ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

招聘状

2013-05-08 01:27:35 | つぶやき
ロシアビザに奮闘している。(大袈裟だが…)

昨夜、ロシアビザ取得のため、インビテーション(招聘状)を依頼する
会社?へ手続きしてみた。内容はフォーマットに従って記入していくだ
け。最後にクレジットカードで決算し終了。すべて英語だがいたって簡単だ。

これで24時間後、メールに添付された招聘状がやってくるらしい…。

料金は1人20ドルだ。

果たして、本日、招聘状は無事に届いていた。自分の名前以外はロシア語
でまったく理解不能だ。

ビザ取得には、この他、ホテルや交通機関などのバウチャー(予約証明書)も
必要とあるが、情報によると、この会社から発行される招聘状にバウチャーも
含まれているらしく、あとは、航空券のコピーと写真を貼った申請書で30日
のツーリストビザが取れるとある。

つまり、建前上はあらかじめホテルや交通機関の手配をしないとビザが下りない
システムなのだが、このやり方でビザだけ取って入国してしまえば、ロシア中、
自由に旅行できるというわけだ。

しかし、疑問だらけである。

仮に招聘状は、ロシアと繋がりのあるこの会社が正式に発行してくれたとして
もバウチャーに関してはどうなのだろう。バウチャーはホテルや交通機関の
予約証明書のことで、実際は、全く予約していないのだ。なのに、この書類が
バウチャーも兼ねるというのなら、一体、どうなっているのか、実に不思議だ。

カラ予約、つまり偽装なのか?

しかも、この会社の所在地はアメリカのアトランタとなっている。なぜ、ロシア
ビザのサポート会社がアメリカにあるのかこの辺も不思議だ。

なんだか、ロシアビザは日本とロシアの旅行会社や手配会社の利権の為に、あえて
旧態依然とした、かつての社会主義時代のシステムを残しているように思える。
担当するロシア政府の役人にも何らかのメリットはあるのかもしれない。
ただ、こうやって抜け道ができ、それを利用する人が増えていけば、また状況は
変わるかもしれない。もっとも、このシステムもおそらくはロシアの役人と繋がった
方々がやっていると思われる。

つまり利権の枝分かれ…みたいなものかもしれない。

昔、トルコの黒海に面したトラブソンという街を訪れた時のこと。この街はロシア
人が多く、街中にロシアビザを扱う旅行会社がたくさんあった。その中にロシアビザ
50ドル、即日発給、バウチャー、インビ不要。しかし、滞在できるのはソチのみ、
というのがあった。ソチとは、今度、冬季オリンピックが開かれるかれる街だ。

国が変われば、様々な種類のビザがあるのかもしれない。

せめてオリンピック中だけでも、こういうビザを発給してくれれば、多くの人が訪
れやすいのだが…。

いや、そういう時こそ、稼ぎ時だから無理か…。

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