかしくない状況を言う。

だが、「合囲地境」も安仁屋教授が勝手に沖縄を「合囲地境」とみなしただけで、歴史的事実で言えば戦時中沖縄どころか日本全国で戒厳令は発布されていない。

林教授の「一つの命令があったかどうかではなく、日本軍が住民を集団自決に追い込んでいった過程が問題。実質的には日本軍の命令だった」といった「軍命みなし論」は、

安仁屋教授の「合囲地境みなし論」の二番煎じである。

わざわざ相手の土俵に乗って「合囲地境」に触れたが、「軍命あり派」の最後の砦とも言うべき「合囲地境」については、

既に【岩波・大江訴訟】 合囲地境は被告側の最後の砦で論破してある。

渡嘉敷島、座間味島で日本軍が住民に事前に手りゅう弾を配り「自決」を命じていたことを挙げ

「軍命令」を示す客観的証拠は皆無だが、「軍命あり派」にとって「手りゅう弾配布」が唯一の証拠とされている。

だが、これはも沖縄タイムスその2  「手りゅう弾が唯一の“証拠”」で既に論破済み。


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                    ◇

林教授はHPで「意見書」を公開したがブログ掲載は不可とのことなので、同じ論旨の対談記事で再度コメントしてみよう。→意見書全文は、こちらから

  マガジン9条

この人に聞きたい
林博史さんに聞いた その1沖縄戦の集団自決問題の真相

(略)

教科書検定制度の「詐欺」

編集部  (略) この検定において、文科省が訂正の「根拠」として持ち出したのが、林さんの著書『沖縄戦と民衆』でした。しかし、通読すればすぐわかるように、林さんはこの中で、「日本軍による強制」を否定しているのではなく、むしろ多数の証言からその強制性を明らかにしようとされているんですね。

林  そのとおりです。たしかにその本の中には、集団自決のその場において、「今自決せよ」といった直接的な命令はしていないだろう、という表現はあります。文科省は、そこだけを取り上げて「この本の中でも強制は否定されている、だから記述を変えろ」と言ったわけですね。本の結論では、集団自決は日本軍の強制と誘導によっておこったんだと何度も強調しているのに、それを無視してある一文だけを取り上げるのは、まさに詐欺としか言いようがない。

(略)

問題は「命令があったかどうか」ではない

編集部  その「詐欺」的なやり方だけではなく、文科省が出してきた検定意見そのものが論理的に破綻している、とも指摘されていますね。

林  検定意見では、「集団自決しろという命令は出されていない」から書き換えろ、ということになっていますね。でも、教科書の記述は、日本軍によって「集団自決を強いられた」とか、「集団自決に追いやられた」というものであって、「軍命令に従って」なんていうことは、最初からどこにもないんです
 たとえば、座間味島での集団自決において、部隊長が「自決しろ」という命令を出していないと自ら主張しているようなことは、少なくとも20年以上前にはもうわかっていた。沖縄戦の研究者は、その上で研究を続けているんですね。「自決しろ」という命令がなかったからといって、強制があったということを否定する理由にはならないからです。

編集部  命令そのものではないところに「強制」があったと? 

林  だって、何も下地がないところにいきなり軍人が「おまえたち、自決しろ」と言ったって、みんな聞くわけがない。つまり、「いざという場合には自決するんだ」と人々に思い込ませるようなことが、日本軍が来てから何ヶ月もかけて準備されていたんだということです。客観的に見れば、米軍が上陸してきたからといって、住民が死ぬ必要なんてまったくない。米軍は保護するつもりで来ているわけだから、生きることはできるんだけれど、その選択肢があることを認識できないようにするわけです。中には、渡嘉敷島や座間味島のように、軍から「手榴弾を渡された」というケースもありますが、そこで「自決しなさい」と言われなかったとしても、黙って手榴弾を渡すということが何を意味するのかは明らかですよね。

編集部  まさに、無言の強制ですね。

林  行政だとか教育、個々の日本軍将兵による言動も含めて、当時の戦時体制の中で、人々は(米軍がやってきたら)「死ぬしかない」と思い込まされた。そうして自決に追いやられた。これまでの沖縄戦についての研究が明らかにしてきたのは、そういうことなんです。
 だから、「今自決しなさい」という軍命があったかどうかというのは、実はそれほど大きな問題ではない。しかし、今回の検定意見は部隊長の命令が「なかった」ということだけを問題にして、それで日本軍の強制を全部否定している。ある部分だけの間違いを取り出して、全部が嘘だというこのやり方は、「新しい歴史教科書をつくる会」の論理そのものです。それをそのまま文科省が検定意見に採用しているんですね。

恐怖が住民を集団自決へ追い込んだ

編集部  作家の曽野綾子さんなどは、そうした「部隊長による命令」を否定するとともに、集団自決に強制があったとすることは、「崇高な犠牲精神によって死を選んだ人々への冒涜」だといった主張をされています。

林  (略) 集団自決というのは、米軍が上陸してきてすぐに起こったもので、その後には起こっていません。なぜかというと、証言の中で出てくるのは「米軍が非常に親切にしてくれた」ということ。つまり、それまで「米軍は捕まえた住民にひどい扱いをして皆殺しにするんだ」という恐怖心を叩き込まれていたから、投降できなかった。でも、「ちゃんと助けてくれるんだ」とわかると、もう自決する必要はない、山から下りていこうということになったわけです。

