ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

ヤノマミ

2014-01-06 22:30:58 | 
年末から「ヤノマミ」国分拓著を読んでいる。

南米アマゾンに暮らす、世界で最も非文明的な暮らしをしている
といわれる少数民族「ヤノマミ族」と150日間一緒に生活を共にし
たノンフィクションである。

まだ、途中だが、彼らの暮らしのその非文明さは半端ではない。
貨幣経済どころか富への執着など、ほぼすべての価値観が私たちの
住む世界とは異なっていて、限りなく頭の中で知っている原始時代
のイメージに近いものがあるように思え、あまりに面白くて続きを
読むのを楽しみにしていた矢先のこと。

偶然、年末にテレビを見ていたら、なんと「ヤノマミ族」が画面に
出ているではないか。しかも月に年度か街にモノを売りに行き現金
を得て必要なモノを購入している…などと言っている。

あれー、何か読んでいる本とは違うぞ。
ヤノマミはもっと非文明的で貨幣経済など知らないはずだが…。
他にもいろいろ異なる部分があって、「これってどういうこと…」
みたいな疑問符が次々と湧いてきた。

もっとも、最後にはこのヤノマミは「ベネズエラのヤノマミ」で
本の中のヤノマミは「ブラジルのヤノマミ」だということがわかった。
それに同じヤノマミでも、アマゾン奥地のヤノマミと街に近いところ
に暮らすヤノマミとでは、その文明との距離感などで暮らしぶりが随分
異なるということもわかった。

それはそうだろうとは思う。

しかし、あのテレビ以来、すっかり続きを読まなくなってしまった。

どうも本を読んだ最初のインパクトが強かったこともあって、勝手
にヤノマミを神秘化してしまったらしく、それがテレビを見た途端、
一気に現実化してしまい、テンションが下がってしまったのかもれ
ない。

なんだか、勝ってな思い込みで「ヤノマミ」には申し訳ない気がし
ている。

そろそろ続きを読もうと思っている。

CENTER>



コメント