映画と渓流釣り

物忘れしないための処方箋

ただ恐竜を体感したいのにね

2018-07-16 08:00:38 | 新作映画



やっぱりアメリカ人は分かっていないですね。

恐竜とは怖れ、神格化すべき存在なのに、人間が征服したり保護したりって何を勘違いしているのでしょうか。どうしてアメリカ人は人間が(自分達アメリカ人が)全ての頂点だと思いたがるのでしょう?国の成り立ちから今日までの短い歴史の中でさえ、成り上がったまま走り続けているから仕方ないのでしょうけれど。
逆に、わたくしども日本人には自然に対する畏怖が根強く、必要以上に怖れているのかもしれません。
まあ、そんな風土の違いや狩猟民族と農耕民族の差異が表れたのでしょう。根本的な問題なので致し方無いですね。
その部分はキリがありませんのでこれ以上は突っ込まないって事にしましょう。

前日にCS放送していたシリーズ1作目、ジュラシックパークの興奮が尾を引いているからチョット辛辣になりました。わたくしが観たいのは恐竜そのものなのです。パークを視察する博士達が初めてブラキオサウルスを見上げて呆然とするあのシーンに集約されています。単純に恐竜を堪能したいんです。その大きさや強さ、地球史上一番の生物に会いたいのです。
ジュラシックパークIIもTレックスをアメリカに運び込んで商売をするお話でしたが、檻に入った恐竜が全く魅力なかった事を製作者は忘れちゃったのでしょうか。
ましてや、勝手に蘇らせただけでも自然の摂理に対する冒涜なのに、火山の島から保護するって。恐竜の生命の逞しさに任せましょうよ。

恐竜とは関係ありませんが、火山弾の怖さも分かってませんでした。つい最近、御嶽山での悲劇をリアルな映像で見ているからでしょうか、信憑性に?印を付けたくなる映像でした。あんなにチャチなものを見せられても、箱庭の中で遊んでいるヴァーチャルゲームにしか感じられません。恐竜と一緒に逃げる人々が観たい訳ではありません。恐竜に追われ逃げ惑う人を観てその怖さを味わいたいのです。