 そして、もう一つ大きかったのは、「日本軍が玉砕するときには自分たちも一緒に玉砕する」という意識です。軍官民共生共死——もう「共に生きる」というのはこのころには意味がないですから、「共に死ぬ」方ですが——というのを信じ込まされていたんですね。それで、日本軍はもう玉砕するはずだと思っていたから、自決が起こったわけです。

編集部  でも、実際には日本軍は「玉砕」しなかった…

林   (略)

 そして、さらに決定的だったのは、日本軍がそこにいたということです。日本軍がいなければ、生きたい、米軍も民間人までは殺さないだろうからみんなで投降しようということができますが、日本軍がいれば非国民、スパイとして殺されてしまいます。集団で米軍に保護されるというのは、日本軍がいなかったからできたのです。(略)

                                                  ◇

この対談自体が自爆そのものなので一々引用して論ずることは省略するが、一つだけ挙げてみよう。

>(軍命の有無は問題ではなく)日本軍がそこにいたということです。

この教授、当時は戦争中であることをお忘れなのか、日本軍がそこにいるのは当然と考えず、沖縄は「無防備地域宣言」でもしていたとでも考えているのだろうか。 

■林教授と宮城晴美氏の同一性■

「軍命あり派」の首魁・林博史国学院大学教授の「軍命あり論」と、

「集団自決裁判」の被告側証人・宮城晴美氏の証言は奇妙に二重写しになる。

両者とも「軍命あり派」のリーダーであるから、その論旨が似てくるのは当然としても、

自著の記述がこともあろうか反対論者の証拠となるとこまで似ているとなるとは驚きだ。

林教授の「軍命みなし論」は安仁屋沖国大教授の「合囲地境論」の二番煎じだと述べたが、宮城晴美氏は沖国大時代の安仁屋教授の教え子だというから言っていることが金太郎飴のように似てくるのも肯ける。

両者とも自著で「戦隊長の命令はなかった」と書いているが、その弁解にまで同一性があるとは。

林教授:
「『自決しろ』という命令がなかったからといって、強制があったということを否定する理由にはならない」。

◆宮城氏:
「母が言及している時間帯における梅澤隊長の命令が無かったとしても、以外の時間で梅澤さんの命令があったかも知れず、梅澤さんの責任はあると思うし、そもそも軍としての命令はあったと思う」

両者の弁明はいずれも非論理的でこれで納得する人がいるとは思えない代物である。

2006年教科書検定において、文科省は沖縄の「集団自決」での軍命について、林教授の著書『沖縄戦と民衆』での「・・・なお赤松隊長から自決せよという自決命令は出されていないと考えられる」という1行の記述を軍命がなかった事の根拠の一つに採用したといわれている。

 しかし林教授は、渡嘉敷島の集団自決についても軍命はなくとも、「本の結論では、集団自決は日本軍の強制と誘導によっておこったんだと何度も強調しているのに、それを無視してある一文だけを取り上げるのは、まさに詐欺としか言いようがない」と主張している

一方、宮城晴美氏も同じように自著『母の遺したもの』が誤解されていると主張している。

 宮城晴美さん講演<自著「誤解されている」>  

「集団自決」軍命 訴え継続を強調

宮城さんは「役場職員をしていた母は、助役、学校長、収入役、伝令と五人で梅沢隊長のところへ行った。 助役が『これから住民を玉砕させるので爆弾を下さい』と言ったら(隊長は)しばらく考えて『一応帰ってくれ』と言った。 母の目の前では帰ってくれ言ったけど、実際に助役は家族の所に行って『隊長から命令がきた、これから死ぬよ』と述べた。(略)(琉球新報 2007年6月24日)

両者共に自著では「軍命はなかった」と記述しておきながらそれでも軍の強制だったと強弁している。

これは当初は『鉄の暴風』を鵜呑みにした「軍命あり派」が、その後の検証により「軍命令の存在」を確認出来ないとわかり、

「軍命はあった」⇒「軍命の有無は問題で無い」⇒「軍の存在が問題だ」⇒「軍命令がなくとも強制はあった」。

・・・と「軍命みなし論」に変化して行った典型的な例である。

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「住み続けたい街」九州・沖縄ランキング、沖縄勢がトップ3を独占

2023-12-16 05:10:33 | 政治

 

 

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これは平成22年から令和4年まで私の生活の中で見て聞いて感じた事をメモのつもりで三十一文字にまとめたものです。 一つでもこれはとこれはと思われるものがありましたら幸いです。令和五年一月  

富原盛安(82歳・南城市

 

俺たちの時代は終わる粛々と平和に満ちた時代は終わる

AIの時代に向かう人類は幸せつかむか地獄を見るか

老いぼれてバカな男も物思う朽ち果てるまで何か残さん

                 ★

■瀬良垣譲二様

いつも投稿していただいている瀬良垣譲二様より、那覇以南の図書館蔵書に献本して頂いた連絡が入りまっした。

昨日、「西原町中央図書館」に一冊寄贈してきました。ちょっと見落としてたもので、遅くなりました。

今日「豊見城中央図書館」に1ヶ月経ったのでどうなってますか?と電話しました。「南城市・糸満市・八重瀬町では既に貸し出し本として名簿に載ってます」と言ってプッシュしました所「即、リストに載りましたー」これ、効果あるよーです。

