ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

ホントの価格

2007-12-05 06:11:15 | 時事(国内)
食パンや洋菓子、ガソリンなど、暮らしに身近な商品の
値上げが12月に入っても止まる気配がない。穀物や
原油価格の高騰が背景にあるようで、年明け以降もインスタント
食品やみそ、ビールなど値上げ商品はさらに増える予定らしい。

このまま、将来的にどんどん物価は上昇していくのだろうか?
中国やインドなどの人口大国が、徐々に豊かになるにつれ、消費が
活発になり、これまでのように日本の買い手市場だったものが、
あちこちに振り分けられ少しずつ手に入りにくくなっていく傾向に
ある中での物価上昇は、不安を増すばかりである。

さてそんな中、以前読んだ本に書いてあった物の値段の話である。

まず、吉野家の牛丼は、実際のところいくらなのか?
牛丼並みの場合、主役のお肉の部分が50円、ライスは35円から40円
程で、サービスの紅しょうががおよそ5円として、合計100円程が
原価だそうである。(物流費を含むとしている)

そして、マクドナルドのハンバーガーである。
普通のハンバーガーの場合であるが、主役のハンバーガーのパテが、
なんと10円、パン10円、包材と物流費が11円の、合計31円程
が原価だそうである。

そして最後に100円ショップで売られているものである。
主力の商品は中国、ベトナム、ミャンマーなどに大量に注文して作る
プライベートブランドで、もちろん商品によって異なるものの、その
平均製造原価は36円程の商品なのだという。
中には、欧米向けに東南アジアで作ったもので、売れ残った物を
50円以下でまとめて購入しているところもあるらしい。

案外、ものの値段などというものは、我々が思っている以上に
安いのかもしれない。しかし、すでに安さだけを求めた時代は
終わり、適正な物を適正な価格で買いたいという方向に、消費者
の志向は向かっているような気がしてならない。




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