ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

ジンクス

2008-08-09 19:26:50 | 時事(海外)
「奇跡の1米ドル紙幣」というのがあるそうだ。
かつてその持ち主となった馬術競技の選手が
オリンピックに出場してメダルを獲得したという
もので、その後の所有者もやはり五輪でメダルを
獲得しているそうである。

そして、その幸運のジンクスは36年間続いたそうである。

1968年、メキシコ五輪に出場した米国人選手が最初の所有者。
その後、20年後のソウル五輪でフランス人選手の手に渡り、
さらに04年、アテネ五輪でブラジル人選手へ。

奇しくもこの、全員が表彰台へ導かれた。

そんな、この古き紙幣も今年は、神通力を発揮することなく、
香港競馬博物館の片隅で眠っているそうである。
現在の香港ではすっかり米ドルの価値も変化し、すでに
人民元が幅を利かせる時代となっているのも、なんだか
皮肉である。

きょうから北京五輪が始まる。

紙幣のジンクスはなくなっても、起きる奇跡はきっとあるだろう。

そんな五輪開催の裏で、ロシアとグルジアが紛争を始めた
ようである。旧ソ連から独立した国々には多くのロシア人の
住むエリアが存在している。紛争の舞台となった南オセチアも
グルジアに組み込まれたものの、事実上ロシアの庇護の下、
半独立状態の地域であった。

しかし、何よりも世界の目がオリンピック開催に向けられている
中での今回の紛争は、事の発端はどちらにあるにせよ、おそらく、
用意周到に計画されたものだろう。

グルジアの中にはアブハジアという、もうひとつ同様のエリアが
存在している。こちらにも紛争が飛び火して、くれぐれもロシアとの
前面戦争にならないことを願うばかりである。












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