沖縄県の図書館を横断検索ーカリールローカル沖縄県
https://calil.jp/local/search?csid=okinawa&q=99%25%E3%81%AE%E5%9B%BD%E6%B0%91%E3%81%8C%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%20%E6%B2%96%E7%B8%84%E3%80%8C%E9%9B%86%E5%9B%A3%E8%87%AA%E6%B1%BA%E3%80%8D%E3%81%AE%E5%A4%A7%E3%82%A6%E3%82%BD

これで那覇市以南の市町村には全て寄贈したことになります。

那覇の方も配りたいところですが、当方も辰年生まれ(1940)けっこう高齢で田舎の運転はマーマーですが、都会の方は・・と言ったところで、誰か若い適当なかたにお願いされては、と思いますので、、よろしく。

江崎様へ
取り合えず、報告がてら

糸満・瀬良垣譲二よりーーーーーーーーーーーーーーー■読者の皆様で、近辺の図書館蔵書の献本の可能性のあるところがあれば、ご協力ください。献本は私共の負担ですので、遠慮なく冊数をお申し付けください

「住み続けたい街」九州・沖縄ランキング、沖縄勢がトップ3を独占 頂点には前回ランク外だったあの町が!

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    嘉手納町が一位とは、これまでの県内メディアの報道内容と随分違いますね。とても嘉手納基地の騒音がひどい街とは思えません。これまでの報道が住民の実態を表していないことがよくわかる例でしょう。

  •  
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    琉球新報さんの記事、一面、二面の見出しの多くが米軍基地反対・自衛隊進出反対・県の民意を踏みにじる政府の横暴等々、「お先真っ暗」のオンパレードです。 えっ、北中城村、北谷町って基地に隣接する地域が3位、2位、そして「東洋一と言われている米空軍カデナ基地」のある嘉手納町が一位ですって! 他府県の方に「沖縄の方ってとっても基地好きよね~」と思われそ

2024年度の沖縄振興予算は2678億円 本年度から1億円減 内閣府が方針

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【沖縄の声】【玉城県政は人命軽視】玉城知事だけじゃない!池田副知事も歴史音痴/中国軍中将、尖閣諸島で「戦争恐れず」と 発言/中国に舐

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高血圧の大ウソ!【武田邦彦 ブログ 音声】適正血圧は130~170、この数字は統計データと論文から言っている。決していいかげんに言っているのではない!

2023-12-15 14:15:08 | 医学・健康

 

 

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【武田邦彦 ブログ 音声】適正血圧は130~170、この数字は統計データと論文から言っている。決していいかげんに言っているのではない!

【薬のやめ方】薬をやめたい方のための、安心な薬のやめ方!

医者が教えない血圧のメカニズム...医療統計学のプロが教える「高血圧=不健康」のカラクリ【東海大名誉教授 大櫛陽一 Part③】

年齢が上がれば血管が細くなったり通りにくくなったりして、脳細胞のすみずみまで採磯谷栄養を送り届けるためには、年齢とともに血圧が上がるのは当然のこと。それを数値だけ下げても脳の血管が詰まったり、痴呆が進んだりろくなことがない。ちなみにコレステロールも高い方が元気で長生きしているらしい。まじめで善良な医者は、指定された基準値を守って降圧剤を処方するがそのためにかえって死亡率が上がるとは夢にも思わないだろう。2016/02/22

アイA♡

8
降圧剤ウラ話。日本での臨床学会の高血圧基準が低すぎるために、多くの患者を生み出している。降圧剤によって死亡率は減らせないどころか、副作用により本来の目的である脳梗塞を増やすというデータが出ている。それに加えてコレステロール悪者説の時代はもう終わり。大事なのは血管を元気にしよう。その為には糖質を減らす、適度な運動、睡眠、禁煙、節度あるアルコール摂取などに気をつけて。2015/01/07

マーク

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35 かなり衝撃的な一冊。少なくとも降圧剤は避けるべきかな。この本は正しい?トンデモ本? ●今は血管が破れるのではなく詰まるのが怖い 降圧剤→脳梗塞 ●70歳以上の54%,60代の35%は降圧剤服用 ●180以上、110以上、が危ない!本当の高血圧→脳卒中のリスク 高血圧の原因を把握して対応せずに降圧剤を飲むのは良くない。 【降圧剤】 利尿剤が古く安く、安全性高い ARBは新しく高い、副作用は検査者の30%.→圧倒的に危ないが、一番儲かる ◎血管の老化を防ぐには炭水化物を減らして、脂質とタンパク質を取れ2023/02/21

無添

1
血圧を140以下に下げる効果は認められない。米、高血圧委員会2019/10/21

jack

1
読んでて、腹立ってきた。 「医は人の為に非ず、金なり」 by 高血圧マフィア そう言えば、検診で、高血圧と高脂血症だから、病院行けと言われ、友達の病院行ったら、こう言われた、「そんなんで来るなよ、俺、忙しいんだぞ」 って言われた意味がやっと理解できた。今度、あいつに奢らねばなるまい。
 

