ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

やらせの国

2012-04-14 21:38:34 | 時事(海外)
1~2週間前だったか、朝日新聞の週末beに、「はたらく気持ち幸福大国へ導かれて」
とかなんとか、という記事が掲載されていた。

記事の内容は、国民の97%が幸福と答えるブータンに行ってみた人が、本当に心
癒されて帰ってきたという話である。確かいつだかのテレビでも、会う人ごとに
「幸せですか?」と訊ねると、皆、一様に「幸せです」と答えるような、なんだか
会う人会う人みんなが、素直で前向きな人みたいな、ちょっとやらせ的な番組も
やっていたのを覚えている。

そして先日、そんなブータンに行ってきたばかりという夫婦に会って話をした。
やはり、良いところだと絶賛していた。話の全てが抽象的だったが、とにかく
素晴らしい国なのだと語っていた。

しかし、そんなわけはないだろうと、私は思っている。そしてこれはブータン政府の
陰謀ではないのか?とも思っている。

だいたい、国民のほとんどが幸せだなんておかしな話である。少なく見積もっても
「まぁ、普通です」とか「就職難で大変です」とか「インドの闇金で借金を作っち
ゃって利子が大変です…」とか何かそういう人間らしい苦悩だってなければおかしい
はずだ。

ブルネイのように石油や天然ガスで潤っている国ならまだしも、貧困や所得格差や
他国への経済依存などの問題を多く抱えているのは、まぎれもない事実である。
それに、ブータンは人口わずか60万人の小国にも関わらず、そんな国から12万人
もの難民が国を追われてインドやネパールに逃れ出ているのである。
国民幸福度世界一を謳う国から実に7人に1人もの難民が出ているなんて信じられな
いが、この国に住むネパール系の人にしてみれば、結構、酷い国なのである。

ちょっと考えても、民族衣装を強制的に着用させるなど、私はぜんぜん幸福だとは
思わないし、いかにアイデンティティーがどうのこうのと言っても、日本だったら
暴動が起こるのではないのか。なのにブータンでそういうことがあっても「幸福な
国」であることを疑いもせず(あるいは 故意に無視して)マスコミは報道する。
ネットもiPadも使いこなすブータン人が、みんな本当に喜んで、ゴ(日本の着物の
ような衣類)を着ているわけがないだろう。ジーンズのほうがかっこいいと思って
いる若者のほいが大いに決まっているではないか。

まったく、やらせもいいところである。

ブータンは結して「貧しくても幸福な国」なのではなく、国民の幸福を政治の指針
に掲げてはいるが、所詮、「経済的に様々な問題を抱えた貧しい国であり、それら
から目をそらさせる為に、ブータン政府が半強制的に独自の幸せの価値観を国民に
押しつけている国」というのが、私の個人的意見である。

まぁ、そうは言っても、一度、ちゃんと行ってみたい国ではある。

ブータンにはぜひ、1日当たりの滞在費用の値下げを、ご検討願いたい。




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象徴

2012-04-13 21:12:33 | 時事(海外)
北朝鮮のミサイル失敗に練炭女の死刑判決、そしててんかん
運転手事故、と、きっと朝のニュースやワイドショーは、何
日かにずらしてくれたらと思っているに違いない。

ホッと一息ついているのは、小林幸子くらいかもしれない。

それにしてもお粗末だったのが北のミサイル実験である。
あんなに大騒ぎしたのに、たった1分ほどで爆発し消滅した。
迎撃ミサイルを沖縄に移動しただけでも、どれほどの税金が
使われたのか、と思うとなんという無駄な使われ方だろうと思
えてならない。

日本にとっては何もなくて良かったことには違いないが…。

あとは、北の技術者や打ち上げ責任者の安否が心配されると
ころである。こんなことなら、風船爆弾でも考えた方がよほど
安上がりだったのに…。

わざわざ平壌まで出向いたデビ婦人も随分、残念に思っている
に違いない。

まぁ、3代目の行く末を象徴しているような結果と言えるのかも
しれない。







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ダジャレ

2012-04-11 22:12:22 | 時事(海外)
鳩山さんがイランを訪問し物議を醸し出した。

この人が一体なぜ、今現在、民主党の「外交担当最高顧問」なのか
さっぱりわからないが、案の定、イラン側に利用されるといった失
態をやらかした。(後に撤回されたようだが…)

