映画と渓流釣り

物忘れしないための処方箋

盛夏に想う

2023-07-30 13:19:00 | 歳時記雑感
今年の夏は格別に暑い(と、毎年言ってる気がするけど)

それでも何だか湿度が低く風通しが良いので、散歩するのもあまり苦にならない






この花を見たり人気の絶えた白い道に色濃く映る木々の陰を見てると、高校生の頃の想い出が蘇る




大した進学校でもないのに、夏休みだと言うのに7月いっぱい補習授業があった

午前中に終わるのだが、休みを削られたようで損をした気持ちでいっぱい

そんなある日、外国人の女の子たちがフラリと現れた

今でこそどんな田舎でも見かけるが、その当時生身の外国人(それも同い年くらいの金髪美人)はレア

英語の得意な奴に会話問答を任せ、写真部にはカメラを用意させた

ど田舎の少年たちがぎこちないスマイルで異国の少女たちとモノクロームの写真に写ってた




当時の級友とも音信不通になり半世紀近くになる

金色の髪をしていた彼女たちも彼の地で幸せに暮らしているだろうか

来週から帰省するので、懐かしい母校を訪ねてみようかな





梅雨の花

2023-06-03 08:12:00 | 歳時記雑感
大きな台風と共に今年の梅雨が始まりました

昨日から降り続く大雨で新幹線もお休みのようです

目の前を流れる帷子川と二俣川の合流地点にはいつもの何倍もの水で溢れています


去年の春、里山ガーデンで頂いた紫陽花が花をつけました

薄紅色の可憐な花です





ベランダに吹き込んだ雨風でしっとり濡れて気持ち良さそうです

釣りに行った時山林から分けてもらった腐葉土がたっぷりなので肥やしも足りていますかしら





木漏れ日と笑う

大切な人を失う未来なんてこないで

言葉足らずの愛を

愛の花をあなたへ


雨空に育ってゆく花を見ていると

あいみょんが祈るように歌うそんな一節が網戸越しに聞こえてきました











夏も近づく夜

2023-05-03 18:21:00 | 歳時記雑感
茶摘みの季節です

ちょうどゴールデンウィークの真っ只中なんですね

子供の頃、開墾地と言ってた我が家の畑周りに、茶畑も点在してました

開墾で掘り出された一抱えもある石の間には石垣イチゴと固いお茶の木があって、

幼馴染が遊びに連れて行ってもらうこの時季にひたすらお茶の新芽を摘みました

酸っぱいイチゴを頬張りながら幼少時には果てしないと感じた農作業に絶望しました

摘んだ葉を天日干ししてから炭火鉄板の上で揉んでいく作業も苦痛でした

出来立てのお茶は子供には苦すぎて美味しくはありませんでしたが、あの味を今懐かしく想うのです








雨といっしょに降る桜

2023-03-26 14:31:00 | 歳時記雑感


初夏みたいな陽気が続き、今年の桜は四月を待たずに散ってしまいそうだ
昨日も今日も雨が降り止まず、花びらはひらりと枝を離れていった



金曜日、久しく絶えていた会社での宴会が行なわれた
送別会
おじさんおばさんには懐かしく感じる宴でも、最近入社した若手には初めての経験だったりする
是非はともかく、しばらく共に働いた仲間を慰労し別れを惜しむこの時間は大切だ




心から思うこと
今伝えるべきなのか
考えている間に春は終わる

傘を打つ雨音に合わせて、印象的なあいみょんの歌を口ずさむ
あと何回この花に会えるだろうかと考えながら