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【悲報】沖縄県で恐ろしい事が起きています・・・ 沖縄が想像の10倍ヤバい・・・・【仲村覚 リジー Lizzyチャンネル切り抜き】

2023-12-15 07:06:50 | 政治

 

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【悲報】沖縄県で恐ろしい事が起きています・・・ 沖縄が想像の10倍ヤバい・・・・【仲村覚 リジー Lizzyチャンネル切り抜き】

中国に対する援軍要請を沖縄タイムスが報道している。

沖縄タイムス、琉球新報の偏向報道をブログネタにさせてもらっているが、両紙は偏向を通り越して、反日新聞ではないかいう声も聞く。

沖縄タイムスが戦後、米軍政府のプロパガンダ紙の性格で創刊されたことは再三述べたが、その軸足は最近では「中国が祖国」といった論調に立っているように思える。

タイムスがその論拠を琉球処分に求め、そのとき「侵略者日本」を撃退する為に「解放者中国(清)」が援軍をよこすといった「タイムス史観」を書いたのが、

再三引用するタイムス・コラムの「大弦小弦」。

何度も繰り返して恐縮だが「絶滅危惧文」として以下にしつこく引用して、それに対する大平山さんのコメントを転載します。

その前に、復習の意味で「琉球処分」の概略を琉球新報の解説で参考までに。(煩雑と思う方はスルーしてください)

琉球処分 (りゅうきゅうしょぶん)
明治政府による琉球藩設置から分島問題の終結までをいう。明治維新にともない、1872(明治5)年、明治政府は〈琉球国〉を廃して〈琉球藩〉とし、廃藩置県に向けて清国との冊封関係・通交を絶ち、明治の年号使用、藩王(国王)自ら上京することなどを再三迫った。が、琉球が従わなかったため、79年3月、処分官、松田道之が随員・警官・兵あわせて約600人を従えて来琉、武力的威圧のもとで、3月27日に首里城で廃藩置県を布達、首里城明け渡しを命じ、ここに事実上琉球王国は滅び、〈沖縄県〉となる。華族に叙せられた藩王(国王)尚泰は東京在住を命じられた。しかし琉球士族の一部はこれに抗して清国に救援を求め、清国も日本政府の一方的な処分に抗議するなど、問題は尾を引いた。外交交渉の過程で、清国への先島分島問題が提案され、調印の段階まできたが、最終段階で清国が調印を拒否して分島問題は流産、琉球に対する日本の領有権が確定した。

                    ◇    

琉球新報はタイムスと違って、中国(清)に援軍を求めたのは琉球士族の一部と正確に記述している。

付け加えさせてもらうと琉球士族のなかの中国系士族で、琉球王府で既得権を享受していた一部士族とした方が正確であろう。  

沖縄タイムスの言うように「沖縄」(明治の琉球人)全てが中国に援軍を求めたのではない。

◆<2005年5月16日> 沖縄タイムス
[大弦小弦]

 黄色軍艦がやってくる…。船体に黄色の龍の文様を描き、黄龍旗を掲げる清国の南洋艦隊は黄色軍艦と呼ばれたという。知人とこの話をしていたら、黄色軍艦が沖縄を侵略すると、勘違いして話がややこしくなった▼実際は逆で、明治の琉球人にとって清国軍艦は援軍だった。武力で琉球国を併合した明治政府に対し、琉球の首脳らは清へ使者を送って救援を求めている。そして、沖縄側はその黄色軍艦を待ちわびたのだった▼一八八六(明治十九)年に大迫貞清県知事が上申した「事変準備ノ件」が残る。清が軍艦を派遣するとの報に対し、政府派遣の知事は、対策十項目を提案。政府も北洋艦隊から戦艦九隻が派遣されると情報を得て、県に指示を出した▼日清戦争時にも清国の援軍は話題になった。それから百余年が経過し、あれほど待ちわびた援軍をも敵と間違うところに今の位置があるのか。林泉忠著『「辺境東アジア」のアイデンティティ・ポリティクス』は当時の言葉を紹介する▼「生きて日本国の属人と為るを願はす、死して日本国の属鬼と為るを願はす」。生きても死んでも日本とは一緒にならないという激しい決意。中国で死んだ幸地朝常が李鴻章へ送った書簡に残る言葉。歴史の反転は大きかったようだ▼百余年前はともかく、少なくとも最近の銃口や占領者を忘れてはいけない。境で揺れる島だからこそ、平和の選択肢を選び取る覚悟も必要だろう。(後田多敦)

中国の援軍と琉球処分 2023-04-23 04:35:27

                    ◇

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【沖縄県議会/中川京貴】玉城知事に順法精神はあるのか?最高裁判決にも従わない玉城知事の議会答弁

2023-12-15 05:04:18 | 政治

 

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沖縄の声】【沖縄県議会/中川京貴】玉城知事に順法精神はあるのか?最高裁判決にも従わない玉城知事の議会答弁【仲村覚】[桜

 

与那国島の空港・港整備 町長、民需利用を強調 議員「島が要塞化」

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沖縄ニュースQAB
 


jn6********5時間前
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与那国が無防備だったら台湾有事にはなんやかんや理由つけて占領するだろ、絶対。
だって与那国に足掛かりがあったら台湾を挟み撃ちできるし。

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一般の人
一般の人5時間前
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基地を作らないと侵略されない?おとぎ話でしょうか。日本は国防には無関心。侵略されてからでは遅い。

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しゃばけ
しゃばけ9時間前
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島が要塞化したら何が不味いの・・・?

