東野圭吾作品とは30年来の付き合い。未だこんな大ベストセラー作家になるなんて思いもしなかった頃、デビュー作の「放課後」や「同級生」といった学園ものが新鮮だった。「浪花少年探偵団」のようなマンガチックな小品も楽しかったけど、彼の本領は理系的なトリックを駆使した「鳥人計画」「天空の蜂」にあるんだと気付く。多分一番有名なガリレオシリーズで知らない人はいないほどの有名作家になっていったし、次々にTVドラマや映画となり益々エンターテイメントの作風は世間を魅了してゆく。「秘密」「白夜行」「流星の絆」といった作品はミステリだけの楽しみだけじゃなく、人間を描き出せていて絶頂期の仕事だと思う。
あっと、映画の話でした。
前作「マスカレード・ホテル」もオールスターキャストで娯楽作品としては十分楽しめる映画だったので、お気楽な気持ちで観るには丁度いい作品かと思い足を運んだ。このところ結構重い題材の映画ばかり観ていた反動もある。
さて、二作目はどうかといえば、可もなく不可もなしの典型かな。いい意味で娯楽作品としてはそれで正解だろう。原作も東野圭吾の中では手抜きとしか思えないほど凡庸なんで、物語や犯人当てを楽しむより豪華な出演者を追いかけるだけで満足してしまった。
あっと、映画の話でした。
前作「マスカレード・ホテル」もオールスターキャストで娯楽作品としては十分楽しめる映画だったので、お気楽な気持ちで観るには丁度いい作品かと思い足を運んだ。このところ結構重い題材の映画ばかり観ていた反動もある。
さて、二作目はどうかといえば、可もなく不可もなしの典型かな。いい意味で娯楽作品としてはそれで正解だろう。原作も東野圭吾の中では手抜きとしか思えないほど凡庸なんで、物語や犯人当てを楽しむより豪華な出演者を追いかけるだけで満足してしまった。
麻生久美子はやっぱり良い女