ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

リスク

2011-10-31 18:36:59 | つぶやき
今日、久しぶりにサラリーマン時代の先輩がやってきた。

先輩もすでに数年前に会社を辞めており、自分でホームページ製作の仕事を
立ち上げて現在に至っている。話は自然と前職時代の話になり、少々驚いた。

なんと私たちがいた部署が業務縮小のため無くなり、当時、在籍していた社員
は皆、会社を辞めたとのことだった。なんでも係長は取引先の会社に転職し、
社員のひとりはどこかの工場で働いているという…。本社の役員もその多くが
退職したそうだ。

あのまま、勤めていたらどうしていただろう…?

私が前職を辞めたのは、もう、かれこれ8年前になる。まだリーマンショック前
だったし、当時、会社の業績は悪くはなかった。
ただ、私たちの部署の何人かの社員は会社の先行きに少なからず不安を感じてはい
た。というか、時々、社員同士でそんな話をしていたくらいである。

先輩は退職前、本社勤務への昇進の話もあったという。あらためて「断っておいて
よかった…」と話していた。まぁ、中小企業だったし結して安定企業だとは言えな
かったが、まさか数年足らずでこのような業態になるとは、ほんとうに今の会社は
大小問わず、わからないものである。

また、サラリーマンの場合、自分がいくら頑張っても、会社自体が傾いてしまっ
てはどうにもならないし、どうすることもできないわけである。そしてその結果、
会社を追われる。それもある日突然、ということもある。納得がいかないし心の
準備ができないまま…ということもあるだろう。

辛いが、こればかりはどうしようもない。

まぁ、不安定と言えば、自営業も同じだ。努力が報われる補償などないし、今年
良くてもひとつ判断を間違えれば、すぐに傾いてしまう。そういう意味では、
会社員よりもさらにリスキーとも言えるかもしれない。

私は知らないが、こんな時代に生きていると、つい、かつての終身雇用がうらやま
しく思えるものである。



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