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abc*****
abc*****8時間前
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与那国の人たちには申し訳ないけど、立地的にしょうがないだろ?

ソ連が仮想敵だった頃は、北海道が最前線で防衛力が強化された。
今は中国が仮想敵だから、沖縄で防衛力強化が進むのは致し方ない。

韓国が仮想敵になったら長崎や佐賀、福岡、
北朝鮮が仮想敵になったら北陸各県で防衛力が強化される。

仮想敵に合わせて防衛力強化の場所が変わる。
それ自体は致し方ないことだよ。

それに、沖縄だけが負担を負っているわけではない。

例えば、経済の中心として東京は人や企業が集まる。
それにより、都民は高い家賃や通勤ラッシュを負担している。

逆に人や企業の都市部流出によって、
東北や山陰は過疎という負担を負っている。

国全体、国民全体で、各々の地域ごとの負担を負っている。
その一つとして沖縄は仮想敵中国に対処する負担。

無責任な言い方で申し訳ないが、そこに沖縄があるのだから。
致し方ないことだろ?

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その人の人生それが歌になる喜怒哀楽をもろにはき出せ

残酷な宿命にくもる時の人病は重し池江璃花子

太平の夢むさぼれう国民を正気に戻す黒船はいづこ

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❸久高氏は無罪!前那覇市議会議長の関係先を警察が家宅捜索 詐欺の疑いか

2023-12-14 07:22:10 | 政治

 

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前那覇市議会議長の関係先を警察が家宅捜索 詐欺の疑いか(沖縄テレビ)2023/10/6

 

2023年6月定例会 那覇市議会議員政治倫理条例反対討論 那覇市議会

 

推定無罪とは刑事裁判における立証責任の所在を示す原則であり、「検察官が被告人の有罪を証明しない限り、被告人に無罪判決が下される(=被告人は自らの無実を証明する責任を負担しない)」ということを意味する(刑事訴訟法336条など)。つまり最高裁で久高氏の有罪が確定するまでは、「推定無罪」であるが、沖縄タイムス等沖縄メディアの報道は、有罪扱いである。

➀前半は那覇市が不当に収奪した「貯水池後」の所有権訴訟

②後半がマスコミが大騒ぎする久高元市議長の「詐欺疑惑」

本件は戦前の古い地権者が絡み、沖縄戦による公図焼失など、不確実な要素が絡むため、訴訟になった場合、那覇市側弁護士は「時効」を強調してくるのは目に見えている。(実際最高裁は時効を理由に那覇市の勝訴を確定した)

民間人対民間人の訴訟なら「時効」が成立する可能性は大きい。ところが市民の利益と財産を守るはずの行政機関(那覇市)が時効を口実に民家人の財産を収奪することは許されるべきではない。

久高氏は例え敗訴しても、全国には時効を盾に行政機関に財産を収奪された例が多数あると考えた。

本来本件国が対処すべき「戦後処理」問題であるため、国会に持ち込んで時効のため泣き寝入りしている全国の民間人救出と言う大きな構想を持っていた。

そこで久高氏は、那覇市側に致命的ともいえる質問をして那覇市側の言質を取っている。

久高氏「那覇市が問題の不動産を那覇市の所有と見なす証拠は何か」

那覇市側「公図が焼失したため、証拠はありません」

那覇市側は証拠も無いのに「推定」で自己所有としてきたのである。

虎の尾を踏んでしまった久高氏に対し、以後沖縄タイムス等沖縄メディアが一斉に久高氏を「詐欺罪」で追及するキャンペーンを展開するのである。

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政府、軟弱地盤での工事着手へ 代執行訴訟20日判決

2023-12-14 04:34:08 | 政治

 

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デニー知事「新基地」の大ウソ

【沖縄県議会/R5.12.5】こんな議会みたことない!玉城知事の答弁で議会ストップ!【沖縄・自民党】【沖縄県議会斯ク戦ヘリ】

政府、軟弱地盤での工事着手へ 代執行訴訟20日判決 辺野古土砂投入5年・沖縄

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時事通信

政府、軟弱地盤での工事着手へ 代執行訴訟20日判決 辺野古土砂投入5年・沖縄
時事通信12/14(木) 0:15配信

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qzp********
qzp********3時間前
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99.9%代執行されるでしょうね。
これで法的根拠ありで埋め立て再開されます。
抗議という名の嫌がらせは妨害行為になり逮捕されますので、これまでのような甘い対応を改めて、躊躇せず逮捕しましょう。
来年から埋め立てを加速させ、普天間基地の返還を急ぎましょう。
オスプレイの墜落事故で普天間基地の危険性がより際立ちましたので、1日も早く海側の滑走路へ移設させましょう。
サンゴの移植許可されなければ、そのまま埋め立てましょう。
これ以上時間稼ぎされて困るのは宜野湾市民です。
移設されて何の影響もない人たちの反対抗議には、正直うんざりです。
宜野湾市は移設容認の市長が当選。
名護市は辺野古反対の候補者を選ばなかった。
辺野古区長は条件付きで移設容認。
これで移設反対する玉城デニーが民意と言ってるのが理解できません。
外野は黙れと心の底から思います。
外患誘致罪で告訴されるのも時間の問題。

