バンコクのソイ・ナナの歓楽街の動画を見た。
夜に撮影されたものだったが、街は本当に暗かった。外国人向けの歓楽街は、観光客の入国を停められると生きてはいけない。廃業した店も多いらしい。バンコクはここ数か月、感染者は増えていない。にもかかわらず、タイは緊急事態宣言を1か月延長した。本来なら解除に向かう流れなのに、現在タイでは大規模な反政府デモが行われいて、反対勢力を抑え込むことが目的ではと噂されている。非常事態宣言下では、感染を防ぐ目的で集会をとり締まることができるからだ。経済よりも政治を優先した、コロナ禍を利用した軍政の策動である。
香港に国家安全法を導入した中国も同じだ。昨年の香港の争乱を機に国家安全法の導入を考えたのだろうが、中国はそのタイミングを計りかねていた気がする。導入すれば、香港人だけでなく、多くの諸外国から非難の声が挙がることはわかっていたからだ。そこにコロナの感染拡大である。中国はまたとないチャンスと読んだに違いない。反発するだろう諸外国の多くは、ウイルス対策に翻弄されていて、香港に注ぐエネルギーや関心が弱くなる。各国の中国に反対する組織が香港に向かうことも難しい。そういうことを織り込み済みで一気に国家安全法の導入を進めたと思う。
これもほぼ間違いなく、コロナ禍の策動だ。
日本にもある。
現在、閣僚の海外での会議出席に日本の記者は同行できないことになっている。いや、そういうルールを作ったということらしい。理由はコロナ対策だという。閣僚にとって、記者の目がない海外での交渉ほど楽なものはないといわれているからだ。
これも小さいが、なんとなくコロナ禍の策動っぽい感じがする。
今後も多くの国で大なり小なりコロナ禍を都合の良い理由付けで、政治利用することが増えそうな気がしている。
夜に撮影されたものだったが、街は本当に暗かった。外国人向けの歓楽街は、観光客の入国を停められると生きてはいけない。廃業した店も多いらしい。バンコクはここ数か月、感染者は増えていない。にもかかわらず、タイは緊急事態宣言を1か月延長した。本来なら解除に向かう流れなのに、現在タイでは大規模な反政府デモが行われいて、反対勢力を抑え込むことが目的ではと噂されている。非常事態宣言下では、感染を防ぐ目的で集会をとり締まることができるからだ。経済よりも政治を優先した、コロナ禍を利用した軍政の策動である。
香港に国家安全法を導入した中国も同じだ。昨年の香港の争乱を機に国家安全法の導入を考えたのだろうが、中国はそのタイミングを計りかねていた気がする。導入すれば、香港人だけでなく、多くの諸外国から非難の声が挙がることはわかっていたからだ。そこにコロナの感染拡大である。中国はまたとないチャンスと読んだに違いない。反発するだろう諸外国の多くは、ウイルス対策に翻弄されていて、香港に注ぐエネルギーや関心が弱くなる。各国の中国に反対する組織が香港に向かうことも難しい。そういうことを織り込み済みで一気に国家安全法の導入を進めたと思う。
これもほぼ間違いなく、コロナ禍の策動だ。
日本にもある。
現在、閣僚の海外での会議出席に日本の記者は同行できないことになっている。いや、そういうルールを作ったということらしい。理由はコロナ対策だという。閣僚にとって、記者の目がない海外での交渉ほど楽なものはないといわれているからだ。
これも小さいが、なんとなくコロナ禍の策動っぽい感じがする。
今後も多くの国で大なり小なりコロナ禍を都合の良い理由付けで、政治利用することが増えそうな気がしている。