イランに行ったのが、悪いと言っているのではない。日本は長いこ
とイランとは独自に良い関係を作ってきたわけである。近年はアメ
リカの顔色を伺いながら、ある程度の距離を保ちながらといった感
が否めないが、それでもイラン人の対日本人感情は結して悪くない。
従って、イランとは欧米とは一線を画した独自外交をどんどんやる
べきだ、という気すらしている。

しかし、この人ではダメなのだ。別に、適任な人はいるはずである。
そういう人にやってもらうべきなのだ。

人は良いのかもしれないが、外交のような少なからず駆け引きなどが
必要な場では、空気が読めず、すぐに目が泳いでしまう彼のようなタ
イプは、相手のペースに乗せられるのがオチだ。

すでに首相にもなれたわけである。財力もあるし、細川元首相のよう
に潔く引退してればよいものの、なぜ、未だ、議員職にしがみついて
いるのかまったく理解出来ない。

もしかすると、首相後は、議員職を趣味程度にしか考えていないので
はないだろうか…?

そんな、ハトはこの際、イランのである。

これが言いたかっただけでした。



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タイミング

2012-04-10 04:17:07 | 時事(海外)
引越しでぐずぐずしていたら、4月もすでに3分の1も過ぎてしまった。
ようやく家の中も片付づいて、落ち着いてきた。気温も上がりすっ
かり春である。

未だ自宅のネットと固定電話が使えないが、なければないで何とか
なっている。こういう文明の利器は、一度手にすると手離すなど考
えられなくなるものだが、実はなければないで、不自由なのは最初
だけで、それに慣れればたいした問題ではないと思った次第である。
おそらく携帯電話も同じだろう。いつか、こういうものを一切持た
ずに生活できたら、案外、気持ち良く生活できるような気がしている。

例年なら、もうすぐアジアへ出張の時期なのだが、今年はバタバタ
していて今月は行けそうにないので、来月ゴールデンウィーク明け
にしようと思っている。今から希望日にチケットは取れるだろうか…?
こういう時、やっぱりネットができないと不自由だ。先ほどと言って
ることが違うが…。

北朝鮮が近日中に、衛星の名目でミサイルを発射すると盛んに報道
されているが、何をそんなに騒ぐのかちょっと理解できないでいる。
別段、どこかを標的にしている訳でもないし、ましてや日本に落とす
つもりではないのは明白なのに、騒げば騒ぐほど北朝鮮を喜ばすだけ
だ。

北に対する一番の制裁は「無関心」である。

何をやっても無関心、つまり無視である。いじめと一緒でこれが一番
堪えるはずだ。つまり国際社会が揃ってどこまでも無視を決め込めば
いいのである。もちろん監視だけは徹底し、常に動向は把握しておく。

しばらくすると、おそらく業を煮やした北朝鮮は核実験に踏み切るだ
ろう。しかし、それでも無視である。これはもう、どこまでも我慢比
べである。しかし、裏から警告だけはしておくのだ。
核搭載のミサイルを発射台に乗せたら、攻撃すると…。

もっとも、各国の思惑もあり、現実はそう簡単にはいかないのだけれ
ど…。

それでも、いつまでも同じような手が通用しないことを、どこかで
示さないといけないわけである。そして今がそのタイミングのよう
気がしている。








コメント

2012-04-03 08:34:48 | つぶやき
とりあえず引越しは終わったが、家の中はダンボール箱
で埋まったままだ。

手際の悪さゆえ、電話もネットもしばらく使えず、いろ
いろと支障を来しているが、まぁ、仕方ないので、この
際、アジア的スピードで生活していくのもいいかと思って
いる。

ちょうど4月という年度変わりに引越しができて、気分も
あらたにという気もしたのはつかの間で、実際は住居を
移すという作業が思いのほかめんどうで、勤め人ならまだ
しも、自営業ともなると役所に始まり、仕事先、金融機関、
そして税務関係などなどと様々なところに連絡しなければ
ならず、そういう細々なことが、ウルトラめんど臭く、も
う、どうにでもなれ!という気さえしてきている。

とにかく休みたい。温泉にも行きたいし、どうせなら、ど
こか遠くへ行きたい。いやいや、根本は現実逃避がした
いのかもしれない…。

やはり人は心身の安定が一番である。忙しいのは毒なのだ。

ということで、明日は急遽、お休みします。

ゆっくり眠ろう。そしてボーっとしよう。で、ちょっと
片付けをしよう。

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