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kat********
kat********3時間前
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とにかく普天間代替の為に完成を急ぐべき
それは沖縄県にとって大きな経済効果を
もたらす
普天間再開発はあの広大な土地に新たな住宅
商業施設や病院から学校まで多種多様な計画が
出来ると思う

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jfb********
jfb********3時間前
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静岡のリニアもそうだが、明確に工法の欠点が分かれば争点になるけども、県知事の判断で認可権を下すのがそもそもおかしな事で。

軟弱地盤に対しては既に空港として立地してる場所もあるわけで。ただし現在も進捗はあるがそれが完全に機能していないという訳でもない。

100の予定では無いが0でも無いことを取り上げて「未来の危険性」を言い出したら「不可避の危険性」を言い出した方が立証条件を満たさないのは法治国家として当たり前の判断かと思いますが

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kob********
kob********2時間前
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知事が、埋め立ては完成しないと断言できる理由は、埋立地外縁部の海面下90mの軟弱地盤を改良できるサンドコンパクション船が世界中に存在しないからです。現在存在する工事船は70mまでしか改良できません。つまり外縁部の護岸が完成できないので、埋め立ては完成しないと断言しているわけです。現時点では、正しい発言です。
 ならば、しばらく10年くらいは、70m迄改良可能な工事船で工事を進めて、この間に90mまで改良可能な工事船を開発することを、海洋ゼネコンにお願いすることですね。ゼネコンがこの1回の工事でしか使えず、あとは廃船にするしかない船を開発するかどうかは、政府が開発費の数億円を補助できるかどうかにかかっています。この工事船が開発できなければ、知事の断言通り埋立は完成しませんので、数兆円の無駄遣いになります。全体が完成せず7割完成なら普天間基地は全移設せず、辺野古は米軍の新基地になりますね。

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3
   
   25分前
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新たに基地が造られれば、今の若者層以降、未来永劫 今よりもっと高い税金を払い続ける事になる。
アメリカが日本を守る?
そんな夢物語を信じてやまない一部の国民もいずれ悲鳴を上げて後悔する事になる。
これだけ政府に騙されても、まだ気付かないんだから仕方がない。
挙げ句の果てには侮辱する者まで現れる。
押し付けがましい一部の列島の方達。

目先の事ばかりにとらわれずに、もう少し未来を見据えた人間になってほしいですね。
しょうがない、私は退くとしよう。

未来ある若者達、政府に左右される事なく自分達の手で未来を勝ち取って日本を明るく照らして下さい。

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non********
non********4時間前
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アメリカのシンクタンクでさえ完成は無理と言ってるのに
いつまで土砂投入して無限に税金を使うのだろう?
有事の際はアメリカ海兵隊が命懸けで日本を守ってくれるとアホみたいな妄想はそろそろやめた方がいいと思う。

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24
luk********
luk********3時間前
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判決無視する知事が一番悪いのでは?

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China Crisis
China Crisis3時間前
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まあ色々と、マヨネーズ状の泥沼だな…。

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うーん
13
asp*****
asp*****2時間前
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反対派は危険な普天間基地が無くなると困るんだよ。早く事故が起きて住民の犠牲者が出ないかと思っている。その中に子供がいればさらに嬉しい。

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【武田邦彦】参政党の神谷宗幣の犯罪が発覚

2023-12-13 15:22:09 | 政治

 

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【武田邦彦12/13】参政党ボードの怖ろしい正体!これは内紛でも分裂でもない・・・ 近い未来 逮捕者が出る可能性アリ・・・・・【2023年12月13

 

【武田邦彦】参政党の中心人物だった方から悲痛の告発。役職解任、公認取り消し、そして離党せざるを得なかった理由をお話しします。

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「想定外すぎた」浅田舞が衝撃のブレイキングダウン新企画登場 朝倉未来「妹さんも一緒に見てくれてるらしい」

2023-12-13 15:15:16 | 政治

 

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「想定外すぎた」浅田舞が衝撃のブレイキングダウン新企画登場 朝倉未来「妹さんも一緒に見てくれてるらしい」 完璧立ち回りに絶賛の声「優秀すぎる」

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デイリースポーツ

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❷久高氏は無罪!戦後沖縄の私有地収奪問題!久高議員が那覇市に追求!

2023-12-13 07:00:34 | 政治

 

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【沖縄の声】特番!戦後沖縄の私有地収奪問題!久高議員が那覇市に追求![桜R1/6/13]

那覇市の「土地収奪」で、翁長元那覇知事を市議会で激しく追及する久高氏。

 

現金5000万円を久高氏が受け取った否かを巡り、三件の疑惑が重なり沖縄タイムスの報道は、久高氏を「収賄罪」のみ大きく報じ、有罪と決めつけている。しかし、久高氏を「収賄罪」で有罪にするのは困難である。「疑わしきは罰せず」の原則である。

三件の疑惑とは、

➀収賄罪

②公職選挙法収支報告書記載違反

③脱税容疑

の三件である。

ちなみに久高氏は終始一貫して三件とも否認している。

一番大きな➀「収賄罪」は、仮に久高氏が現金を受け取っていたとしても、久高氏に「職務権限の行使」の有無で大きな問題が残る。久高氏側弁護士が徹底的に抗戦したら「嫌疑不十分」で、罰せられることはない。( 国のレベルで建設大臣が建設業者から現金を受け取っていたら「職務権限」で有罪となる。)

②の報告書記載義務違反の場合も、判例から言うと略式裁判で罰金100万円程度の罰金刑であり、少なくとも逮捕・身柄拘束などあり得ない。

③の脱税容疑にしても、4500万円+500万円の500万円を私的遊興費に使用したという立証は困難で、仮に立証出来たとしても②同様重加算税の支払いで結着は付くので逮捕・身柄拘束までは至らない。

■久高氏が有する絶対的証拠

久高氏が請求する那覇市の罪状は、不動産収奪罪である。

1.1946年米国海軍司令121号は、条件として隣接地主二名の署名を添えて土地所有権を申請すること定めている。しかし、現実には、那覇市が土地委員二名の名前を使用して一人の職員が二人分の署名をしていることが筆跡鑑定の結果明らかになっている。四筆の土地全部同一人の署名でなされている。

これは市職員が公図が戦火で焼失したことを悪用し、証拠を捏造して市民の不動産を収奪したことになる。

2.那覇市が池宮城必達氏の土地を保安林として説明書に記しているが、まったく嘘であり、水道局が議員11人を前にして嘘を貫き通すことは、懲戒免職に値する。

池宮城 必達氏の土地が保安林でなかったという証拠文章も沖縄県からとってある。
保安林は指定から解除されるまで全て経歴が国と県とに保管されている

*【那覇市水道局 土地問題についての委員会資料と中間報告】*

https://www.city.naha.okinawa.jp/sigikai/sonota/houkokusyo.html

都市建設環境常任委員会、1月25日の資料、2ページ3ページに池宮城必達さんの辺土地が保安林として記されていますが、3月15日50ページの沖縄県の回答では保安林ではないと記されています。

bpop.mail.yahoo.co.jp/Inbox?number=7332&part=1.2&filename=%E6%97%A7%E7%9C%9F%E5%92%8C%E5%BF%97%E6%9D%91%E5%9C%B0%E5%9B%B3_20231130_0001.pdf&type=application/pdf

【5000万円受領】那覇市議会・久高議長が釈明

那覇市議の久高氏が会見 現金5000万円授受を否定

「潔白」主張していた前那覇市議長 市議歴40年の“ミスター那覇市議” 贈収賄容疑で逮捕 憤る同僚議員や支持者

 
 
2023年11月16日 7:40有料
社会・くらし
目次
  1. 「捜査を注視」自民県連がコメント
  2. 元総会屋の大物 過去に逮捕起訴

 3月に本紙が報じた金銭授受疑惑は、汚職事件へと発展した。前那覇市議会議長の久高友弘容疑者(75)は市議歴約40年で、自民党公認の重鎮として影響力を持っていた人物。支持者からは「ショックだ」、同僚市議からは「同じ議員として許せない」「忸(じく)怩(じ)たる思いだ」との声が漏れた。県警が捜査本部を立ち上げ、久高容疑者が受領したとされる現金の行方を詳しく調べる中、政界関係者は“余波”を警戒する。(社会部・城間陽介)

どのような贈収賄容疑なのか
 
那覇市有地巡り5000万円と4500万円 贈収賄容疑で前市議長や元総会屋ら逮捕 関係者・・・
 民間人女性が所有権を主張している那覇市有地を巡り、女性への所有権移転後に土地の購入を希望する不動産会社側から那覇・・・
www.okinawatimes.co.jp

 15日午前8時11分、まぶしい朝日が差した那覇市内のマンション前で、カメラを構えていた報道陣のシャッター音が一斉に鳴った。久高容疑者は捜査員が持つブルーシートで姿を隠しながら捜査車両に乗り込んだ。疑惑発覚から約8カ月、那覇署に任意同行され、収賄容疑で逮捕された。

 久高容疑者は那覇市議会9月定例会で一般質問するなど、疑惑が報じられても10月初旬まで議員活動継続に意欲を見せていた。

 同僚市議の一人は、疑惑について身の潔白を主張した7月の会見を見て「大丈夫だと思った」と、無所属だった久高容疑者の「自由民主」会派入りを認めた。しかし、議会閉会直後の強制捜査以降、事態は急展開した。同会派の別の市議は「ただ残念」と話し、野党市議は「同じ議員として許せない。真相究明しないと市民は納得しない」と憤った。

 首里鳥堀町出身の久高容疑者は、革新が強かった首里地域から保守議員の選出を求める支持者の声に押され、29歳で市議に初当選。後援会関係者は「彼は県議選に2度挑戦したが敗れた。当時すでに後輩市議もいたが、久高さんを当選させようという声が強く、再び市議に押し上げただけにショックだ」と振り返る。

 当選回数を重ね、自民党那覇市支部長、全国市議会議長会の九州部会長、九州市議会議長会会長など要職も務めた。周辺関係者は「10期40年のキャリアは“ミスター那覇市議”と言っていいぐらい。酒は飲まないが30カ所の模合に顔を出し交友関係は広い。特に那覇の選挙では大きな後ろ盾となっていた」と語る。

 後任議長の野原嘉孝氏は「(久高容疑者を)議長に選んだのは全議員。議会として責任を痛感している。第二、第三の不祥事を出してはいけない」と話し、12月定例会までに議会として再発防止策を示す方針を示している。

 久高容疑者は昨年の那覇市長選で知念覚那覇市長の選対本部長を務めていた。逮捕を受け、知念市長は「市政に非常に悪いイメージを与えた」と嘆く。「議会で何らかの利益を誘導するようなことは、あってはならない。県警には全容解明を期待している」と話した。

 来年6月には県議選が控える。自民支持者の一人は「党のイメージダウンは気にしている。何よりも怖いのは逮捕された久高さんが何をしゃべるか。戦々恐々です」と声を潜めた。

「捜査を注視」自民県連がコメント

 自民党県連所属で前那覇市議会議長の久高友弘氏が収賄容疑で逮捕されたことを受け、党県連(仲田弘毅会長)は15日、本紙の取材に「現時点では報道以上の情報が入っていないため、今後の捜査の行方を注視したい」とコメントした。

元総会屋の大物 過去に逮捕起訴

 贈賄容疑で逮捕された元総会屋の容疑者は、過去には株主総会の進行を意図的に妨害し、企業から不正な利益を得ていた。90年代には、旧第一勧業銀行と旧四大証券を取り巻く総会屋利益供与事件を引き起こした中心人物で、商法違反(利益供与)容疑などで逮捕、起訴され、実刑判決を受けた。同事件は経営陣を中心に多数の逮捕者を出したほか、自殺者が出る事態となった。

「女性と口裏合わせた」「私が3500万円、知人女性が1000万円持ち帰り、手数料500万円」 贈収賄容疑で逮捕された前那覇市議長・久高氏との一問一答

 
2023年11月16日 9:00有料
社会・くらし

 久高友弘容疑者は逮捕前、沖縄タイムスの取材に現金の受け取りを認め、使い道などについても答えていた。主なやりとりは次の通り。

 -2021年2月、議長室で後見人の知人女性(村山末子容疑者)と受け取った現金の所在は。

 「私が3500万円、知人女性が1千万円を持ち帰り、500万円は手数料として立会人などに支払った」

 -3500万円はどこにあるのか。何に使ったか。

 「そのまま持ち帰っている。1円も出てこない。銀行にもない。なぜかと言ったら全部使っているから。2、3千万円は調査費や、自身の弁護士費用などだ」

 -7月の記者会見では知人女性が現金を所持していると説明し、「金銭の受領は一切ない」としていた。

 「知人女性と口裏を合わせた。彼女が『私が全部取ったことにする。先生は1円も受け取ってない』と言ったので従った。しかし、彼女が(警察に)言ってしまったので、私も認めることにした」

 -市有地の管理運用を担う会社で取締役になっている。市への追及はビジネスになっていなかったか。

 「議員の本分でやったことだ。小さな個人、弱者の味方でいたかった。正しいと思って追及した」

[大弦小弦]通算10期務めた親分肌の逮捕

 
2023年11月16日 4:57有料
政治

 29歳で最年少当選を決めた候補者は、真っ黒に日焼けしていた。選挙期間中、地元の首里を握手作戦で回ること1日5時間。「市民の生活に密着した問題を拾い上げていきたい」と熱意を込めた

▼久高友弘氏(75)が政治家としての道を歩み始めたのは、1977年の那覇市議選。以降、今年10月に市議辞職するまで通算10期務めた。親分肌。面倒見が良い。周囲の人物評は共通する

▼「僕は筋の曲がったことは嫌いでね。じゃなかったらもっと早くなってたよ」。議長に就任した4年前の言葉とは結び付かない。昨日、収賄容疑で逮捕された

▼事件のきっかけとなったのは、民間人女性が所有権を主張している市有地。女性への返還後に土地の活用を見込む不動産業者側から、現金5千万円を女性の後見人と連名で受け取った疑いがある。よりによって、議長室で

▼沖縄戦で土地の資料が失われたことによるもめ事は、確かに沖縄の長年の課題。仲介に乗り出したのは、政治家の使命感からだったかもしれない。が、巨額の賄賂が関わるとなれば、別の輪郭が見えてくる

▼「天地神明に誓って一銭も受け取っていない」。疑惑発覚当初は全面否定した。一転して報道各社の取材に受領を認めた後も、公の場では説明をしないまま幕引きとなった。筋を曲げた代償は、政治不信という形で返ってくる。(鈴木実)

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